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デートを決めてから、雪子とは一度だけテレフォンセックスを楽しんだ。
「ほんとに抱いてもらえると思うからすごく興奮するんです」
と雪子は言う。
一度決めた日程は僕の都合でキャンセルしたが、新たな日程は偶然彼女の安全日だった。
僕は午前中の仕事を終えて羽田に向かう。途中彼女からメールが来る。
「今空港です。よろしくお願いします」
羽田に着いたころちょうど彼女から、
「いま着陸しました」
とメールが入る。
旅行客、出張のサラリーマン、修学旅行の団体でにぎわうロビーを抜けて、僕はホテルのフロントに向かった。
もう何度目だろうか。開業以来利用してきたが泊まったことは一度もない。いつも雪子とのデートだった。
カードキーは二枚ある。一枚をフロントに預けようかとも思ったがそのまま部屋に向かった。
廊下を歩きながら部屋番号を送信する。
コートをかけ上着を脱いでいると、すぐにドアのチャイムが鳴った。
ミンクのショートコートの下に濃い赤色のワンピースを着た雪子が立っている。夏に会ったばかりだが、久しぶりというべきか妙に迷う。
「ごめんなさい、お忙しいのに。お昼まだですよね」
雪子は明るくそう言いながら買ってきたお弁当をテーブルに置いた。
言葉も交わさず、僕はすぐに彼女を抱き寄せキスをする。手にしたハンドバックを無造作に床に落とし、雪子は舌を絡ませてきた。
さらに激しく雪子の唇をむさぼるようにすると、しっかりと目を閉じた雪子は僕の背中に手をまわして腰を押し付ける。
ペニスが反応していること確かめた雪子は、ディープキスのままベルトをはずしにかかった。
硬直したペニスを取り出すと、ひざまずいてズボンと下着を足首までおろした。
目の前にそそり立つペニスを見て深いため息をつき、ゆっくりと舌を這わせ始めた。
僕は雪子の髪を掴んで少し乱暴に口の中に押し込んでみる。
「ウグッ」
彼女は苦しそうにしながら僕の腰にあてた両手に力を入れる。
「ダメ、うまくできない、こんなに大きかったかしら」
僕が力を緩めると、雪子は僕を見上げながら悲しげに言う。
それから舌を絡ませ、ねっとりとしたフェラを始めた。
しばらく雪子に任せることにする。彼女は次第に息を荒げ、舐め、吸いつき、唇でしごき、あらゆる方法で愛撫をした。
「ああ、すごいの、このペニスが欲しかったの」
ときおりそんな言葉を漏らしながら、はち切れそうなペニスをしゃぶる人妻を見下ろし、僕の支配欲は徐々に満たされていく。
先端を舐めまわしながら竿をしごこうとする雪子に、
「口だけでしろ！ 手は使うな、そういっただろ」
と冷たく言い放つ。
彼女は「はい」と従順に答え、両手は僕の腰を掴みながら頭を大きく振ってフェラチオを続けた。
興奮してすっかり赤くなっている首筋や耳に指を這わる。雪子はすぐに反応し、ペニスでふさがれた口から喘ぎ声が聞こえてくる。
「僕が何もしなくても、口を犯されて感じるのか、淫乱人妻は」
雪子はペニスを口いっぱいに受け止めたまま、上目づかいで僕を見上げてうなずいた。
コートを脱ぎ捨て、ワンピースのボタンを自分ではずしている。
上から見下ろすと乳首がすでに勃っているのが分かる。ブラの間に手を入れて乳首に触れると吐息とともに声が漏れる。
「あ〜〜ん」
そう言った瞬間、雪子は立ち上がって服を脱ぎ始めた。僕もそれにつられるように全裸になってベッドに上がる。
雪子は僕の股間で正座をし、両手をついて再び頭を上下させてフェラを始めた。セミロングの髪が身体に触れるのが気持ちいい。
「いいぞ、雪子。ご褒美に感じさせてやるよ」
僕の言葉にうなずくと、雪子は愛撫を受けられるようにと僕の横に身体をずらせた。
「お願い、触って」
そう言って再び雪子はフェラチオを始める。
僕が乳首をつまむと彼女は全身を硬直させ、「キャッ！」と声をあげる。
「ダメだよ、続けなさい」
僕の命令に「はい」とうなずき、雪子は再びフェラを始めた。
乳首をひねられ乳房を弄られながら、雪子は快感をこらえ必死にペニスへの奉仕を続ける。
