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【 鬼畜が集う館④ 】
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～あらすじ～
２６歳で谷川家に嫁いだ恵は、海外長期出張をする夫・義明(28歳)の留守中に義父・慎一(58歳)と義兄・慎太郎(32歳)の強姦陵辱を受け、どちらの子かを宿してしまった。
一方、慎太郎は実母の死に際の告白で、慎太郎は慎一の実の子でないことが判明した。慎一の血を引き慎太郎よりも優秀な弟・義明にどうやら家業（谷川商事）を継がせたいとの父・慎一の思いも最近(慎太郎には)分った。慎太郎は、義明の妻・恵を性奴隷に仕立て上げて、谷川商事を乗っ取るの為の接待の「道具」として恵を酷使することを決意したのである。。。
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10．【 焦る慎太郎… 】
土曜日の公園で、恵をベンチに手錠で繋いだ上で、本屋に買い物に行ってそして慎太郎は公園に戻った。車から降りてベンチを遠目にみたら、恵を繋いでおいたベンチには誰もいない…。
焦った慎太郎はベンチに走り寄った。手錠の片方はベンチのパイプに繋がっていて、もう片方は革製のフックに繋がっている。ただし、コスチュームと繋がっていたフックは刃物で切り取ったらしい痕跡があった。
慎太郎は一瞬で、途方に暮れた…。
茶髪のガキども５人組は予め慎太郎が雇っておいた不良少年である。ガキどものリーダー格の林原光という少年は、慎太郎が出入りするパチンコで知り合って、慎太郎は今回の芝居をグループ数人でやらせる事を条件で前金で３万円渡した。
恵を少しビビらせて、そして恵が窮地に陥ったところに、慎太郎が現れて「少年達を蹴散らして恵を救出する」という臭い芝居をやる予定であったのだ。
仕方なしに、慎太郎は煙草に火を付けて、恵を繋いでいたベンチに腰掛けた。
少年のリーダー格の林原光の携帯に何回コールしても出ない。恵の携帯は自宅に置いたままである。万事巧くいく筈が正反対の結果になりつつある…。
アテもなく天を仰いでいると、林原光が大人二人に付き添われて公園に現れた。なんと、右腕に包帯をして首からぶら提げていた。なんのことか理解できないで、慎太郎に向かって歩いてくる林原光と大人二人を見つめていたが、慎太郎のベンチに１０メートル程のところで三人は歩くのを止めてなにやら相談事をしている。そして、尚も観察していると、林原が包帯をしてないほうの腕を慎太郎に向けて、慎太郎を人差し指でさして大人二人に何かを告げた。林原はその場に残り、大人二人だけが駆け足で慎太郎に近づいた。
慎太郎の腕を一人が押さえた。そしてもう一人の大人が喋った…。
「あんたが、谷川慎太郎か？」
「ああ、そうだが…」
「よくも、可愛い舎弟を可愛がってくれたな…。林原は見ての通り右腕骨折。他の二人も利き腕骨折、その他の二人も後頭部を強打して今病院で検査中だ…」
「い、一体…。私も連れの女性が行方不明で…」
慎太郎の腕を押さえていたほうの男が、慎太郎の腹部に膝蹴りをかました。
慎太郎は呼吸困難と激痛で、その場にうずくまった。
「こら、谷川！おまえはアホか？お前の連れの女の話をしにきたのではない。可愛い子分達をカタワ者にしてくれた礼を言いにきんだぜ…笑」
「そ、それは…、私は知りません…。私は彼らにある依頼をしてお金も払いましたし…」
先ほど、膝蹴りをかました男が慎太郎の胸倉を掴んで殴ろうとしたが、さっきから会話してるほうの男がそれを制止した。
「おいっ！止めとけ！公園には沢山ギャラリーがいるだろ！サツ(警察)にパクされたら困る…。仕方ない、この慎太郎とかいうアホを組の事務所に連れて行け！そこで、ゆっくり話を聞いてやろうぜ！…」
慎太郎はとっさに、腕を掴む男を振りほどいて逃亡を企んだが、会話をしていたほうのヤクザの蹴りが急所（睾丸）に入り、地面にもんどり打って、急所を押さえて苦しがった。
慎太郎を乗せた暴力団の車は公園の脇道から静かに走り去った…。
