人妻加奈子の奴隷生活.34

　買い物帰りに春の陽気が漂う公園を散歩し、子供と遊ぶ若い母親の姿を見る。幸せそうな光景に加奈子の表情も和らぐ。
「加奈子さん？」
「え…？」
「やっぱり加奈子さんじゃない！」
　そこには夫の会社で加奈子の元同僚だった早苗という女性が立っていた。
「早苗さんお久しぶり…」
「お久しぶりじゃないわよ…あなた今どこにいるの？野々村さんがあなたが行方不明だって心配してるのよ？」
「え？主人が…」
　加奈子はすぐに事の次第を把握した。北村の用意したマンションに移るときにアメリカにいる祐平に何の連絡もせずにいたからだ。
「ご、ごめんなさいちょっとバタバタしていて連絡が取れなかったの…ご心配かけて申し訳ないです」
「ホント人騒がせなんだから…野々村さん、冷静にしていたけど話の内容が加奈子さんの失踪だもの…私たちも心配で…」
「本当にごめんなさい…会社の皆さんにもよろしくお伝えください…」

　早苗と別れ、マンションに戻った加奈子は受話器を取り、アメリカの夫へ連絡をとった。
「加奈子、加奈子か？今どこにいるんだ！」
「ごめんなさい…」
「ごめんなさいってお前、日本に残るって言い出してから謝ってばかりじゃないか！それにずっと様子がおかしいじゃないか…大事な話があるとも言っていたし…」
「そのことなら大丈夫…大丈夫だから…連絡できなくてごめんなさい…」
「謝るのはいいよ…で、社宅を出て今どこにいるんだ？」
「…澤田さんの会社の社宅として使っているマンションに移らせてもらったの…澤田さんが、自分のところで働く私をいつまでも元の社宅に置いておけないからって…会社のお手伝いとかで忙しくて…」
「そ、そうだったのか…取り合えず住所と連絡先を教えてくれよ…そう言うことは真っ先にしなきゃならないことだろ？」
（また澤田部長だ…彼に合わせて加奈子が変わっていっているような気がしてならない
…）
「加奈子…さ…澤田部長と…」
「え…う、うん…住所と電話番号言います…いいですか？」
　加奈子は祐平が明らかに澤田との事で疑問を持ち始めていることに焦りを感じた。聞き取れなかったふりをして、マンションの住所と連絡先を伝えまだ何か話をしたそうな祐平だったが電話を切った。
（私…いったい何をしているんだろう…もうどうしたらいいのかわからない…）
　加奈子は夫に救いを求められるチャンスを逃してしまった。しかしチャンスが訪れたからと言ってすぐにでも切り出せるほど簡単な話ではない。

　ピンポーン…
　その時インターフォンが鳴った。
「どちら様ですか？」
　受話器を取るとモニターに訪問者が映し出される。
「どうも奥さん…私です」
　そこに映っていたのは産婦人科の医師だった。医師の名は石田といい初診当初からずっと加奈子を診てきた医師だ。加奈子は今日が石田が言っていた往診日ということを忘れていた。

