ゆかりを６０歳男に貸し出してしまった

龍 晃一 作
第６章　日常生活でのゆかり　

　柏原和也と行ったストリップの刺激は強烈なものがあった。ゆかりが燃え上がってしまったことで和也が考えていたことと異なる方向に行ったが、和也の機転でことなき得た。当面は和也の屋敷内でゆかりと二人きりで逢瀬を楽しむことを考えていた。木曜日と金曜日の宿泊に来たときは、ゆかりを和也の愛で満足させることを考えている。

　火曜日の昼間、ゆかりとホテルで逢瀬を楽しむことが出来た。ゆかりの自宅に迎えに行っていたが近所のこともあるので、デパートの駐車場で会うことにした。赤のＢＭＷは目立つ車である。海岸沿いの松林の公園でゆかりを全裸で散歩させ、ゆかりが恥ずかしさと破廉恥さで燃え上がってきたときにホテルに行った。

　ゆかりは、和也のペニスをフェラし、金玉を舐め、肛門を舌で愛撫することに慣れてきた。
　破廉恥なことをしているということがゆかりを燃え上がらせていた。そんなゆかりを愛撫することが和也の楽しみであった。

　ゆかりの夫である村川毅にプレゼントをしなければと考えていた。その為にビデオ機器一式を購入していた。この木曜日に燃え上がった全裸のゆかりの隅々まで撮影して、毅に送ることを考えていた。

　毅は勃起できなく、１年以上もセックスをしていない。セックスのできない苦しみと辛さに耐えていた。ゆかりの笑顔だけを生甲斐にしていた。和也から１０００万円の融資を受け、ゆかりを妻として差し出した。和也と会っているとき、ゆかりは和也の妻になっている。誰にも渡したくなかったがセックスできなくて沈み込んでいたゆかりの悲しみを知っているだけに、ゆかりが生き生きとしていることが嬉しかった。肉体の満足は必要なことだと思えた。

　柏原和也も妻に先立たれ、男のやもめ暮らしをしていた。妻のいない不自由さと好きなセックスが出来なかったことを骨身に沁みている。理想の妻とも言えるゆかりが泊りに来てくれる。
　それも３０歳の若い女なのだ。６０歳になり可愛くてスタイルも良く、フェイスも申し分ない。
　更に優しさを備えている。申し分ない妻と言えた。夜のセックスは、慣れてくると大胆に挑発してくれる。２度とこんな理想の女には出会えないと思っている。

　木曜日の午後にゆかりがきた。毅にプレゼントするビデオ撮影を考えていた。和也の好みであるゆかりの裸エプロン姿を撮影しょうと企んでいた。ゆかりと玄関で抱き合って長い口付けを交わすことが来た時の習慣になっていた。キスをしながらゆかりを裸にしていく。全裸にすると抱きかかえてベッドルームに行く。誰からも干渉されない二人だけの空間なのだ。

　ゆかりの股間を愛撫する。やがて、６９のスタイルでお互いを口で愛撫する。相手の性器を口で愛撫することは、愛の表現なのだ。ゆかりの口の中に最初の精液を飲ませ、精液を飲み干してくれたことで更に硬くなったペニスを膣に挿入する。
「ああああああ------いいい-----感じる-------いいいわ」
　亀頭を子宮の中に捻じ込みながら約３０分で膣に精液を放出した。

　お互いがすっきりしたところで離れたスーパーマーケットに買い出しに行った。ドライブを楽しむという意味とゆかりを知らない隣町の方がを安心できると思えた。買い物籠を押しながらも手を繋いでいる二人、誰が見ても親子にしか映らない。本当の夫婦ではないがほぼ夫婦なのだ。

　ほぼ１週間分の食材を買いこんできた。冷蔵庫と冷凍庫に分けて保管した。
「ゆかり、着換えてよ----」
「本当に撮影するの----」
「毅がゆかりの裸エプロン姿を楽しみにしているのだ」
「恥ずかしいわ---」

　ビデオは、ゆかりが着ているものを脱ぐところから撮影された。ブラを取ると形の良い乳房が揺れている。ショーツを脱ぐとほぼ生えそろってきた陰毛が霞のようにもやっている。左脚を椅子の上に置き、割れ目も存分に撮影する。
「笑って-----」
　微笑みをつくるゆかりが可愛く見える。
　後ろも前も紐にしか過ぎないＴバックを穿く。エプロンは生地の厚いものではなく、乳首も陰毛が透けて見えるようにレースをふんだんに使用したエプロンだった。

　エプロンを身に纏うと食事を作る為に後ろ向きになった。スカートを穿いていると大きなお尻とは思えないがを裸体のお尻は大きく観えている。Ｔバックは何の役にも立っていなかった。

「ゆかり、こっちを向いて---」
　その時だけ、陰毛が観え、乳首が観える。
「お尻を突き出して---」
　ここではゆかりの夫なのだ。素直に従っている。

　出来上がった料理を二人が向かい合って食べている。ゆかりはエプロン姿のままである。
　撮影されている画面の中で、和也が噛んだものを食べさせている。お茶も、みそ汁も口移しで飲ませている。

　口移しで食べさせながら乳房を揉み、乳首を指で捏ねて刺激する。ゆかりの喘ぐ顔が美しく撮影されている。食事が終わったときは、膣からは愛液が溢れている。和也はゆかりをおしっこスタイルで抱きかかえて、股間を撮影させている。撮影されながら愛液が床に垂れている。

　毅が観ると興奮するように撮影された。娘がいるので毅の家では、裸エプロンは出来ない話である。ゆかりは好きになった男に尽くすタイプなのである。和也から破格のプレゼントを貰い、肉体的には何度も逝かされ、失神させられた和也に好意を抱くことは仕方ないと思えた。和也に奉仕する姿は、紛れもなく和也の妻になり切っていた。

　柏原和也は、昨年の株主総会で取締役を解任された。現在は、非常勤監査役で毎週月曜日に出社しているが月曜日以外は、日曜日になった。６０歳になり男の一人住まいは余りにも寂しい。そんな時に、村川毅の妻を預かれる話が纏まった。ゆかりが来てくれる毎週の木曜日から金曜日は、バラ色の人生になり、生甲斐ができた。

　ゆかりは、３０歳である。若くて餅肌の美人と一緒に生活できるだけで幸せなのだ。こんな若い女と愛し合えること自体が夢物語なのだ。ゆかりを妻として存分に愛し、愛される悦びを噛みしめていた。火曜日には逢瀬を行っている。若い娘のような肉体を自由に愛せることが人生にとって如何に大切なことであるかを実感できた。ゆかりに使うお金は、ゆかりが喜んでくれるだけで幸せだった。ＢＭＷを購入することも愛するゆかりを心身ともに引き寄せることが出来れば、こんな安い買い物はないと思えた。

　和也は、墓場にお金を持っていくこともできない。生きているときに使うことが大切だと思っていた。これから何年ゆかりが来てくれるか解らないがゆかりと生活できる日々が嬉しく幸せに思えた。妻のいる生活がどんなに楽しく生き生きできるかを噛みしめている。一人暮らしの生活ほど、惨めで寂しいことはなかった。
　　　　　
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2012.11.17掲載
6話（2012.11/17時点）
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