人妻加奈子の奴隷生活.43

　澤田と加奈子が浴室へと消えると再びクローゼットから出てきた祐樹は玄関に向った。
（くそ…）
　加奈子を救う勇気もなく、挙句に犯されているところを見て興奮してしまった自分に腹が立つ。
「あ…いや…あん…」
　加奈子の声を聞き足を止める祐樹。廊下を引き返すと脱衣所の入り口から浴室の様子を伺うと擦りガラス越しに二人の影が見える。
　壁に手をついた加奈子の後ろから澤田が腰を振っているのがわかる。
　祐樹はキッチンに行くと水を出しゴクゴクと飲む。
（そ、そうだ…今日は泊まっていくっていっていたな…）
　祐樹は寝室を探した。キングサイズのベッドがある部屋を見つけ中に入る。
　どこかに身を潜めるところはないか…部屋を見渡すが身を隠せそうなところは備え付けのクローゼットくらいだった。荷物が入っていれば隠れるスペースもないかもしれない…
（お…結構広いじゃん…）
　廊下のウォークインタイプとまでは行かないが結構なスペースが設けられていた。
（俺のマンションのとはえらい違いだな…それに荷物も入ってないや…）
　祐樹は思わず自分のワンルームの奥行きの無い気持ち程度のクローゼットと比較し、笑ってしまう。身を潜めるスペースを確保した祐樹は再び脱衣所に向うと浴室の様子を伺う。
　シャー…いう音が聞こえる。シャワーとは違う音…擦りガラスに映る影は立っている澤田の前に加奈子が座っているのがわかる。
（まさか…あのおっさん、小便かけてるのか？…おえ…でもそれを加奈子さんは…）
　幾分か落ち着きを取り戻していた心臓が再び激しく脈を打ち始め、息苦しさを覚えた。
　浴室内では澤田の放尿を口に受ける加奈子の姿があった。
「今度は俺が飲んでやろう…北村には飲ませていたんだろ？」
　澤田は放尿を終えると今度は加奈子に強要した。
（加奈子さんの小便…）
　祐樹は加奈子ほどの美人なら小便を浴びてみたくもあった。
　放尿の音が止むと、体を洗い流す音が聞こえてくる。そして浴室のドアが開き澤田が出てきた。
　寸での所で顔を引っ込めた祐樹はもう一度脱衣所の様子を伺う。そこには愛する夫にするかのように甲斐甲斐しく澤田の濡れた体をタオルで拭う加奈子の姿があった。
「ベッドで待ってる…」
（ヤバイ…隠れなきゃ…）
　脱衣所を出ようとする澤田に慌てた祐樹は、慌てて寝室に飛び込む。もう後には退けない。
　逃げ出そうにも廊下に飛び出せば澤田と鉢合わせになってしまう。祐樹はクローゼットに飛び込むと、寝室の様子を伺える程度の隙間を残して扉を閉めた。
　もし澤田がクローゼットを空けたら見つかってしまう危険性があるが、今の祐樹は好奇心が勝っていた。
　全裸のままどっかりとベッドに腰を下ろしタバコを吸い始める澤田。しばらくすると全裸の加奈子が寝室に入ってきた。
「お、お待たせしました…」
　加奈子はベッドに腰を下ろした澤田の前にひざまずくとペニスに手を添える。だらりと力なく垂れ下がるペニスは常人の男性にはない重たさがあった。その様子を当然のように無言で見下ろす澤田。
　加奈子はペニスを優しくしごき始める。硬くなってくると亀頭を口に含んでいく。
　ちゅぱ…ちゅる…と音を立てペニスを吸い上げていく。口を大きく開けてペニスを呑み込み、喉奥で刺激する。
（すげえ…あ、あんな奥まで…）
　ねっとりとした唾液がペニスに絡み、加奈子の口の周り、乳房、子供を孕んだ腹部、太ももへと垂れていく。
「ようし…ケツで繋がれ…」
（ケ、ケツ…？…ア…アナルセックスか…？）
　祐樹は膣穴でさえ澤田のペニスを受け入れることが出来るか心配していたのに、今度は尻の穴で繋がろうとしているのが信じられなかった。
　加奈子は数回ペニスを出し入れすると口を離した。そして澤田に背を向けると後ろでにペニスに手を添えるとゆっくりと尻を澤田の膝の上へ下ろしていく。
「あ…久しぶりだから…痛いです…」
「何言ってる、風呂でほぐしてやっただろうが…」
「…はい…」
　澤田のペニスで自分のアナルをほぐすように何度も何度も押し付けては引いた。次第に巨大な亀頭に合わせて尻穴が拡張されていく。
「う…あ…き…キツイ……あ…」
　徐々に開いていく尻穴が獲物を呑み込むように亀頭部をすっぽりと包み込んだ。
「あ…入った…あ…」
　加奈子は思わず歓喜の声ともとれる声をあげた。
「まだ先しか入ってないぞ？」
「…すみません…う…あ…」
　大きな亀頭も常人のモノとは思えないがその後に続く陰茎部も並みの太さではない。それも根元に行くに連れて太さは増していく。
