禁断

秋水 作
74-3.

　出張していた今村が戻ってくるまでの３週間、由佳は完全に迫田好みのオンナに仕上げられていた。
　それは由佳自身も望む姿だった。

　そして今村が出張から戻った当日、今村と由佳は迫田の自宅に呼ばれていた。

「ご苦労さん、今村君の活躍には今後も期待してるよ」
　出張報告をした今村を迫田が労った。

「迫田部長のお引き立てがあればこそで・・・・」
　今村は由佳ともども感謝していると応えていた。

「今日、明日は休みなんだから、食事をしてゆっくりしてくれ。それから、家内が今村君に頼みがあるようなので、家内の部屋を訪ねてくれないか？」
　迫田は今村に迫田の妻の部屋に行くよう頼んだ。

「奥様がわたしにどのような・・・・？」
　今村は首を傾げて尋ねた。

「さぁ、家内のことは家内に聞かないと分からないな。その間、奥さんにはコーヒーやケーキで過ごしてもらうから」
　迫田は由佳のことは気にしないように言った。

「じゃぁ、部長のことは頼むよ」
　今村は由佳に後を託し迫田の妻の部屋に向かった。

　部屋のドアをノックした今村を迫田の妻がドアを開いて迎えた。

　迫田 由希奈、40歳、薄地のドレスの下には、やはり透中がけて見えるような下着が見えていた。

「久し振りね！主人から聞いてるかもしれないけど、わたし以前から今村君のファンなの！ご迷惑？」
　由希奈は迫田をベッド脇のソファに座らせた。

「いえ、そんなことは・・・・でもファンだなんて・・・・奥様は自分にとっては雲上人、部長の奥様なので・・・・」
　今村はどう対応していいのか分からなかった。

（それにしても、大胆な服装だよな！夫が同じ家の中に居るのに、その部下の前で裸同然なんて・・・・）
　今村は自分の周りを動きながら話す由希奈の身体を観察していた。

（妙に興奮してくる身体をしてる。女房とはご無沙汰になってるけど、女房より若々しいかも？今さら女房の由佳に興奮してエッチしたいとも思わないけど・・・・）

　立場や視点が違えばオンナも別人になるのかも知れない。

「単直に言うわね！取引と言い換えてもいいけど・・・・わたし40歳になったけど、オンナとしてはこれからだと思うの。知っての通り夫はわたしなんかに構わないで、お互いに干渉はしない。多分、来年には取締役になると思うから、その時には、今村君には事業部の次長になってもらうわ！今村君も知ってるように、わたしの父は会長だから・・・・わたしの身体、魅力が無いかしら？」
　由希奈の話に今村は驚くばかりだった。

（つまり、言うことを聞いて奥様を満たせば、出世を約束する・・・・）
　今村は生唾を飲み込んだ。

　身長は162cm、Ｂ83Ｗ56Ｈ82、肉感的とは言えないが、小顔で美人、品のある顔で腕も脚も長く、魅力的に見えた。
　肉感的な由佳とは全く違うタイプの由希奈に、年齢を感じさせないオンナの魅力を感じた今村は、動き回っていた由希奈の背後から、その身体を抱きすくめた。

「部長を気にしなくて良ければ・・・・無条件に奥様は魅力的ですし、僕で良ければいつでも・・・・」
　今村の頭の中に計算が無いわけではなかったが、由希奈の魅力に惹かれたと言いながら首筋に舌を這わせた。

「ぁぁぁ・・・・このまま、わたしを満たして・・・・今日は泊まっていけばいいし、主人たちの面倒は家政婦が・・・・」
　由希奈も今村も迫田と由佳が禁断の関係になってるとは思わず、今は自分たちのことだけに気を費やしていた。

「奥様がもういいと言うまで気持ち良くしたい・・・・」
　今村は少し躊躇する気持ちがあった。

（どんな風にすれば満たせるのか！？気位の高いお嬢様育ちの奥様の好むセックスなんて・・・・）
　そんな今村の気持ちを由希奈が楽にした。

「その奥様ってのはヤメテ、由希奈って呼んで・・・・それと、メチャメチャに乱れて感じたいから、気を遣わないで」
　由希奈は自分でも背後に居る今村の股間を弄り始めた。

