禁断

秋水 作
76.


　ゲリラ豪雨・・・・
　それは様々な被害を与える。

　これは被害なのかどうかは別にし、ゲリラ豪雨がもたらした禁断の関係だった。


　沢地 亜希子は結婚して３年目になる29歳、まだ子どもには恵まれず、夫との淫交も途絶えがちだった。

（３年目の危機って感じネ・・・・）

　お昼過ぎに夕食の買い物に出掛けた亜希子は、自宅の近くに来て突然の豪雨に襲われた。

「キャァ〜〜ッ！」

　バケツの水を繰り返しかけられたような衝撃を受けた亜希子は、大きな悲鳴をあげて傍の神社に駆け込んだ。

（もうすぐ家なのに・・・・今は主の居ない神社か・・・・直ぐ近くなのに初めて来ただわ）

　亜希子は薄暗い社殿の扉を開いて中に入った。

（あぁ〜ぁ、びしょ濡れだわ・・・・）

　夏の薄地のノースリーブのワンピースが素肌に吸い付くように張り付き、亜希子はバッグの中からハンカチを取り出し髪を拭いたが、床にはワンピースから雨水が落ちていた。

（身体どころか髪の毛さえも拭い切れないわ。それにしてもジトジトとして、どうしよう・・・・）

　薄暗い部屋にやっと目が慣れて来た時だった。

「スミマセン、沢地さんの奥さん？」
「ゥワッッ！？」

　誰も居ないと思っていた亜希子は突然の声に大きな声をあげた。

「大丈夫ですよ！わたしです。同じ町内の東山です」

　奥から歩み寄ってきたのは同じ町内で役所勤務の東山だった。

「あぁぁ、驚いた・・・・ふぅぅ・・・・」
「スミマセン、声を掛けるタイミングが分からなくて・・・・凄い雨で僕も奥さんよりチョッと前に緊急避難しまして」
「はぁぁ、そうだったんですか・・・・」

　東山は同じ町内の会合などで顔を合わせ、一緒に町内の仕事もしていたので、亜希子はホッとした。

　東山は亜希子より年上の32歳、役所では現在、市街地や都市計画などを担当していた。
　既婚者だったが亜希子の家と同様、子どもは居なかった。

（ふぅぅ、東山さんで良かったゎ・・・・変な人が居たら、どんな目に遭うか分からなかったし・・・・）

　亜希子は日頃から東山には好印象を感じていた。
　誠実で優しく頼りがいのある印象で、やはり役所に勤務しているからなのかと思っていた。

「それにしても急に嵐みたいになって・・・・他の職員は車で先に役所に戻って自分だけが神社のチェックを・・・・車があれば奥さんを自宅まで送れたのですが・・・・」
「でも、この豪雨じゃ、どうしようもありませんよ。東山さんも全身びしょ濡れですね」

