〜あらすじ〜
　資本金500万円の小さな会社のオーナー中村武(38歳・妻子有)は、人妻とおおせを楽しむ為に、ワンルームマンションを借りていた。口説いて自分の女にした人妻をこの部屋に連れ込むのだ。
　いつからか数えた初めてもう直ぐ100人になる。ごく普通の人妻が中村の性奴隷になる様を綴ります。

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【 人妻くずし３０．真希〜 京都弁の女 〜 】


　上田真希（うえだまき・３８歳）は京都の女である。
　中村は京都で生まれて高校まで京都で過ごし、大学は東京の大学に進んだ。就職も東京に本社の会社で、配属された支社も東京と横浜が多く地方勤務といえば宇都宮市くらいであった。
（宇都宮市を地方と位置付けすると怒る人がいるかも知れないですが、ご容赦下さい）

　真希は中村の小学・中学校時代の彼女である。キスまではしたが、その後、中村と真希は別の高校に進んだから、付き合いはその時点で自然消滅した。高校での中村はあるスポーツに没頭していて真希と会うこともなくなったし、東京の大学に進めば尚のことであった。中村が３０歳の時に風の噂で真希の結婚を知ったが、中村のその時は既に結婚しており、真希のことを惜しがったり、記憶に残すということも無かった。

　が、半年前の中学校の同窓会で再会してからは、真希を意識して、隣り席で話しているうちに昔の恋の思い出が鮮明に甦ってきて、同窓会を(途中で)二人で抜け出して、パブで二人だけの二次会をした。中村の女口説きテクニックからすれば、その日のうちに真希をホテルに連れ込むことはたやすかったが、昔は本気で好きになった女性である。「礼を尽くして口説く」方針にした。それよりも真希の高校以降の暮らしぶりや、結婚生活のことなども聞きたかったし、真希のほうでも同じであった。高校、大学(真希は短大)、社会人時代の話を終えて、結婚生活、相手の配偶者の話などに突入した。


「武ちゃん、奥さんとあんじょう行ってはるん？」

　"あんじょう"とは、ちゃんとしてる、上手く事を運ぶという意味の京都弁である。中村は武(たけし)という名だから、中学時代、真希は中村のことを「武ちゃん（たけ・ちゃん）」と呼んでいた。

『あんじょう、かどうかは分らへんけどな、それなりとちゃうかな。真希のとこはどないなん？』
　中村は、京都に住む両親や京都の旧友に会うと京都弁に戻る。但し、ところどころ東京弁が混じるのと、話すテンポが速い。が、真希は昔のまんまの優しいイントネーションでゆったり京都弁を使う。二人はイギリス産のビールを二杯飲んでスコッチウイスキーの水割りを氷の転がる音を楽しみながらゆっくり飲んでいた。

「ウチんとこは、もう終ってるわ！笑」
『ちゅーと、どいうことやねん？差し支えなかったら教えてや、真希』

「まあ、恥かしい話やけどね、旦那の不倫やねん！武ちゃんも不倫したことあるん？笑」
『まあ、それなりにな！笑』

「それなり、ってどないな程度やのん！笑」
『まあ、社会通念上や。美人がいたら口説くのが男の礼儀やと、僕は思っとるし！笑』

「ほんなら、別嬪さんのうちのことも口説くんかいな？笑」
『おお。そのつもりやげと…(笑)』

「危ないこと言う男やな！相変わらずやあ！笑。それより旦那の話、聞いてえな！」
『おお』

「うちの旦那の不倫、どんなんやと思う？」
『さあ、知らんやん、勿体ぶらんと、教えてや！』

「あんねー。うちの旦那はやね、人妻を妊娠させるのが趣味やねん！ど〜思う？」


　中村は飲んでいたウイスキーを噴き出した…。
　なんか、自分が責められている錯覚を覚えたのだ…(笑)。


『ホンマかいな！悪いやっちゃな！笑。そやけど、男の僕の立場から言わしてもらうと、人妻って響きが、そういう欲望を引き出すんとちゃうか。旦那さんは、そういう男のロマンを実行に移しただけやで！笑』
「ひとごとやと思うて、無茶苦茶言いないな！笑。ほんでやね、２年前にな、うちの旦那の子を出産した人妻がおってんけどな、うちの旦那の種やってことが相手の旦那にバレたんよ！」
『マジの話かいな！！ほんで、どうなったん？』

