第11話　長い道のり


玲奈　「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！　どうしょう？」

数時間ほど泥のように眠っていましたが、玲奈さんの悲鳴にも似た声に、一気に目が覚めます。
彼女を見ると、背を向けてベット上でうずくまっています。
上半身を起こし後ろから抱きしめつつ、耳元で話しかけました。

健一　「玲奈。。。。。どうしたの？ 」
玲奈　「どうしょう・・・シーツ汚しちゃった　こんなの初めて」
健一　「うっうん？？？。。。。。。。。。。。。」

　彼女の視線の先のシーツに目をやります。
　すると、シーツに新聞紙半面程度の黒々したシミが広がっています。
　なんじゃこりゃって思い、飛び起きて部屋の電気をつけようとします。

玲奈　「健ちゃん　嫌　つけないで！！」

　その声も間に合わず、パチッと電気をつけてしまいました。

玲奈　「いや〜　恥ずかしい！！　電気消してっ！！」

　玲奈さんは身体で隠そうとしますが、シミは大洪水の跡でした。
　黄褐色を含んだ濡れた感じのシミが広大に広がっていました。
　思わず、その濡れた面を触り匂いを嗅ぎ始めました。
　精液と玲奈さんの秘部の匂いなど、色々微妙に入り交じった淫臭です。
　黄褐色の濃い部分は生臭いような匂いです。
　彼女は、真っ赤になって手で顔を覆い、恥ずかしそうにしています。

玲奈　「健ちゃん　止めて　恥ずかしいから　お願い・・・　止めて」

　玲奈さんが泣き出しそうな声を上げたので、「これはすぐ洗った方が」と言いながら、僕はシーツを布団から引き剥がし始めました。
　彼女も素直に従います。
　下の敷き布団も、相当湿っているようです。
　僕はシーツを丸め、洗濯機に持っていきました。
　その時に時計を見たところ、まだ午前４時３０分過ぎでした。
　寝室に戻ると、濡れタオルで、敷き布団を必死に掃除している全裸の玲奈さんがいました。

玲奈　「あ〜ん　こんなに汚したの初めて。。。。。。どうしょう」
健一　「そんなに気にしなくても」
　　　　「僕とのセックスがそんなに良かったなんて　僕　嬉しいよ」
玲奈　「あぁぁぁぁぁぁぁん　顔から火が出そう。。。。。。。はぁはぁはぁ」
健一　「僕は　また興奮してきたぞ」

　そういいながら、再び彼女にのし掛かっていきました。

玲奈　「健ちゃん　あ〜ん、嘘でしょ」
健一　「まだ出社するまでには時間十分あるよ」
　　　　「お風呂に一緒に入る前に　もう１回しよう？　いいだろ？」
玲奈　「えっでも〜　　それなら先にシャワー浴びようよ」
健一　「駄目ぇ〜　　ふっふふふ」

　玲奈さんを強引に組み伏し、首筋から舌を這わせていきます。
　彼女に対して、今まで感じたことのない身体の高まりを感じていました。
　人妻との関係という背徳感がそうさせる、興奮させると思っていたのですが、従来とは全く違う高まりを実感し始めていました。

　女の匂い、唇の味、吐息、秘部の匂い、味、肌と肌の感触、全てが他の女性では感じたことが無いほど、混じり合い、とろけるように、僕の身体に染み込んでくる感触、身体の相性とも言うべき出逢いなのかもしれません。
　土曜日、日曜日と、よく分からず、異常な興奮に包まれていましたが、２日経った今、なにか、身体の奥底で、ざわめきにも似た思いを感じます。
　恐らく、玲奈さんも、似たように感じたのではないかと思います。
　戸惑いを隠せなかった濡れ方、洪水は、身体の変化を表していたように感じます。

　玲奈さんは、再び布団が汚れることを気にして、集中できない様子だったので、バスタオルを５枚ほど、持ってきて下に敷くことにしました。
　彼女は、僕の様子を黙って、恥ずかしそうに見ていました。
　８歳年上の姉さんで、仕事でもテキパキしてリーダー的、そして男勝りの性格で、みんなから姉さんとして慕われるタイプなのに、ベットでは、まるで年下の可愛い女の子に変貌してしてしまうギャップに、僕は正直驚いていました。