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11．【 靖子の出産 】
慎太郎を拉致した暴力団の車は組事務所に向かった。
１５分ほどで事務所についた。
ヤクザの言い分は、こうである。
～日頃から可愛がっている林原光らが、慎太郎に依頼事を頼まれて、その依頼事を遂行中に第三者(山下の事)の介入で林原達５人は大怪我をした。治療費を含む慰謝料を支払え！～
というものである…。
ヤクザの言い分としては、もっともな話そうだが、慎太郎のほうとしては第三者と殴り合いになるような喧嘩などは指示したつもりはない。慎太郎からすれば少年達は調子に乗り過ぎただけの話である。
たが、慎太郎の言う正論などは、組の事務所で通用するわけがない。
一方、ヤクザの言い分のほうとしても、「出るところに出れば」こんな話は因縁以外の何ものでもなく、１円の慰謝料も慎太郎から取れないばかりでなく、逆に恐喝容疑で逮捕されるであろう…。慎太郎は、女には弱いが(父の会社)谷川商事で弁護士絡みの交渉も経験していて、思わぬところでそれが役に立ったのだ。
結局、少年達への慰謝料として支払うのでなくて、ヤクザ二人の口利き料(仲裁料)として２０万円を公園に来たヤクザ二人に支払うという事で組の事務所を無傷で出ることができたのだ。
無論、慎太郎の払った２０万円は１円たりとも少年達には渡らない(笑)。ヤクザとはそういうものなのだ。
慎太郎が偉かったのは、恵の件も父の会社の話もヤクザに何一つ話してないことである。少しでも話そうものなら、ケツの毛まで抜くのがヤクザの世界なのだ…。
組の事務所を出て、自宅に向かう慎太郎の携帯に、「靖子は元気な男の子を無事出産しましたよ」という電話が靖子の姉・貴子から報告が入った。自宅へ向かうところが、そのまま病院へ向かうことになった。（公園に置いてあった車で向かった）
出産して数時間経過していたので、産まれたばかりの赤ん坊と、靖子の元気そうな顔を見ることができて、慎太郎はひと安心である…。病院のベットで、女としての大事業を成し遂げた靖子に対して労をねぎらう言葉を慎太郎は妻に言った。靖子としても（父親は誰であれ）五体満足の子を出産できてとにかく大安心なのだ。
「靖子…。ご苦労様、それによくやってくれた！ありがとう！」
「ええ！あなた、有難う！」
「男の子だな。俺も頑張って、息子に継げる会社にするよう頑張る。谷川商事の社長になってみせるゼ！」
「ええ。でも、そのお話は今度にしましょう…。私、ちょっと疲れました…」
「そうだな…。少し、眠ったほうがいい、本当に靖子お疲れさま！」
慎太郎は、一応はこういう挨拶ができる人間ではある。
だが、貴子が（病院から）慎太郎に電話を何度も入れている最中には、貴子の夫である利明は既に病院に駆けつけて、靖子の容態を見舞うというか出産を、貴子と励ます態勢にいたのである。まあ、利明としても複雑な心境ではあるのだが…。
慎太郎は、会社にどうしても用事があるので３時間ほど病院を抜けると皆に告げて病院を後にした。自宅（実家に）に帰って、恵に着せる第３のコスチュームやレースクイーンのコスチュームを箪笥にしまっておく為である。
慎太郎が病室を出ると、貴子が靖子の今後の病院との段取の説明を受ける為に事務局に呼ばれて、病室は靖子と利明の二人だけとなった。利明もお祝いのことばを述べた。
「靖子。出産、おめでとう。それにご苦労さま！元気な赤ちゃんで良かったな！…」
「利明さん、ありがとう！」
「それにしても…、慎太郎君は、こういう時こそ、靖子の傍にいないとイカンのだが…」
「いいの…。ああいう人なの…。もう諦めてるし…(笑)」
「あっ、そう言えば…」
「どうしたの、利明さん…」
「いやね。さっき、看護士(婦)の一人に"お父さん"おめでとうございます、って言われたよ(笑)」
「それで、なんて答えたの？（にこっ）」
「違います、って言おうとしたら、もうその看護士は足早に去っていたよ…(笑)」
「違うこと"ない"わよ。あなたが、父親です。利明さん…（にこっ）」
「ま、まさか…」
「女にはわかるものなの…。父親が誰かって…」
「…」
「いいの。私も誰にも言えないことだし…(笑)」
