龍 晃一 作
| 第８章 ゆかりの新たなる旅立ち 村川毅も柏原和也も悶々としていた。半分は興味深々であるが、半分は貸し出したことの嫉妬とゆかりを児玉と杉下に取られてしまうのではないかと言う不安感が交差していた。 一晩だけではないかという思いと２晩も二人の餌食にされる嫉妬感が噴き出していた。 緊縛してセックスされてしまう。縛られて口にも精液を飲まされるかと思うと柏原の方が苛立っていた。今であれば断ることもできる。断ると児玉のことだから何かされるという不安があった。役員時曹ﾌだろうかと思った。 ９時から児玉達が来ると予告した１２時までを長く感じた。 車が停車する音がした。二人は飛んで玄関に走った。 ベンツから降りるゆかりの姿に唖然とした。ゆかりは首輪に繋がれ、ウェストには革の幅のあるベルトが細くなるように厳しく巻かれ、そこから細いベルトが股間に食い込んでいた。肛門に何かを差し込まれ、フワフワした尻尾を垂らしていた。 「ゆかり、大丈夫か-----」 悲しそうに目を上げただけで何も話さなかった。 「ゆかりは、我々の奴隷になりました。奴隷は４本足で歩くものです」 玄関で汚れた手と足をカメラマンの杉下に洗って貰って、廊下に上がった。 「ゆかり、私に奉仕しなさい」 「ハイ----」 児玉のスラックスを脱がせると体格に似合わない大きなペニスがポコンと垂れている。そのペニスを両手で挟み、ペニスを口で愛撫しだした。 「ゆかりの調教記録は、このＤＶＤの５枚に収めてあります。５枚目が写真集です」 「ここでゆかりの調教結果を披露しますがゆかりが私の妻になると言った時は、ゆかりは私が貰います」 「そんなこと約束していない-----」 「約束ではない。ゆかりが誰を求めているかだけです。ゆかりはマゾとして生きると誓約しました」 「浣腸して、強引に誓約させたのでは-----」 「まあまあ、私は何も言いません。ゆかりに決めさせることです」 「---------------」 「さあ、ゆかり、私の精液を飲むのだ-----クックックっクっ-----だすぞ」 ゆかりは児玉の精液を懸命に飲み干していた。精液を飲み干すと両手を後手に縛り、乳房の上下を縄で厳しく亀甲縛りにした。天井から吊り下げられている鉄の輪に通した。両脚の太腿を縛り、吊り上げМ字開脚縛りにした。股間のベルトを外した。 杉下がいつの間に準備したのか浣腸器と浣腸液のバケツを持ってきていた。 「ゆかりの好きな浣腸をしてあげる。臭い糞を出すところを観てもらうのだ」 「お願い----主人の前で浣腸だけはしないでください-----お願いします」 「ゆかりのお腹の中のものを観てもらうのだ」 「１０００ＣＣ注入する。１０分間我慢するのだ」 ゆかりは、首を横に振るが聞いてはくれない。 児玉は、笑みを浮かべながら浣腸器を円錐形の奥にある肛門に差し込み溶液を注いでいく。 「あああああ-----しないで-------いれないで-----」 ゆかりは、泣いていた。二人は助けることができなかった。 「５回の注入で終わる。数えろ」 「１回、２回、-------５回」 ゆかりの体内に１０００ＣＣの浣腸液が入れられ、肛門に赤いストッパーが捻じ込まれた。 ５分も経過していないのにゆかりは、全身から脂汗を流しながら震えていた。ストッパーをされているので出せないのだ。和也も毅も気が気でなかった。児玉の熱気で圧倒され手を出せなかった。 ゆかりの震えが大きくなってきた。 「１０分経過です」 杉下はビデオを正面にセットしていた。シートを敷き、バケツを置いた。 児玉が赤いストッパーを力を入れて引き抜いた。 「プオーッ------ブスブスブス-----」 匂いと黒い便の混ざった排泄物が股間から噴き出してくる。お腹の中で膨張していた分だけ勢いよく排泄された。辺りは、臭い匂いが充満している。排便は止まるどころかさらに続き、おしっこまで吹き上げだした。 ゆかりは、大粒の涙を零していた。こんな破廉恥な姿を診せたことが辛く悲しく思えた。 排泄が止まると汚物の中なのに、毅と和也がゆかりを抱き上げて吊り責めから降ろした。毅が縄を解き、和也はお湯とタオルを抱えて持ってきた。 ゆかりの汗を拭き、汚れた股間を濡れタオルで拭いた。 「ゆかり、大丈夫か-----」 「ゆかり-----すまなかった」 毅と和也がゆかりを懸命に介抱している姿を見て、児玉と杉下は無言で帰って行った。 和也は、お風呂をセットしながら汚れた床を清掃した。ゆかりに汚れた床を診せたくなかった。今のことは夢の中の出来事にして置きたかった。 ゆかりをお風呂で洗い、ベッドに寝かせた。リビングの窓を開け、空気の入れ替えを行った。汚れたシートや縄はゴミ袋に入れてゆかりの目につかないようにした。 ゆかりの意識が戻り、暖かなスープと果物を食べた。それから１時間ほど寝てしまった。１８時頃起きてきたので娘が待っている自宅に戻った。車の中でも眠っていた。子供達を観ると母としてのゆかりに戻っていた。優しい笑顔のゆかりがいた。 |
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| 2012.11.28掲載 |
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7話（2012.11/28時点）
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