〜あらすじ〜
　資本金500万円の小さな会社のオーナー中村武(38歳・妻子有)は、人妻とおおせを楽しむ為に、ワンルームマンションを借りていた。口説いて自分の女にした人妻をこの部屋に連れ込むのだ。
　いつからか数えた初めてもう直ぐ100人になる。ごく普通の人妻が中村の性奴隷になる様を綴ります。

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【 人妻くずし１５．あずさ　〜農家の花嫁�A〜 】

　中村の会社の仕事も、近頃は"全国規模"になってきた。

　ＩＴ系だげなくて、ちょっとした規模の一般農家も、自家作物の拡販の為にホームページを作ろう、という訳である。長野県佐●市の岩井家は、日本蕎麦をネットを使って拡販しようとしていた。

　インターネットでの拡販は、東京から嫁いできた、岩井あずさの提案だ。肇は言うに及ばす、輝夫も宏もネットの知識は皆無に近かった。成り行き上、あずさがＥＣ開設の為の中村側との唯一の交渉窓口となる…。

　ウイスキーのグラスは、溶けた氷の水だけが残ってた。水を捨てて、氷を二つ入れて、又ウイスキーを足した。目を閉じて、眠る為に、楽しいことを思い浮かべて眠ることにした。

『はて？誰と夢で逢おか…？基子か、いや、最近の出来事すぎて、生々しくて眠れなくなる…(笑)。繭…、あっ、これもイカン、思い出す前に勃起する…笑。信子…、ああ、ええバストしとるし…。やっぱ、清美、いや美佐枝か、な…笑。美佐枝なら勃起するまでに、多少の時間、が、…ZZZ　』

　つくづく馬鹿なことを、自問自答している中村だが、他愛ないことを考えているだけあって、またもや直ぐに睡魔が訪れた。今度こそ、室内灯を消して眠ろうとした途端！

　中村の部屋のベルが鳴った。『ったく…、こんな真夜中に誰じゃ！』と、ドアの防犯レンズを覗いたら、なんと、岩井あずさが立っているではないか…。あずさの横には未来はいない。誰もいない。あずさ一人なのである…。

　ドアを空けて、チェーンロックをしたまま、中村は岩井あずさの応対をした。
　こんな真夜中に、女を男の部屋に招き入れるというのは非常識だけでなく、自分が加害者としての性犯罪の冤罪に利用されかねない。隣りの部屋で眠る未来だって、女を部屋に入れたことが分れば中村の人格を疑うだろう…。
『どうしましたか？』

　あずさは、うつむき加減で答えた。
「すみません、社長の部屋で暫く置いて下さい…」
『置いて下さい…、たって…、岩井さんのシングルルームはお取りしたでしょう。その部屋で、ゆっくりお休み下さいな』

　尚も、あずさは、うつむき加減で答える。
「怖いんです。私、岩井家の男から逃げてきたんです…」
『事情は知りませんが、あなたの部屋は取りました。そこでお休み下さい。真夜中の男一人の部屋に女を、しかも人妻を入れるわけにはいきません…』

　やっとあずさが顔を上げて、答えようとした。左の目の周りに殴られたと思われる、青アザと若干内出血が見られた…。
「私、殴られて、犯されそうになって逃げてきたんです。実は、輝夫は、私の夫ではありません。騙しててすみません。私の本当の夫は、岩井健治と申しまして、２８歳で、今、家出中なんです…」
『…』
「未来さんには、悪かったですが・・・、やはり、男性が一緒のほうが心強いので・・・」
　だんだん、あずさの声が大きくなって来た。静まりかえる廊下には響くのだ…。

　中村は、やれやれ、と呟いて、あずさを部屋に入れてやることにしました。
　あずさは簡易ソファに座った。中村は、ビールは？と手渡すと、あずさはペコリと頭と下げて、キャップを開けて、ビールを口に運んだ。

