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～あらすじ～
資本金500万円の小さな会社のオーナー中村武(38歳・妻子有)は、人妻とおおせを楽しむ為に、ワンルームマンションを借りていた。口説いて自分の女にした人妻をこの部屋に連れ込むのだ。
いつからか数えた初めてもう直ぐ100人になる。ごく普通の人妻が中村の性奴隷になる様を綴ります。
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【 人妻くずし２８．事務所での戯れ編・その②～ 未来の花嫁修業 b. ～ 】
[ 未来とは、中村の事務所で働く女子事務員の三橋未来(みつはしみらい・24歳独身)のことである ]
未来は中村のマンションについて、意味深な嫌味（男と女の匂いがする部屋、という意味）を吐いたので、中村はそれを理由に未来を追い出すことにした…。
『残念だったな、三橋！お前、スコッチ飲むだけの約束だったよな！笑。余計なこと喋ったんで帰ってもらう！』
「ワタシッ！余計なことなんて言ってないですよ！これで、ワタシを叩き出したら、大変なことになりますよ！」
『はあ？…』
（中村が）未来の腕を掴む力が一層強くなった。
『どう大変なことになるんだ！おいっ！三橋っ！』
「…」
部屋に戻ろうと抵抗する未来をなんとか玄関口まで連行した。
そして、ドアを開けたら、なんと藤井基子が玄関口に到着したばかりであった…。
見方によっては、中村が未来に乱暴をはたらいているように見えるが、基子は中村を信用しきっているし、それに未来だって笑いながら中村に抵抗している…。ちょっと焦った気持になったのは中村だけである(笑)。
「中村さん、ご無沙汰でした…。中々私にお呼びがかからないから、新しい恋でも見つけたのかな、と思ってたわ(笑)」
『あっ、いえ。三橋があまりにも大人をからかうもんでしてね…』
「そうなの…。未来は悪い娘(こ)なのよ…(笑)」
未来は中村から離れて、基子の腕に抱きついた。
「叔母さん。助けてくれて有難う！ワタシ、もうちょっとで社長にレイプされるところでした…笑」
未来は基子に向かって話すのではなくて、中村のほうを見て、反応を楽しみながら、こまっしゃくれた冗談を言った。
『三橋…。おまえって奴は…』
基子は中村の困りようを愉快そうに笑って、
「中村さん。あなたの事は、私が信用してますから大丈夫ですから心配しないでね！笑。これっ！未来、大人をからかっちゃダメよ！笑」
『はあ。基子さんが、そうおっしゃってくれるなら私は怒りません…。それより、どうですか！早速、スコッチウイスキーの試飲会をやりますか…』
「ええ、そうね！そうだったわね！」
「社長、いただきま～す！」
試飲会なんて嘘に決まってるさ…。未来の奴、一体何が目的なんだよ…。中村は読みあぐねていた。仕方なしに「マッカラン」と「オールドパー」を基子と未来に飲ませてやった。未来はウイスキーには関係無い話題を基子としていた。ほれっ、見ろ！酒を飲む為にマンションに来たのでないのは明白である。
しかし…。
未来は、基子の登場に何故驚かなかったのだろうか…。
新たな疑惑が加味されて中村には、未来の真意が、いや、基子の真意も分らなくなってきた…。
まあ、（名目上）酒の試飲会で二人は来たのだ。もう少し飲ませて酔わせれば本音が出るかも知れない…。中村は気分を変えて明るく振舞った…。
『さあさあ！基子さんも三橋もどんどん飲んでください！笑。マッカランとオールドパーも、私がいつも行くバーでは一本15,000円以上します。まあ、いつもそんな高級酒を店で飲むわけにいかんから、ここで飲んでるという訳ですよ！ハハハ…。だから、三橋、おまえがさっき言った"香り"というのは酒の匂いだよ！分ったか！笑』
「はあ、まあ…(笑)」
未来は、伯母の基子が来た以上、もう中村をからかうつもりは無い…。中村の苦し紛れのコジツケが可愛らしく思えた。