「こんな事で嘘ついてどないするん？いや、勿論裁判起こされてゴッツイ慰謝料と子供の養育費を取られたわ！笑」
『…』

　中村は、無言になった。勿論自分の身にも降りかかる可能性もある大事件だ。しかし、中村の子を出産した人妻は、まず第一に納得ずくで自分の意志で産んでいる。それに、その人妻の亭主になんらかの夫としての落ち度がある場合が多い。『真希の旦那には悪いが、所詮、俺とはレベルが違うさ！』と心で呟いた。


「あっ、武ちゃん、ゴメンな！ちょっと重たい話やったな…。そやけど、男ってなんで中に出したがるんやろなあ！」
『中に出すって、何をどこによ？』

「相手の女への膣内射精のことやんか」
『いや、それは、ゴム付けてするより、ナマのほうが男のほうは気持ちええし』

「ほんなら、うちを口説き落したら、武ちゃんも出すつもりなんかいな、うちの中に？…」
『笑！どうでもええけど、真希、相変わらず聞きにくいことをダイレクトに聞く女やな！…。真希と目出たくベッド・インできた場合は、真希の意志を尊重するよ！笑。外に出して、って頼まれたら外に出すやん！』

「外に出す、ってことは、ゴムはしてくれへんのんかいな！笑」
『おまえ、真希、それくらいは許してくれよ！ナマで挿入するくらいは…(笑)。ちゃと外に出す言うてんねんから！キスまでしかしてへんだとはいえ、中学時代は一番惚れてた女なんやで！真希のことは！その女にナマで挿入させてもらえへんかったら、こらあんた殺生な話やで！笑』


　真希が笑いはじめた。まあ、しかし、この時点で、この会話展開はもう既に「私を口説いて下さい！」と真希が告白しているようなものである。ゆえに、中村は焦る必要もない。
　真希が笑いながら喋った。


「わかったわ。かまへんよ！うちの中に出させたげるわ！笑。その代わり妊娠したら責任取ってもらうし…笑」
『怖いこと言うなや(笑)。ほんで、いつ、抱かせてくれんのん？』

「今日でもかまへんけど、今日はほんまに危険日に近いねん。それより、武ちゃんが今度京都に帰ってきはった時に温泉でも、行かへん？二人で…。日が決まってたら、うち、ピル飲んで避妊しとくから、思いっきりセックスさせたげるわ！」
『おお、ありがとう。僕にとっては嬉しい限り、いや、有り難い話や！』

「ほんなら、決まり！旦那の裁判の件以来、旦那とはしてへんし、うちのアソコは処女同然やで！」
『ほんまかいな！笑。旦那、迫って来いひんのん？』

「迫ってきても拒絶してんねん。無理やりにうちを犯したら、強姦罪で訴えるって、旦那に宣告しとるし。最近は、夫婦間レイプも妻側が勝訴することが多いねんで！」
『まあ、そやけど、真希自身はしたくないのんか、セックスは？とごぞに、セックスフレンドがおったりしてな！笑』

「したいと思う時もあるし、セックスフレンドも作ってもええかな、って思うねんけどな、旦那にレイプされ場合、セックスフレンドなんてうちにおったら、裁判勝てへんやん！笑」


　真希は怖いことを言う…。というより、完全に旦那のレイプは真希の想定内にあるのだ。しかも、裁判に勝つ為のシナリオまで考慮済みなのだ。京都の女は口調はこの上なく優しいが、腹の中というか、芯は強硬なのである。排他的で権力指向で容易に人の事は信用しない。大阪の女とは大違いだ。中村に本音を話したのは、中学時代に惚れ合った中で、しかも、中村の住いは京都でないから、あとくされがないからだろう。ひょっとしたら、中村が真希を口説いたのではなくて、真希が中村を口説いたのだ。自分自身もセックスに餓えていて、男の精液をたっぷりと子宮に注がれたいのだ。だから、ピルを飲む、とまで言うのである。