利明は、無言にならざるを得ない状況になって気まずい沈黙がながれたが、そこに病院側との用事を済ませた貴子が戻ってきた。
「靖子。もう安心だから、暫く眠りなさいよ…。私も、ここんとこ靖子に付きっきりだったから２時間ほど用事してくる。あなた(利明)はどうする？」
「ああ。俺がいては靖子も眠れないだろう…。俺は帰るわ…」
出産を終えた母親と、それをとりまく肉親・血縁者のどこにでるある光景であった～
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だが、靖子が生んだ赤ん坊の首が据わってもいない早い時期から、利明は靖子の"ナマ膣"への感触・望郷が忘れられずに、靖子に再び避妊をしない生セックスを要求することになる…。
そして、その数度目かの中出しが"又もや"命中弾となり、再び靖子は利明の子を孕むことになり、不信に思った貴子が慎太郎に（慎太郎の精子の）不妊治療検査を依頼するに至る…。
この段階で、肉体は別として、谷川家を取り巻く人間で、たましい(魂)が鬼畜化していないのは貴子と恵だけである。（義明と充子も正常な魂だが）
慎太郎は言うに及ばす、靖子も近親不倫の子と承知で出産した。利明に至っては、自分の妻がナマで中出しをさせてくれないからという理由だけで、靖子を精液便所かわりにしているのだ…。
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12．【 恵も靖子のお見舞い、お祝いへ…～女同士の戦いのプロローグ～ 】
慎太郎は忙しくなってきた。
谷川商事での仕事、（谷川商事）乗っ取り計画、そして恵の調教である。
勿論、靖子が退院するまでの見舞いも夫として父親として病院にコマメに足を運んだ。何しろ、父親なのだ。父親や夫としての自覚はともかく、こういう事をキッチリやっておかねば諸々の計画は足元から崩れ去る。それくらいの事は理解できる人間なのだ。
（まさか、赤ん坊が利明の子などとは夢にも思わないし、引き続き第二子までもが利明の"気まま"な性処理で自分の妻が妊娠させられることになろうとは…）
公園で何者かに拉致された筈の恵は谷川邸に帰ってきた。
慎太郎が迎えた時の恵の衣装は、ピンクレンジャーではなく、ごく普通の20歳代の女性が着るような普段着であった。
「め、恵…。無事だったのか…」
『…』
恵は慎太郎に目を合わせることもなく、返答もしないで慎太郎を無視して自分の部屋に直行して、自分の服に着替えた。慎太郎は無視された事に関しては多少腹がたったが、そんな事で怒れる義理ではないのだ。下手をすれば本当に恵は殺されていたかも知れないのである…。
とにかく、恵は帰ってきた。恵は山下と智恵子の家で３泊したが、慎太郎が切羽詰ったら何をするか解からない…。秋田の恵の実家にアクションを起こされるのが怖かったからである…。
それに、山下と智恵子という強い味方ができた今となっては、精神的に一段強くなった恵になっていたのだ。『レースクィーンでも、戦隊ものでも、なんでも着てやるわ！馬鹿男っ！』という覚悟ができていた。そして、もう一つ、恵が頑張れる理由ができたのだ…。
その理由とは、愛する人ができたのだ。
同性愛だが、恵は智恵子を愛してしまった。智恵子の人間的魅力と肉体的魅力にメロメロになってしまった。智恵子も恵に対してそうである。相思相愛なのだ。
夫・義明以外で、恵の肉体を"尊いかけがえの無いもの"として大切に扱ってくれ、愛してくれるのは(同性とはいえ)智恵子が初めてなのだ…。"同性愛だからうんぬん"などと道徳じみた基準を今の恵（の性モラル基準判断）に当てはめるには、余りにも恵が可哀想過ぎるのである。
逆を言えば、義明と智恵子のみが鬼畜でないピュアの心を持った人間といえるのである…。
恵は帰宅して、家の中の掃除や諸々の事を済ませると、義理の姉・靖子のお見舞いとお祝いに病院に訪れた。そして、ひと通りの社交儀礼的な会話を済ませると、無意識に余計なことを口走った。いや、実は無意識に言ったと見せて計画的に話したことである…。
『義姉さん、おめでとうございます。元気な赤ちゃんで本当にひと安心ですね…』
「恵ちゃん、ありがとう…」
