人妻加奈子の奴隷生活.46

「晩御飯、食べていく？」
　結局、祐樹は夕方近くまで加奈子から離れようとしなかった。
「え？何か作ってくれるの？」
「別に食べたくなければいいのよ」
「あ、食べる、食べる…精をつけないとね…」
「調子に乗らないの…もう絶対ダメよ…」

「すげえおいしいよ加奈子さん」
「ありがとう…」
　テーブルに並べられた食事を祐樹はバクバクと食べた。料理を作った加奈子は見ていて悪い気はしなかった。
（それにしても若い子はよく食べるわね…）
　夫の祐平は小食な方だし、娘しかいない加奈子は男の子の食欲にあらためて感心した。
　プルルルル…プルルルル…
　祐樹の食べっぷりを眺めていると電話の呼び出し音が鳴る。加奈子は祐樹に向って人差し指を口に当てる仕草をしながら電話に出る。
「はい野々村でございます…」
「僕だよ」
「あなた…どうしたんですか？」
　予想はしていたが祐樹がいるため動揺し、祐樹の方へチラチラと視線を送る加奈子。
「ん、今度ね、そっちに帰れそうなんだ」
「そ、そうなの…いつくらいに…？」
「そうだな…まだはっきりはわからないけど、一週間か二週間後くらいになると思う。もうお腹も大きいんだろ？まなみなんて加奈子に会うの楽しみにしてるよ。まるで赤ん坊に会えるみたいにさ…」
「そ、そう…楽しみにしてるわね…」
「また連絡するよ…それより変わりないか？」
「うん…大丈夫…それじゃあね…」
　電話を切り大きなため息を吐く。
「今の電話、旦那さんから？」
「うん、そう…」
「思ってみるとなんかすごいよね…旦那さんがいない家にいながらそこの奥さんが旦那さんと電話でしゃべってるの見てるなんて…」
「………」
「不倫してる人ってこのスリルが楽しいのかなぁ…」
　祐樹は今の情況に少なからず興奮しているのに気付いた。
「御飯もう食べた？かたづけるわよ」
「う、うん、ごちそうさま…」
　手際よくテーブルを片付けていく加奈子。祐樹はキッチンで洗い物をする加奈子の後姿を見ながら股間が熱くなるのを感じた。そしてゆっくりと近づいていく。
「あっ…ゆ、祐樹くん…」
　祐樹は加奈子を背後から抱きしめた。
「ね、後片付けなんて後でいいから…」
「だ、だめ…もう帰って…」
　加奈子は祐樹の腕の中でもがくが祐樹は力を緩めようとしない。両腕で加奈子を抱きしめながら彼女の柔らかい尻に固くなった股間を押し付けていた。
「加奈子さん見てたらこんなに硬くなっちゃったんだよ…ね、責任とってよ…」
　加奈子の耳もとに祐樹の熱い息がかかり力が抜けそうになる。
「ゆ、祐樹くん…わかったから…ちょっと離れて…」
　しばらくすると腕の力がすっと抜けた。
「く、口でしてあげるから…ね…それで我慢して…」
　祐樹は頷くと加奈子の手を引いてリビングに連れ出した。ベルトを解くと一気にズボンとパンツを下ろした。すでに勃起したペニスが勢いよく跳ね上がる。
「いいよ…やって」
　祐樹はどっかりとソファに腰を下ろし言った。加奈子は従い、ペニスに手を添え、上下にしごく。
「ね、祐樹くん…もう少しだけ腰を前にずらしてくれる？」
　加奈子はペニスに顔を寄せようとして言う。
「え？どうして…？」
「…ほら…私お腹大きいからあまり前に屈めないの…」
「あ…そうか…ごめんごめん…」
　慌てて腰を前にずらす。祐樹は自分のペニスに顔を寄せていく様子を凝視していた。
　性体験の少ない祐樹にとって、自分のペニスを女性が咥えることはまだまだ刺激の強く、ペニスが加奈子の口内に消える瞬間を見逃すまいとしていた。
「じゃ…咥えるね…」
　加奈子は優しくいいながら口に含んでいく。
「…う…く…」
　口を窄めて吸い上げていく加奈子に思わず声を漏らす祐樹。
　ちゅぷ…じゅる…じゅるる…
　涎を垂らしながらペニスに奉仕する加奈子。次第に頭を動かす速度を速めていく。
「う…か…加奈子さ…ん…」
　加奈子はさっきまでの優しい態度とは違い、一刻も早く祐樹を射精に導こうと澤田に仕込まれたテクニックを駆使した。そしてそのテクニックの前では経験の浅い祐樹はひとたまりも無かった。
「う…く…で…射精るよ…あ…あ…」
　びゅっ…びゅうっ…びゅ…びゅっ…と生臭い精液が加奈子の口内に溢れ出した。口を窄め精液をこぼさないように吸い上げる加奈子。
　ちゅぷ…
　と音をたて離れる口唇からは精液が糸を引いた。加奈子は口から溢れんばかりの精液をごくりと飲み干した。そして唾液と精液でべとべとになった祐樹のペニスをティシュで優しく拭うと名残惜しそうにしている祐樹を送り出した。
「…はあぁ…」
　扉を閉めた加奈子は大きく深いため息を吐いた。そして大きなお腹を撫でる。
「ごめんね…赤ちゃん…」
　まだ名も無い我が子にそっと謝るのだった。

