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【 鬼畜が集う館⑤ 】
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～あらすじ～
２６歳で谷川家に嫁いだ恵は、海外長期出張をする夫・義明(28歳)の留守中に義父・慎一(58歳)と義兄・慎太郎(32歳)の強姦陵辱を受け、どちらの子かを宿してしまった。
一方、慎太郎は実母の死に際の告白で、慎太郎は慎一の実の子でないことが判明した。慎一の血を引き慎太郎よりも優秀な弟・義明にどうやら家業（谷川商事）を継がせたいとの父・慎一の思いも最近(慎太郎には)分った。慎太郎は、義明の妻・恵を性奴隷に仕立て上げて、谷川商事を乗っ取るの為の接待の「道具」として恵を酷使することを決意したのである。。。
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14．【 慎太郎失神… 】
慎太郎は、恵に性奴隷用・第３のコスチュームを着せる際に、膣挿入を我慢しきれずに、クロロ●ルムで失神させた美しい恵の顔面に顔射した。いや、我慢しきれずに「顔に漏らした」という表現のほうが正確であろう。しかも、慎太郎のペニスは萎えることなく無く、醜く腫れあがったままである。３つ用意した性奴隷用コスチュームの中で"貞操帯"が一番高額だったし、本人が一番恵に着せたかったコスチュームなのだ。だがら、３番目に着せることにした。
恵はクロロでしたたかに眠っている…。焦る必要もない。それに、恵が目を覚ましても恵には最早抵抗する気は無いのだ。抵抗したところで、家畜以下の精神状態の慎太郎にＤＶされてお仕舞いだ。慎太郎は貞操帯のベルトをロックすると、膣口浸入用のスライド扉の暗証ダイヤルを入力してスライドドアを開けた。アル中患者でも無いのに指が震えている。自制できない極度な興奮状態になっている証拠であった…。
ペニスを挿入する前に中指を恵の膣に挿れてみた。湿っていない…。前戯もしていないから、当たり前のことであるが、それでも乾いた状態の膣に挿入するのも一興だと慎太郎は余計に興奮した。なぜならば、乾いた膣壁は挿入時の"抵抗"が大きいからである。摩擦係数が大きい、つまり、ペニスに普段とは違う、捻り擦るような快感を与えてくれるのである。
慎太郎の尿道口からは、糸をひいて透明な我慢汁がだらしなく垂れていた。
「よしっ！恵っ！観念しろ！これから可愛いがってやるぜ！お前のマ○コにたっぷり注いでやるからな！うひひひ…」
慎太郎は亀頭部を１センチ埋没させた…。
その時である…。腹部に激痛を覚えた！
「あっ、はあ？な、なんだ！い、痛ぃ～！」
激痛の震源地はヘソの右下であった。そして、津波のように痛みが腸全体に広がりつつある…。
「うっ、むお、痛いぃ～！」
ペニスの膣への埋没を断念したばかりか、ペニスはみるみるうちに萎えていく…。
慎太郎は下腹部を両手で抑えて悶え苦しんだ。痛みで絨毯の上を何回転も転げまわった。
慎太郎の意識はみるみるうちに薄れて、とうとう失神した。
それから３０分ほどしてから恵が目を覚ました。
慎太郎の異変に気付き、無意識に絨毯を転げまわる慎太郎を見て、素人判断だが救急車を呼ぶことにした。貞操帯ベルトの解除暗証番号は慎太郎のポケットの手帳に書いてあったから、難なく外せた…(慎太郎は馬鹿な男である…笑)。
それから、２０分程の救急車が来るまでの間に、恵は慎太郎用の着替えの下着や、病院で着るかもしれない軽装の服を３日分程用意してやった。"できた"嫁である…。実際、恵もそう呟いていた。
「こらっ！慎太郎できた弟嫁だろが！天罰ね！ハハハ…。まあ、病院で頭を冷やしな！」と。
そして、救急車のサイレンが自宅直ぐに来た時に、恵は着替え用の手提げ袋の底に、「貞操帯」を忍のばせた…。「病院で恥をかけ！タコっ！笑」とも呟いた。
救急介護士がタンカを持ってきて、失神する慎太郎を二人かがり乗せた。そして、恵に、
