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【 鬼畜が集う館⑨ 】
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～あらすじ～
２６歳で谷川家に嫁いだ恵は、海外長期出張をする夫・義明(28歳)の留守中に義父・慎一(58歳)と義兄・慎太郎(32歳)の強姦陵辱を受け、どちらの子かを宿してしまった。
一方、慎太郎は実母の死に際の告白で、慎太郎は慎一の実の子でないことが判明した。慎一の血を引き慎太郎よりも優秀な弟・義明にどうやら家業（谷川商事）を継がせたいとの父・慎一の思いも最近(慎太郎には)分った。慎太郎は、義明の妻・恵を性奴隷に仕立て上げて、谷川商事を乗っ取るの為の接待の「道具」として恵を酷使することを決意したのである。。。
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24．【 貴子と利明の修羅場、そして愛復活… 】
「あっ…、たまらん。時間もないことだ…。そろそろ出すか…。あ～、よ、よしっ！貴子っ！それに利明っ！タップリ出してやるからな…」
貴子の膣口からは、乳液と精液の大量混合液が逆流というより"噴出"した…。合成皮革は水分を吸収することはないから、膣口からの逆流液は(貴子の)尻の重みで窪んだ部分に沼のように溜まったのだ。よって、貴子の肛門は"白濁沼"の中に埋没して見えない。観察できるのはパックリ開いた陰唇から"白濁沼"に白い筋が粘っこく跡を残しているだけだ…。
谷川慎太郎が貴子の膣内に中出しをして田村宅を去った１０分後に利明は帰宅した…。
玄関ドアには施錠はしてなかったが、慎太郎が「重大な話がある」というので急ぎ帰宅したので無施錠は気にならなかった。廊下を「ただいま、遅くなってわる、い…」と歩きながら、リビングルームに入室した…。
そして、妻のあられもない姿を利明は見た。
直ぐに、貴子の股間部に視線かいった。そして、尻の窪みの"白濁沼"に目線が釘づけとなった…。
「こ、これは…！！！」
無造作に利明は口走った…。たが、貴子は膣口を丸出しにしたまま昏睡状態である。
利明には何が貴子の身に起こったかが、咄嗟に判断できた…。
いや、貴子が慎一郎に追い詰められた挙句に薬物で昏睡させられ、強姦される状況まで脳裏に浮んだ…。
靖子が不倫の子を出産、の良心の呵責に耐えかねて、夫・慎太郎に利明とのことを一部始終白状したのであろう…。そして、自分の妻を寝取られた怒りをぶちまけに慎一郎は来た…。
呆然と立ち尽くす利明であったが、回線電話のけたたましいコール音で貴子が正気を取り戻した。それと同時に肛門部に冷たい液体を感じて"ハッ！"となって身を起こした。そして、慎太郎に薬物を嗅がされて失神したところまで思い出した。無意識に肛門周辺の"冷たい液体"に指をやり液体に恐る々々触れた。ほんの数秒の瞬間だが液体に触れてみて、我が身に何が起こったかを理解した。そして、液体に濡れる指を自分の鼻にもってきて臭いを嗅いだ。
「やっぱり、慎太郎に犯されたのね…、しかも避妊してくれないで…」と困惑していると、振るえながら立ち尽くす利明が視界に入った。利明と目が合った。貴子は不思議と利明を怒る気になれなかった。利明と靖子を(貴子から追及しないでも)この現状が全てを物語っていた。
慎太郎の隠された悪行は利明は知らない。利明の目に映ったものは、自分のしでかした悪行の報復に妻が無惨に強姦されたのたという必然の光景である…。貴子から利明に話しかけた…。
「あなた、帰ってたの…」
「あ、ああ…」
「私、どうなってたの？…」
「い、いや…。今帰ったばっかりだ…。た、貴子すまない…。おまえに離縁される事は覚悟している…」
貴子は今の謝罪にあえて反応しなかった。続いて、
「あなた…。私のこんな惨めな姿をそのままにしておくつもり？…。なんとかして…」