『慎太郎義兄さんって、セックス情熱的なんでしょう？(にこっ)』
「ま、まさか…(笑)。私なんかホッタラカシだったわよ！笑」
『まさか、は、私のセリフですよ！笑。ホッタラカシなら妊娠する筈無いじゃないですか…(笑)。それとも…』
靖子の心中は一瞬で真っ暗になった。恵が今言った『それとも…』の意味に対してである。恵は利明の事を勘付いているのではないか…。が、会話を中断するとマズイ…。
「そ、それとも、な、なに…？」
『いえ。コウノトリかな、ってね！(にっこり)』
「…」
『あっ…、もうこんな時間…。義姉さん、じゃあ私、帰ります。実家で慎太郎義兄さんが待ってますので…（にこっ）』
「えっ？な、何を待ってるの？…。ま、まさか…、恵さんを？…」
靖子は気が動転したままだ。トンチンカンなことを恵に言ってしまった…。
『い、嫌だぁ！笑。晩御飯の仕度に決まってるじゃないですか…。それとも、義姉さんがどうしても！って仰るなら、出産直後で静養中の義姉さんのピンチヒッターで"一夜妻"くらいしてもいいですよ！笑。いえ、冗談ですよぉ～！冗談っ！笑。じゃあ、失礼します…。おだいじに…』
恵は靖子に返事をさせるヒマを与えずに、自分だけ言いたいことをいって、病室を去った。そして、慎太郎に対する恨みを、単純に靖子にブツケタつもりの(靖子への)嫌味であったが、それに対応する靖子の反応が尋常でないことに気がついた…。『ひょっとして、あの女…。まあ、いい。とにかく今日は慎太郎と闘いだ！』と独り言を呟いていた。
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13．【 性奴隷用・第３のコスチュームとは… 】
慎太郎と恵は食卓で向かい合って晩メシを済ませたところだ…。
「め、恵…。どうしてた？三日もの間…。何処にいた？心配したぜ…」
人をベンチに手錠で繋げて置き去りにするような馬鹿が何を言うのよ？何が心配よ！と恵は腹で思ったが、どうしようも無い男なのだ…。まともに話をすると恵が疲れる…。心配させるような事を言ってみて、慎太郎の出方をみることにした…。
『お義兄さん…。私怖かった…。暴力団に拉致されてたの…』
「ぼ、暴力団！？…、何処の組のものだ？」
『分りません。とにかく、三人の男に暴力団の組長の別荘に連れて行かれて…』
「ど、どうしたのだ？…。ヤクザが恵に一体何をしたのだ…？」
『お財布も、金目のモノもない女にする事と言えば…、決まってるでしょう…』
「レイプされたのか？輪姦されたのか？」
『三日三晩…、犯されっぱなしでした…。嫌っ…、私、死にたい…』
「…」
慎太郎としては、レイプに対する嫉妬心より、恵を輪姦した男達の素性が暴力団と聞いて震え上がった！無論、恵の話は作り話である。智恵子が恵に授けた「創作話」なのだ。暴力団の話を慎太郎に聞かせて、出方を見ようというわけである。
『そ、それで…、お義兄さん。あなたのお話を暴力団員にしました…』
「な、なんて…」
『私の夫です。私を釈放してくれたら、夫は身代金を持って来てくれる筈です。と、話をして解放してもらいました』
「ば、馬鹿な！…。で、どういうふうに俺の話をヤクザにしたのだ？恵！」
『谷川商事の次期社長になる男だから、お金はなんとかなります、って…』
「会社の名前まで話したのか！！馬鹿なことをしてくれたな…」
慎太郎は、頭が真っ白になった。頭は真っ白だが、顔面は蒼白になった。余裕もへったくれもない…。だが、ここで取り乱して恵に怒りをぶつけるのは、ギリギリ我慢した。それに、今日は別の暴力団に２０万円を渡した。イザとなれば相談にものってくれるだろうよ…。失禁したいくらいの恐怖を、金を渡したヤクザにスガルことで、なんとかこの場の自分の取り乱しは抑えることができた…。
と、同時に、恵に対する強烈な性衝動が生じていた。
哺乳類のオスは死に直面するような恐怖をおぼえると、自分のＤＮＡをこの世に残すべく、手当たり次第にメスと交尾する習性があるのだが、今の慎太郎は正にそれである…。
気がついたら、慎太郎は恵に強烈なビンタを喰らわせていた。
恵を殴ったあとで、自分の手の平の痛みの理由がなんであるかに気がついて、恵にふるった暴力に気がついたくらいに無意識にビンタをしていたのだ…。