女性陣二人組はほどよく酔った。そして、無口になった。
が、酒に酔った陶酔感のような表情ではなくて、基子も未来も何かを思い詰めている表情に中村には見えた…。やがて、基子がグラスをテーブルに置いた上で口を開いた。
「中村、さ、ん…」
『は、はあ…』
「今日は、私と未来とで二人でお願いがあって参りました…」
『…』
「お願い事をする前に、その前提として、非常に重たいお話を聞いてもらわねばなりません…」
『は、はあ。私で良ければ、聞かせて頂きます…。が、場合によってはお願い事をお断りするかも知れませんよ…。納得できない事はいくら基子さんのお願いでも聞けません…』
「ええ。当然のことです…。じ、実は…。三橋未来はわたくしの実の娘です。わたくしがお腹を痛めて産んだ子なのです…」
『えっ…？…』
中村は普段の声よりも２オクターブほど高い声で驚いた。
暫く、沈黙が流れたが、基子が淡々とではあるが理路整然と事情をはなしはじめた。
要約すると、
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藤井基子（旧姓・山森基子）は、現在の戸籍上の夫である幹夫と結婚する七年前の２４歳の時に岡本彦太郎という男と結婚していた。その岡本との子が未来なわけである。岡本は未来が誕生して三ケ月後に交通事故で死亡した。勿論、基子は未来を女手ひとつで育てあげるつもりであった。岡本と愛しあってできたのが未来であり、基子の両親も岡本の両親もそのつもりで基子を全面的にバックアップしていた。
ところが、基子も岡本急死や産後のひだちが芳しくなく、一年間の入院を要する病(やまい)にかかった。時を同じくして、岡本の両親が経営していた会社が倒産して基子は途方にくれた。
それでも（基子の両親の）山森家の援助で未来を３歳まで育てた。そして、その時に基子の妹典子が結婚したが、結婚してから先天的な婦人系疾患で子供が産めない身体であることが分った…。
基子も典子も非常に仲がよくて、典子が未来ちゃんを養女に欲しいと申し出たのだ。基子は他人に譲るのではなくて、姉妹愛に満ちた妹に育ててもらうのだ。離れ離れになる訳ではないが断腸の思いで決心した…。そして、今、現在の三橋未来と藤井基子があるのだ…。
～～～
中村は、聞き終えると無意識に涙を流していた。
急に未来が（自分の子供のように）いとおしくなって、未来の頭を捕まえて、自分の胸に引き寄せた…。そして、無意識に何度も何度も未来の頭を撫でていた。
『基子さん。よく、お話をして下さいました…』
「中村さんも…、よく最後まで聞いて下さいました。そ、それに涙まで流して下さって…。わたくし勇気を出してお話を聞いて頂いて良かったです…」
未来も、中村に礼を言った。
「社長…。母の(私達の)お話聞いて下さって本当に有難う御座います…」
中村は、一連の長野出張の時の事件や、それに、今日に至るまで未来が中村に取ってきた性に関しての挑発的な態度の原因を理解した。『寂しかっのだ…、父親が欲しかったのだ…』そう理解すると又もや一筋の涙がこぼれた。
中村は、胸に顔を埋める未来にもとの座る位置に戻るように促した。"二人の願い事"というを聞いてやらねばなるまい。
『それで…。基子さん、お願い事ってなんでしょうか…』
「ええ…。実は、未来には今好きな彼氏がいます、近い将来結婚も考えているようです」
『そうでしょうね…。私は普段会社では、三橋の事を冗談を交えてポロクソに言ってますが、本音では可愛いいし綺麗な娘さんだと思ってます。なにしろ、基子さんのお嬢さんなのですから…。結婚を考えるというか、相手方の男性が美しい三橋に求婚するのも当然のことでしょう…。それで…、お願い事というのは、その関連の事でしょうか？…』
「は、はい…」
中村は、さっきの"親子であった重い真実"に比べて、願い事が明るくて前向きなことのように思えて楽観した。どうせ、式の媒酌人（仲人）くらいを頼んでくるのだろうと…。だから、表情も明るくなって、明るい口調で基子の次の話を促した…。