『あなたね〜、あずささん。"男性が一緒のほうが心強いので"ったって、私があなたに襲いかかったらどうするんです？自分からノコノコ、男の部屋にやって来て、レイプされた、と警察に訴えても相手にもしてもらえませんよ…、分ります？』
「勿論、分ります。でも、それでも構いませんから、置いて下さい…」

『失礼ですが、お話になりません。相当深い事情があるのでしょうが、私も疲れてます。私は、このベットで一人で寝ます。この部屋、外に出る時は自動施錠ですから、日が昇ったら、私に構わず、部屋を出て下さい』

　中村は、ウイスキーをコップ一杯に満たして、麦茶を飲むように一気に飲み干して、あずさを背にして布団をかぶって眠りについた。途中(20分後くらい)、寝返りをするフリをして、薄目を開けて観察したが、あずさも安心したのか、簡易ソファに納まって、スヤスヤと眠っていた…。

　再び、あずさを背にして寝返った。『あどけない顔をしたチャーミングな娘じゃないか…。取り合えず、犯罪には巻き込まるような展開ではない、な』と中村も真剣に眠りに入った。

　明け方の少し前、眠りが浅くなった時に、中村は夢を見はじめた。

　予定では、美佐枝との逢せを楽しむつもりだったが、何故か、基子が登場した(笑)。それも、今の実際年齢(39歳)ではなく、２５歳頃の基子なのだ。そんな時代の基子を知るよしも無い筈だが、基子のもっと若くて美しい時代、というのを中村が夢の中で勝手に想像した産物だ。２５歳という年齢設定は、眠る寸前まで26歳のあずさを相手にしていたからであろう。夢、というものはそういう他愛無い、根拠のないものだ。特に中村のように女に対して好き放題やってきた人間には。

　中村は38歳のままだが、基子は25歳…。本当に中村は性に関しては身勝手というか、想像力豊かなのだ。25歳の基子は、中村のペニスを咥えた。実年齢の基子より、下手糞だ。その辺の違和感は『基子の若い頃、まだ男性経験が少ない頃だから仕方無かろう。これから俺が教えてやるのだ』と馬鹿そのもので、自分勝手に夢の中で納得していた…(笑)。

　実年齢の基子には、手と指を使わない、口だけのフェラを教えた筈だし、それを実践している。
　夢の中の２５歳の基子は、手でピストンもするし、時々、歯も当る。気持ちは良いのが中途半端で射精には至らない…。だが、とうとう苛立って、頭を押さえて、自分から強引にピストン攻撃をした…。

「く、苦しいです…」
　という言葉と同時に口の中に果てた。

　だが、通常の夢では射精などした事がない、ハッとして目を開けたら。なんと、岩井あずさが、中村のペニスを咥えていた！

『は、はぁ？ど、どういうこと？？？こ、これっ…』
　岩井あずさは、精液を飲んだあと、つくり笑顔で中村に話し掛けた。

「す、すみません…。朝、私が目覚めたら、社長のあそこが、勃起してたので…、それ見たら私、変な気になっちゃって…。それに部屋に置いて頂いたお礼をとも思って、ついつい、お口でしちゃいました！笑」

　やっと状況が理解できた。中村は、あずさに尋ねた…。
『あの、ひょっとして、私の夢の話だけど…。アレを出す寸前に"く、苦しいです…"って言ったの、あずささん、あれ、あなた？…』

　あずさは恥かしそうに答えた。
「は、はい。言いました。私、口でするの下手なんす。で、私の夫も、"最後のほう"はさっきの社長みたいに、私の頭を押さえつけるんです。ホント、下手なんです…」

　中村としては、どう答えて良いか分からないが、あずさの顔を見たら、(目の周りの)アザは残っているが、よく見ると、なんとなく基子が若返ったら、こんな顔なのか、と思えるような美形の娘である…。しかし、あずさの容姿とは別の話として、精液を飲ませたことに対しては、何か言わなけばいけない…。

