人妻加奈子の奴隷生活.42

「でも加奈子さん、そのお腹の子供のためにもなんとかしないといけないね…加奈子さんは澤田のおっさんのモノじゃないんだから…俺がおっさんにガツンと言ってやってもいいんだけど…」
「え、ええ、ありがとう…わかっている…いつまでも主人を騙していけない…」
　加奈子は口ではそう言ったが祐平にすべてを打ち明けすべてを失うのが怖かった。
　祐樹に話していた通りそんな弱さが今の結果を招いたということは加奈子自身も痛感していた。
　しばらくの沈黙が続き、加奈子の憂いを含んだ表情を見ていた祐樹は、不謹慎にも美しいと思った。
「加奈子さん…」
　祐樹は加奈子に顔を近づけていく…加奈子は少し驚いたが静かに瞳を閉じていく。いけないことだとわかりながら…
　口唇がふれあい祐樹の舌が加奈子の口唇をそっと撫でる。澤田との荒々しい口付けと違い遠慮がちな口付けだった。
「本当に赤ちゃんがいるんだね…」
　加奈子の腹部に手をやった祐樹が言う。
「そうよ…この中に一人の人間がいるのよ…想像できないでしょ…ちゃんと動くんだから…」
　悪戯っぽく笑う加奈子。自分の胎内に生命を宿し、大きく成長していく様を実感できる女性とは違い、男性は産まれてくるまで生命を実感しにくいものだ。
「加奈子さん…俺、大きくなって来ちゃったよ…」
「ええ…？祐樹くん、エッチだね…じゃ、おばさんが口でしてあげる…」
「え？ホント？」
　祐樹は加奈子とセックスが出来ると思っていただけに残念な気もしたが、彼女の身重な身体のことを考えるとしょうがないと思った。
　申し訳なさそうにズボンとパンツを脱ぐとすでに勃起したペニスが露出する。温泉で見た時と変わらない普通のペニスだった。
　そっと口をつけていく加奈子。男性の平均的な大きさの祐樹のモノは澤田たちのそれと比べると子供のペニスのような錯覚に陥る。
「あ…」
　加奈子が口唇を重ねていくと祐樹が声をあげ、腰を引く。加奈子がゆっくりと奥まで咥え、顔を前後させる度に腰をビクビクとさせていたが、次第に慣れて体を加奈子に預けていく。
「あ…だめだ、我慢できない…射精るよ…あ…」
　祐樹は大量の精液を加奈子の口内に放った。びくんびくんと口内で痙攣する若いペニス。
「す…すごい、たくさん射精たね…」
「き、気持ちよかったぁ〜」
　加奈子は口内の精液を手に吐き出すと流し台に行き口を濯いだ。
「加奈子さん、今日はありがとう…」
「こちらこそ…祐樹くんには励まされたわ…」
「また来ていいかな…？」
「そんな…こんなおばさんに構ってないで彼女でも作らなきゃ…」
　加奈子は否定も肯定もしなかった。
　ピンポーン…
　祐樹が玄関で靴を履こうとしていたときインターフォンが鳴った。
「祐樹くん、ちょっと待って…」
　加奈子はパタパタと廊下を走り受話器を取った。
「澤田さん…」
　ついてきた祐樹に焦りの表情を向けながら応対する。オートロックを解除し、受話器を戻す。
「大変…祐樹くん、澤田さんが…」
「え？どうすればいいの…」
　さっきは威勢のいい事を言っていた祐樹が慌てている…こんな時に加奈子は祐樹がかわいらしく思え、クスクスと笑った。
「とりあえず、どっかに隠れなきゃ…」
　玄関の靴を隠し、隠れる場所を探す。加奈子は石田の時のことを思い出した。あの時は石田の産婦人科医としての立場、北村、彩美の協力など色んな要素が絡んで石田を失脚させることが出来ただけで澤田に特別な力があったわけではない。が、あの時のように祐樹の大学に澤田が苦情を申し立てたら…ヘタをすれば自分の首すら締めかねないが、祐樹が大学を追われることになるかもしれない。とりあえず祐樹がここにいる事を知られてはいけない、と加奈子は思った。
「とりあえずこの中に隠れていて…それで隙みて逃げて…」
　加奈子は祐樹を廊下にあるウォークインクローゼットに隠した。ティーカップを流し台に片して玄関へと向う。
「きょ、今日はどうしたのですか？お仕事お忙しいんじゃ…」
「何だ？俺が来ると都合が悪いのか？」
「いえそんなことは…」
　二人はそんな会話をしながらリビングへと向う。声が遠くなりクローゼットからそっと顔を出す祐樹。
（今がチャンスだ…）
　そっと玄関に向おうとするが足を止める。そしてゆっくりと廊下の奥にあるリビングの方を振り返った。そしてそっと近づいていく。緊張で心臓が早鐘を打ち、口の中がカラカラになる。
「今日は泊まっていくからな覚悟しておけ…」
「…はい…でもあんまり激しくなさらないで下さいね…」
　ご無沙汰だった加奈子は肉体が熱く疼くのを感じた。夫を裏切るとわかっていてもどうすることも出来ない。澤田との関係が始まるまでも夫の祐平は出張で家を空けることが多く、何日も夜の生活が無い事もあったが、肉体が火照る事は無かった。
　それが今では…犯されつづけ、妊娠までした今、加奈子の肉体は澤田によって変わってしまった。しかし精神までは犯せない。加奈子を縛っているのは愛する夫と娘を失いたくない強さであり弱さでもあった。