四つん這いの雪子はいつの間にか腰をくねくねと動かしている。
「割れ目もしてほしいんだろ」
「そうよ。先生、ここも触って、もうすっごく濡れてるの」
「お願いしますだろ！」
僕が一喝すると雪子は、「はい、雪子のオマ○コもお願いします」と、か細い声で哀願してペニスへの奉仕を続けた。
クリには触れないように、割れ目に指を這わせていく。少し力を加えるとじわっと愛液がにじみ出てくるのが分かる。僕の指の動きがもどかしい雪子は、自分から腰を動かして気持ちのいい部分への刺激を求めてもがいている。
「ああ、もうだめです！ 我慢できない」
さっきまで従順に命令を聞いていた雪子は、きっぱりとそう言うと僕に跨った。
潤んだ目で僕を見つめ許可を待っている。
「いいよ、入れたいんだろ」
「はい、お願いです。イキたくてもう我慢できない・・・」
雪子は僕の言葉を待って、自分でペニスを割れ目にあてがいゆっくりと腰を下ろしていった。
「あっ、まだダメかも・・・」
先端だけを咥えた状態でためらいながら腰を前後にゆすっている。割れ目から溢れ出した愛液が竿を伝って流れ落ちている。
雪子が腰を沈めていくと柔らかな肉壁がまとわりつくように僕の全体を包んでいく。相変わらずの締り具合だ。
「ああ〜ん、すごいっ！ あっ！ あっ！」
深くなるにつれて雪子の声が大きくなる。僕は自分からは動かず、彼女がしたいようにさせることにした。
「当たる！ 当たってる！ あっ！ あん！ あん！ 奥に当たってるの！！」
腰を沈めながらますます声が大きくなる。声に煽られて僕が腰を突き上げると、
「ギャッ！！」
と悲鳴を上げて一瞬腰を引いた雪子だが、すぐに僕の顔を見つめむさぼるようなキスを浴びせてきた。
「セックスしてる、ああこれがほんとうのセックスです」
そう言いながら僕の首筋、乳首へと舌を這わせ、雪子は徐々に腰を振り始めた。
「ああ、ああ、ああっ！ ああっ！ ああっ！！」
喘ぎ声とともに腰の動きに力が入る。僕はまだ腰は使わずに、両手で乳房を握りつぶすようにする。
「ヒイ〜ッ！」
雪子は顔を歪めて叫び声をあげ、火がついたように激しく腰を振り始めた。
ベッドが軋み、ベッドボードが壁に打ち付けられて大きな音を立てている。彼女はそれを気にする様子もない。
隣の部屋には明らかな騒音だろう。空港のホテルで白昼激しいセックスをしていることが周囲に知れ渡っている。僕がそんなことを気にしている間に、雪子は頂点に達しようとしていた。
「ああ、ダメ、ダメ、もういっちゃう、ああ、すごい、すごいの、こんなの… ああっ、ああっ、イクイクイクイクッ！！」
全身をこわばらせた後、雪子はなだれ落ちるように上体を僕に預けた。
ヒクヒクと痙攣している雪子の尻を掴んで、僕はゆっくりと腰を動かした。まだ射精の予兆は無い。雪子は思い出したように上体を起こし、さっきの騎乗位の体勢に戻ってゆっくりと腰を動かし始めた。
「すごくイッちゃいました、こんなに感じるなんて、いままでなかったかも知れません」
雪子はそう言いながら、上体を反らせたり前に倒したりと、騎乗位を堪能している。
「ダメ、火がついちゃったみたい、すぐイキそう」
むかしから一度達した雪子は立て続けにイクようになる。恥ずかしいからとイッたことを悟られないようにしたこともあったが、今はなりふり構わず次から次へと押し寄せるオーガズムを堪能している。
「こうやって自分から腰を振りたかったんだろ」
僕はまだ自分からは動かない。
「こんな風にさせてくれるの先生だけよ、こんなに硬くて、たくさんしてもだいじょぶなのは。でもこんなにすごいなんてウソみたい、だって先生、ああっ！ せ、せんせい、ああっ！ ダメッ、こんなに・・・」
自分で腰を操り、一人勝手に快楽に溺れる雪子をしばらく眺めていた僕は、予告もなしに腰を突き上げた。
「ギャッ！！」
部屋全体に叫び声が響く。目を丸くした雪子が僕を見つめる。歪んだ顔にかすかな恐怖の色が見て取れる。
「犯されたほうが感じるんだろ！ こうやって乱暴に奥まで突かれたいんだろ！」