　バスタオルを敷くと、玲奈さんをすぐ組み伏せてしまいます。

玲奈　「大丈夫かな」
健一　「バスタオル二重敷きにしたから　大丈夫だよ」
　　　　「玲奈が失禁しない限り（笑）」
玲奈　「もう　いじわるぅ　　　うっん　あぁぁぁぁぁぁん」

　続けて喋ろうとする彼女の可愛い唇を、口で奪い塞いでいました。
　長いディープキスの後、秘部がどんなに匂いがして味がするんだろうと、一気にずり下がりました。
　明らかに、普段とは違う淫臭が漂っています。
　その意図を察した彼女は、嫌がって身体をよじり離れようとします。
　それにも容赦なく両脚を押し広げて、むしゃぶりつきました。

玲奈　「けっ健ちゃん　止めてぇ・・・・　嫌　嫌　恥ずかしい」

　そんな哀願も無視して、全てを舐めとろうと舐め回します。

玲奈　「そんな・・・・あっあっ・・・嫌　あん」
　　　　「あっ・・・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」

　その秘部の膣口付近は、「おりもの」が逆流してきて白濁化しています、
　やや乾いて固まったチーズ状のものが付着していました。
　指で、それらをそぎ取り除くと、膣口付近に念入りに舐め回していきます。
　玲奈さんは抵抗する気も失われたのか、攻撃に身を任せつつありました。
　すると再び大量の愛液が溢れ出し始めました。

　ジュルジュルジュルゥウゥゥゥゥゥゥ

　分泌物を夢中になって吸い始めました。
　口内にマッタリとした、ややトロミのある愛液が拡がります。
　両脚を抱え上げるように持ち上げ、まんぐり返しの姿勢にして、秘部の全てを味わい尽くそうとむしゃぶりつきます。

　ジュュュルンジュルジュルバュュュュュュュュュュュ！！

　玲奈さんは振り絞るような高い声を漏らします。

玲奈　「あっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん　嫌　止めてぇ。。。。。。。」

　ジュルバュュュュュュュュュュュジュルジュルジュル！！

　堪らず腰を振って、僕の口から逃れようと身をよじります。
　何度も愛し合った秘部は、赤く充血しており、パックリ口を開けて桜色の膣道が覗いています。
　熱く濡れた舌を彼女の下唇奥深くまで侵入させます。
　クリトリスを舌先で転がし、舌なめずるように慈しみます。
　官能の嵐が身体を駆けめぐります。
　しかし昨日からの短期間の激しいセックスの後遺症か、若い僕の身体にも限界が訪れたようで、我が息子は半勃ちのままで、なかなか芯が通りません。

　月曜日の出社に向けての時間的リミットを意識して、必死に、もう1回戦を夢見て頑張りますが、その焦る気持ちが更に逆効果なのか全く駄目です。
　３０分間くらいは、そんな葛藤の中で我が息子のふがいなさに、精神的に落ち込み始めていました。
　当然、その精神的ダウンは玲奈さんに伝わり、全て察してくれたようです。

玲奈　「健ちゃん　大丈夫だよ　　さぁ離してね」
　　　　「また夜に　しようね　　健ちゃん　若いんだから　大丈夫だよ」

　素直に彼女の言葉に従い、子供のように胸元に抱きつきます。

玲奈　「わたし　こんなに燃えたの初めてだよ　健ちゃん　とっても素敵だったよ」
　　　　「また　わたしのこと　一杯愛してくれるよね」
健一　「うん　玲奈大好き！！　愛してるぅぅぅぅぅ」
　　　　「ずっとずっと傍にいて欲しい！！」
玲奈　「うふっ　わたしは健ちゃんとやり直したい　それで良いよね」
健一　「もちろんだよ　よろしくお願い致します」
玲奈　「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい　健ちゃん　よろしくね」

　そのまま軽い眠りに落ちてしまったようでした。
　僕は、お米の炊ける美味しそうな匂いで、目を覚ましました。
　全裸のまま、リビングに行くと、裸にエプロン姿の玲奈さんが、僕のための朝食を用意してくれていました。
　ご飯と卵焼き、お味噌汁というものでしたが、独身の僕にとっては夢のようなお持てなしです。
　僕に気がついた彼女が、ニッコリ笑い、挨拶してくれます。