「今度、主人が帰ってくるんです…」
　加奈子は息を整えながら澤田の背中に話し掛ける。
「今度っていつなんだ…？」
「…今週末にも…」
　あれから数日後、再び祐平からの電話で帰宅時間を知らされた加奈子の心は沈んだままだった。久しぶりに会う夫と娘。本当なら今の加奈子にはこれほど嬉しい事はないだろう。
　しかし今の加奈子のお腹には夫以外の男の子供がいる。そんな状態で夫とどのような顔で会えばいいのか。
　今もこうして夫を裏切り澤田に抱かれ女として、いや牝として最高の喜びを与えられている。
「どれくらいこっちにいる気なんだ…？」
「い…一週間くらいは…」
「一週間か…しばらくお預けになるな…加奈子…どうだ？さびしいだろ？」
「そ、そんなこと…ありません…」
　加奈子は澤田の言葉に動揺を隠せなかった。今までにも度々澤田と会えない日があったし、ここ最近でも澤田が訪ねてくることもそんなに多くは無かった。
　澤田に抱かれないで数日も経てば熱く火照る肉体を加奈子は鎮めることもできず、悶々とする日々が続いた。今日も久しぶりに訪ねてきた澤田とのセックスに満たされたところだった。
「野々村が帰ってきたら、この俺の子供を孕んだ肉体をかわいがってもらうのか…？くくく…」
　大きく張った乳房、大きく膨らんだ腹部を撫で回しながら澤田は言う。一戦を終えたばかりの汗だくの顔に浮かべるうすら笑いは祐平に対する男としての優越感からだった。
祐平が帰ってきたところで自分の体に馴染んでしまった加奈子を満足させる事は出来ないという自信が澤田にはあった。
「安心しろ、ヤツが帰ったらたっぷりと満足させてやるから。だからせいぜい野々村にかわいがってもらうんだな…」
　加奈子はそっと唇を噛み締めた。

「加奈子さん！」
　買い物を済ませ、いつもの帰り道を歩いていると祐樹が加奈子を待っていた。
「祐樹くん…あなた一日中私を待っていたの？学校もいかないで…」
　加奈子は嬉しそうに近づいてくる祐樹にあきれ顔で言った。
「ううん、学校はちゃんと行ったよ。帰りにふと加奈子さんに会いたいなと思ってさ。家の方いったら留守みたいだったしここで待ってたら会えるかなって」
「で？今日はどうしたの？」
「でって…加奈子さんとこに寄って行こうかな…って」
「だめよ…」
　加奈子は安易に祐樹を受け入れるわけにはいかないと思い、軽く睨みながら答えた。
「そんな…せっかくこうやって待っていたのにそれはないよ…」
「そんなこと言われたって…それにこんなおばさんに構ってないで彼女でも作りなさい
…」
「加奈子さんは十分魅力的だよ…」
　身重の体で歩く加奈子のあとを離れずについてくる祐樹。結局マンションまでついてきてしまった。最初は帰らせようとしたが、素直に帰ろうとしない祐樹に加奈子は根負けして祐樹を部屋に入れてしまった。
　出されたお茶を早々と飲み干した祐樹は加奈子の傍を離れようとしない。
「ちょっと…そんなにくっつかないで…」
　祐樹の目的が性的なことだとわかっているが、加奈子はあえて気付かないフリをしてやり過ごそうとした。
「俺さ、加奈子さんを思うと硬くなるんだよね、アレが…」
　加奈子はドキっとする。祐樹が自分の肉体が目当てなのはわかっている。それでも自分を見て興奮する祐樹に対して母性が働くのかかわいらしく思え、邪険に出来ない。
「祐樹くんいやらしいわよ…」
「加奈子さんだっておっさんといけないことしてるじゃん…」
「あれは仕方なく…私だって好きでやってるんじゃないわよ…」
「わかってるよ…だから…ね…」
「な、何がだから、なのよ…ん…」
　加奈子に顔を近づけると口唇を重ねていく祐樹。加奈子もそれに抵抗できずに優しく祐樹を受け入れてしまう。
「ね、祐樹くん、口でしてあげるから…」
「え？何で？」
「ほら、明日うちの人帰ってくるから…それに妊婦さんにセックス無理やりさせろって、男としてどうかな？」
　加奈子は祐樹の若さ故の性の衝動を優しく宥めた。
「わ、わかったよ…じゃ、口でして…」
　加奈子の言葉に自分が恥ずかしくなったがそこはヤリたい盛り、慌ててベルトを緩める。
　澤田と比べると子供のように見えるまだピンク色をした亀頭を口に含んでいく。そしてゆっくりと舌を這わせていった。