『あずささん、"ついつい、お口でしちゃいました！笑"って、昨晩は、男が怖くてこの部屋に逃げて来たのと違うの？…、口でしてくれて、飲んでくれたのは嬉しいけど、私には、どう考えても理解できないなぁ』

　また、あずさは恥かしそうに答えた。
「ええ、そうでしょうね。理解してもらえないでしょうね…。私が怖いというか、嫌いな男は、夫以外の岩井家の男だけですから…」
『はあ、それ聞くと複雑そうなんで、聞くのやめます。本業とは関係ないしね…』

「そうですね…笑。色々、お騒がせしました。でも、もし、社長がお嫌でなければ…」
『なんでしょう…』

「今、この場で、私を抱いてもらってもいいですよ…笑」
『なんか、深いワケ、あるんですか？』

「いえ、別に。私も純粋にシタイと思っただけです。魅力的な男なら…。それに、暫くシテませんし…。自分の意志でするセックスは…」

　中村としては、一瞬だけ"その気"にはなったが、中村的には、どう考えても、昨日の夜からのストーリーで、今、ここにあずさが居る"わけ"が分らない。時計を横目で見たら、そろそろ未来も目覚める時間だ。一度、あずさの部屋に戻すことにした。

『あずささん。もう朝だから、怖くは無いでしょう。一度、あなたの為に取った部屋に戻ってください。シャワーでも浴びて気持ちを整理して下さい。我々は、９時に朝食を済ませて、ここを出ます。もし、何か他にお話ししたいことあるようでしたら、ホテルを出て場所を変えて、未来と私とでお話を伺います』

　中村もシャワーを浴びた。浴びながら、あずさを考えたが、何がどうなっているのかサッパリ分らない。未来は定刻通りホテルのレストランに現れた。中村が聞くまでもなく、あずさの件を中村に報告し始めた…。

「いや〜。なんか深い事情があるみたいですよ…。私の部屋の後、社長の部屋に行ったんでしょう？彼女を部屋に入れたんですか？」
『ああ。仕方なしにね。殴られて逃げて来た、って女を、放っぽり出す訳イカンだろよ…。まさか、三橋、俺を変なことで疑ってないだろな？』
「笑！あ、大丈夫です。信じてますよ、社長のことは♪」
『有り難う』
「だって、社長は熟女好みなんでしょう？笑。私、今まで、社長をウォッチングしてきましたが、若い女には興味ないのと違いますか？笑。例えば、この前の私の叔母の、藤井基子がタイプだったりして…笑」

　中村は一瞬ドキッとした。

『三橋っ。朝から疲れる事言うなっ！ただでさえ、睡眠不足でシンドイのんだから…』
「すみません！失礼しました。以降気を付けます…」
『何の詮索に対しての"以降"だよ？こらっ！』
「い、いえ。本当にすみません…」

　凄みを効かせたら、未来は黙った(笑)。

「で。彼女ですが…メール着てますよ…、私に。駐車場で待ってますから、社長と一緒に私の話を聞いて下さい…、って」
『はあ、そうかいな…。社交儀礼で言うたのにな…。話、聞くってのは…』
「笑！まあ、いいじゃあないですか。話、聞いてあげれば。一応クライアントですし…」
『そ、そうだよな…。三橋は正しいよ(苦笑)。じゃあ、三橋の年代の感性で話を聞いてやってくれ。どうも、分らん…俺には…』
「は、はい。そうします」

　チェックアウトをして駐車場へ行くと、中村の車の前であずさが待っていた…。車種は未来がメールで教えたのであろう…。まあ、そんなことはどうでも良い。車に乗り込んだあずさは、地元では有名な牧場に案内してくれるという。その牧場には馬肉、羊肉、牛肉がバイキングで安く食べれて、今流行のスーパー銭湯も併設させているそうだ。その道中、あずさが身の上話を始めた…。