「奥様も、ご一緒に来て下さい」
と病院同行を促されたが、恵はキッパリ断わった。
「この人は私の夫でもなんでもありません。私の夫がもう直ぐ帰宅しますので、私は家を留守にはできません。この人の家族には私から連絡しますので、病院でお待ちください」
救急看護士は「了解しました」とだけ恵に告げて谷川邸を後にした。
救急車が去り、２０分程呆然としていた恵であったが自分を取り戻した…。
広い谷川邸に恵一人である。恵は無意識に智恵子に電話をした。寂しくて怖いから家に来てくれませんか？と…。智恵子はふたつ返事で谷川邸に遊びに来た。智恵子としては昨日の恵の皮膚の感触と乳房の弾力、そして自分と同じ構造をしている女性器の匂いが忘れられない。
谷川邸に着いて、恵の顔を見て「恵ちゃんを妹にように愛してる」とは言ったが、女性同士の同性愛として肉欲を貪りたい欲望もかなりの比重を占めている。
かくして、昨晩展開したような愛あるセックスをお互い貪りあった。
恵としては、同性とセックスするのだから、これは不倫ではないと心のそこから思っているし、ゆえに、夫義明への良心の呵責など皆無である…。第一、ここ数週間の自分の身の上に起こった"不幸"の原因と責任者は全て谷川家の人間にあるのだ！
恵は、慎太郎の妻(出産直後でまだ入院している)には電話できなかったので、自宅番号を知っている靖子の姉である田村貴子に電話をして、慎太郎の事情を話して病院へ行くように頼んだ。
貴子が病院に、（慎太郎の着替えを持って）かけつけると慎太郎は点滴をして麻酔で眠っていた。貴子は担当の医師の説明を聞いた。
「慎太郎さんの病名は急性虫垂炎です。昔でいう"盲腸"ってヤツです。虫垂炎自体は別段どおって事ないんですが、発見が遅かったので、重度の腹膜炎を併発しておられます。ですから、病院には３週間ほど入院して貰うことになるでしょう…」
「先生、お世話かけます。でも、虫垂炎って、普通直ぐに痛みが激しくなりますよね？…」
「ええ。普通はそうですが、ご主人の場合は朝から色々あったんじゃないですか…。仕事に没頭されていたとか…。神経がそちらにいって、患部の痛みが分らなかったんでしょう…」
「やっぱりそうですか。慎太郎さんの妻、私の妹が今日の午前中に出産したんです…。多分、そういうことや午後も仕事に出て多忙を極めてたものですから…」
貴子も医師も、それで納得した。
たが、事実は違う。確かに慎太郎にとっては午前中から緊張感の連続であったが、それは恵を公園で拉致したり、暴力団の事務所で脅されたり、そして、夕方には貞操帯を恵に着装させて畜生プレイを楽しむ為の緊張感の連続であり、決して、義理の姉(貴子)や医師に同情されるような清らかな緊張の連続ではなかったのだ…(笑)。
そして、慎太郎の腹膜炎も治癒して、大腸のポリープも切除して、退院まであと４日という段取りとなった。慎太郎としては、退院直後からすぐに、谷川商事乗っ取り計画の為にオープンする予定の「性の接待の館」を稼動させられるつもりでいたが、のんびりと病院のベッドで休養してる間に事態は思わぬ方向に展開していた。
桜井智恵子と恵に闘う勇気と知恵をつくる時間を与えたこと。そして、そんなことより、妻の靖子は精液便所として扱われて、利明の二人目の子供を妊娠してしまうことになる…。
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15．【 驚愕の真事実… 】
一方…。
慎太郎の妻・靖子の実姉・貴子とその夫・利明は自宅で久しぶりのセックスの最中であった。
貴子は、今回の靖子の出産に女の勘として、利明が何かしら絡んでいるという不信感を持っている。ゆえに、セックスも自分が可愛がってもらう、とか、愛を確認する、とかの夫婦として誠実でしているのでは無い。利明の性欲発散のお付き合いをしてやっているだけ、という醒めた感覚で抱かれていた。勿論、利明も貴子に愛などない。溜まった精液を(当然の権利として)妻の膣内に排泄するだけ、という感覚でセックスをしている。