　しかし、これが大阪の女なら、自分の側から「(セックスを)したいねん」と言う筈だ。京都の女は自分ーが"したい"にも関わらず、「あなたが望むことだから、仕方なくピル」を使うと、自分が好色なことを隠すのである(笑)。


〜そして、半年後、真希と温泉に行く日が来た…。〜


　真希を京都まで迎えに行く為の新幹線の車中である。
　他の乗客から観察すれば、中村は外の景色を楽しんでいるように見えるが、中村の頭の中は真希とのセックスシーンでいっぱいであった。ペニスも半勃起していた。温泉の行く先などはどうでも良かった。普通なら泉質などにこだわったりするが、二人とも温泉宿に着けばすることは決まりきっている。

　とは言え、風情も大切である。冬のこの時期、旨い松葉がに（ズワイガニ）を食べさせてくれる城之崎温泉にした。そして、雪が深々と降る露天風呂のある旅館を選んだ。いくらヤルことが主目的とはいえ、かつては美しい少年・少女時代の恋人同士なのだ。グルメや温泉を楽しむ、というか、真希に極上の時間をプレゼントするという心のユトリを中村は持っていた…。


　ＪＲ京都駅の山陰線ホームで待ち合わせをして城之崎駅で停車する特急に乗り込んだ。
　二人掛けの席で真希に景色を見せる為に窓側に座らせた。駅弁と缶ビールは既に買ってある。
　駅弁に取り掛かる前に二人は缶ビールで乾杯することにした。
　そして、乾杯して中村が口を開いた。


『真希。今日は有難うな。まさか憧れの真希と温泉旅行に行けるとは思うてもみいひんかったで…』
「武ちゃんおおきにな。うちも、ほんまに武ちゃんが来てくれはるとは思うてへんかったわ…」

『真希。あの同窓会のあとのパブで二人で飲んだ日から、僕の為に"処女"は守っててくれんか？笑』
「笑！。なんべんか貞操の危機はあってんけど、武ちゃんの為にちゃぁ〜んと守ったやん！笑」
『子供はどうしてん？』
「うん。うちの実家で預かってもらってるねん。まさか不倫旅行に行くのに、旦那の実家には頼めへんやん！笑」
『ほんまや！笑』


　ＪＲの特急は定刻通りに城之崎駅についた。宿泊先旅館のノボリ(小旗)を持ったワゴン車が駅に迎えに来てくれた。旅館に到着して宿帳に記入する。中村は自分の実名を書いて、住所を会社事務所の所在地にして、真希の覧の苗字も中村にした。"中村真希"と書いた。真希はそれを見て少し顔を赤らめた。

　仲居が、部屋に案内してくれて、食事の時間や火災などの場合の緊急避難方法を説明した。そして、中村は仲居にチップというか"心づけ"として5000円を手渡した。仲居は、一度は断わる仕草をしたが、すぐに「いや〜、おおきに」と頭をさげて金を受取った。そして、仲居が二人を見ながらお愛想として喋った…。

「今日は、結婚記念日かなにかですか？」
『ええ、はい。妻が美味しい蟹を食べたいというもんでしてね、この旅館を選ばさせてもらいましてん』
「いや〜、おおきにぃ。ほんなら、ごゆっくりしてってくんなはれ！」

　仲居としては貰うモノ(チップ)さえ貰えば、他人のノロケ話に用はない(笑)。さっさと部屋をあとにした。


「武ちゃん、気前ええな！5000円もあげて！笑」
『いいや。旅行の相手が真希でなければ、お金なんかあげへんよ！そやけど、お金渡しといたら、僕ら二人に対する扱いが違うしな、まあ見ててみ』

「うちの旦那。そういう世渡りのセンスが無いねん！笑。仲居さんにチップであげるお金くらい持ってるのに、機転が利かんへんいうか、変なとこにケチやねん！笑」
『ああ、そうかいな！真希の旦那はセックスは巧いんかいな？笑』
「全然や！笑」
『入れて、出すだけかいな？』
「そや！笑。そやけど、あんな男の子をよう産んだわ、不倫相手の人妻は！笑」
『…』