玲奈　「健ちゃん　おはよう♪♪」

　玲奈さんもほとんど一睡もしていないはずなのに、僕のために、朝食を用意してくれたことに感動してしまいました。
　僕は、慌ててパンツを履くと、テーブルについて、お持てなしを満喫します。
　正直、睡眠不足でしたが、この食事で、疲れなど吹き飛んでしまいました。

　エプロンから覗く素敵なお尻をチラ見しているうちに、息子はギンギンに立ってしまいます。
　がしかし、会社に行かないと駄目です。
　正直、もう会社などどうでも良い気分でしたが、玲奈さんを我がモノにするには、ちゃんと仕事をして、立派な男にならないと駄目だと思い止まり、息子を立てたまま身支度を整え、玄関で熱いキスをして出社しました。

玲奈　「いってらっしゃい♪♪」

　そう送り出される経験がなかった僕は、もう止まれない熱い気持ちで一杯でした。
　その日もパソコン教室に向かうと、いつも通りの玲奈さんがいて、いつも通りの授業でした。
　しかし昨日までの出来事が嘘のように、冷淡な玲奈さんでした。
　いつものお弁当もなくて、何か出会った頃に逆戻りした感じがします。
　僕はマウスを持つ手を重ねたりして、ボディタッチを試みるのですが、そのたびに厳しく窘められます。
　授業も終わり、一緒に帰ろうとしたのですが、１人で先に真っ直ぐ帰るように言われてしまいました。
　教室では教師と教え子の恋愛は御法度ということは分かりますが、なにもそこまで冷たくしなくてもという不満で、僕はいっぱいになっていました。

　マンションに帰り着いて、部屋に入ってビックリしました。
　部屋という部屋が綺麗に片付けられていて、掃除されていたのです。
　２０分ほどして、玲奈さんが尋ねてきました。
　僕は今日の溜まりに溜まった気持ちをぶつけようと、口を開こうとした刹那、彼女に抱きつかれました。
　僕の鼻腔をイイ匂いがいっぱい広がり、一瞬で溜まりに溜まった気持ちが失せてしまいました。

玲奈　「健ちゃん　ごめんね　　これから私の言うことを聞いて欲しいの」

　玲奈さんの話は、あらかた以下の通りです。

　離婚して、僕とやり直してくれるつもりではある。
　ただ離婚にあたっては、僕の存在は隠していたい。
　旦那さんはプライドが高い人なので、僕の存在が知れると離婚に応じてくれない可能性が高い。
　不倫で離婚ともなると、両親が悲しむ。
　突然の離婚を申し出ると、当然、旦那さんに身辺調査される可能性がある。

　ということで離婚が決まるまで、ある程度、僕との距離をとっておきたいというものでした。

　僕としては、受け入れるしかない話ですが、もう彼女とのセックスは忘れられないし我慢できません。
　それは彼女も同じだったらしく離婚の話し合いが始まるまでは、週末１日だけ、僕の家で過ごすことになりました。
　もちろん離婚の話し合いが始まったら、しばらく我慢です。
　それ以外、教室では、完全な教師と生徒の関係となり、僕にとっては拷問に等しい日々となりました。

　その時、僕は、そんな辛い日々が１年近くも続くとは考えもしなかったのです。
　僕は玲奈さんの匂いを嗅いでしまうと、もう我慢できませんでした。
　玲奈さんの手を引っ張って寝室に行くと、荒々しく布団の上に押し倒していました。
　その日の玲奈さんのつれない態度で溜まったストレスを爆発させました。
　手を強引に引っ張って寝室に行くと、突き飛ばすように布団の上に押し倒します。

玲奈　「えっ　なに・・どうしたの」
　　　　「あぁぁぁぁん　今日の健ちゃん　目が怖〜い」
健一　「僕はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