　祐樹はそっとドアを開き中の様子を伺う。彼の目に飛び込んできたのは澤田と加奈子の濃厚なキスシーンだった。体がカーッと熱くなるのを感じながらその様子を見つめつづける。心の中にこのまま飛び出して澤田を痛めつけてやりたいという葛藤があったが、どうしても動く事が出来なかった。
　澤田は口唇を離すとベルトに手をかけズボンとパンツを下ろし、大きなペニスを露出させた。祐樹は温泉の時は加奈子の肉体に夢中で澤田のペニスを観察する余裕が無かったが、今、澤田のペニスを見て強烈な敗北感を味わう。だらりと垂れ下がっている澤田のペニスは自分のペニスが勃起した時の大きさを遙に凌駕しているのだ。
　加奈子がひざまづき、つい先程まで自分のペニスを咥えていた口に含んでいく。ペニスが吸われ、柔らかいペニスは伸縮を見せその形を歪に変化させる。次第に充血し大きく勃起していく澤田のペニスを見て祐樹は加奈子の肉体の心配をした。
（あ、あんなものが本当に入るのか…？）
　見ているうちに加奈子がペニスを持て余し始めると澤田は加奈子の頭を抱え、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。その動きは次第に激しいものへと変わっていく。
「…ぅご…ご…ごふ…ぐしゅ…」
　加奈子がくぐもった声をあげ必死に澤田のペニスを咥えている姿を見て澤田に怒りを覚える一方、興奮する自分に気付いた。

（祐樹くん、ちゃんと逃げられたかしら…？）
　祐樹に見られているとは露知らず、澤田のペニスを呑み込んでいく加奈子。
　澤田は加奈子をソファに座らせるとマタニティドレスのスカートを捲り上げ股間に顔を埋めていく。
「あ…いや…」
　澤田の来訪に加奈子の股間は愛液で濡れショーツの股間部には大きな染みが出来ていた。
「お待ちかねだったようだな加奈子…淫乱な女だまったく…」
　ショーツをめくり性器を露出させると吸いついていく。
　じゅるじゅると音をたて割れ目にそって舌を這わせ吸いつく。
「ん…く…う…ん…はぁ…はぁ…」
　加奈子は悩ましげな声をあげ腰を振るわせた。しばらくして澤田は顔を離すと大きくなったペニスをしごいた。
（ま、まさか…加奈子さんは妊娠してるんだぞ…）
　祐樹は自分のペニスのサイズでさえ妊娠中の加奈子を抱くのを躊躇し、口で我慢したと言うのに澤田は自慢の極太ペニスで加奈子を貫こうとしている。
　めくれたショーツの脇からゆっくりとペニスの先端で膣穴を擦る澤田。祐樹はその光景を見ながら我知らずはちきれんばかりに勃起した股間を擦っていたのに気付いた。そしてチャックを下ろすとペニスを取り出し、しごき始める。
（あんなもの入れてお腹の子供は大丈夫なのか？）
　祐樹は瞬きを忘れ挿入の瞬間を見守る。角度を調整し、ぐっと腰を薦めるとぐちゅ…とペニスが埋没する。
「あッ…あぁ…ん…」
　加奈子が声をあげる。その声は澤田が腰を使い始めると更に熱を帯びたものとなり、祐樹を興奮させた。
（やめろ…！加奈子さんが壊れてしまう…）
　心の中でそう叫ぶが興奮する自分を抑えることが出来ない。
「あッ…あッ…はッ…う…ああん…あッ…うッんッ…」
　ペニスに絡む愛液をみれば加奈子の興奮を図ることが出来る。
「どうだ…久しぶりのち○ぽはッ…ええ？」
　澤田の問いに答えることが出来ずひたすら喘ぎ声をあげる。
　ふっ…ふっ…と腰を振る澤田の息遣いと加奈子の喘ぎ声がやけに耳に届く。
（くそっ…だめだ…で…射精るっ…）
　慌てて手のひらでペニスの先端を包み大量の精液を受け止める。加奈子の悲鳴ともとれる美しく官能的な喘ぎ声を聞きながら快感に浸る祐樹。
　それからどれくらいの時間が経っただろう…
「そろそろ射精すぞ…ふっ…うっ…おっ…おおぉ…っ」
　加奈子を何度となく絶頂に追いやった澤田が加奈子の中で大量の精液を吐き出した。
「あッ…熱ッ…い…あッ…いくッいきます…あッ…ッ…！」
　ソファの上で動かなくなった二人を見つめる。しばらくして澤田が加奈子から離れると、膣内に混入した空気とともに精液が泡となって溢れ出る。
（あんなにいっぱいの精液が…）
　祐樹はその量に驚きを隠せなかった。
「ふ…う…風呂に入るぞ…」
　ソファにぐったりと身を預ける加奈子の太ももを叩いた。加奈子を乱暴に扱う澤田に怒りを覚えながら加奈子の様子を伺う。
「はい…」
　小さく返事をしソファから起き上がろうとする加奈子を見ながら、祐樹は自分が身を隠さなければならない事に気付き慌ててもとのクローゼットの中に身を潜めた。