「私、一年前に、東京で(今の)夫の健治と知り合いました。これから、日本蕎麦を家運をかけて売るというロマンに絆されて、ちょうど失恋直後だった私は"一緒に手伝ってくれ"という言葉を信じて佐●市の岩井の家に嫁に来ました。ところが、長男の輝夫と健治は散々営業方針でもめた挙句、輝夫は健治を追い出したんです…。健治は私に対する生活費だけ払いに月に一度岩井の家に帰ってきます。恥かしいお話ですが、私も女ですから、健治が帰って来て、健治に抱かれるのが待ち遠しくなりました…」
『はい。あずささん、聞いてますよ。続けて下さい』
「はい。ある日、いや、それ以前から盗撮されてたんでしょうが、輝夫の部屋を掃除してたら、健治との夫婦の営みを撮ったビデオが数本見つかったんです…」

『はあ、なんかシンドイお話になりそうですね…』
「いえ。もう話は直ぐ終ります。そのビデオを私が触って戻した位置が違ったんでしょう…」
「人の部屋に勝手に入る、泥棒め！と罵られて、殴られて、私は強姦されました。その強姦の現場を宏が覗いてて、俺にも犯らせろ！と別の日に、やはり暴力で犯されました…」

『ま、まさか…、お父上の肇氏は…』
「ええ、その通りです。輝夫と宏が会合やら集会で同時にいなくなった時に…」

　流石の中村も絶句した。未来はもっと驚いている。未来が口を開いた。
「た、大変な境遇なのですね…。だけど、私があずささんの立場なら逃げ出しますよ…」
「私も、今はもうそのつもりです…。夫の健治が蕎麦作りを止めた以上は、私が岩井家に残る理由はありませから…」

　未来は、うんうん頷いて、興味深くあずさの話を聞いていたが、中村としては、本業に関係の無い話にこれ以上、巻き込まれるのは勘弁してもらいたい。あずさが"家出"でもすれば、ネットショップの話も消えてなくなる。（金が入らないし、出張費分が赤字になるのだ）

「中村社長…」
『は、はい…』
「売上キャンセルを心配されているのでしょう(笑)」
『い、いえ、そんなことはないで…』
「それなら、ご心配なく。昨日のうちに、ネットバンキングで送金しました。義父のお金ですから20万円入れておきました。義父には、そういう契約だったと納得させてますから」

　２６歳というのに色々と手回しが良い人妻である。中村としては、「金さえ貰えば」あとの事はどうでも良い。未来の前で恥をかかなくて済む、安心してハンドルを握った。しかし、この機転の利き方は、基子に似ている。それに、今朝はフェラチオまでしてくれたのだ。そう、考えると、セックスの対象としてあずさを見るようになっていた。三橋未来が同乗してなければ、ラブホに連れ込んでも文句は言うまい。２６歳という若い年齢の人妻もたまにはいいか、と考えはじめた。ややあって、あずさが口を開いた…。

「じ、実は…お願いがあります…」
『なんでしょうか…』
「私を、社長の事務所のあるＨ市まで送って欲しいんです…」
『は、はあ？』

　中村が素っ頓狂な声を上げて驚いた。未来は、女として立場、年齢的近さで、あずさの取る行動が直ぐ理解できた。

「えっ？じゃあ、いよいよ"エスケープ計画実行"ですか！」

　面白がる未来を、中村はたしなめた。

『おいっ！三橋、調子に乗るなよ！あずざさんは真剣なんだ。それに、こうこう事に、我々が、加担したことが、岩井家の人達にバレると、マズイだろうが…』

　今度は、あずさが楽しそうに話をした。
「社長、未来さん。ご心配なく、お二人とお二人のお仕事を利用するような形になって、ゴメンなさい。でも、ホテルを出る前に、輝夫にメールを入れました。これ以上、岩井家の男の性処理をするのは嫌です。だから、家出します」って(笑)。
「あずささんの実家に戻ったら、岩井家の誰かが迎えに来るのでは？」
「ええ。その点も大丈夫です。私の実家には連絡済みです。それに、もし、(実家に)迎えに来たら、岩井家の三人の男にレイプされた事を警察に訴えます！」って(笑)。
『分りました。そこまで考えて、準備していたらなら仕方ないです。Ｈ市まで、あなたを、送りますよ。じゃあ、そのご案内を予定して頂いている、バイキング料理屋も岩井家が探すかもで、マズイのでは？』
「は、はい。」
『じゃあ、Ｈ市に直行します。中央自動車道を降りる寸前のサービスエリアで昼メシにしましょう』

