３

「まなみ、ママ先にシャワー浴びてくるからご飯ちょっと待っててね・・・・」
　加奈子は澤田の精液が自分の胎内に大量に射精されていた事に気付くと、すぐに浴室へ向った。
（早く洗い流さないと望まれない生命が宿ってしまう・・・・）
　加奈子は澤田のバイブを洗面代の上の棚に隠すと、服を脱ぎ浴室へ入った。
　シャワーを出すと自分の秘部に水流を当てた。
（だめ・・・これじゃ流れない・・・・）
　シャワーを当てるだけでは膣内の奥深くに溜まった澤田の精液を洗い流せない。
　加奈子はシャワーの先をホースから外すとホースの先を膣口にあてがった。
「あ・・・う・・くぅ・・・」
　膣内に勢いよく流れ込んでくるお湯の感触に立っていられなくなりその場に座り込んでしまうのだった。

　シャワーを終え夕飯の支度を始めても、加奈子は自分の身体に付いた澤田の唾液の匂いや胎内に澤田の精液が残ってるような気がしてならなかった。
　夕飯の支度を手伝ってくれるまなみの笑顔がそんな彼女の心を癒してくれた。
　そして夕飯を済ませて洗物をしていると家の電話が鳴った。リビングのテーブルで学校の宿題をしていたまなみが電話に出た。
「ママー、パパからだよ！パパ、あのね今日ね、ママが大変だったんだから・・・」
　今の加奈子は愛する夫との会話するのは、心が引き裂かれそうになる程辛い事だった。しかし出ないわけにはいかない。
「もしもし、代わりました・・・。ええ、身体はもう平気です・・・」
「そうか・・・疲れてるんじゃないのか？それより澤田課長・・いや、澤田部長にお礼を言わないとな」
　夫は自分の愛する妻が澤田に何をされたか知る由もなく、妻を陵辱した上司に感謝していた。
「だ、大丈夫よ・・・。私、ちゃんとお礼さしあげたし・・・」
　澤田の性格を考えると、今夫の祐平の声を聞いたら加奈子の肉体を手に入れた事を実感し、次は何をするかわからない。加奈子は今、澤田を刺激するような事は避けたかった。
「何言ってるんだ？そんなわけにはいかないよ・・・」
　結局、祐平は澤田にお礼の電話を入れるといって引かなかった。加奈子も澤田の行為が夫に伝わってる事と同じであれば感謝しても足りない。いっそ夫に打ち明けようとも思ったが、そんな勇気も加奈子にはなかった。
結局、祐平は澤田に感謝の電話を入れた。
　その夜、加奈子は自分の肉体がいつもとは違う事に気付いた。澤田に犯されたせいか子宮のあたりの甘い疼きがとれずにいた。
（いやだ・・・私・・・そんなにいやらしい女だったの？）
　加奈子は布団の中で眠れずにパジャマの上から自分の股間部に手を当てていた。
　指先でそっとなぞるようにすると軽い快感が走る。そして初めて自慰をおぼえた少女のようにしばらくの間その心地よさに浸っていた。
　結局その夜、加奈子は眠れずに布団の中で悶々として夜を過ごした。