キスはしないし、時々、申し訳程度に貴子の乳房を掴むだけである。貴子が下になって足をＭ字形に開いて、利明の股を捻りこむような味気の無いセックスである。そうなると、貴子の顔もみないし利明はひたすら腰を振ってコンドームの精液溜に精液を排泄するだけのセックスである…。
それでも、射精寸前になると利明は律儀なのか昔からの習慣なのか「貴子、イクぞ！」とだけ告げ、貴子もお愛想で「ええ、イって！」とだけ返答した。だが、利明が射精後の"まどろみの時"を楽しむ為に貴子の膣内にペニスを挿入したままにしていると、すかさず貴子が「ちょっと、あなた。コンドームから精液漏れるとヤバイから、早く離れて…」と冷たく言い放つのである…。
では、利明の本音の立場からすれば、どうなるであろうか…。
まず前提として、貴子に対して愛もないし、その妹である靖子にも愛情などは"ひとカケラ"もない。ただ、靖子の（亭主がいない時に）家に行けば、靖子は世辞の二つ三つも言ってくれて大事に扱ってくれる。靖子の側からだってそうであろう。靖子のつまらない世間話でも利明は聞いてやるし、返事をするだけでなく寸評までしてくれる。
この年頃の、この立場の女の側からすれば親身に話を聞いてもらえる、というだけで相手を自分至近距離に近づける。男の側からすれば、親身に話を聞いてやって適度に人妻を誉めておけば、セックスできる可能性が限り無く高くなる。そして、当然の帰結としてそういう二人は体を結ぶことになるのである…。
で。
利明の心境の話に戻るが、利明としては靖子を「無料でナマ膣内射精をさせてくれるダッチワイフ」くらいにしか考えていない。何故、そういう冷酷な気持になれるかと利明は自問自答したことはあるが、ナマ膣に射精したいという欲望が大部分と、そういう事をさせてくれない妻への復讐の気持ちも少しはあったのだ。
実は、神様も驚くようなオゾマシイ真事実が、この一族にはある。
田村貴子(32歳)
田村利明(34歳・旧姓 山下…田村家へ養子縁組された)
谷川慎太郎(32歳)
谷川靖子(29歳・旧姓 田村…谷川家に嫁いだ)
それで、
貴子の父親は貴子が中学生の頃に、愛人宅で腹上死したのだ。無論、田村家の家族には仕事中に脳梗塞で倒れ急死したということになっている。貴子の父である田村喜八郎は貧しい農家の出であったが、不動産と土建事業に成功して一代で財を成した。会社名は「喜八郎土建計画」といい、傘下に株式会社を３０社も持つ一大コンツェルンとなった。喜八郎には長男の喜一という男がいて現在社長を任せられているが、田村家の同族でグループ会社を支配する為には、どうしてももう一人"血縁の男"が必要となる。それで、白羽の矢がたったのが長女である貴子だ。貴子に優秀な（というよりは忠実な）婿を取り（長男の喜一）社長の補佐をさせてグループ会社系列を磐石のものにしろ、というのが喜八郎の遺言であったのだ…。
つまり、こういう環境下では、利明は貴子に従わざるを得ないのである。貴子の夫、いや、田村家の人間になったからこそ、大学卒だけが唯一取り得の利明は「喜八郎土建計画」の常務取締役の地位を与えられたのだ。
そして、そして…。
今から３３年前、「喜八郎土建計画」の社長・田村喜八郎に泣きついて来た男がいた…。
父親の急死で、若くして、いきなり「谷川商事」の社長になった谷川慎一である。慎一は未熟さに加えて雑な仕事ぶり、であっという間に谷川商事の負債を１億円も作ってしまった。この１億円を喜八郎は、無利子・無担保で気前よく谷川慎一に融資した。ただし、谷川の新妻を一晩だけ抱かせて貰う、という約束で…。慎一は代々続く会社を自分の代で潰すわけにはいけない…。
断腸の思いで自分の新妻を喜八郎に委ねた。喜八郎は慎一に「避妊はしっかりする」と約束したが、喜八郎はその約束を守らなかった…。喜八郎は妾腹の子が(本家以外の子が)６人もいる…。全て別の妾の子だ。別名「一発の喜八郎」という異名があるくらい、喜八郎に抱かれた女は一晩だけでもすぐに妊娠した…。
