12．

　澤田が部屋に戻った時、加奈子は北村に正常位で犯されていた。
「まだお楽しみだったか……」
　北村のグロテスクな巨根が加奈子の膣内に出入りしているところが見えていた。巨根が突き刺さっている膣穴からは、白い液体が動きと共にトロトロと溢れ出ていた。
「こいつの太マラはどうだ？」
　澤田が加奈子の顔を覗き込むが、加奈子の目には入っていないようだった。
　口の両端からは涎を流し、眉間に悩ましげにしわを寄せてゆさゆさと揺られるその姿を見ていた澤田はズボンのジッパーを下げると中からペニスを引っ張り出した。
　そして血を巡らせ、大きくなり始めたペニスを加奈子の口元へ寄せると加奈子は自らも口を開きグロテスクな亀頭を含んでいった。
　澤田は容赦なく喉の奥へと極太ペニスを押し込んでいくが、加奈子はすでに潤だ瞳に新たな涙を浮かべながらも受け入れていく。
　興奮した澤田は膣に挿入したペニスを抜き差しするように腰を振りはじめた。
「うぐ…ぐ…んん…」
　頭を抱えられ喉を突き立てられた加奈子は自分の膣に深々と突き立てられた北村のペニスを締め上げていく。
「お、奥さんそんなにされたら……」
　そこまで言うと膣内からペニスを引き抜くと大量の精液を加奈子の腹の上へと射精していった。
「はあ、はあ…膣内に射精せたら最高なんだがな……ガキが出来たら困るだろ奥さん？」
　さすがに疲れたのかベッドに横になりながら北村が言う。
「気をつけろよ、俺だって我慢してるんだ……」
　加奈子に咥えさせたペニスを引き抜き股間の方へ移動しながら澤田が言った。
　ぴくぴくと痙攣させている股間には先程まで北村の巨大なペニスが挿入されていた膣穴がぱっくりと口を開いていた。その穴へ亀頭を擦り付けるとキュッとイソギンチャクのように窄まりを見せた。
　澤田は挿入に掛かるが入り口が窄まった加奈子の膣穴は巨根の進入を拒むかのようにきつく、とても北村の巨根で蹂躙されていたとは思えなかった。
「加奈子、力を抜くんだ……」
　言いながら澤田は押しては引いてじっくりと加奈子の膣肉を解していく。そして亀頭が膣内に埋まるとペニスがその姿を膣内へ消していった。
「あは…うう…んっ…」
　加奈子も再び自分を満たしていくペニスの感触に酔いしれていた。先端が自分の子宮に到達し、それでも押し上げてくるペニスの大きさは何回受け入れても慣れることは無かった。
「くうぅ……」
　子宮ごと貫かれるのではないかと思うほど胎内奥深くまで挿入されたペニスが、ゆっくりと亀頭の広がった傘が引っかかるところまで引き抜かれ、再び挿入される。その動きはだんだんと早く、激しいピストン運動へと変わっていく。
「うああっ…あぁん…いやぁ……」
　加奈子の雌の悲鳴が一段と大きくなり、ペニスと膣の隙間からはピストンされる度に愛液が溢れ出してくる。
「まったく…娘が見たらどう思うだろうな？自分の母親が父親以外の男とヤリまくってるって知ったら……」
「……いやぁ……あうっ…わ…わた…しはっ…そんな……」
　澤田の言葉が加奈子の心を苛んだ。しかし彼女の膣肉はさらに澤田のペニスを締め上げてくる。彼女の夫ならすでに終わっているだろう。
「あぁっ…だめっ…うんぅっ…」
　加奈子は肉体を仰け反らせ、両足を突っ張るとぶるぶると震わせながら絶頂を迎えた。
　それから一時間ほど体位を変えながら加奈子の肉体を楽しみ、彼女の口内に射精したころには五時を回り、辺りは暗くなっていた。
「……もう帰らないと……」
　しばらくベッドの上でグッタリと余韻に浸っていた加奈子は外の様子に気付くとフラフラと浴室の方へ向かった。
　加奈子の肉体の汚れをシャワーが洗い流していく。
（いけない…いつまでもこんなことしていたら家庭に帰れなくなる……いや、もう私には帰る資格なんてないのかも……）
　二人に抱かれている時はあれほどまでに快感に呑まれ、夫や娘の事を考える余裕などなかったが快感の余韻が引いた今、加奈子の心を嫌悪感が駆け巡った。
　今まで自分は被害者であって、家庭を守るために自分の身を犠牲にしているんだと言い聞かせていた。
　しかし今日、家を出る時に夫に助けを求めることが出来たがそうしなかった。
　シャワーを浴びながらその場にしゃがみ込む加奈子の頬には涙が流れ、すぐにシャワーの流れの中に消える。