「由希奈・・・・」
　今村は由希奈のドレスを脱がしブラジャーを外し、背筋に沿って舌を這わせ、お尻を擦り、パンティも脱がした。

「由希奈の裸、凄くキレイだよ！」
　今村は由希奈の裸体をグルリと廻って観察し、正面に向かって型崩れしていない乳房を擦った。

「はぁあっ・・・・はぁ、はぁ、誤解しないで・・・・わたし、主人以外の人と、こんなことをするの貴方が初めてなのよ。それに、主人とも、もう何年もしてないから・・・・」
　由希奈は少し恥ずかしそうに言った。

「何も考えてませんよ！由希奈とこうしていること以外は関係ないし・・・・由希奈も僕のこと以外は考えないで思い切り乱れればいい・・・・」
　今村は立ったままの由希奈の淫部に顔を寄せ、柔らかな細い恥毛を舐め、淫液を滲ませた淫唇を舐め、太腿を擦り、お尻の柔肉を擦った。

「アッ、こんな格好で・・・・」
　由希奈の長い太腿に淫らな液が滴り落ちていた。

　由希奈も我慢できないといった感じで今村の衣服を脱がし、昂った肉棒を掴んで扱き亀頭を舐め回して今村の顔を見た。

「由希奈、凄く艶っぽくて・・・・その素敵な顔で舐められると・・・・」
　今村も暫く淫交から遠ざかっていたので、雲上人だと思っていた由希奈からフェラをされ射精感が込み上げた。

「いいのよ！我慢しなくても・・・・ずっと仕事でエッチしてないのでしょ？今日は何回でもイッて構わないし、わたしの口の中じゃイヤ？」
　由希奈は今村の玉袋を擦りながら肉茎を舐めあげ、亀頭を口に咥えて素早く扱いた。

「うっ・・・・アッ、ぁ、ユキナ・・・・」
　早漏かと思うほどの早さで今村は由希奈の口の中に射精していた。

「・・・・ぅ、ゴクッ・・・・ふぅぅぅ、濃いわ〜いっぱい出したのに、まだ堅いまま・・・・相当、してなかったのネ！」
　由希奈は今村の亀頭を舐めながら妖艶な視線を今村に向けた。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・由希奈、ありがとう。これで、一晩中でも、由希奈を愛して感じさせられるよ」
　今村は自分の精液を飲み込んでくれた由希奈を抱え、ベッドに運んで仰向けにした。

「あぁ、わたし、そんなに身体、良くないから・・・・」
　上からジッと自分の裸体を観る今村に由希奈は恥ずかしくなった。

「そんなことありませんよ！充分過ぎるほど由希奈の身体は魅力的だし、恥ずかしがってたら、由希奈が望むような結果は得られませんよ。僕のオチ●チ●は標準サイズで特別じゃないけど、由希奈はその僕のモノをしゃぶって飲み込んでくれた・・・・それだけで、充分過ぎるよ」
　今村は由希奈の身体が魅力的だということを実証するように、乳房から下腹部、腰、太腿、背中からお尻まで舐め回した。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・やっぱり、わたしの選んだ今村君は最高ネ」
　由希奈は久し振りに身体中に淫悦を感じていた。

「ここからは淫らにいきますよ！」
　今村は由希奈のお尻を高く持ち上げ、由希奈の目にも自分の淫部が見えるほどの位置で淫部を舐め始めた。

「あぁあああ、ハァアアッ・・・・」
　その様子を見た由希奈の興奮は一気に高まった。

「由希奈のオマ●コもお尻もキレイで荒れてないよ。エッチな液も豊富で感じやすいネ」
　今村はクリトリスから淫壷、お尻の穴まで何度も舐め、指でクリトリスを圧し擦りながら舌で淫壷の縁からお尻の穴を舐め回した。