無論、不幸にも慎一の美しい新妻も例外ではなかった…。その時に身篭った子が慎太郎なのである！このオゾマシイ事実を知るのは、この世では谷川慎一ただ一人だ。慎一は誰にも話していない。田村家の人間も谷川家のことは知らない。知っていれば、兄妹にあたる慎太郎(異母兄)と靖子(異母妹)を結婚させる筈がないのだ。
だが、それを承知で、谷川慎一は(戸籍上の)息子である慎太郎と田村靖子の結婚を認めたのである。「神をも恐れぬ所業」とは正にこの事だろうが、慎一は(既に他界している)田村喜八郎と(喜八郎の)子種を受け入れた故・先妻への復讐のつもりでしていることなのだ！！
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16．【 靖子、再び懐妊… 】
慎太郎は腹膜炎で当初の予定の３週間ではなくて、一ケ月も入院するはめになった。
腹膜炎が治癒して、念の為の精密検査をしたところ大腸にポリープが見つかったからである。
悪性では無かったが内視鏡で切除できる部位では無かったから、数センチ腹を開くことになってその分の入院日数が加わったのだ…。
が、慎太郎の入院が長引いた事は、恵にとっても智恵子にとっても幸いした…。
慎太郎の谷川商事乗っ取り計画の為にオープンする予定の「性の接待の館」が延期されたからである。この間に、智恵子の内縁の夫である山下と共に悪謀に対する対策を講じることができるからである。
そして、もう一人、慎太郎の長期入院を喜ぶ男がいる…。
今までは、慎太郎の出張外泊時くらいしか、利明は靖子の肉体を貪る事ができなかったが、入院とあっては、いつでも好きな時に靖子を抱けるのである…。それでも、利明は靖子の退院後二週間は靖子を抱くのは遠慮していた…。が、退院後３週間を過ぎた日に、利明は又も身勝手な性欲の捌け口として靖子の肉体を利用した。
靖子は、赤ん坊を一人で育てる。気が滅入るといけないので姉の貴子が３日に一度は泊りがけで谷川靖子宅の世話をしてやっていた…。
「でも、靖子。あんたには悪いけど…、あんたの亭主は頼り無い男だわね！こんな大事な時に入院するなんて…。こういうのを甲斐性無しって言うのよ！笑」
「お姉さん、そう言わないでよ…笑」
「ところで、この子(赤ん坊)、あんまり慎太郎さんに似てないわね…」
何気なしに貴子は言ったつもりだったが、靖子は反応した。
「なんでよ？慎太郎さんにソックリだわよ！お姉さん、変なこと言わないでよ！慎太郎が聞いたら怒るわよ！笑」
靖子はそう答えて笑ったが、笑い声に力が無かった。
「まあいいけど。人様の夫婦の事だし…。ところで、靖子。一つ聞きたいことあるんだけど…」
「なに？」
「私ね…、女の勘なんだけどさ、利明に"女の影"を感じるのよ…」
「…」
「あなた、うちの亭主と仲好しでしょう！そういう事を感じたこと、ない？」
この時点では、貴子は靖子の事を微塵も疑ってもいない。
「ま、まさか…。利明さんに限って…、誠実な人じゃない…」
「うん、そうなんだけどね…。最近、昼間の会社をちょくちょく抜け出してるみたいなの…。一応、取締役常務だから社用ってのがあるんでしょうけど…。最近の外出時は秘書の同行を断わるそうなの、よ…」
「へ、へえ…。分ったわ、お姉さん。私も気を付けて観察しておくわ。何かあったら、電話するから…」
「う、うん、頼むわね、靖子。亭主、疑うってもの、あんまり気持いい話じゃないわね…」
「…」
その時、靖子の腕に抱かれていた赤ん坊がむずがって泣いた。
靖子がベビーベッドに連れて行って、寝かせようとすると、貴子も用事を思い出したように帰ると言い出した。
「あっ、じゃあ、靖子、私帰るわ…。慎太郎さんとこには、明日あたりにお見舞いに行ったげるわ…。じゃあ…」
～～～
ベビーベッドに寝かし付けて３０分程すると、利明が訪ねてきた。
「あっ、今さっきお姉さんが帰ったばかりなの…」
「あっ、そう…。なんだ、入れ代わりか…」
と、利明は言ったが、貴子が帰るのを近く喫茶店で待機していたのである…。