　その時、加奈子の背後で扉を開く音がした。ハッと振り向くとそこには澤田が立っていた。
「俺も入るぞ…」
　そう言うとボディソープを手に出し、泡立てると加奈子の乳房を揉みこむように泡を伸ばし始めた。
「いや…」
　加奈子は澤田から逃げるように背を向けた。
「洗ってやるっていってるんだ」
　狭くはないが、広くもない浴室の中で加奈子はすぐに澤田の腕に捕まった。
「わ、私はもう出ますから……」
　つい先程まで肌を合わせ自分の肉体を快感で満たしてくれた相手とは思えないほどの嫌悪感を澤田に向けた。
　澤田と交わっていた加奈子が女だとしたら今の加奈子は母親に戻っていた。
　だがそんなことで加奈子を許す澤田ではない。
　無言で加奈子を引き寄せると口唇に吸い付き、口内を舐めまわしていった。
「うん……ム…ん…」
　舌をきつく吸われ、生臭い唾液が流し込まれると加奈子の肉体を甘い疼きが支配していく。
　口唇を離すと加奈子の腰のくびれを掴み、股間に手を滑り込ませた。
「あ、だめっ…あぁ…」
　加奈子は腰を引いて澤田の指から逃れようとするが、腰を抑えられてそれもままならない。
「どうした？体が洗えねえじゃねえか……」
　澤田はわざとらしく言いながら指で加奈子の秘裂をなぞっていく。
「ああ…はッう…や…あぁ…」
　加奈子は両足をがくがくと震わせ立っているのがやっとだった。
　くちゅくちゅと卑猥な音が浴室に響く。加奈子の膣は粘液を溢れ出させ、澤田のペニスはムクムクとその大きさを増していた。
「嵌めるぞ…」
　澤田は短く言うと加奈子の尻側にまわりペニスの切っ先を加奈子の膣口に宛がうヌチュ……膣穴をいっぱいに広げて太いペニスが進入してくる。
「ああぁ……は…んん…」
　加奈子は先程までの抵抗とはうってかわり甘い声を出しペニスの感触を味わった。
「あぁ…あッ…ああん…いや…」
　後ろからズブズブと抜き差しをされその場に崩れ落ちそうになるのを必死に堪えた。突き入れられる度に子宮口に当たるペニスが加奈子から理性を奪い去っていく……。
　壁に手を着き、下から突き上げるように腰を打ち付ける澤田。
「…あっ…はあん…うあっ…だめっ…」
　澤田の巨根から逃れようと爪先立ちになるが、しっかり掴まれ胎内にペニスの存在感が嫌というほど伝わってくる。
　時折ピストンを止め、深々と奥まで差し込むと先端で子宮口を擦り込む。それでも全部が加奈子の膣内に入りきっていないのだ。
　ごりゅ、ごりゅ…
　子宮の中まで侵入されるのでは無いかと不安を感じながらも甘い疼きに加奈子は嘆いた。澤田は深く着いては素早く抜き取るの繰り返しで加奈子をラストへと追い込んでいく。
「ああっ…だめ…いやぁぁッ…」
　やがて加奈子の肉体に緊張が走り、澤田のペニスを締め上げると失禁しながら上り詰めた。
「よし射精すぞ！飲むんだ……」
　加奈子の子宮が壊れるのではないかと思うほどペニスを打ち込み、最後の一突きを加えると一気に引き抜く。そして澤田の支えが無くなりその場に座り込む加奈子のあごを掴むと極限まで膨らんだ肉棒を彼女の口に押し込んだ。
「うぐ…ご…ん…」
　ドクンッドクンッ……
　加奈子は射精される生臭い大量の精液を口の端から噴きこぼしながら飲み込んでいく。今までは飲まされるといっても極太のペニスを喉の奥まで突っ込まれ直接流し込まれる感じだったが、今回は口内の隅々まで粘ついた精液で満たされた。
「ふう……派手にぶちまけてくれたな……」
　浴槽の淵に手を着き激しいファックに肩を喘がせている加奈子を見ながらつぶやいた。
　澤田は柔らかくなったが重たげに垂れているペニスに手を添えるとその先を加奈子の方へ向けた。
「…はぁ……はぁ……？」
　加奈子が何も言わない澤田の方を見上げその行動を疑問に思った時、彼のペニスの先から大量の尿が加奈子に向かって流れ出た。
「いやぁっ…き…汚いっ…やめてくださいぃ……」
　加奈子の悲痛な叫びもむなしく顔、豊満な乳房、太ももと全身にかけられる。
「お前、自分がおもらししといて汚ねえもないだろ？」
　笑いながら加奈子の放尿を続けた。

　放尿を終え、加奈子の肉体を洗い流した澤田が浴室から出るのと入れ替わりに北村が全裸で入ってきた。
「奥さん……お背中流しますよ…」
　いやらしく笑いながら入ってきた北村の目的はもちろん加奈子との性交だった。
　浴室から再び加奈子の喘ぎ声が響くのだった。