　あずさは、中村の了承を確認して、携帯のキーを押した。１０４番で、Ｈグランドホテルの番号を確認して、ダブルルームを自分で予約した。今度は未来があずさに話しかけた…。

「ダブル・ルームってことは、誰かとデートですか？夫の健治さんが待ってるとか…」
「いえ。色々、便宜して下さった、中村社長にお礼をと、私のカラダでお礼しようと、思って(笑)」
　中村は、噴き出した。未来が代わりに返事した。

「おっとぉ〜！(笑)。人妻が冗談せよ、そんな事、言ってもいいんですかぁ？笑」
「そうよね！笑。農家の朝って、早いでしょう。都会育ちの私は順応できなくて、ついつい睡眠不足になるんです。一度、大きなベットで、昼までゆっくり眠りたいと思って…」

「はあ、それなら納得です。それに…、うちの社長は、あずささんや、私みたいに若いピチピチギャルには興味ないんですよ！笑」
『おいっ、三橋！いらんこと言うな！』
「へぇ〜！社長さんは、どうなタイプがお好みですか？」

　あずさが面白がって中村に尋ねて、未来も面白がって答えた…。

　車が国道の峠近くにさしかかった頃、あずさは車を止めて欲しい、ネットショップ用の写真を撮りたいと、中村に依頼した。『どうぞ』とあずさに言うと中村に追いてきて欲しいという。
　未来が「私が行きます」と言ったが、「未来さんのハイヒールでは無理な場所だから」と、やはり中村に頼んできた。ネットショップやる気なのか…、変な女だなぁ、まあいいか…。

『じゃあ、三橋、ちょっと待っててくれ』と車を離れて、あずさと二人で山の小道に入った。
　当然、地の理に詳しいあずさが先導したが、５分も歩かぬうちの小道のまた小道に中村を先導した。あずさが「ここです」と止まった場所は、どう考えても撮影スポットでは無かった…。
　子藪が背丈以上あって、まわりの風景を遮断しているのだ。

『あずささん。失礼ですが、ここは撮影スポットではないですよ！何を"する"んです？』

　あずさは、中村に抱きついて「朝の続きを"する"んです！ダメ？熟女じゃないと…(にこっ)」
　そう言って中村にキスしようとした。それを中村は拒絶した。あずさはプライドが傷付けられた思いで中村を睨みつけた・・・。

『いや。ハンドバック！』
「？？？」
『車に置いてきたでしょう、ハンドバックを・・・』
「はあ？」
『キスしたら、リップ(口紅)落ちますよ。フェラチオしても…笑』
「やっぱりね(笑)。普通の男なら、欲情してそこまで冷静じゃないもん。やっぱり、社長は遊び慣れてるわ！笑」
『・・・』
「じゃあ、キスも前戯も省略して、"本番"して下さい、社長！」

　言いながら、足元がくびれてるニットのスラックスと、ストッキング、ショーツを自分で膝までずらせて、両手で雑木を抱いて、中村に尻を突き出した…。陰唇まわりの毛が無く、しかも恥骨あたりの陰毛もわずかで薄かった…。いわいる天然パイパンである。中村は、これが好きなのだ(笑)。
　しかも地肌が白くて肛門と膣口の間に可愛いホクロまであった。当然、中村は勃起した！自分もパンツとズボンを速攻で膝まで降ろた。

