人妻加奈子の奴隷生活.53

　ペニスが引き抜かれ、穴がぽっかりと口を開けている。あれから体位を変え、何度も直腸に精液を注がれ絶頂を迎えさせられた。最後に再び尻を高く突き上げた体位で激しく貫かれ、精を注がれた。手首を縛っていた紐を解いても祐平の手を握り締めることも無くだらりとベッドに落ちるだけだった。力の入らない加奈子はゆっくりと横向けに倒れる。瞳は虚ろで口からはだらしなく涎が垂れていた。
　ぶ…ぶぶ…ぷじゅ…ぷ…
　再び口を閉じた肛門からは大量に注がれた精液が空気とともに噴出した。
「加奈子、あんまり良すぎてケツに力が入らねえのか…？」
　精液が溢れ出る肛門の様子をビデオに収めながら澤田は興奮が収まらないのを感じた。
（この女は最高だ…今までの女ではこうはいかねえ…）
　勃起して収まらないペニスが澤田の興奮を物語っていた。
　澤田はキッチンに向かうと冷蔵庫からビールを取り出し喉の渇きを潤す。加奈子ほどの美女を抱いた後のビールは格別だった。
　気付くとカーテンの隙間からはうっすらと朝日が差し込んでいた。
「もうこんな時間か…」
　澤田は寝室に戻るとぐったりとした加奈子を連れて浴室に向かうと汗を流した。
　加奈子は気だるさの中、澤田の体を洗いながら勃起したままのものを見て澤田の牡の力の強さを感じた。
「早くてももうそろそろ薬の効き目が切れるころだな…」
「………」
「もう一服もって楽しむか…」
「そ、そんなことしたら…怪しまれます…それにまなみも帰ってきますし…」
「冗談だ…少し待っていろ…」
　そう言うと加奈子を残して浴室を出て行く。
　しばらくして澤田が脱衣所に戻ってきた気配がする。何やらゴソゴソと音を立てていたがすぐに浴室に入ってきた。相変わらず股間は大きく勃起させたままだった。
「あんまり時間がない…」
　澤田はそう言うと加奈子を自分の方へ引き寄せた。
「何をなさるんですか…？」
　加奈子は澤田の意図がわからずに困惑する。澤田はそんな加奈子に構わずに背後に回ると後ろから加奈子の淫裂にペニスを擦りつけた。
「あ、だめです…あの人が…あッ…」
　澤田のペニスは驚くほどスムースに膣内へ姿を消していった。
「あ…ん…だめです…あ…あ…」
　加奈子は押し殺した声で喘ぐ。
　ぺちぺちと腰を打ち付ける澤田。
「は…はッ…はッ…はぁ…ふッ…ん…」
　ズンズンとリズミカルに突き上げられ加奈子は足をガクガクと震わせながらも快感に耐えていた。
　一瞬でも気を抜こうものなら大きな声が出そうになる。
「…う…う…んんッ……ふ…うぅ…」
　澤田が腰を止め、低く唸ると同時に胎内に熱いものを感じる。
　しばらくじっとしていたが、澤田が腰を引くとぬちゃ…とペニスが抜け落ちる。
「あ…」
　加奈子は小さな声をあげビクンと振るえた。しばらくして白い精液が溢れ出てくる。、
「ん…んふ…ん…ん…」
　加奈子は鼻から息を漏らしながら澤田のザーメンで汚された股間を洗い流すことも許されないまま自分の愛液と澤田の精液がこびり付いた極太ペニスを咥え、キレイに舐めとっていく。これは澤田が訪れ風呂に入ったときのいつもやらされていることだった。
　じゅる…じゅるる…ずじゅ…
　加奈子が舌を這わせるたびに脈動するペニスは硬さを失うことが無い。いつもなら加奈子のフェラでキレイになると許されるのだが今日に限って澤田は加奈子のフェラの感触を味わうように風呂の淵に腰をかけ、目を閉じている。
（こ、こんなことをしていたらあの人が目を覚ましてしまうわ…）
　加奈子は不安を隠せずペニスを咥えながら上目遣いに澤田を見るが、一向に満足する気配がない。
　その時、浴室の外で物音がした。それは注意していなければ聞こえないほどの物音だったが加奈子は聞き逃さなかった。
　澤田も気付き、目を開いて自分のペニスを頬張っている加奈子を見下ろしていた。
　不安そうに瞳を震わせながらペニスから口を離そうとする加奈子だったが、澤田は加奈子後頭部を抑え阻止した。
「ん…む…んん…」
　加奈子は首を横に振り何かを訴えるがペニスを咥えたままでは言葉にならなかった。が、澤田には彼女の訴えんとすることはわかっている。
　外で物音がするということは祐平が目を覚ましたと言うことだ。
　朝目を覚まして妻の姿が無ければ探すだろう。灯りのついた浴室にたどりつくのは時間の問題だ。浴室で裸のまま澤田といるところを見つかれば万事休すだ。
「んーッ…むぅ〜…」
　くぐもった声をあげる加奈子だが物音に声を殺す。今度は確実な音だった。それも音は浴室のすぐ外、脱衣所から聞こえる。
「加奈子？風呂に入ってるの？」
　一枚扉をはさんですぐそこに夫がいる。扉を開けられたら終わりだ。そんな状況にもかかわらず澤田は加奈子の頭をグイグイと自分の股間に押し付けた。加奈子は頭を振って抵抗し、ようやくペニスを吐き出す。
「ん…は…あ、あなた…ちょ…ちょっと汗、かいちゃったから…」
「ふ〜ん、僕もいやに寝汗をかいてしまって体がベトベトだよ…一緒に入っていいかな？」
　加奈子はすぐに言葉を返せなかった。不貞関係を持った相手の男といる浴室に夫が入ってこようとしているのだパニックにならないほうがおかしい。
「ダ、ダメッ…待って…すぐに体を洗っちゃうから……」
　加奈子は声が裏返りそうになるのを抑えながら何とか返事をする。
「何だよ、体くらい僕が洗ってあげるよ…久しぶりに、まなみもいないことだし…昨日はせっかくなのに先に寝ちゃってチャンスを逃したしさ…」
「お願いだから少し待ってて…コ、コーヒーでも飲んでて…あとで一緒に入ろ？」
「…わかった、向こうで待ってるから呼んでくれよ…」
　加奈子は祐平が何とか納得してくれて大きなため息を吐いた。
「…い、今のうちに…」
　加奈子はそっと祐平の様子を伺いながら言う。
「あ、でも服を…どうしよう…」
　澤田の服が無いことに気付いた。
「大丈夫だ…抜かりはない…」
　澤田は言うと洗面所の棚に隠してあった服を取り出した。一人、不安そうな顔をしている加奈子の口唇に吸い付く。そして服を身につけるともう一度祐平の様子を伺いすばやく玄関から出て行った。
　その様子を見届けた加奈子が脱衣所に戻ったときリビングの方から祐平の声がする。
「加奈子〜もういいかい？」
「ええ、いいわよ…」
　加奈子は先程の緊張感から開放され、祐平の暢気な声もありふと苦笑いするが、それと同時に異常な状況に順応していく自分を見た気がし、すぐに物憂げな表情に戻る。