　作業用のシャツにコットンのズボンは亜希子同様びしょ濡れだった。

「しかし、このような場所で奥さんとご一緒するとは・・・・僕はともかく、奥さんは雨が小降りになっても、その姿じゃ、とても通りを歩けませんよね？」

　東山はワンピースが素肌に張り付いた亜希子の姿を見ながら言った。

「そ、そうですね・・・・」
（ここで脱ぐわけにもいかなしし、どうしよう・・・・？）

　亜希子は張り付いたワンピースを掴んで肌から剥がすが、どうにもならない気がした。

「町内会でお目に掛かった時から素敵な女性だと思ってましたが、今日の奥さんは・・・・なんと言うか、エロティックな魅力が・・・・」

　亜希子の斜め後ろから東山が少し上ずったような声で言った。

（エロティック・・・・？）
「アッ！・・・・夏なので薄地で・・・・」

　亜希子は濡れた胸元を見て肌が透けて見える気がし慌てたが、隠しようも無い状態に戸惑った。

「胸もそうですが・・・・背筋からお尻まで形がクッキリしてて・・・・凄くスタイルがいいんですネ！」
「いえ、そんな・・・・」

　亜希子はお尻に手を回して隠した。

　薄暗い密室のような場所で、共に伴侶を持ったオトコとオンナが、お互いの心臓の鼓動が聞こえてきそうなほど気持ちが昂っていた。

「あの・・・・へんなことを聞くようですが・・・・奥さん、パンティは穿いてないのですか？」
「エッ！？いえ、まさか・・・・穿いてますよ！」

　亜希子はいくらなんでも失礼だと思った。

「そうですよネ・・・・お尻にはパンティのラインが見えるのですが・・・・その・・・・前のソコは・・・・ほら、アソコのワレメと言うか形が・・・・」

　東山がスマホのライトで亜希子の股間をピンスポットのように照らした。

「エエッ！・・・・・・・・アッ、イヤ、ダメッ！」

　亜希子は東山が言うとおりに淫唇が浮き上がった股間を慌てて抑えた。

「パンティを穿いているのに見えると言うことは・・・・奥さん・・・・」
「ヤメテ！・・・・お願い、その後は言わないで・・・・」

　東山は興奮のあまり口にした言葉を、言わなければ良かったと後悔した。

（しかし・・・・薄い水着のように肌に吸い付いて・・・・魅力的な女性のこんな姿、見たくても見られないよ！）

　少し距離を置いて亜希子に安心感を与えた東山だったが、亜希子の姿態は東山の股間を熱くさせていた。


　雨は小降りになるどころか、日中だというのに外は黒雲に覆われ、ますます激しくなってきた。

「しばらく止みそうにないな・・・・雷雲か、雷もなりそうだ」

　東山は外の様子を窺いながら呟いた。

（カミナリ！！）

　亜希子は雷が大の苦手だった。

「キャァ〜〜ッ！」

　外がピカッと光ると、亜希子は大声を上げて東山に抱きついた。

「奥さん！？」
「わ、わたし、カミナリが怖くて・・・・ゥワァッ！！」

　ドカ〜ン！！と落雷の音が響くと、亜希子は悲鳴をあげて東山にしがみついて震えた。

「大丈夫ですよ！たとえ、この神社にカミナリが落ちても、奥さんのことは僕が守って差し上げますよ！」
「ぁぁぁぁ・・・・」

　東山の胸の中で雷に怯えて震える亜希子を抱き寄せ、濡れたワンピースの上から亜希子の身体を擦った。

（これは天恵か！・・・・こんなシチュエーションを逃す手は無い！）

　生真面目な役人の東山の中で淫らな気持ちが膨れ上がり、濡れたワンピースの薄い生地の上に指を這わせ、亜希子の背筋から括れた腰、さらにキレイにアップしたお尻へと、東山の指は淫らに這い回り始めた。

「ァッ・・・・ぁぁぁぁ・・・・」

　亜希子の口から怯える声ではなく、明らかに淫らな声が洩れ始めた。

　東山は五指で亜希子の太腿からお尻の柔肉へと這い上がり、這い上がった五指は再びお尻の谷間も圧し擦りながら太腿へと移った。

「あふっ、ひ、東山さん・・・・」

　亜希子は身悶えながらも身体を捩って東山の胸から離れた。

「奥さん・・・・」
「ダメッ、そんなこと・・・・アッ！」

　東山の胸にしがみついている時は雷が怖くて気付かなかったが、東山の股間は大きく盛り上がり異形を呈していた。

「お互いに既婚者で、こんなことをしてはいけないと分かってます。ですが・・・・そう、僕の股間がこんなに熱く盛り上がってるのは、奥さんがあまりにも魅力的で・・・・以前から好感を抱いて・・・・」
「そんなことを言われても・・・・」

　亜希子も東山に好印象を感じていた。
　しかも背筋からお尻、太腿に東山の指が這った時、雷の恐怖は消え快感を感じていたのは否定できなかった。

「豪雨はまだ続きそうだし、カミナリも、ほら、光った！」
「キャッ！」

　亜希子は再び東山の胸に飛び込んだ。
　しかし今度は震えてはいられなかった。

（東山さんの大きなオチ●チ●が、わたしの下腹部を・・・・）

　亜希子は東山にしがみつきながらも腰を引いた。

「オトコはこうして自分の淫らな欲望を隠せない。ですが、これは誰に対しても、こうなるものじゃありあません・・・・オンナの人はアソコが大きく膨らむわけじゃないから、いいですよね？」

　亜希子は東山の言葉で自分の淫部が熱く濡れてることに気付いた。

（こんな時にエッチな液で熱く濡れるなんて・・・・）

　自分にもこんな淫らな一面があったとは、亜希子自身、驚いていた。

「多分、奥さんの魅惑的に膨らんだ乳房の先の小さな乳首も、僕のモノと同じように敏感に堅く勃っているんじゃ・・・・」

　東山は亜希子の腰を片手で引きつけ、濡れたワンピースに張り付いた乳房に指を這わせていた。

「ブラジャーが無ければ、堅くなった乳首が見えるのでしょうが・・・・」

　ブラジャーに覆われた乳房を持ち上げるように揉みながら、東山は亜希子のアップしたお尻を強めに撫で回した。

「あふっ・・・・はぁぁ、東山さん・・・・」
「雨が小降りになれば僕がご自宅まで送りますよ。このままの姿では何人のオトコに襲われるか分かりませんし、それほど奥さんには魅力がありますよ」