『一応、聞いておきますが、挿れますよ！』
「あっ、はい。挿れて下さい」

　なんと味気の無いセックスだろうか、と中村は考えたが、岩井家一家４人に犯られた女だ。遠慮する理由もあるまい。と判断して、尻をワシ掴みにして一気に奥まで挿入した。

「あっ、あっ、あっ、い、いぃ〜、社長さ、ん、素敵ぃ〜」

　中村は、ノンビリとセックスを楽しむ場合では無かった。必要以上に時間を費やすと未来が心配する。心配したら、エンジンを止めて捜索に来る。地元民も通りかがるかも知れない。それに、小道の脇に「熊・イノシシ注意」の張り紙があった。早く射精せねばなるまい…。そういう危機感が普段にないピストン運動のスピードをつくった…。

「しゃ、社長ぉぅさん、長いしぃ〜、大きいしぃ〜、素敵ぃ〜、あずさ、イッちゃう〜」
「社長さんもイッて！！あずさと一緒にイッてぇ〜〜〜」
『いいんでか？イッて。中でイッていいんですか？』
「は、はいっ、イッて下さいぃ〜〜！あっ、あっ、やっぱりダメ！外でイッて！あっ、あっ・・・」
『あっ、もうダメ、間に合わないよ！うっ、イクッ…』

"間に合わない"なんてことは、中村ほどの性練達者には有り得無い…。ワザと中に出したのだ(笑)。
　岩井家一家４人に犯られた女だ。遠慮する気もないし、第一、自分から尻を出してきた女だ。

「も、もおうぅ〜、中でイクんだからぁ〜…。外で、って言ったのにぃ〜…」

　あずさは、口で言うほど顔はお怒っていない。中村はポケットから消費者金融かなんかのテッシュを取り出し、陰唇全体を拭いてやった。相当に膣奥のほうで出したから、逆流液は僅かだった。

「社長さん、血液型は？」
『はあ、Ｏですけど、ヤバイ日だったの？』
「大丈夫と思うけど…。中でイカれるのは気持ちいいけど、女の場合妊娠があるからね…」

『そんな事言うなら、こんなところに来なければ、よいだけの話だ…。しかも、自分から尻を出して、生で挿れさせて、一度は中出しも承諾したのだ、変な女だ…笑』中村は、頭で思ったが、中出しに対して、必要以上にあずさは怒っていない。議論を挑むのはやめた…。
　あずさは、ショーツとストッキングとニットのスラックスをはきなおした。帰り道、申し訳程度に１０枚ほど、佐●市を眺望する風景を撮った。車に戻ると、未来が安心したように話かけた。

「あずささん、大丈夫だった？襲われなかった？」
「・・・」
『・・・』
「戻ってきた、ということは、大丈夫だったのね(笑)。だって、熊と猪注意の看板見つけから(笑)」

　未来は時々、ドキッとすることを言う、いや、ドキッとさせるような表現をする女だ…。

　車は長野自動車道から、中央自動車へ移った。途中、あずさがパーキングエリアで止めてくれ、と言ってきた。トイレです、と言ったが、中村の残留精液が出てきたのだろう…。「トイレです」という言い方がルームミラー越しに中村にだけ分るように「アレが出ててきたのよ！」というゼスチャだった(笑)。

　車に残った未来は唐突に切り出した。

「社長っ！わたし、知ってるですよっ！」
『笑！何を知ってるのだよ？三橋、お前、主語を先に言え！大人をカラカウ言い方はやめろ！』
「あらっ、わたしだって大人ですよ、ホラッ！」

　未来は、中村の手を不意に掴んで、自分のバストに導いた。未来の乳房の弾力が伝わって、無論、中村は咄嗟に手を引いた…。
　何気なく、岩井あずさに嫉妬しているのだろうか…。ムキになった表情が藤井基子に似ていた。
　親戚なのだから、似ていて当然だが…。