「でもすごいよな…うちの会社の社宅もわりに広かったけど、ここはそれより広いからなぁそれも加奈子一人で住んでるって言うから勿体無いよな…」
　祐平は加奈子と浴槽に浸かりながら言う。先程まで違う男が入っていたとは思いもせずに。
「ここなら新しい家族が増えてもみんなで入れるもんなぁ…あ、でもまなみは一緒に入ってくれないかぁ…」
　どこまでも家族を想う祐平を見ていると涙が加奈子の頬を伝う。
「どうしたんだ？」
　そんな加奈子を見て祐平が心配そうに尋ねる。
「ごめんなさい…私、本当ならあなたについてアメリカにいかなくちゃいけないのに…」
「…そんなこと気にしてたのか？確かに僕からすれば君に傍にいてほしいけど、君はこっちでの仕事があって、その責任があるんだから仕方がないよ…それに僕だって本当なら赤ちゃんがいる君の傍にいるべきなのに放っておいてアメリカにいるんだから…」
「あなた…私…」
　加奈子は澤田との事を打ち明けようとするが言葉が口をついて出てこない。つくづく弱い自分を呪った。祐平は浮かない顔の加奈子にそっとキスをする。
「そんな顔をしてちゃお腹の赤ちゃんにも悪影響だぞ…」
　優しさを見せる祐平に加奈子は何も言えずただ涙を流すだけだった。

　一方、澤田は部屋でヘッドフォンをつけて加奈子たちの会話を聞いていた。
　澤田は祐平の帰国に合わせてどうしても二人の様子を探りたく、電気街で購入した盗聴器を加奈子の部屋のいたるところに仕掛けていた。
　太った体をベッドに投げ出しヘッドフォンの音声に聞き入っている。その股間はギンギンに勃起していた。澤田にとって夫婦の絆の強さを思わせる会話は最高の興奮剤となった。
「馬鹿が…お前の女房は俺の女に成り下がっているというのに…」
　澤田は独り言を言いながらペニスを握り、上下させる。

　その日の昼は何事も無く、帰ってきたまなみとともに親子三人で昼食に出かける。
「大人になったのかしら？」
「ん？」
「まなみ…向こうへ行く前からくらべて変わったなと思って…」
「そうかな？案外近くにいる人間にはわからないもんだからなぁ」
　感慨深げに話す祐平にまた一人取り残された気分になる加奈子だった。
　楽しいはずの親子三人の時間だったが一晩中犯され、ヒリヒリと疼く肛門が澤田の存在を思い出させた。