　東山の手が乳房から下腹部を伝い、亜希子の盛り上がった恥骨を越え、クッキリと形を露わにした淫唇を指でなぞった。

「アアアッ、ダメッ、はぁっ、そこは・・・・」
「かなり上付きで恥毛の少ない魅力的なオマ●コ・・・・」
「あぁぁぁああああっ、ヤメテ・・・・」

　腰を引こうにも東山の片手は亜希子のお尻を掴み引き寄せていた。

「主人から子どもみたいだと言われて・・・・これ以上、恥ずかしい思いはさせないでください」
「恥ずかしがらなくても・・・・貴女のご主人は忌み嫌っても、僕は見てみたいし、舐めてみたい。パイパンでもイヤじゃないし、僕のモノも食べて欲しい・・・・」

　淫部については、一度は東山に言わせないように止めたが、その淫唇をワンピースの上から弄られ恥毛の少ないことを言われた亜希子は、恥ずかしさと身体を弄られてる淫悦とで熱く火照った。

「あぁぁ、ぁふぅっ、ぁっ、い、イイッ・・・・はぁ、はぁ、はぁ、アッ・・・・ダメ、いぃぃ・・・・」

　東山は何度も亜希子の淫唇をワンピースの上から擦り、亜希子の手に自分の昂った肉棒を濡れたズボンの上から掴ませた。

（大きくて熱い・・・・わたしに反応してこんなになって・・・・）

　亜希子は夫よりも大きく逞しく勃起した東山の肉棒を手に感じた。

「あぁぁぁ・・・・」

　亜希子は東山の指に応えるようにズボンの上から肉棒を擦った。

「奥さん・・・・」

　肉棒を擦った亜希子に悦んだ東山は、亜希子のブラジャーのホックを外し乳房を自由にすると、濡れたワンピースの上から堅く尖った乳首を擦り弄り始めた。

「ハァアアッ・・・・ィィィ・・・・」
（あぁぁあああああ〜〜〜もぅ、ダメぇ〜〜〜）

　亜希子は淫声をあげて身悶えながらズボンの上から肉棒を強く擦った。

「奥さん、そんなにされると・・・・」
「はぁっ、で、でも・・・・アッ、イィッ・・・・」
「パンティも脱がないと、エッチな液でヌルヌルに・・・・」

　東山は乳首、乳房、お尻、淫唇と愛撫しながら、亜希子にパンティを脱ぐように促した。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・全部、脱いで乾かさないと・・・・東山さんも・・・・脱いで・・・・わたしだけじゃ・・・・」

　ふたりは濡れた衣服を全て脱いで床に広げ全裸になって向かい合った。


「ここに誰かが入って来たら大変ですネ・・・・」

　亜希子は東山の意外にも逞しい身体に驚くと同時に、それ以上に驚くほどに昂りそそり立った肉棒に目が釘付けになった。

「雨が止むまでは誰にも邪魔はさせませんよ！」

　東山はエロティックな亜希子の濡れた姿態から、さらに想像を超えた亜希子の裸体に興奮しいきり立っていた。

（あぁぁぁ、こんなことになるなんて・・・・でも・・・・いぃ、欲しい・・・・）

　驚きと興奮と淫らな気持ちで正面から抱き合い、舌を絡ませあったふたりは、堪えに堪えていた堰が壊れるように激しく乱れ始めた。

「アッ！あ、はぁっ、イィッ、あ、っ、い、イィ〜〜ッ、ハッ、ハッ、アッ、アアアアッ・・・・」

　亜希子の首筋に舌を這わせながら乳首を指に挟んで乳房を揉み、さらに乳首を口に含んで舐め回しながらお尻の柔肉を撫で回した。

　その間、亜希子は淫らな悦びの声を洩らしながら、東山の筋骨逞しい身体を擦り肉棒を掴んで扱いていた。

　日頃のふたりからは誰も想像できない淫猥な行為だった。

「奥さんのオマ●コ、キレイで美味しそうです。すぐにでも食べたいけど、その前に、やはり美味しそうなお尻を先に食べさせてください」

　東山はすぐにでも亜希子の上付きで無毛の淫部を舐め回し、肉棒を深く挿入したかったが堪え、亜希子の身体を反転させ壁に手を付かせてお尻を引き寄せ、キレイに括れた腰からお尻、太腿と擦り回し、舌を這わせ始めた。