『困った、社員だなぁ、三橋は！で、何を知ってるんだよ？』
「ＤＶＤ。社長と叔母(藤井基子)のＤＶＤ」
『・・・』
「会社のパソコンで一部編集したでしょう？」
『・・・』
「わたし、自分で調べてたデータがあって誤って削除したんです。で、"復元"ソフト使って復元してたら、社長と叔母(藤井基子)のＤＶＤも出てきたの…」
　未来は、イタズラっぽい、犯罪者でも見るように中村の眼の奥を覗き込んだ。
『万事休すか？いや、まて、簡単には完全復元なんかできない、筈だ。決定的場面を見たのか聞く必要があると』と頭で咄嗟に考えてから、未来に返答した。

『それで、何が映ってたのよ？』
「それが、動画はほとんどダメで、音声だけ、少し…」

　中村は少しホッとしたが、まだ安心できない…。
『で、何の音声よ？』
「えぇ。社長の声で"今日は素敵でした、ありがとうモトコさん"、で、あれは確かに叔母の声で"私も最高でしたわ、また、あってくださ…"って。"さ…"で、終ってました…」

『ハハハ…、ああ、それか。食事に誘ったからな…』
　中村は内心引き攣って笑顔で答えた。

「はあ…？では、社長、今度わたしにも叔母に食べさせた"素敵"で"最高"な食事、ご馳走してくださいよ！笑」

『未来。お前、俺をゆする(強請る)気か？』
「いいえ、めっそうもない！笑。決定的な証拠は無いですから…(笑)。今度のボーナス期待してま〜す！笑」

『それを恐喝というんだよ、未来。馬鹿め！笑』
「どうしてですかぁ〜？笑。そりゃあ、どこの社員だって一円でも多くボーナスは欲しいですよっ！社長っ(笑)」

『おまえなあ・・・、未来なぁ・・・』

　あずさが車に戻ってきて、以降、この話は"夜まで"は立ち消えになった。
　中村はハンドルを握りながら、頭の中で色々考えた。

　第一、あずさの「奔放さ」はどうだろう？朝方は自分からフェラチオして精飲し、さっきは、山中でいきなり尻を突き出して来た。ショップ用の風景撮影なんて嘘っぱち、だ。セックスする為だけに"現場"に中村を連れて行ったのだ。それに、未来も口だけの上とは言え、基子の事に勘付いてるだろうし、オッパイも掴ませた…。

　〜２０代の、小娘二人に翻弄されているではないか・・・〜

　あずさも、未来も、どちらか一人の女が消えて、中村と二人っきりになると、中村にちょっかいを出して来るのだ。「社長。今度は私がトイレです」と未来に言われた時、中村も一緒に車を出た。
　あずさと二人っきりになるのが、怖いのだ…(笑)。次にあずさもトイレ休憩を求めたが、その時も中村は、未来一人を車に残した。その時、売店であずさの為にサングラスを買ってやった。殆ど消えてはいたが、眼の周りアザを隠してやる為に。

「社長。今日は(トイレが)近いですね〜。体調でも悪いんですかぁ〜」
『ああ。まあな。お喋りな小娘と二人だけになると、カラマレるんでなっ(笑)』

　予定通り、中央道の最後のサービスエリアで、昼食を取った。このＳＡは都内へ入る前の最後のＳＡなので混雑する。あずさが"ビーフステーキ"を注文した。未来も「じゃあ、私はトンカツ！社長は？」『じゃあ、麦とろろ定食にするわ、メシ大盛りで。未来、これで食券買うてきてくれ』

　中村は会社用の財布を未来に渡した。昼メシ時なので、券売機に人が並んでいた。領収書を別に貰うから未来はしばらくテーブルに来れない。あずさが、それを確認すると中村の眼の奥を覗いて、イタズラっぽく呟いた。