恵は恐怖におののいた…。
いくら精神的に優位に立っていても狂犬のような男の暴力には所詮、女は対抗できないのだ。
恵は、狼に狙われて群れからはぐれた羊のような悲鳴を無意識にあげた。
『ひ、ひっ…い、い』
「おいっ！こらっ！恵っ、よくも俺様を怒らせてくれたな！お前に落ち度があってもなくても俺の知ったことではないっ！よくも、ヤクザに俺のことをバラしてくれたな…」
『ひ、ひっ…い、い、ッッッ…、ゆ、ゆ、ゆるして…』
恵に落ち度などある訳がないが、もうこうなれば慎太郎は鬼畜いや、家畜以下の脳判断力しかない。慎太郎に恐れおののいて、しゃがみ込む恵に、今度は蹴りを喰らわせた。恵の筋肉は恐怖のあまり全身硬直して、唇も紫色になって血の気がない。慎太郎は発狂したような征服感のあまり、尿を少し漏らしていた…。そして、性奴隷用の第３のコスチュームの紙衣装箱を恵の目の前に持って来た…。
紙衣装箱を恵の前に運ぶ際に、箱の中から何やら金属音がしている…。
箱を恵の目の前で開けたが、恵が見たものは金属製の"折りたたみ式のロボット"にしか見えない。
「恵…。へへへ…。これ、なんだか分るか？おまえ！…ひひひ…」
『…』
「これはな…。お前のように、フシダラでどんな男のチンコでも咥え込んで、誰の子か分らん子種で孕んでしまう"ド・淫乱妻用"コスチュームさ…ふひひひ…」
『…』
「実際にヨーロッパで紀元前にあった、十字軍が使った貞操帯ってシロモノものさ…。これを装着して、鍵をかけたら、お前は、一生俺以外の男とはセックスできないゼ…ひひひ…」
恵は、自分の身にこれから起こる陵辱に対して恐怖しているのではなくて、慎太郎の"性格異常"に対して恐怖していた…。そして、慎太郎のほうは、このコスチュームを着せる際に恵の頑強な抵抗を予測して別のものを用意していた。
クロロ●ルムである。なかば、失神状態のような恵を捕まえて、クロロ●ルムを吸い込ませたタオルで口と鼻を押さえた。
恵の美しい顔は、気化したクロロ●ルムを吸い込んだ一瞬だけ阿修羅な形相になり、直ぐに昏睡状態となり、電池が切れたロボットのように慎太郎の腕の中に無表情に納まった…。
慎太郎は、恵が着ている衣服を脱がせる余裕など無かった。
既に我慢汁をだらしなく垂らしてギンギンに勃起したペニスの亀頭裏部の一番鋭敏な部位を、無意識に恵の美しい顔のそこいら中の皮膚にこすり付けていた。乾燥した皮膚にペニスを擦りつけても普通は痛痒いだけたが、ひっきりなしに泉のように湧いてくる慎太郎の我慢汁がちょうど具合良い潤滑油となった。
恵の美しい顔のそこいら中にペニスをこすり付けた慎太郎であったが、最後は上唇と下唇のワレメに激しくこすり付けて、長い長い射精をした…。恵の美しい片方の鼻腔にも精液が飛び散り片方の鼻の穴は精液で塞がった…。
精液は恵の官能的な唇を起点にして顔全体に放射線上に広がった。そして、精液を枯れても萎えないペニスで顔中こすりまくり、恵の顔面は乳液でパックしたような状態になった。
１０分ほど放心状態にあった慎太郎は、起き上がり、貞操帯コスチュームを恵に着せた。着せ終えると股の部分の膣口の鍵を開けて、既に回復勃起したペニスを恵の膣口にあてた…。
紀元前にあった、十字軍の貞操帯がそのまま現代社会で使用できるわけがない。
無論、現代風の、それも性プレイ用にアレンジされている。端的に言えば"十字軍の貞操帯"をヒントにした作った女を陵辱する為のパーツ(レイプ用ウエア)である。
ショートパンツに似た構造部分が金属で、股の開口部がスライド式で開け閉めできるようになっている。大と小の便に関してはその用を足すに値する小さな穴が開けてあるから問題はない。
膣に棒状のモノを挿入できない為の金属製スライド開閉扉があるのだ。
このスライド扉は、電磁式暗証番号を入力する"数字ボタン・プレイト"がベルトのところにあって、このコスチュームを装着している女にペニスをインサートしたければ、正しい暗証番号を入力してスライド扉のロックを解除する、という難儀な仕組みになっているのだ…。
つづく
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