利明はテッシュを箱ごともってきて、貴子の性器全体とソファの"白濁沼"をきれいに拭きとった。涙を流しながら無心で液体を拭き取る利明の利き腕を貴子は握った。
「あなた…。どの道、私達の夫婦はお仕舞いね。不毛な議論なんかするつもり無いから、私を犯してよ。慎太郎の精液で汚れたけど、あなたが靖子にしてきたように…、獣のように私を犯して下さい。コンドームしないでいいのよ…。したかっんたのでしょ？ナマの膣内射精が…」
利明に返す言葉は無い。何度も「貴子すまない」と泣きながら呟いて貴子の上半身を強く抱いた。貴子は利明の胸の中で尚も喋った。朗読のように呟いた。
「あなた、利明さん…。私も悪いところが沢山ありました。可愛いくない妻でした。だけど、靖子だけは犠牲にして欲しくなかったの…」
「…」
「それで…。私からの最後のお願いがあるの…」
「あ、ああ…」
「靖子に謝って欲しいの…。性欲だけで抱いたんじゃゃない、って嘘でいいから靖子に言って欲しいの…。で、ないと…、あんまり靖子が可哀想…」
貴子がはじめて涙を流した。
それは血縁の実の妹を思う人としての当然の涙であった…。貴子が(いまだに)尊敬して愛している山下寛が「利明を追い詰めてやるな！」とアドバイスしてくれたのだ。そのアドバイスを貴子は、葛藤を乗り越えて自分なり昇華したのである…。
利明としては、（貴子に）散々罵られた上で田村家から追放される扱いを即座に受けると覚悟していたが、この貴子の懐(ふところ)の大きさに絶句していた。それが、証拠に何を言われても返事ができないのだ…。
「あなた、利明さん…。私のこと、ずっと嫌いだったでしょ？笑」
「い、いや…。そんな事ないよ…」
「いいの。嘘はなしにしましょ。だって、私、利明さんは好きだったけど尊敬したことがありません。私がそうなのだから、当然利明さんも私のことを可愛い女と思ったこと無いのは当たり前(笑)」
「…」
「利明さん…」
「ああ、なんだ？…」
「ひとつ、聞きたいの？」
「ああ…」
「今の今。今から私を愛する努力をする勇気ありますか？笑。正直に答えてください…」
今の貴子の発言には利明は度肝を抜かれた…。例えれば、死刑が確定した重罪人が明日絞首刑という前日に"恩赦"を与えてくれるかも知れない…という"地獄に仏"のような提案なのだ。
しかし、そんな事は現実には有り得無い…。
「貴子。有難う…。だが、俺は"やり直し"を許されない悪行をはたらいた…」
「そうね！笑。私、慎太郎が殴りこんで来た瞬間だけは利明さんを殺そう！と思った…。だげと…、慎太郎の汚い体液で汚された私の性器を…、利明さんは涙流しながらキレイにしてくれたでしょう…。私があなたの立場なら、私みたいな可愛げの無い妻がレイプされたら、ザマ～みろ！て思うもの…」
「た、貴子…」
「もおぅ…。まあ、いいわ…(笑)。とにかく…。利明さんのペニスを私に挿れて下さい。嫌なら、私、昔の恋人に電話しまっくって"やらせてアゲル"ってキャンペーン張るけどいいの？…笑」
利明は、仏教でいう「合掌」という境地になって、貴子にセックスを挑んだ。
言葉では勝ち目はない。セックスを終えたら喰い殺される蟷螂(カマキリ)のオスでも構わないと思った…。貴子を一切言葉で誉めることなく、無言で貴子の肉体を貪った、心とともに…。
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25．【 慎太郎、"性の接待の館"オープンへ 】
慎太郎は、自宅で靖子に"全て"を打ち明けられ、瞬間湯沸器のように頭に血が昇って、義理の姉である田村貴子にとんでもない事をしでかした。田村家を飛び出してから、行くあてもなくふらふら歩いて、喫茶店に入った。コーヒーを頼まないでいきなりビールを飲んだ。
今後のことを展開せねばなるまい…。
（本来ならば、自分の愚かさに気がついて、懺悔でもするのがまともな人間ではあるが…）