「あぁぁ、イイッ・・・・」
（こんな格好でこんな風に愛撫されるなんて初めてで恥ずかしいけど、ううん、そう、もっと、舐めて！触って！）

　自分がこんなに淫らに大胆になれるとは思ってもみなかった。

「ゥァアアアッ、アッ、そこは、イヤッ、恥ずかしいゎ、アッ、だけど、イィィッ・・・・」

　東山の舌が亜希子のお尻の柔肉から谷間を這い、今までに舐められたことの無いお尻の穴を舐められた亜希子は、キュッと下半身を締め恥らったが、その気持ち良さに自らお尻を突き出し淫声をあげた。

　東山は亜希子のお尻の穴から淫壷までを何度も往復して舌を這わせ、指でもお尻の穴を弄って亜希子を悦ばせた。

「立ったままで前からは愛撫しにくいのが普通ですが、奥さんのオマ●コは正面からでも舐めたり弄ったり挿入もできそう」

　暫くの間、亜希子の魅力的なお尻を味わった東山は、亜希子を正面にして膝を着き、無毛の淫部をゆっくりと舐め始めた。いきなりクリトリスではなく周囲から優しく舐めた。

「あぁぁ、イイッ・・・・はぁ、はぁ、本当に変じゃないですか？」
「どこがですか？キレイで美味しそうで・・・・」

　パイパンを恥らう亜希子に、東山は淫唇を両手で開いて、その美しさを誉め、淫壷の周囲からクリトリスへと舌を這わせ舐め回し始めた。

「はぁあっ！アッ、アッ、イッ、はぁぁ、ぁぁっ、はぁぁ、イィ〜〜ッ、アッ、もっと、アッ、吸って、舐めて・・・・」

　町内会で一緒だった亜希子からは想像も出来ないほどの淫らさだった。
　だけど今の東山には、そんな亜希子が無性に魅力的で欲しいと思った。

　壁に背を着け長い脚を大きく開いて淫部を突き出し、東山の頭を抑えて身悶える亜希子は日頃の清楚で貞淑なイメージは無く、その大きな差を感じる東山は一層興奮していた。

「アッ、アッ、アッ、イィイイイイイイッ・・・・ハァアアッ、イッくぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜」

　東山にクリトリスを舐められながら淫壷の内壁を指で圧し擦られ、亜希子は夫との間では得られなかった快感を感じて淫悦の声をあげた。

（よし、もうイイよな！）

　自分的にも指と舌で亜希子を味わった東山は、快感に震える亜希子の突き出した腰を掴み、そのまま前から昂った肉棒を亜希子の淫壷に挿入していった。

「うぅっぁああああああっ・・・・ぃぃぃぃぃ・・・・」

　亜希子は東山の首に手を回して逞しい東山の肉棒を淫壷に感じ、挿入されただけで昇りつめてイキそうだった。

（うっ、なんという締め付けの良さなんだ！）

　東山も亜希子の淫壷の具合の良さに射精してしまうかと思った。

「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ・・・・」

　東山が立ったままの亜希子を正面から激しく突き上げると、亜希子は身体が浮きそうなほど上下しながら東山の首にしがみつき、連続して昇りつめていった。

「あぁあああああっ、また、アッ、イクッ、あぁあああ〜〜〜〜」

　どのくらいの時間が過ぎたのか、淫らに交わっていた東山と亜希子には全く分からなかったが、外はいつの間にか雨も止み静かになっていた。


「大丈夫ですか？もう、ここを出ないと・・・・」

　東山は人が来るとマズイと思い、まだまだ味わい尽くせない亜希子の淫壷から肉棒を抜いた。

「・・・・・・・・はぁぁ・・・・ェッ、雨、止んだのですか？」
「えぇ、乾いたかどうか分からないけど、僕が奥さんをカバーして自宅まで送りますので・・・・」

　東山は亜希子を促して衣服を着けた。

「東山さんは、まだ・・・・」
「まだ人の目に好奇に映りますから、僕が支えて行きますよ！」

　外に人の気配が無いことを確認した東山は、亜希子を支えて道路に出た。

「もう人通りが多くなってます。急ぎましょう」

　僅か100mほどの亜希子の自宅までの距離が長く感じた。

「ふぅぅぅ、何とか帰って来れましたね！」
「えぇ、ホッとしました」

　亜希子は近所の目を気にしながら東山を家の中に入れた。

「ご近所の方に僕を見られたら・・・・」
「えぇ、でも、東山さんはまだイッてないし・・・・洋服も濡れたままでは役所にも帰りにくいでしょ」

　濡れたまま戻った方が自然だと思った東山だったが、魅惑的な亜希子との淫交の途中で、今ここを後にしたら次は無いかも知れないと思った。

「鍵を掛けたから、誰が訪ねてきても電話が鳴っても出ませんよ。・・・・東山さん、誤解しないでください。わたしのこと、凄く不埒な淫乱だと思ってるかも知れませんが、こんな経験、初めてで・・・・」
「分かってますよ！僕もこんなことは初めてです」