『そういうことでしたら、私のできる限りの事はやらせて頂きます！どうぞ、頼み事、というのを仰って下さい、基子さん！』
「は、はい。実は、未来もその彼の事を愛していますし、とにかく相思相愛なのですが、一つだけ重大な問題があるんです、中村さん！」
『はっ？』
「中村さんから未来を見たら、そうなふうには見えないでしょうが、実は、未来は男性恐怖症です…、重度の…」
『ど、どういうことですか？』
「未来は、高校２年生の時に、隣り町の男子高校生６人に輪姦されました…。幸い、妊娠はしませんでしたが…、その時以来、キスや抱き合う事はできても男性のアレを自分のアソコに挿入される段階になると、昔のトラウマが表に出て、どんなに心で愛している男性でも相手を蹴飛ばしてでも逃げるようになってしまったんです…」
『…』
「実は、私も同じ経験があります…。私は２０歳の時でしたが、夏祭りの時に１０人もの男に輪姦されました。そのトラウマを優しくケアしてくれて取り除いてくれたのが、未来の父親である彦太郎なのです…」
中村は、続けて聞いていられなくなって、自分でスコッチウイスキーのお替りを作って半分ほどゴクリと飲んで煙草に火をつけた。
「だから、婚約者を素晴らしい男性だと思って、素晴らしいセックスができるように、未来のトラウマを取り除きたいんです…。こんな事をお願いできるのは中村さんしかいません…。中村さんのセックス技術と包容力で未来を救済して欲しいんです…」
『し、しかし、基子さん。私には光栄なお話ですが、基子さんのトラウマを解決してくれたのは、あなたの夫だった訳でしょう！で、あるならば、未来ちゃんのトラウマのケアをする役目は私ではなくて、その婚約者じゃないですか…』
「そうでしょうが、今の未来の彼はまだ若過ぎます。もし、失敗したら未来だけでなくて彼自身も男としての自信を無くしてしまうでしょう…」
『いや、こうして議論すれば、基子さんの話のほうがもっともなお話なんでしょうが、なんか、私にが合点がいきません…』
中村とこのまま問答していても、らちが開かないと思ったのだろう。基子はいきなり、中村の前に土下座して頭を絨毯に擦りつけた。「中村さん…。あなたの、恋人としてでなく、一人の娘の幸せを願う母親の頼みだと思って聞いて欲しいんです！是非、お願いします！」。未来が、ハンドバックから一枚の古い写真を取り出して、中村に手渡した。生後すぐの未来を抱っこする、基子と(夫)彦太郎と三人で撮った写真である。
中村はビックリした。その未来の父親・彦太郎は中村の若い頃にソックリなのだ！髪型こそ違うが、彦太郎と同じ髪型にして、同じ服を着て２０年程前にワープすれば、そのものである…。
基子が、中村の驚きの顔を見て少し柔かい微笑ましい表情になった…。
「中村さん…。今まで黙ってて申し訳なかったけど…。あなたに惚れている理由の半分は彦太郎にソックリだったからよ…。勿論、似てなくても、今のあなたのことは愛してます」
『…』
「男性恐怖症のはずの未来が中村さんに、今まで色々と失礼なちょっかいをしてきたり、性や男女の恋愛事などに対して挑発的な態度を取ってこれたのも、未来の父親の面影が中村さんにあるからなの…。親近感がそうさせていたの…」
中村は未来を見た。未来は涙を流して、今の基子の話に同調するように頷いた…。
ここまで、偶然と必然が重なって、性に対して二人とも真面目に考えているなら、そして、二人(の親子)の秘密を全て聞いてしまったからには、最早、中村に断わる力というか意志は失せていた。そして、未来をもう一度見て尋ねた…。
『三橋未来』
「はい」
『本当にいいのか？俺に協力して欲しいのか？絶対に後悔しないか？』
「はい。是非、お願いします…。後悔なんか絶対にしません。ワタシを助けてください…」
未来の父親・基子の夫に容姿が酷似していた"偶然"と、未来と基子が親子であったという"奇遇"の重なり合いは、中村を決心させるに十分な要件であった。中村にも娘がいる。もし、中村の娘が未来と同じトラウマを持っていたとしたら中村の妻の立場なら基子のような事を考える可能性だってあるのだ。
