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Ａ先生とはラブラブです、という雪子の悩みはセックスだけではない。
ちょっとしたすれ違いが重なって喧嘩になることもあるらしい。
「夫婦ならお互い我慢したり、うまくやるために努力するの当然かもしれませんが、婚外恋愛ですからそういうのは違うと思うんです」
「そうですね、恋人やセフレにまで気を使わないといけないなんて、面白くない」
「そう、でも先生は心から尊敬できたし、わたしが傷つくようなことがあっても必ず期待通りの、それ以上の言葉を下ったからとても幸せでした」
今日は外に出してと言ったのに、Ａ先生が中に出してしまったことがあったという。妊娠すれば大変なことになる。もちろん女性の負担が大きいことは明らかだ。そんな非常事態の時にこそ男性の真価が問われる、と雪子は言う。
「Ａ先生、すっかり慌てふためいて、逆切れしたようにわたしを責めたりして、言い争いになりました」
生理が来るまで不安だった雪子はたびたび僕にメールをした。幸い妊娠はしていなかったが、そのことを告げたときＡ先生からはもう別れようという言葉が出たという。数日後、結局仲直りしたというのだが、安心してロマンスに浸りきれない雪子が少し哀れに感じられる。
「仲直りしたの？よかったね」
「はい、おかげさまで何とか」
「でもつまらないな、僕の性欲満たすために雪子さんを弄びたくてメールするつもりだったのに」
「ごめんなさいね、先生がムラムラしたらいつでも言ってください」
「僕の命令には従うんだよ、いいね」
「はい、わかっています。どんなことでも命令通りにしますから」
その日はそれ以上のやり取りは無く、メールは終わった。
「今仕事ひと段落した、どこ？家にいるの？」
しばらく返信が来ない。
「デート？」
返信は来ないだろうと思って仕事に戻る。
「今帰り道です、先生は？」
数時間後雪子の返信が来た時、僕は電車で移動中だった。
「残念、電車に乗っちゃった、雪子はデートだったの？」
「というか、この前の喧嘩の仲直りというか、話し合いです」
「また喧嘩？ 仲直りしてからホテルに？」
「いえ、時間がなくてパーキングで話してました」
「じゃ、カーセックス？」
「お口でしてたら、Ａ先生が跨れって」
「騎乗位苦手だったでしょ？」
「車の中だと興奮するのかもしれません、でもすぐに終わっちゃいました」
「雪子が名器すぎるから仕方ないよ」
目的地に着きしばらくメールが途絶える。夜、雪子からメールが来た。
「先生、今夜は彼女さんと一緒ですか？わたし、欲求不満で一人でしてました。先生とメールしながらバイブ入れてました。ご命令がないのにオナニーしてたから内緒でした。ごめんなさい。でも今日は先生の声に犯してほしかったです」
翌日雪子がこんなメールを送ってきた。
「性感マッサージ探してます。サイトに出てるのは東京ばかりですね、しかもすごいお値段！」
「Ａ先生にイカせてもらえないからプロに頼むの？ 僕が手伝ってあげるのに」
「近くならぜひお願いしますけど、それに先生お忙しいし無理でしょ？」
「雪子が来てくれたらいいよ」
こうして羽田のデートが決まった。
「部屋はとったよ」
「ありがとうございます、わたしもチケットとりました、ドキドキします」
「触ってごらん、濡れてるだろ」
「はい、抱いていただけると思うと、それだけで濡れてしまいます」
「乳首に触れてごらん」
「はい、もう硬くなっています」
「電話できる？」
「はい、おねがいします」
雪子の声はすでに高潮している。
「もうそんなに感じているの？勝手にしてたな、僕の命令の前に」
「あ、ごめんなさい、先生とメールすると感じちゃって・・・」
「オナニーするときは僕の許可をとるはずですよ、命令に従わないなら今日はやめようか」
「だめ、おねがいです。雪子が悪かったの、ほんとにごめんなさい、だから声で犯してください」
「淫乱だから我慢できなかったんだろ？」
「はい、メールだけでオナニーしてました、淫乱雪子を赦して下さい」
「エッチメールじゃなくても感じるんだろ？」
「はい、先生からの着信だけで濡れるんです、そういう風に仕込んでいただきましたから」
「バイブはどうした」
「はい、もう入っています」
「スイッチ入れてごらん」
「はい、ああっ、うっ、うっ」
モーターの音が聞こえてくる。
「そんなに気持ちいいの？じゃ、これからはバイブだけでオナニーしてなさい、それでいいね」
「あっ、せんせい、ダメです、ごめんなさい、これはダメなの、ほんとです、先生のペニスで犯してください、奥まで届かないの、これじゃダメなんです」
「どうしようもない淫乱だな、バイブ出し入れしながらお願いしろ」
「はい、わたしのここに先生の、巨大な、ペ、ペニスを入れてください、い、痛くしてください、おねがいですから」
電波の状態が悪いらしい、たびたび切れてしまう
「ごめんなさい、ここなら切れないと思います」
「リビングの窓際だろ？」雪子の自宅の間取りは分かっている。
「カーテン空けてご近所さんに見てもらいなさい」
「それは、、、だって奥さんたちしかいませんから、、、」
「配達の男に見てもらえるだろ、若くてたくましい男に何度でも犯してもらえるぞ」
「いやです、犯されて感じるのは先生だけ、知ってるでしょ」
こんなやり取りをしながら、雪子はバイブで何度も達している。
「今日はすごいの、恥ずかしいくらいの濡れ方です」
みだらな言葉と喘ぎ声とに刺激されて、僕もそろそろ絶頂に達しようとしている。
「僕の名前を叫びながらイッてごらん」
「はい、先生も出してください、雪子の中にください」
「口にも欲しいだろ？飲ませてほしいだろ？」
「はい、あっ、あっ、飲ませてください、先生の濃いのください、うっ、うっ、うっ」
「雪子が上手にフェラで勃たせることができたら二度目は入れてやるからな」
「わかってます、そ、そうしますから、一度目はお口に出して！！」
「ああ、センセイ、後ろから犯して、あっ、あっ！ お尻もぶって、痛くして！ あっ、あっ！！ 泣くまで虐めてください、ああっ、ああっ、太いのでめちゃめちゃにして！！ センセイ、イク、イク、イク・・・」
雪子はいつになく興奮していた。
終わってから少し言葉を交わし、電話を切る。
「今日はありがとうございました」
しばらくしていつものような律儀なメールが来る。
「羽田が楽しみ、その日は安全日です、全部中にください、おねがいします」
「いいよ、雪子が満足できるまで騎乗位で腰を振ってごらん、後ろからもたっぷりしてあげるから」
「さっき何回もイッたのに、またしたくなっちゃった」
夜、雪子からメールが来た。
「わたしがムラムラした時もメールしていいですか？」
「いいよ」
「ありがとうございます」
デートまで一月弱、雪子から何回メールが来るか楽しみだ。
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