人妻加奈子の奴隷生活.45

「だ、だから私はもうしちゃったから出ないってば…」
　加奈子に小便を浴びせた祐樹は、彼女も澤田に尿を浴びせたように、自分にもやってくれとせがんだ。
　何とか誤魔化しながら浴室から出た加奈子は残念そうに文句を言う祐樹に言い訳をしていた。
「じゃ、また今度ね…」
「こ、今度なんてありません…！」
　加奈子はバスタオルで体を拭きながら軽く祐樹を睨む。
「ね、それより加奈子さん…」
　そんな加奈子に裸のまま擦り寄る祐樹。腰の辺りに熱いものが当たる。祐樹は勃起したままだった。
「ゆ、祐樹くん…」
　浴室を出てから祐樹を子供のようにあしらっていた加奈子は勃起したままのペニスを見て再び恥じらいを見せる。
「だ、だめ…そんな…」
　加奈子は肉体をバスタオルで包むと、祐樹を拒んだ。
「何だよ…おっさんにはあんなに…」
　祐樹は駄々をこねる子供のように加奈子に食って掛かる。
「じゃ…また…お口で…」
「いやだ…あの時、俺だって加奈子さんと…」
「あの時…、あの時は…さ、澤田さんに…」
「どうだっていいよ…俺はこのままじゃ帰らないからな！」
　加奈子は目の前で子供のように駄々をこねる祐樹に困惑した。
「そ、そんなこと言ったって…」
　目の前の祐樹の意思は固そうだ。
「…じゃ、ここで待ってて…」
　加奈子と祐樹の間に長い沈黙が続いたあと加奈子は意を決し、寝室に向った。
　バスタオル姿の加奈子の後姿を見て祐樹を急激な緊張が襲う。
　しばらくすると寝室から加奈子が呼ぶ声がした。
「どうぞ…もういいわよ…」
　祐樹はその声にふらふらと寝室に向う。一刻も早く加奈子の下へ行きたいのだが、全身の血管が破裂するのではないかというくらい激しく血液が巡る。ベッドがキレイに整えられ、その腋に加奈子が立っていた。
「ら、乱暴にしないって約束してくれる…？」
（乱暴、乱暴ってあのおっさんとは何なんだよ…あいつならいいのかよ…）
　心の中でつぶやきながらも無言で頷く。
　加奈子はすっとバスタオルを外す。白い肌に黒ずんだ乳首、大きく迫り出した腹。祐樹は改めて加奈子が身重の体だと思い出し、怖くなる。
「大丈夫…言う通りにしてくれたら…」
　加奈子は何も知らない童貞の少年にレクチャーするように優しく語り掛ける。
　近づいてきた祐樹の前に跪くと、大きく勃起したペニスに手を添える。
「う…」
　加奈子がゆっくりとペニスを口に含んでいくと祐樹は思わず腰を引いてしまう。舌を絡め、顔を前後に動かす度に祐樹の腰はビクビクと痙攣した。まだ性的な経験が足りない祐樹には加奈子の舌技は刺激が強すぎた。
「…ふ…うぅ…」
　祐樹は熱っぽい息を吐きながら刺激に耐えていた。
「…か、加奈子さん…それ以上はだめだ…早く…」
　加奈子が口で済まそうとしていると思った祐樹は情けない声をあげる。すっと加奈子が口を離すと今度は大きなため息をついた。
「…じゃ私が横になるから後ろから来て…ゆっくりね…」
　そっとベッドに横になる加奈子の後ろに添い寝をするように続く祐樹。
「い、入り口はわかる…？」
　腹の大きな加奈子は後ろ手に祐樹のペニスを誘導しようとしたが、祐樹に任せた方が早いと思った。
「だ、大丈夫だよ…」
　ペニスを手に腰を加奈子の尻に近づけていく。触れてもいないのに近づくだけで加奈子の体温を感じる。それが心地よく祐樹を刺激する。温泉で加奈子で童貞を卒業した時のように緊張している。
　熱く柔らかい肉襞に触れる。祐樹は焦って挿入にかかろうとするが、矛先はそれ割れ目をペニスの先端が滑るだけだった。
「ん…大丈夫よ…は…ゆっくり…う、ん…」
　腰をピクピクとさせながらも、興奮する祐樹にとは対照的に落ち着いた加奈子は祐樹に優しく声をかける。
「…あッ…ん…」
　ちゅぷ…とペニスが膣内に挿入される。
「は、入った…よし…」
　祐樹は大事を成したかのような声をあげまだ露出しているペニスを確かめた。しばらく尻の割れ目から覗く自分のペニスを眺めた後、前後に腰を動かしてみる。
　ペニスを挿入すると加奈子の膣は程よい柔らかさと締め付けを見せ、引き抜こうとすると引き込もうとする動きを見せる。祐樹にあの時の感動が蘇る。たどたどしい動きだが激しく腰を動かしては、動きを止める。
「あ…ん…ん…あ…は…ん…」
　加奈子も声をあげ始める。
「だ、だめだ…すぐイッちゃいそうになるよ…」
「い…いつでも…、射精しても…いいわよ…」