「最初のトイレ休憩・・・。あれ、社長のアレがショーツに染み出てきたの・・・。未来ちゃん気付いて、ないかな・・・(笑)」

　大丈夫だよ、あんたとは別の件で恐喝されて、オッパイまで掴まされてたよ！…(笑)、と言いたいところだったが、

『はあ。大丈夫でしょう。まだ２４歳のしかも、独身の小娘ですから…』
「はあ。なんか、でも、未来ちゃんは"勘"が鋭どそうよ…」

　その通り！だから、もう俺にちょっかい出すのは止めてくれ、と言いたかったが、笑って返事して済ませた。未来が食券を持ってテーブルについた。

『あずささん。ステーキはいいけど、こういうとこ(ＳＡ)のは、輸入牛で大して旨くないですよ！』
「笑！ええ、知ってます(笑)。でも、精力つけなくっちゃ！笑」
「はあ。やっぱり、今晩、健治さんに逢うのね！笑。私も、トンカツで精力つけよっ！っと(笑)」

　未来はそう喋って、何かの同意を求める視線を送ったが、中村は知らんフリをして、メシにとろろをかけて、丼ごとかき込んだ。

　食事を終えて、中央道を降り、一般道に入った。Ｈ市のＨグランドホテルには午後３時過ぎに着いた。
　チェックインを済ませたあずさに、『お疲れ様でした、ありがとうこざいました』と挨拶を述べて、帰ろうとしたら、あずさが引き止めた。

「スミマセン。お忙しいと思いますが、あともう少しだけ、付き合って下さい」
『あっ。は、はい。じゃあ、三橋、お前残れ。俺は事務所でやることがあるから』
「いえ。社長さんも、ご一緒に・・・。あと、一時間程で、夫の健治がここに来ます。健治がお二人にお礼が言いたいそうです。私をここまで、連れてきてくださったお礼です」

　なんのお礼だよ、まったく…。中村は、あずさの神経を疑った…。朝はフェラチオして精液を飲んだし、つい数時間前は自分が要求してセックスした男を旦那に対面されるというのだ。悪趣味な…。
　まさか、セックスのことをバラすのではあるまいか・・・。この奔放な女なら有り得るゾ…。

『じゃあ、ご挨拶だけしたら、我々は退散します。それでいいですよね？』
「はい。じゃあ、長旅でお疲れでしょうから、私の部屋でお待ちください。健治もそう申してました」
「じゃあ、社長。そうさせてもらいましょう。私、ビール飲みたいし。いいですよね、あずささん？」
「はい。勿論」

　三人はあずさの予約した部屋(ダブルルーム)に入った。あずさと未来が無邪気に缶ビールで乾杯をして、飲みはじめた。はじめて藤井基子を抱いた部屋と、全く同じ造作の部屋である…。それが中村の気負いを鎮めた。

「ねえ、あずささん。健治さんって、どんな人？どこに惚れたの？」
「あらたまって、言われてみると・・・、分らないわっ！(笑)」

　中村は、会社に電話を入れて、もう一人の事務員、山県慶子(31歳)に事務所を閉めたら、車を取りに来るように指示した。飲酒運転はではきない。そう電話すると、元々持参していたウイスキーホドルのキャップを空けた。グラスと氷は自分でセットした、『やれやれ…』呟きが漏れた。

「はあ、何が、やれやれですか？笑」あずさが無邪気に尋ねた。
『あっ。いえ、こっちの話です。パソコンのソフトで YAREYARE というのがあるんですよ(笑)』

　未来は援軍するどころか、笑いながら追及した。
「へえ？そんなソフト会社にありましたっけ？YAREYAREって。エッチなＤＶＤか何かを編集するヤツですかぁ(笑)』

『まあ、三橋、なんとでも言え。じゃあ、あずさささん。私、失礼してウイスキー頂きます』
「あっ、はい。どうぞ、どうぞ！」

　中村は、水割りにしようと思ったが、この二人の小娘を見てると、いや、相手してると、疲れる。早く酔いをまわしたかった。だから、ロックにした。最初の一杯は冷蔵庫の前で立ったまま、麦茶でも飲むように流し込んだ。２杯目を作ってから、ソファに座った。未来とあずさがベットに寝っころがって、はしゃいでいたが、あずさの旦那が来るからには、中村はそれもできない…。

　４杯目のロックを半分程飲んだ頃、部屋のチャイムがなった。あずさの夫、岩井健治が来たのだ…。

つづく。