しかも、都合よく母乳で満腹の赤ん坊は熟睡していた。
利明は、時間も無いのか、少し焦っていた。だから、直ぐに靖子を抱き寄せた。
靖子は抵抗した…。
「義兄さん。もう止し(よし)ましょう。姉がなんか勘付いたみたいなの…」
「ま、まさか…」
「い、いえ。私の事はさすがに気付いてないけど、利明さんの素行が最近変だって…、さっきその話を私にしたの…」
「じゃあ、まだ、バレてないのか？俺たちの事は…」
靖子にとってはバレるバレないの問題ではない。実の姉が困っているのだ。
この時になって、はじめて、靖子は利明に求められるセックスが自分への愛情行為ではなくて、ただの精液排泄行為だと言うことに気が付いた…。しかし、それは遅すぎた…。利明はただの一度も自分に避妊してくれた事もないし、自分の子を出産させておいて、そういう事に対して何の頓着も示さないのだ…。
そういう事を考えて、おぼろげながらも姉(貴子)にすまないと良心の呵責を持つ靖子の目に映ったのは、「身体大丈夫か？」とも「元気だったか？」とも「赤ちゃん可愛いな！」などの、どの言葉も口にしないで、冷蔵庫からビールを勝手に取り出して黙って飲む性欲の塊の醜い中年であった…。利明は、コップに注いだビールを二杯飲むと、靖子の脇に座った。そして、キスもしないでいきなり靖子の乳房を掴んだ…。
「い、嫌っ！」
靖子は、乳房を掴む利明の手をはらった。
「ど、どうしたんだよ…。靖子っ！嫌いになったか？俺のこと…」
利明は再び、乳房を掴んだ。そして、ピザの生地をねりこむように乳房を揉むだけでなく押し込んだ。ふたたび靖子は、「嫌っ！」と乳房を押し込む利明の手をはらったが、母乳で張り気味で感度が高まっている乳房の快感で身をよじってしまった。
利明は、その反応を見て、我慢の限界が来たのか、乳房を激しく揉みながら、靖子を押し倒してロングスカートの上から股を開かせて、勃起したペニスを膣口に擦りつけた。
「い、嫌ぁ～、利明さん、止めてぇ～！もうダメよ、こんな関係は！あ、姉に悪いです！」
「靖子っ！今更、何を言うつもりだ！俺の種で妊娠して、子供まで産んだ女が！綺麗ごと言うな！」
「な、なんてヒドイ事言うの？利明さんっ！」
利明は、ロングスカートはそのままにして、ショーツを器用に脱がせた。というより、右足だけ脱がせて左足の膝のところでショーツは丸まっていた。次いで、中指と人差し指を膣に滑り込ませてみた。膣内は十分に潤っていた…。
が、ここで、利明がショーツも全部脱がせて、上半身もブラジャーを外して、乳房を口で愛撫したり、或いは膣口を口唇で愛撫していたならば、靖子としても（少しは）愛を感じただろう。
ところが、乳房は服の上から乱暴に揉むだけで、素肌が触れ合う部位は結局は性器だけである。
こんなに恥辱的にセックスはないだろう…。言い方を替えれば、「用事があるのは」性器だけ、という事だ。会話も無ければ、キスも、バストへの優しい愛撫もないのだ。
そして、靖子の惨めな思いに拍車をかけたのは、心では挿入を拒んでいるのに、自分の意に反して、膣が十分に潤ってしまったことである。
「な、なんて、ヒドイ…、あんまりだわ…利明さん…。ぅっ、あ、あっ、あは～ん、い、嫌ぁ～あっ！」
靖子の落胆など利明はお構いなしに、ギンギンに勃起したペニスを容赦なく挿入した。
「うっ、うっ、あ～っ、気持いぃぃ…。うっ、おお～、トロケそうだ、靖子…。貴子は、相変わらず、ナマでは犯らせてくれんし…、な…、ぅっ…たまらねえや…。このナマの感触は…」
屈辱的な利明の発言にとうとう靖子は号泣した…。
「わ、私は…、一体…、利明さんの何だったの…。ぅっ、あっは、ぅっうぅぅぅ…」
「な、何って、愛人だよ…。セックスしてお互い楽しんでんだから…愛人関係だよ、靖子っ！ぅっ、あ～ダメだ、溜まっとるし、感じ過ぎて出そうだ…。うっ、気持いええゾ…！」
「あっ、利明さんっ！ダメよ～、絶対にダメっ～え！避妊してぇ！外に出してぇ～。お、おっ、お願いぃ～い、な、中にだけは出さないでぇ～え！お願いぃ～いっ！！！」