　祐樹は加奈子が自分を子供のように扱うのに安心感を覚える反面、男としての悔しさも覚える不思議な感じがした。加奈子が澤田との時のように乱れないのも気にいらない。
　祐樹の頭に澤田のペニスが蘇る。
（くそ…）
　ぱんッ…ぱんッ…
　敗北感が蘇るにつれ、その悔しさの分、加奈子に打ち込むペニスに力を入れた。
「あ…だめ…強すぎる…」
　加奈子は祐樹の未熟さを感じながら耐える。
「く…そ…もう射精そう…うッ…くぅ…」
　最後の一突きを加奈子に打ち込むと膣内に熱く大量の精液を噴出していった。
　祐樹はペニスを挿入したまま加奈子の髪に顔を埋め、後ろから乳房を揉みしだく。
「はぁ…はぁ…加奈子さん、すごい…胸大きいね…」
「や…やめなさい…いやらしいんだから…」
　加奈子は冗談ぽく笑い、祐樹をあしらう。
「このお腹も…あのおっさんの…」
　孕んだお腹を擦りながら、加奈子の胎内には澤田の子供がいる事を思い出す。
「でもさ、あの時に妊娠させられたんなら、俺の子供の可能性もあるよね…中には出してないけど、ナマでヤッたしさ…」
　祐樹は加奈子の背中に抱きついたまま離れようとしない。
「そんなことあるわけ無いでしょ…」
　加奈子は妊娠を知った時、祐樹と同じように祐平との子供かも知れない…とはかない望みを抱いた。旅行の直前には夫の祐平と避妊せずにセックスをした。しかし温泉でした祐樹とのセックスと同じように、膣内で射精をさせていない。
「ね…え…祐樹くん、お腹空いたでしょ？…朝ご飯作ってあげる…」
　なかなか離れない祐樹に加奈子が言う。
「俺まだお腹空いてないよ…それよりこっちがまだお腹いっぱいじゃないんだよね…」
　祐樹は挿入したままのペニスを引くと再び挿入していく。
「あっ…もう駄目よう…あ…ん…」
　愛液と精液にまみれたペニスがぬちゃぬちゃと出入りする。一回目とは違い落ち着いた感じで腰をふる祐樹に加奈子は心地良さを感じた。
「加奈子さん、この赤ちゃん産まれたら今度は俺の子供産んでよ…」
　祐樹がゆさゆさと腰を振りながら言う。もちろん冗談だが、北村と同じ台詞に加奈子は答えることが出来なかった。
（どうして…私は結婚して夫も娘もいるのに、どうしてこんな私に子供を産ませたがるの…？）
　加奈子は考える。愛する女性に自分の子供を産んで欲しいと思うのは当然のことだろうし、女もまた愛する男性の子供を産みたいと思う。
　しかし、澤田、北村、祐樹はどうだろう…少なくとも加奈子はこの三人から自分に対する愛情を感じていなかったし、当然三人に対しても愛情などなかった。しかし祐樹はともかくとしてセックスをすることに関しては澤田、北村の二人は夫の祐平の時とは比較にならない快感を加奈子にもたらす。
　そんな加奈子は澤田たちを責めるより、愛情のないセックスに快楽を感じ、子供を孕んだ自分自身を責め続けてきた。祐樹の言葉が加奈子に良心の呵責をいっそう感じさせる。
「あ、加奈子さん…またで…射精るよ…うッ…」
「…あ…あ…ん…」
　びゅっ…びゅぅ…びゅ…
　と断続的に熱い精液が膣内へ吐き出される。
　ぬちゃ…とペニスが引き抜かれる。祐樹は今度は快感の余韻に浸る間もなく加奈子の尻の割れ目を広げると、今しがたまで自分のペニスが挿入されていた膣穴を覗き込む。
「うわ…いっぱい出てきたよ…」
　子を孕んだ今、意味を成さない精液が太ももを伝い溢れ出ていた。
「ふう…気持ちよかったよ…」
　祐樹は加奈子の背後に倒れこみながら心地のよい疲労感を味わう。
「そ、そう…良かったわね…」
「そんなに焦らなくてもいいじゃん…」
　ベッドの上に起き上がろうとする加奈子の腕を引っ張り、自分の方へ引き寄せる。そして後ろから手を回し、乳房を弄び始めた。
「ゆ、祐樹くん…もうだめ…」
　痛みを感じながら手を払おうとするが、ぐいぐいと乳房に指を食い込ませてくる祐樹を制する事が出来なかった。乳首からはまだ少し濁った程度の母乳が溢れる。
「加奈子さんおっぱいが出てるよ…」
　それに気付いた祐樹は子供のようにはしゃぐ。
「あ…まだ…ちゃんとしたミルク…じゃないのよ…」
「へえ…」
　まとわりつく祐樹に加奈子は変わらず優しく接した。
「ねえ…それよりさ…ほら…」
「ちょ…ちょっと…もう…」
　尻に熱く硬くなったペニスを感じた。
「いや…もう、だめ…やめなさい…」
　加奈子は逃れようとするが祐樹は腰をがっちりと手馴れた様子で掴むとペニスを挿入してきた。
「あッ…う…ん…あ…あん…」
　祐樹の腰を打ち付ける音とともに加奈子から甘い声があがった。