　朝になり娘を学校へ送り出すと昼過ぎまで眠ってから、買い物に出た。外の晴々とした天気とは裏腹に加奈子の気分は暗く沈んでいた。夫以外の男、それも夫の上司である男にレイプされたのだ。普通の女性なら当然と言える。
　いつもの行くスーパーで買い物を済ませるといつもより遠回りをして公園の中を散歩した。
（あの時は私にも隙があったのよ・・・）
　公園の中を歩きながら加奈子は自分に言い聞かせていた。問題はこれからどうやって澤田から自分の身を守るか、だ。澤田は加奈子達の部屋の向い側である。澤田がその気になればいくらでも加奈子の肉体を狙う事が出来る。
「加奈子・・・」
　その時、自分を呼ぶ声にハッと顔を上げるとそこにはあの憎い澤田がいた。
　澤田は加奈子の肩に手を回すと首筋に舌を這わせてきた。
「キャッ・・ちょ・・・何を・・？やめて・・・ください・・」
　加奈子は公園の周りの人の目を気にした。こんなところ知人に見られたらどんな噂が立つかわからない。加奈子は澤田の手を振り払うと足早に立ち去ろうとした。すると、
「いいのか？加奈子・・・」
　澤田の声に加奈子は足を止めた。それを見た澤田は口元をいやらしく歪めると加奈子のほうへ一歩、一歩近づいた。そして懐から何枚かの写真を取り出した。
「こ・・・これは・・・？」
　加奈子は写真を見て愕然とした。澤田が差し出した写真は加奈子が澤田にレイプされた時のものだった。それには加奈子の膣に澤田の極太ペニスが深々と突き刺さってるものや、加奈子が失神した後、澤田が交尾を終え、加奈子の膣内から彼の精液が溢れ出ている所もあった。どの写真も加奈子の顔もしっかりと写っているが、澤田の顔は写っていなかった。
「これだけじゃないぞ？まだたっぷりと撮ってあるんだ。これを海外の野々村に送ったらどうなるかな？会社や町内にバラまくって手もある・・・。抵抗するとお前の家庭を壊すだけじゃなく、野々村のキャリアもすべて台無しって事になる・・・わかってるな？」
　加奈子は立っているのがやっとで足はブルブルと震えていた。澤田は呆然と立ち尽くす加奈子の手を引くと、公園の便所へ向った。そして身障者用の個室に加奈子を連れこみ、チャックを下すと中から自慢のペニスを引き出した。まだ勃起しておらずダラリと醜く垂れ下がっているが、その大きさは加奈子の夫の、いや世の男性の勃起したそれとは比べ物にならない程である。
「加奈子の口の方はまだだったな？今からたっぷりと味あわせてもらうか・・・。いや加奈子に味わってもらうのかな？」
　そう言うと片手で加奈子の後頭部を抱えると、ペニスに手を添え加奈子の口に咥えさせた。
　加奈子は抵抗する事ができなかった。ここで澤田のペニスを思いっきり噛んでやりたかったが、そんな事をすれば澤田は写真をバラまくだろう・・・。もしそうなっても事情を話せば夫は許してくれるだろうが、その後の生活がうまくいくわけがない・・・。
（自分さえ我慢すれば・・・・）
　加奈子の口内の温かい感触が澤田の亀頭部を包みこむ。澤田は年甲斐もなくその感触に息を荒げていた。彼女の口内でみるみる内に大きくなったペニスに顎が痛くなるぐらいだった。
「しっかり舌を使うんだ！」
　澤田は加奈子の頭を押さえると、容赦無く喉の奥までペニスを押しこんだ。加奈子は吐き気を押さえるので精一杯で舌を使うどころではなかった。
　加奈子はフェラチオ自体あまり経験した事がないのだ。夫にさえあまりした事がない。
「昨日、野々村のヤツ、律儀に礼の電話してきやがった・・。自分の嫁が何されたかも知らないで・・・。昨日の晩、お前を犯しに行きたいところを我慢したんだ、今日はたっぷりと楽しませてもらうからな・・・」
　そう言うとペニスを加奈子の口から引きぬいた。
　グポッ
　と引きぬかれたペニスと加奈子の口を唾液の糸が繋いだ。ハアハアと息を荒げる加奈子の口の周りは唾液でベトベトに濡れていた。
「あ・・・」
　澤田はフェラチオによって軽い疲労感に浸っていた加奈子を立たせると、ベトベトになった口唇に吸いついた。
　澤田のキスは執拗だった。加奈子の口内を舐めまわし、加奈子の甘い唾液を吸い、そして自分の生臭い唾液を加奈子に流し込んだ。本能的に身を引こうとする加奈子の顔を、両側から押さえながら吸いついた。
「はあ・・・はあ、はあ・・・・」
　澤田がようやく口唇を離した時、加奈子はフラフラとよろめき、澤田の支え無しでは立っていられなかった。
　澤田は便器に腰をかけるとすぐ前に加奈子を立たせ、彼女のスカートを緩めると脱がせた。
「相変わらずいい肉付きしてるな・・・」
　下半身を白のパンティとストッキングだけにされた加奈子は、澤田の前で恥ずかしそうに両足を擦り合わせるように身をよじった。
　澤田は加奈子のストッキングに手をかけると、股間の周りを器用に破りとった。
「うん？何だ？お前あれだけでぐっしょりと濡らしてるのか？」
　加奈子は顔を赤くしてうつむくだけで何も答えられなかった。加奈子の股間部は、パンティの上から触ってもヌメリがわかるほど濡れていた。
　割れ目の部分に指を当てると、加奈子の口から小さな声が漏れた。そしてそこからはクチュクチュといやらしい音が聞こえる。
「我慢できないようだな？ようしじゃあパンストも一緒に脱ぐんだ」
　加奈子は、澤田の言葉にそのままニ、三歩後ずさりをした。

つづく