粘り気のある唾液に濡れているとはいえそれを呑み込もうとすると肛門が引きつり痛みを伴う。
　ペニスを四分の一程度入れては引き抜き徐々に受け入れていく。肛門から出てくる粘液が陰茎に絡み潤滑油の代わりをし、三分の一、二分の一と呑み込んでいく。
（す、すげえ…し、尻に入ってる…よな…？あれ…）
　クローゼットの中から覗き見している祐樹には結合部まではっきりと確かめる事は出来なかったが、排泄器官である肛門で澤田の極太ペニスを受け入れている事に興奮し、すでに大きくなったペニスを握り締めている。
「あ、ああ…深い…う…あ…あ…あぁ…」
　澤田の陰毛を双臀に感じ、澤田の長大なペニスをすべて呑み込んだことを実感する。
「あッいや…あッ…」
　澤田はペニスが完全に呑み込まれるのを待っていたかのように加奈子の両足を小児に小便をさせる時のように抱えた。
「う…ぐ…あ…乱暴にッ…お尻が裂けッ…るぅ…あッ…か…は…」
　大きく開かれた足の間には深々と肛門を貫くペニスが見え、何も入っていない膣穴は愛液をとろとろと溢れ出させている。
「う…あ…いや…ぐッ…う…」
　苦悶とも取れる声をあげる加奈子。
　今まで祐樹の中では妊婦という存在は、ヘタに触れることも出来ないデリケートな存在だったが、獣のように犯される加奈子を見て人間、いや女体の強さを垣間見たようだった。
「どうだ？旦那以外の男に調教され、尻穴まで使う女になった気分は…」
「いやあ、言わ、ないで…くだ…さ…あッ…」
　澤田がいつものように夫の存在を認識させ、加奈子の背徳感を煽る。これが不倫に走った人妻でも夫の存在を思い出させながら抱くと罪悪感に見をよじらせる。しかし体を重ねる度に反応もイマイチになってくる。どんなに夫を愛していても罪悪感は薄れていくものだ。
　しかし、加奈子は違った。きっかけはレイプによって澤田に貞操を奪われたが、加奈子が普通の女ならこれだけ関係を続け、夫からは得られない強烈な快楽を与えられ続ければ、やはり罪悪感は薄れ、夫にバレさえしなければ何とも思わない女になっているだろう。
「どうだ？夫には申し訳ないと思いながらも尻穴を犯され感じてるじゃないか？」
「あ…いや…そんな…感じてなんかッ…あ…ああん…」
「感じていない？そうか…でもこの腹の中の子供は誰の子だ？ん？」
（え？…だ、誰の子？そんなの決まってるじゃないか…）
　祐樹はクローゼットの中で澤田の言葉を聞きながら心臓がキュッと縮む。
「いや…このッ…あ…子は…しゅ、じ…のッ…いやあッ…」
　加奈子は息も絶え絶えに答える。
（ほ、ほら…旦那さんの子供なんだ…で、でもなんで澤田があんなことを言い出す？）
　祐樹の頭は混乱していた。
『心配しないで…この子は違うわ…』
　加奈子の言葉が蘇る。
「何いってるんだ？これはあの時、俺が種付けした子供だろ…？」
（え？種付け…？あの時…？どの時…？）
『心配しないで…この子は違うわ…』
　繰り返し加奈子の言葉を思い出す。
（加奈子さんは…俺に心配ないって…でも…）
　祐樹の混乱は収まらない。
「それとも野々村に中出しさせたのか？ん？」
「いや…いや…この子は…あ…」
　加奈子は頭を振り乱すが、彼女自身が良くわかっていた。
「この腹のガキは俺の子供だからな…ははは！」
「くッ…あッ…あぁッ……」
（そんな…まさか…どうしてだよ…）
　祐樹ははっきり否定をしない加奈子と澤田の自信溢れる態度を見てお腹の子供の父親が澤田なのだと思った。
　温泉で会った日、その時は夫以外の男と火遊びを楽しむエッチな人妻だと思っていた。
　信じられない場面で加奈子ほどの美女で童貞を捨てられた祐樹はラッキーな思い出ぐらいにしか思っていなかった。
　しかし、再会した時初めての相手でもある加奈子を見て祐樹の中では特別な存在に変わっていた。初恋の女性と再会したかのような感覚に陥った。
　そして加奈子の口から澤田との関係を聞かされ、加奈子は夫を裏切って快楽に走るような女では無い事も知り、特別な存在へと変わっていった。
　その加奈子が妊娠しているのは澤田の子供だったと知りショックは大きかった。
　そんな中、自分の中に興奮を隠せない自分がいるのに気付く。
（加奈子さん…）
　祐樹ははちきれんばかりのペニスを激しくしごきたてる。
「あッ…いッ…いいッ…も…う…あッ…あああぁッ…」
　加奈子はひときわ大きな喘ぎをあげながら絶頂に達する。それを見ながら祐樹は大量の精液をクローゼットの中で放つ。強烈な快感の中で祐樹の意識はすぅっと遠のいていった。
　澤田が精を放つのはこの後、加奈子が何回も絶頂を迎えてからのことだ。