『分りました。お引き受けします…。私に任せて下さい』
基子が中村の両手を自分の両手で握りしめて、感謝を込めて礼を言った。
「ありかどうごさいます！中村さん」
『いいえ、お役に立てるように努力します』
「それで、中村さん。今回の事は、セックスをするという感覚でなくって、セックスを医療の道具にするという感覚でいて欲しいんです。未来の心の病を治す、精神科医の診療行為と考えて下さい」
『はい。意図は理解してます…』
中村は基子の考え方に関心した…。何もしらない他人からみたら、自分の婚約前の娘を婚約者以外の男に抱かせるのである、しかも、その男は自分の愛人でもあるのだ。非道徳としか表現できない行為だ。しかし、"医療行為"という崇高な理念のセックスと考えるならば、娘を他人に抱かせる母親としての立場も、それを実行する中村の立場も救われるのである…。
『それで、その"医療行為"はいつになさいますか？私は男ですからいつでも体調は同じなので、未来ちゃんに合わせます。未来ちゃんの体調の良い日にしましょう』
「ええ、さすが中村さんですね、お気遣いありがとう。それで、できましたら、未来への医療行為は"自然な形"でお願いしたいのです」
『自然な、か・た・ち？…』
「はい。未来が結婚して夫婦としてするセックス、つまり…、その…、中村さんは避妊しないで、普通の夫婦がするようなセックスをお願いしたいのです。愛する男の体液を未来が生身で受け入れる行為ができてはじめてトラウマは無くなるんです…。ですから、明日から未来にはピルを服用させます。ピルが有効に作用するには１週間ほどかかるでしょうから、来週の日曜日あたりに医療行為をお願いできますでしょうか…」
中村は医療行為とはいえ、基子の念の入りようにきょとんとした。無論、自分の性欲排泄のことなどは考えていない。が、未来は今母親が話した事が具体的にはどういうことなのかを理解して顔を赤らめた…。考えるうちに、この前に中村と鑑賞した岩井あずさとその夫の赤裸々な性行為を思い出した。あずさの夫の性器があずさの性器に激しく出入りして、行為が終って、あずの夫が離れると、あずさの性器から大量に愛の象徴ともいうべき精液が大量に逆流してきた。
それを思い出すと、益々未来の赤面は激しくなった。しかも、その場面を見て未来は興奮してこともあろうに、嫌がる中村のペニスに口での奉仕を施し、中村を射精に導いて、精液も嚥下した。母である基子にはそんなことは話していない。その時には、最早自分は輪姦された時のトラウマから立ち直っているのではないかと（未来は）自己判断したくらいだ。
が、しかし、輪姦された同じ経験をもつ母親が言うことでもある。未来は赤面しながらも、愛する母のアドバイスに従順に従うことにした。そして、中村の精液を生身で受け入れる行為に関しても、（母の言う医療行為としてだけでなく）何かしら期待めいた予感も感じていたのだ。
"母が愛する男の、愛欲を受け入れる…"。不安と期待とが入り混じり、未来は自制できなくなって無意識のうちに自分でウイスキーをグラスに注ぎ、アイスティーを飲むように一気に飲み干していた。
そういう娘の心境は基子も中村も理解した。基子も赤面してうつむいたが、中村は軽い冗談でその場を和ませて、本日の話し合いに終止符をうった。
『おい…。三橋…。人の酒だと思って、そんなに景気良く飲むなよ！高いんだぞ！そのウイスキーは！笑』
未来も基子も"くすっ"と笑って答えた。
そして、次の週の日曜日…。
江ノ島にある、三人は、チャペルを併設するシーサイドホテルへ中村の運転する車で向かった。
基子がポケットマネーでセミ・スウィートルームをとったのだ。未来が先にシャワーを浴びて、交代で中村もバスルームを使った。部屋の照明を薄暗くして、未来も中村も全裸で同じベッドに入った…。
つづく
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