９

　プールの帰りの電車の中、加奈子はうつむき加減で無言だった。帰りに食事をするために入ったレストランのトイレで澤田によって極太のバイブレーターを挿入されたのだ。
　プールでの結合で加奈子の抵抗にあい、プールの中に精液を放出した澤田はレストランで食事をしている途中で加奈子をトイレに連れ出すと個室に入り、カギをかけ彼女のスカートを捲り上げた。
　人妻らしい上品なパンティに包まれたむっちりとした下半身が眼前にあらわれた。
「今日はよくも逆らったな・・・せっかく膣内で気持ちよく射精そうとしたのに・・・」
　澤田は言いながらパンティを下げるとぴっちりと合わさった肉の割れ目が見えた。
「加奈子、入れてやったモノはどうした？」
　彼女の秘部の様子を見て中には何も挿入されていないことはすぐにわかった。
　着替えるときに膣内から小型バイブを抜き取っていたのだ。さらに澤田の下着類をつけるなという言い付けにも従わなかった。
「・・・・・」
　加奈子は辱めに目を閉じて耐えていた。
　彼女の割れ目に沿って指をなぞらせるとまるでそこだけが別の生き物のようにうごめき、合わせ目を開いていった。
「この淫乱が、野々村のヤツに見せてやりたいな・・・今日は逆らった罰としてこいつを挿入れてやる」
　しばらく彼女の股間をまさぐり解れてくるとカバンの中からグロテスクな物を取り出した。それはペニスをかたどったバイブレーターで大きさは並みの男性のモノとは比較にならなかった。
「あ、いや・・・」
　バイブの先端を割れ目に擦り付けられ声を漏らすと両足を澤田の手を挟み込むように閉じ合わせた。
「いいか、しっかり咥えてないと恥をかく事になるぞ・・・」
　澤田はバイブが加奈子の子宮口に当たり止るまで押し込むと彼女の足から純白のパンティを抜き取った。
　これで彼女の膣内から抜け落ちようとするバイブを支えるものは無くなった。澤田の言う通り、加奈子が少しでも気を抜けば極太バイブは彼女の膣から抜け落ちてしまう。
　口唇を噛み締め耐える加奈子を見ながら、彼女から剥ぎ取った純白の下着の股間部を見るとそこはしっとりと濡れ、ここに来るまでに既に濡れていたことを示す染みが出来ていた。

　レストランのトイレを出て食事をしている間はイスに座っているだけにバイブが抜け落ちる心配は無かったが、加奈子にとってみれば外で自分の秘所に淫らな器具が挿入されているというだけで不安が抑えがたいものとなっていた。
　食事を済ませて駅までの間、駅に付いてから電車を待つ間、彼女はひたすら自分の胎内に挿入されている異物を放すまいと太腿を閉じ合わせて耐えていた。
　電車に乗り、座席に腰を下ろしても加奈子にとって安堵のひと時は訪れなかった。澤田が彼女のスカートの中身を調べるように手を入れてきた。
　帰宅ラッシュを過ぎたこともあり、周りの乗客も少ない状況だがいつ誰が見ているかわからない中で奥へと手を入れると加奈子の膝から上のあたりは股間から滴る愛液でぐっしょりと濡れていた。
「おいおいすごい濡れ方してるじゃねえか・・・」
「いや・・いやです・・」
　すっかり興奮した澤田に加奈子は小声で哀願した。娘のまなみは泳ぎ疲れ加奈子にもたれ掛かるように眠っていたが、気付かれるかどうかの不安は尽きなかった。
　加奈子に濡れた目で見つめられ、彼女のスカートの中の状態を思うとスカートを捲り上げ彼女の股間にむしゃぶりつきたくなる衝動を抑えるので必死だった。
「帰ったら本物をぶち込んでやるからな」
　今度は駅から社宅までの間、バイブが抜け落ちないように必死に耐えながら歩いた。澤田は眠っているまなみをおぶりながら加奈子の様子を見て楽しんだ。
　澤田は家に着くとまなみを寝室に運んで寝かしつけると加奈子とともに彼女と夫、祐平との愛の巣ともいえる寝室へと向かった。
「澤田さん・・お願いですからここでは・・・」
　これから澤田と交わり、夫を裏切るというのにその夫との寝室でするのは加奈子には耐えがたかった。
「そうかまだ逆らうのか？俺とお前の写真を野々村に送ってもいいんだぞ？」