絶叫して中出しを拒否する靖子の肩から頭部にかけて、利明の傍若無人なピストン運動に付き合って上下している。利明からすれば、その上下する顔の表情がまた興奮の火に油を注ぐのだ。
ピストンも１０度に一度の割くらいで、靖子の膣奥目掛けて思っきり突き上げる。それに反応して髪が乱れて、靖子の頭も飛び上がるように上に跳ねる。
「あっ～あ～、ダ、ダメっー、いっちゃう～、あ～、利明さん、気持いいぃ～。で、でも、中にはダメよ～、ぜ、絶対に…」
「おっおっ～、イクぞッ！靖子っー！悪いが、次回からはピル飲んでくれ…。た、頼んだぜ…きょ、今日は中に出すゾ…、うっ、うお～～～っっっっ！ぁっ、うっ、で、出てる…。あ～気持ちいい…」
「い、嫌ぁああああ～！！人でなし！…」
靖子がいくら哀願しても、後の祭りであった…。
靖子の膣口は濁流のように利明の精液を吐き出した…。塊のような精液がドロッと出て、あとは薄い温泉の湯のような白濁液がダラダラ出たあと、最後は泡だったのが出て終わりであった。
利明は、ショーツが丸まったほうの靖子の左足を上げて膣口を観察して、余韻を楽しんだ後、自分のパンツとズボンを履いてベルトを締めた。靖子の下半身はほったらかしである…。
「靖子。気持ちよかった。だけど、出した精液は全部外に流れ出たみたいだぜ…。だから、妊娠の心配は無いさ…。今度から、悪いけどピル飲んでくれよ…」
靖子に返す言葉は無かった。
自分の下半身が剥き出し状態なのは分っているが、下半身を陵辱された以上に心の陵辱を受けたのだ。両手で顔を隠して大泣きに泣いた…。
利明は「じゃあ、又、今度」と冷たく言い放つと、靖子の家を後にした…。
靖子は３０分ほど放心状態だったが、部屋中充満する利明の精液の臭いに吐き気を催すと、風呂場へ直行した。そして、シャワーの"ノズルを直噴"にして膣の奥に噴射した。１０分ほど噴射して、赤ん坊の睡眠を確認すると、再び風呂場に戻り今度は湯船につかった。（２４時間風呂なのでいつでも入浴可能なのだ）
そして、止め処なく涙を流しながら、無意識に自分の中指と薬指を膣に挿入して掻き出すように指を膣から出した。靖子は自分の陰部を直視した。膣口は陰毛が邪魔して見えない。だが、靖子の指を追うように、陰毛の陰から白い塊のような精液がドロっと出て、綿菓子のように透明な湯に広がって、浮いてきた…。
今までは、心の陵辱での涙であったが、まだ、大量の精液が残留してたかと思うと、今度は妊娠の恐怖で涙がこぼれ落ちてきた…。だが、お嬢様育ちの靖子には、「望まぬ妊娠」など考えた事が人生においてない。だから、モーニングアフターピルの存在を知らなかった。知っていれば、翌日にでも処方してもらえば悲劇的な妊娠は避けれたのである…。
「一発の喜八郎」という異名の田村喜八郎が鬼畜なのは分る。
しかし、鬼畜というのはどうやら遺伝子の問題では無いのだろう…。同じように鬼畜である谷川慎一の息子・義明は慎一の遺伝子を継いでいながら、まっとうな正常人であるし、喜八郎の娘・貴子もまっとうな正常人である。そして、靖子もお嬢様じみた世間知らずが祟り、利明のの排泄精液で二度も妊娠させられたが、二度目の時にはまっとうな正常人に戻った。田村利明の生家の家族にも鬼畜はいない。と、なると、血は関係ないのかも知れない。あえて言えば、金欲や征服欲を正しくコントロールできない人間が鬼畜になるのであろうか…。
とにもかくにも、靖子は二度目の妊娠をしてしまった。
しかも、今度の妊娠は慎太郎が入院している以上は(慎太郎の子種では)物理的に有り得無い妊娠なのだ。
その事に、貴子は直ぐに気がついた。
そして、第一子であるベビーベッドに抜け落ちていた赤ん坊の頭髪を持ち帰った。その頭髪と、夫利明の頭髪も採取してからＤＮＡ鑑定に出したのだ。当初は慎太郎の毛髪で、とも考えたが、それでは"慎太郎の子ではない"証明にはなっても、"利明の子である"証明にはならない…。
つづく
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