「いいお住まいですね…」
　石田はリビングに案内され出されたコーヒーを飲みながら部屋の中を見回している。
　加奈子は何も言わずにその様子を見つめていた。
「ご主人は確か海外にお勤めとか…」
「ええ…アメリカの方に…」
　他愛のない話を交わしながら時間が過ぎていく。
「では、そろそろ診察にかかりましょうか…」
　石田は手をすり合わせ、加奈子に近づく。
「寝室はどこですか？」
「寝室じゃなくここで出来ませんか？」
「何かと寝室の方が都合がいいんですよ…奥さんにとっても…」
　石田は寝室に行くことを渋る加奈子を立たせると寝室へ案内させる。
「さ、服を脱いで下さい…」
　スカートを捲くるだけで済むはずなのに加奈子のマタニティドレスを脱がしていく。
　加奈子も石田が何が目的で往診に来たのかわかっているので医師に従う。
　診察室では見ることの無かった全裸の美しい妊婦姿が晒される。
「ほう…想像通りお美しいですな…」
　加奈子の背後に回ると裸身を抱きしめる。
「こんなところにもピアスを…これじゃ赤ちゃんがお乳を飲みにくいでしょう…？」
　乳首のリングを弄びながら厭らしく笑う石田。
「あ…や…」
　石田は加奈子の髪の毛に鼻先を突っ込むと匂いを嗅いだ。首筋で鼻を鳴らされ敏感な加奈子は声をあげてしまう。
「どうしたんですか？かわいい声を出して…」
　診察室でもそうであったように加奈子の反応を楽しむ。だが今日は誰に気兼ねすることなく加奈子を楽しめる。
　加奈子の体をベッドに乗せると足を開かせる。診察室と違い開脚台が無いため加奈子にためらいが見られる。普段なら石田の卑猥な行為も診察の一部だと割り切っていたからだ。
「奥さん…足を開いてくれないと診察できませんよ…さ…」
　強引に足を開いていく。
「この前から思っていたのですが奥さん、最近ここの毛の処理を怠っていますねぇ…旦那さんが出張で剃ってくれないんですか？」
　加奈子は生えかけの陰毛を指摘され顔が熱くなる。早くこの時間が過ぎる事を祈りひたすら耐える。
「奥さんは相変わらず恥ずかしがり屋ですね…では診察を…」
　鞄の中から銀色に輝く器具を取り出す。いつもならゴム手袋を着けているが今日は素手で加奈子の股間をまさぐる。
「すごい濡れようですね…これなら潤滑液はいらないですね…」
　指を出し入れし、くちゅくちゅと音をたてる。
「…ん…んん…は…あぁ…」
　加奈子は次第に甘いと息を漏らし始める。石田は指を引き抜くとその指を口に咥えた。
「これが奥さんの味…」
　恍惚とした表情で呟くと、クスコに加奈子の愛液をまぶしていく。
「こうしておかないと痛がる女性もいますからね…」
「あ…あぁ…」
　クスコの冷たい感触が膣内に広がる。
「それでは広げていきますよ…痛かったら仰ってくださいね…」
　口調はいかにも医者らしいが、全裸の妊婦をベッドで足を開かせている様はとても医者には見えない。
　かちゃかちゃと音をたてクスコを広げていくと、加奈子の綺麗なピンク色をした膣壁が丸見えになるその奥には肥大した子宮口が見え、白濁した愛液を溢れさせている。
「それでは記録に撮りますからね…」
　石田の言葉にハッとして顔をあげ、見ると石田は鞄からビデオカメラを取り出していた。
「いや…カメラで撮るなんて…ダメです…」
「大丈夫ですよ…私が楽しむだけですから…それとも奥さんにも差し上げましょうか？」
　澤田や北村がそうであったようにこの医師にも加奈子の願いなど聞き入れてもらえない。
　加奈子は観念して顔を背ける。
　石田はビデオカメラの他にもデジカメを取り出し加奈子の膣の様子を収めていく。
　デジカメでの撮影が一通り終わる頃にはクスコの挿入された膣穴からは大量の愛液が溢れ出していた。
「それでは抜きますよぉ…」
　クスコを引き抜くと愛液が糸となり膣とクスコを淫らに繋ぐ。
　熱いと息を吐く加奈子が石田の方へ視線を向けるとズボンをずらしてペニスを引っ張り出している所だった。
「あ…いやそれだけは…許してください…」
　加奈子は犯されることを悟り狼狽した。石田の訪問を許した時点でこうなることも予測していたが、いざ直面すると抵抗があった。
「大丈夫…お腹の赤ちゃんには障らないようにしますから…ね」
　石田の大きくなったペニスは太さこそ普通だったがその長さは澤田たちと同じくらいだった。
「どうです？なかなか大きいでしょう？」
　石田も自信があるらしく長いペニスを振り、誇示した。
「それでは入れますよ」
　ペニスを膣口にあてがい腰を前に進めると音も無く挿入されていく。
「あぁ…だめ…ああん…」
　ゆっくりと奥まで挿入されていく感触に加奈子は声を震わせる。同時に石田も加奈子の蜜壺の具合に唸り声をあげた。
「…奥さん…さ、最高ですよ…」
　石田の腰使いは彼の宣言とは程遠く、激しいものだった。長いペニスで子宮をズンズンと突き上げ加奈子を責めたてる。
「あ…あ、先生ぇ…だめです…は、激し…うんあ…」
「大丈夫ですよぉ…奥さん…奥さぁん…う…うぐぉ…」
　石田は絶頂を迎えると子宮口に熱い精液がかけられた。
　ぬちゃ…とペニスが引き抜かれると白濁した液が溢れ出す。
「ふう…興奮したからたっぷりと、射精ちゃいましたねぇ…さ、奥さん、私のモノをキレイにして下さい…」
　加奈子の妖しく喘ぐ口唇に精液の滴るペニスを挿入していく。加奈子はぐったりとしながらも慈しんでいるかのようにペニスを口に含み、キレイにヨゴレを舐め取る。
「奥さんは旦那さんでは満足しておられないのかな？」
　ペニスを引き抜くと濃厚なキスを交わし、加奈子の顔を間近に眺めながら医師が問う。
　加奈子の応えは無く、無言で顔を逸らすだけだった。
「まあいいでしょう…世の中のご婦人は何かしら旦那さんとの性生活に不満があるといいますからねえ…」
　どこかの三流雑誌で仕入れてきたのか、ワイドショーの受け売りなのか、一人したり顔で話す。
「あ…何を…？」
　しばらくビデオカメラとデジカメで精液の溢れ出る膣穴の様子を収めていた石田が加奈子の肛門に何かを突き立てた。加奈子が異様な感触に上体を起こし見ると石田が加奈子に見覚えのあるガラス製のシリンダーを押し込んでいる所だった。