　亜希子は東山を浴室に連れて行き、濡れた衣服を洗い乾燥させると言って再び裸になった。

「近所に音は洩れないと思いますが・・・・それにしても、東山さん、凄く逞しいんですネ・・・・」

　亜希子はシャワーでお互いの身体を洗い流した後、ボディソープを泡立たせ東山の胸を洗い始めた、

「逞しく感じてるのは僕の胸板ですか？それとも？」
「もぉ〜意地悪ですネ〜勿論、東山さんのコレは最高ですよ」

　亜希子は東山の胸から肉棒に泡立った手を移し、丁寧に優しく愛しそうに洗い、玉袋も優しく揉み洗った。

「ぅっ・・・・奥さんの身体は明るいところで見ると一段と魅力的ですよ」
「エッ、本当！？でも、恥ずかしいゎ・・・・アッ！」

　東山も泡立った手で亜希子の乳房や淫部を弄るように洗い始めた。

「あぁん、あふっ・・・・」

　東山は気持ち良さそうな亜希子の顔を見て悦び、お尻を擦りながらクリトリスと淫壷を同時に圧し擦った。

「あぁぁ〜〜はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、アアアッ・・・・ああぁぁぁああああああ〜〜〜〜〜ダメッ、イクぅぅぅ〜〜〜〜」

　亜希子は艶かしい表情で昇りつめ、その官能的な姿態は東山を夢中にさせた。

（神社でも魅惑的だったけど、明るい中で見ると堪らない！）

　東山は亜希子の身体を抱いて床に座り、対面座位で亜希子の淫壷に昂った肉棒を下から挿入し突き上げた。

「アァアアアッ！・・・・っぅ、あ、イイッ・・・・」

　亜希子は東山の肉棒を強く締め付け小刻みに震えた。
　指で昇りつめ継続して絶頂に達したのだ。

　東山は続けて突き上げながら豊かに形良く膨らんだ乳房を揉み、乳首を舌先で転がすように舐め、亜希子が繰り返し昇りつめるのに合わせ、指をお尻の穴に深く挿入し淫壷と同時に責めた。

「うぅぁああああっ！あ、はぁぁ、はぁぁ、ぃぃぃぃぃぃ・・・・」

　亜希子は東山の頭を引き寄せ顔を乳房に圧し付けて淫悦に震えた。

「奥さん・・・・僕も・・・・」
「エッ、あ、待って！」

　繰り返し押し寄せてくる快感の波に悦んでいた亜希子は、東山の射精の意を受け慌てて立ち上がり肉棒の前に座った。

「本当に偶然だったけど・・・・とても素敵な思いをさせてくれて・・・・わたしの中で終えて欲しかったけど、ゴメンなさい。あまり経験が無くて下手だけど、わたしの口で我慢してネ」

　それは東山にと言うより肉棒に話しかけているようだった。

　亜希子は東山の肉棒を優しく扱きながら愛しい視線を送り、昂り切った亀頭を舐め回し口に咥えて吸うように舐めた。

　玉袋を優しく擦り肉茎を扱きながら、亜希子は気持ちを込めて東山の肉棒を咥えフェラを続けた。

「・・・・ぅぅ、ぁあっ、奥さん・・・・イクッ！」

　亜希子の口の中に東山の白濁の粘液が放出された。


　東山の射精を受け止め飲み干した亜希子は、再び東山の肉棒を洗い流しバスタブに誘った。

「あまり上手くなくて・・・・わたしばかり悦んで・・・・」
「いえいえ、そんなことはありませんよ！ふたりがこうしていることが奇跡的なことなので・・・・」

　東山は亜希子の裸体を後ろから包むようにして湯に浸かり、優しく乳房を擦り揉みながら名残りを惜しんでいた。

「そう・・・・こうしていることは普通じゃないんですネ・・・・」
「もっと奥さんと悦び合っていたかったけど、役所に戻らないと不審に思われるから・・・・」

　ふたりはお互いを求め合いながらも、離れなければならなかった。


　その後、ふたりは再会したのか・・・・。
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
2013.4.6掲載
76話（2013．4/6時点）
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