僕は彼女の腰を掴んだまま大きく突き上げた。
「ああっ！！ ああっ！！」
悲鳴のような喘ぎ声を出しながら、雪子は髪を振り乱し大きくうなずいている。
「こうか！ え？！ こうだろ？！」
僕はさらに奥深くへといきり立ったものを突きたてた。
痛さと快感に喘ぐ雪子を突き刺しながら、今度は彼女の尻を叩いた。
「ギャ〜ッ！！」
絶叫に続いて雪子は「もっとぶって！」と大声で叫ぶ。
続いて二度叩いてみる。
「ギャ〜ッ！！ す、すごく感じる！！ も、もっとぶって〜！！」
「こらっ！！ お願いしますだろ！！」
そう言ってさらに強くお尻に平手をくらわすと、雪子は上体を反らせながら、
「ヒイ〜！！ お、お願いです！ 痛くしてください！ 先生のペニスで雪子を犯して！ お尻叩いてください！ お願いですから！！」
と哀願する。
ベッドが軋み、ベッドボードが壁を叩き、悲鳴と平手打ちの音が部屋に響いている。僕の罵声と人妻のみだらな哀願の声は廊下にまで達していたに違いない。
僕はゆっくりとしたリズムで突き上げながら左右の尻を交互に打ちすえた。そのたびに雪子は悲鳴を上げ、全身を震わせながら幾度も達した。
全身汗まみれの雪子は少しぐったりしている。
「もうダメです、上から犯してください」
と、僕の耳元でささやいた。
僕は放り出すように彼女をあおむけにした。
両足をＭ字に開き、割れ目の様子を確かめる。太いペニスが入っていた部分はまだぽっかりと口を開いたままだ。
竿でクリをこすりながら乳首を舌でころがしてみる。
「あ〜ん、ダメ〜」
さっきまでの狂ったような喘ぎ声とは違う、女性的でなまめかしい喘ぎ声が興奮をそそる。
そのまま正常位で挿入すると、雪子は再び顔を歪めた。
「痛いなら入り口だけでしてやろうか」
「ダメよ、ダメダメ、奥まで突いてください、乱暴に、無理やり犯して欲しいの！」
と哀願する。
「普通のセックスじゃ感じないんだろ、え？！ 犯されたくてうずうずしてたんだろ、淫乱人妻め！！」
「キャ〜ッ！ ああっ！ おっきいペニスでガンガン突いてもらわないと、ダ、ダメなの、先生にこんな風にしてもらいたかったの！」
僕の二の腕を掴み、雪子は僕をしっかりと見つめながら応じる。
乳房を握り潰す。乳首をひねりあげる。声にならない叫びが雪子の喉の奥からこみあげてくる。
僕はピストンの速さを徐々に上げ、耳や首筋にキスを浴びせて反応を楽しんだ。
髪を掴み、両手を拘束し、今度は僕が思うままに彼女を凌辱する。
雪子は時に抗い、しがみつき、身体と言葉で犯されることを受け入れている。
少し浅い挿入にすると
「あ〜ん、ダメです、もっと奥を突いてください」
と言って腰を押し付けようとする。入り口にカリをこすりつけると、
「ああ！ これもいいっ！！ すごい、これ感じちゃう！！ ああっ！！ もっとしてっ！！」
といいながら両手でシーツを握りしめる。そうして指でクリを弄ぶと、悲鳴とともにすぐに達した。
「ああ、どうしたらいいかわからない、奥も入り口も全部いいの、もうおかしくなちゃった、先生、めちゃくちゃにしてください、もうダメです」
達するたびに収縮を繰り返す彼女に締め付けられ、次第に射精の予感を感じていた僕は雪子の両手を押さえつけるとそのまま一気に突き進んだ。
「ああ〜〜！！ ああ〜〜！」
喉の奥から絞り出すような喘ぎ声は今まで聞いたことのない大きさだった。
腰の動きに合わせてベッドボードが壁を叩く。隣の部屋からかすかな物音がしている。誰かいるようだ。聞かれていると思う方が興奮する。僕は遠慮なくベッドを軋ませ、未知の隣人にセックスの様子を伝えようとした。
快楽の海に溺れながら、雪子は僕の肩に噛みつこうとしたが、僕はそれを許さなかった。
「中に出していいんだね」
いよいよ頂点を予感した僕が確かめ。
「お、おねがいします、ゆ、雪子の中にください」
絞り出すようにそう答え、悲鳴とともに雪子の全身が硬直する。
僕は痙攣する雪子の中に一度目の射精を終えた。
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