気が付くと、桜井智恵子の携帯に電話をした。無論、智恵子は電話には応答しない。恵にも電話したがこちらも応答しない…。
慎太郎としては、実は「八方塞がり」の状態である…。
全て、慎太郎の願望が導いたプランニング（計画・準備）の甘さの以外の何者でもない…。
桜井智恵子は、慎太郎の子種でなんか妊娠していない…。
義妹の恵のお腹の子も慎太郎の子ではない。義父・慎一の子である。
妻・靖子の赤ん坊の父親も慎太郎の子ではない。
何故ならば…、慎太郎は無精子症なのだから…。
慎太郎が元々無精子症だったわけでは無い。実際、学生時代に同級の女子大生を妊娠させている。
ところが、靖子と結婚する少し前に"風疹"という病に罹った。子供の頃の風疹はどうってことないが、大のおとなになって患うと精巣が"イカレル"のである。
が、本人は自分は生殖能力があると思っている…。
とにかく。
慎太郎としては、自分のプランを実行するしかなかったのだ。
と、なると、『性の接待の館』を早急オープンさせて、近い将来に谷川商事に利権をもたらすであろうＶＩＰを招待・接待するしかないのだ！！
しかし、おぼろげながら、自分は四面楚歌で誰の援助も得れないことは承知している。
「もう…、止めるか…。谷川商事乗っ取りなんて…。だけど、親父には腹が立つ…。俺を他人の子ダネと知った上での仕打ちだからな…。やっぱり、決心した事はやるぞ…。谷川家なんて滅びるんだよ！…ハハハ…」
しかし、『性の接待の館』の接待要員と予定していた智恵子も恵にも無視されている"重い現状"は痛い程に慎太郎は認識しているのである…。
慎太郎は家にも帰れず、途方に暮れて行き着いた先はピンクレンジャーの衣装を着せて"恵を拉致した"公園であった。また、弱気になった…。
「もう…、止めるよう…。やっぱり谷川商事乗っ取りなんて…」
その時、智恵子から電話が入った…。慎太郎は藁をもスガル思いである。
「慎太郎さん！元気だった！」
「智恵子！！どこにいたんだ！オイッ。携帯の電源くらい入れとけ！ボケッ！」
「慎太郎さん！ゴメンなさい！だけど、病院であなたの子を中絶していたの…。私、費用立替たけど６０万円払ってよね！」
「な、なんだとぉ！」
「私、揉め事は嫌いです。明日中に入金がなければ、谷川商事のあなたの父親でる社長に対して訴訟を起こします…。では、あしからず…」
「ちょ、ちょ…と、待ってくれ…。智恵子…」
「なにを？」
「お、俺が悪かった…。金は明日の朝一で振り込む…」
「あっ、そう！」
「じゃ、じゃあ、金さえ振り込めば"性の接待の館"は協力してくれるんだろうな…！おいっ！」
「…」
「おっ、おいっ！智恵子っ！？…」
「聞いてるわよ！慎太郎さん…。何を焦ってるの？…(笑)」
「"性の接待の館"の協力はするけど、私は中絶したばかりの負傷人よ！その女に…、あなたの子を中絶した女に…、他の男とセックスされるつもり？？？」
「い、いや…。そうは、言ってない！だけど、俺に協力するつもりあるのか？」
「それは…、慎太郎さん次第ね…」
「ど、どっ、どういう意味だ？？？」
「どうせ、性に餓えた男を数人呼ぶんでしょ？私なりに援助交際したがってる人妻集めたから一人５万円払って！…。その代わり、あなたが招待したＶＩＰが喜ぶ演出も、ちゃんとさせるから…」
慎太郎としては、智恵子の提案に従うしかなかった。恵にも連絡が取れないし、第一、貴子にはとんでもないことをしでかした。利明は黙っていても貴子や(靖子と利明以外の)田村家の人間は黙っていない筈である。それに加えて、将来自分に便宜をはかってもらうＶＩＰ連中をこれ以上待たせるわけにはいかない…。翌朝慎太郎は智恵子の指定する口座に６０万円送金した。翌々昼、慎太郎は智恵子と喫茶店で会った。慎太郎は智恵子をラブホに連れていきたかったが、智恵子は断固として拒絶した。
つづく
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