「あぁぁ、あぁぁ、あぁぁ、あぁぁ、ハッ、イイッ・・・・」
　由希奈はまだ本格的に愛撫されてないのに昇りつめそうだった。

　今村は上品で清楚に見えていた上司の妻が、自分から求めて淫らに感じてる姿に大きな悦びを覚えた。

（こんなことが・・・・あの奥様が、こんなに乱れて・・・・）
　今村はクリトリスを舐めながら前後の穴を指で圧し擦り始めていた、

「あぁぁっ、イイッ、はぁぁ、お尻まで・・・・あっ、でも、イイッ・・・・」
　由希奈の淫壷の中にある今村の指に圧し戻そうとする圧力を感じ、今村はここぞとばかりに激しく圧し返した。

「あぁぁああああああ〜〜〜〜〜〜イッ、イィ〜〜〜ッ！あ、はぁぁ、はぁぁ、アッ、ダメッ、イイッ、イッくぅぅぅ〜〜〜〜〜」
　由希奈の前後の穴がキュキュキュッと収縮し昇りつめていった。

「それじゃ、このままの格好で合体しましょうか？」
　そう言うと、今村は高く掲げた由希奈の淫部に上から肉棒を圧し込んだ。

「ウゥアアアッ・・・・凄い、見えてる・・・・」
　由希奈は自分の淫壷に肉棒が上から突き刺さるように挿入されるのを見て、異常な興奮と快感を感じた。

「いいいいいいぃぃぃ〜〜〜〜イッ、くぅぅぅぅ〜〜〜〜」
　大きく顔を左右に振って快感を悦ぶ由希奈の姿は魅力的だった。

「由希奈、凄く素敵だよ！だけど、まだまだ感じてもらわないと・・・・」
　今村は由希奈の身体をうつ伏せにし、引き締まったお尻を持ち上げてバックから淫壷に挿入し腰を繰り出し始めた。

「あぁぁ、あぁぁ、あぁぁ、あぁぁ・・・・」
　由希奈は自分でも上半身を起こして身体を弓なりにし、お尻を突き出して淫らな声をあげた。

「由希奈、凄くエッチだよ！」
　今村は上品な由希奈が獣のように悶え吼えるのを悦んだ。

「あぁっ、イイゎ、はぁぁ、いいのぉ〜〜あぁぁ、もっとぉ〜〜」
　由希奈は飽くことを知らない盛りのついたメスのように淫らになり、今村にさらなる快感を求めた。

　今村は腰を繰り出す角度や早さを変えながら激しく由希奈を突き、由希奈が昇りつめ始めると同時に、小さく萎んだお尻の穴に指を挿入し同期させるように動かした。

「ぅあっ！・・・・アッ、アッ、ぁ、お尻が・・・・イイッ！」
　由希奈は締まった腰をくねらせ前後の淫穴で昇りつめていた。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・初めて・・・・お尻も、イッたみたい。さっきもそう感じたけど、間違いなく、わたし、お尻もイクわ！」
　由希奈は自分の中に新しい発見をしたように頬を紅潮させていた。

「じゃぁ、最後は由希奈の処女ケツでフィニッシュしようか？」
　今村は横になって由希奈を抱き、乳房と乳首を擦りながら淫壷をゆっくりと突き続けていた。


　由希奈と今村が淫らな時間を過ごしている間、迫田と由佳はどうしていたのか？

「家内の用事じゃ、夜中まで戻っては来ないな！じゃぁ、こっちはこっちで気持ち良くしようか？」

　この日の前日も、ふたりは淫らに交わり淫悦に浸っていたのだが、相性の良さなのか、どんなに求め合っても果てないように、お互いの淫部を弄り始めていた。

「ここじゃ、家政婦にも見られそうだから・・・・」
　迫田は客室用の部屋に由佳を連れて入りロックし、安心したように由佳の淫部を弄り舐め始めた。

「あぁぁん、部長さん、わたしにも・・・・」
　由佳は迫田の肉棒を弄り口に咥えて貪るように舐め始めた。


　二組の禁断の関係が蜜に進んでいった・・・・。
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2013.3.30掲載
74話（2013．3/27時点）
　【71】　　【72】　　【73】　　【74-1】　　【74-2】　　【74-3】
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