「ところでな、武ちゃん。あんたはんが喜ぶ話をしたげよか！」
『ああ、なんよ？』
「あとで"してくれたら"分ることやけど…。うち、かなりの名器やで、ア・ソ・コ・が・」


　なんの話か中村は理解しかねた。第一、名器としての誉れ高い数の子やミミズの主である慶子や小百合は、ただの一度も自分を名器と自慢したことがない…。中村は不思議がって真希に聞いてみた。

『なんやのん、それ？真希の旦那の評価か？』
「違うねん。うち、初産が３３歳やってんけど、かなりの難産やってん。もう、アソコが裂けるくらい大きな赤ちゃんに成長してしもうて…。聞きたくないやろうけど、アソコがガバガバになってん。ほんで、産婦人科の先生が出産前のアソコに戻してくれる縫合手術をしてくれはった際に、アソコの中に凹型と凸型を作るように縫ってくれはってん。それやから名器いうても人工名器やね…笑」

　中村は、唖然としてポッカリ口を開けたままだ。真希が面白がって話を続けた。


「それが証拠にな…。まあ、旦那は入れて出すだけやったけど、"縫合手術"の前は６分くらいかかってたんやけど、その手術の後は３分くらいでイカハルねんか…笑」
『真希。悪いけど…、６分も３分も大差ないやないか…笑』

「なに言うてんのん！手術前の時は、ナマでしててんで…、子作りの為やし(笑)。出産後はコンドーム付けてはるから３分は長いと思うんやけどな…。いっぺん、お酒に酔うた時に旦那がナマで入れてしもて、２分ももたへんだし…笑」
『真希。丁寧に細かく説明してくれるんは嬉しいけどな…。もうちょっと、言葉にオブラート被せて話してくれへんか！真希の旦那に嫉妬するやないか…笑』

「笑！嫉妬した？笑。ああそやけど、出産後にナマで中に出されたんはその時のいっぺんだけやし…。武ちゃんとこはどうなん？夫婦生活のときのん…。ちゅ〜か、避妊どうしてはんねん？」
『あ、ああ。安全日は中で出して、危ない日は口で飲んでもらってる…』
「うっわ…、エグっ！…笑。うち、アレ飲むの苦手やねん…。今回、武ちゃんの飲まなあかん？…」
『嫌いか…、精液飲むんは?笑』
「味ないやん（美味しくないやん）…」
『そりゃあそうやけどな…。真希が飲んでくれると僕は嬉しい…笑』
「って、ことは…。フェラチオして欲しいん？今？…」
『ああ、真希、頼むわ。高校時代も付き合うてたら、してもらってたんやろけど…３４年来の夢を叶えてくれよ…』
「武ちゃんの夢は、ちっぽけな夢なんやなぁ〜笑」


　真希は笑ったが、まんざらではない筈だ。京都駅で再会した時に中村は『憧れの真希と…』と形容したし、たたがフェラチオをしてもらうのに『３４年来の夢』とまで言われて嬉しくない筈がないのだ…。既に３８歳の真希に"憬れる"と言ってくれる男もいないだろうし、フェラチオだって大抵の男は義務として女に奉仕させるのだ…。だがしかし、京都の女は自分を安っぽく見られたり扱われることに強い抵抗を持っている…。

　それが証拠に、ソファに並んで座ってはいるが、中村のペニスをズボンの上から擦るだけで、チャックを降ろそうともしないし、フェラの行為に入る前に尚も会話を続ける…。


「あっ、そうや…。武ちゃん、うちは下手やで…フェラチオは！笑。旦那になんべんも怒られててん…」

　中村は、焦れったくなってズボンのチャックを降ろすと自分から、ズボンを膝までずらせた。
　そして、真希の頭を触って、中村の股間に誘導するように促した。
『真希。ほんなら、頼むわ…。気持良くさせてんか…』


　真希は観念して、無言で中村のペニスを咥えた…。


つづく