　それを言われると加奈子には抗うことができなくなる。黙って立ち尽くす加奈子を強引に自分の側へ引き寄せるた。
「あッ・・・」
　ゴトッ・・・・
　加奈子の小さな悲鳴とともに彼女の足元に股間に埋め込まれていたバイブが落ちた。ヴーンと駆動音を立てながら動くバイブを見ると加奈子は力なくベッドに倒れこむと泣き声をかみ殺しながら肩を震わせた。
　その様子を見ていた澤田は無言で服を脱ぐとベッドへあがって加奈子の髪を掴むと自分の自分の方を向かせた。
「今から嵌めてもらえると思って嬉し泣きか？ならまずコイツをやる気にさせないとな・・・」
　そんな勝手なことをしゃべる澤田の股間には垂れてはいるが、亀頭部をぷっくりと膨らませたペニスがあった。涙に濡れた加奈子の顔を見てさらにサディスティックな血をたぎらせ、ペニスを彼女の口内に押し込んでいく。
「うぐ・・・・」
　加奈子は苦しそうな声を上げたが、あごが外れそうな程に口を広げて入ってくるペニスにくぐもった声にしかならなかった。
　それから三十分近くも澤田のペニスをしゃぶらされ、加奈子の口の周り、澤田のペニスの付け根の陰毛などは唾液でべっとりと濡れていた。
　じゅるじゅると唾液を滴らせながら自分のペニスをしゃぶる加奈子を眺めながら自分のような男がこんなに美しい女を自由にしていることが信じられなくなってくる。
「ようし、もういいぞ・・・こんどは下の口に加えさせてやるからな・・・」
　彼女の後頭部を両手で抑え、股間にひきよせ喉の奥まで自慢の肉棒を押し込んだ。加奈子は澤田の巨大なペニスが根元まで押し込まれ胃の中のものを吐き出しそうになるのを必死に耐えていた。
　澤田が加奈子の頭を抑えるのを止めるとゆっくりと頭を持ち上げ口からペニスを引き抜かれていき、彼女の肉感的な口唇と澤田のペニスを唾液の糸が淫らにつないだ。
「嵌めるぞ・・足を広げろ・・」
　澤田の命令に加奈子は素直に従った。白く美しい足が開かれたその中心には黒々と茂っていた陰毛はなく、うっすらと色づいた陰唇がパックリと開きピンク色の肉を愛液に光らせ覗かせていた。
　そんな肉の割れ目とは対照的に赤黒くグロテスクな澤田の亀頭があてがわれると、加奈子の両足がピクンと震えた。
　ぐっと腰を押し出すと澤田のペニスが加奈子の胎内へとその姿を消していった。
「あ、はぁ、ああ・・・」
　自分の胎内深く侵入してくる澤田の感触が、加奈子を快感で包んでいく。そして太く長大なペニスの先端が加奈子の子宮に到達した。
「あ、いや・・・だめです・・・」
　澤田の子宮を押し上げるような交いに夫とのセックスでは味わえない感触に加奈子は戦慄を覚える。
「どうだ？加奈子、お前の子宮の入り口と俺のマラとがピッタリと合わさってるのがわかるか？」
　快感に悶える加奈子を眺めながらグイグイと腰を突き出す。澤田は今まで加奈子を犯すときに、このように子宮口をペニスの先端でこね回すように責めてきた。今では子宮口に澤田のペニスの先端が半分ほどめり込むほどになっていた。
　それが加奈子に与える快感は並みのものではなかった。
「いやぁ、いい、気持ちいいですっ・・・」
　加奈子の両足を抱え、膣を真上から突く体制で抜き差しをはじめ、子宮さらに激しく責め立てた。
「どうだこのまま膣内で射精してやろうか？」
　加奈子の膣の感触に耐えながら問い掛けると、
「だっ、ためです・・そんなことしたら・・・こどもが・・・！」
　どっぷりと快感に浸っていた彼女はスイッチが切り替わるように拒絶する。澤田はそんな加奈子をどうしても自分なしでは生きていけない肉体にしたかった。妊娠さえも厭わない、自分だけの女に仕立てあげたかった。
　そんな思いを巡らせながら限界を迎え、膣内からペニスを引き抜くと加奈子の口へ押し込んだ。そこで大量の精液を放出しながら小刻みに体を震わせた。
　加奈子もまた精液を大量に喉の奥に流し込まれ、全身を痙攣させのぼりつめた。
　今、力ずくで孕ませ、トラブルを起こして加奈子を失うのは得策ではない。
　射精を終え、ペニスを加奈子の口から引き抜き、恍惚とした表情で余韻に浸る加奈子を眺めながら、如何にして堕としていくかを考えていた。