　ブチッブチッ！！

　僕があまりに荒々しく服を脱がしたので、ブラウスのバタンが弾け飛びます。

玲奈　「今日は嫌！！　健ちゃん　だめ。。止めてぇぇぇぇ！！」
健一　「はぁはぁはぁはぁ」

　僕は、無言で玲奈さんのグレーのスーツを脱がし、ブラウスを剥き下着だけの姿にしました。
　馬乗りになり、ネクタイを引きちぎるように外して、ワイシャツも、ズボンも投げ捨てるように脱ぎました。

玲奈　「健ちゃん　どうしたの・・・・」

　痛いような視線を感じて、彼女の顔を見た瞬間、我に返ります。
　彼女の瞳は、悲しむような哀れむような目だったのです。

玲奈　「ごっごめんなさい　玲奈さん」

　僕は、彼女の胸に顔を埋めるように抱きつきます。

健一　「こんな乱暴なことするつもりでなかったのに。。。。。。。。。ごめん」
玲奈　「健ちゃん　私こそごめんね」
　　　　「男の子だもんね　我慢できないかったのね」
玲奈　「わたし　自分のことばっかり考えてた」

　玲奈さんの甘酸っぱい匂いが鼻腔いっぱいに拡がります。
　それにつれて、ドンドン自責の念がこみ上げてきます。
　その空気を察してくれたのか、彼女が僕の背中を叩きます。

玲奈　「健ちゃん　エッチしようか？　うふっ」
　　　　「実は　わたしもしたくなってきたの」
　　　　「あっ。。。。。。そういえば　良いもの　今日持ってきたの」
　　　　「ちょっと待ってて！！」

　そう言うと玲奈さんは下着姿ままで、リビングの方に小走りで行ってしまいました。
　唖然として、出て行った寝室の入り口の方をぼんやりと見つめます。
　すぐに、戻ってきた気配がします。

　寝室の入り口の片隅から、ピンク色の太いモノがニュ〜って姿を現し、次の瞬間、玲奈さんが仁王立ちで飛び出てきました。

玲奈　「じゃ〜ん！！　持って来ちゃった！！」

　右手には、ピンク色の太い物体、極太のバイブ『絶倫モンスター 絶体絶命』が握られていたのです。
　そんなモノを玲奈さんが持ってきたという驚きより、そのモノ自体の巨大さに唖然としていました。
　その左手にはバイブのコントローラーと思われる紫色の筒とぺぺローションが握られていました。

玲奈　「家に置いておけないから　健ちゃん家に持って来ちゃった」
　　　　「今日した後　これチャレンジしてみたいの？」
健一　「えっえぇぇぇぇぇぇぇ　ウソでしょう」

　そう言いながら自分の息子が大きさで【バイブ絶体絶命】に敗北していることに、打ちのめされてショックを感じていました。

『でっデカすぎる。。。。。。。。。。。』

　多分、目が泳いでいたと思います。
　そんな動揺には全く気づく事もなく玲奈さんは、ケラケラ笑いながら迫って来ていました。

　ドスッゴロン。。。。。。

　凄い鈍い音をさせて存在を主張しながら、【バイブ絶体絶命】は枕元に転がりました。

玲奈　「あれ？　　健ちゃん　どうしたの・・・・・・・・？」
健一　「それ　止めようよ」
玲奈　「あれれ　こういうの嫌いなの？」
　　　　「あっ　大きさ気になるのね　うふふ」
　　　　「確かにぃ　これ経産婦じゃないと無理だって言われたし」
健一　「えっ誰に？」
玲奈　「お店の人　うふふ」
健一　「お店・・・・・アダルトショップ？」
玲奈　「そうよ　お店のおじさん　なんか興奮して　ふうふう　言いながら解説してくれるの」
健一　「そりゃそうだよ　玲奈がそんな店に現れたら　誰だって」
玲奈　「興奮しちゃう？　うふっ　わたしもちょっとゾクゾクしちゃったもん」
健一　「よく行くの？」
玲奈　「1回しか行ったことないわよ　ちょっとした冒険」
　　　　「もうずっと前　あの人が海外に行った直後ね」
健一　「ホントに　　もう１人で行っちゃ駄目だよ」
玲奈　「うん　ちょっと怖かったしね」
　　　　「それに　もうわたしには　これあるもん」

　玲奈さんは唐突に僕の股間を触ってきます。

健一　「なっ！！」
玲奈　「あれれ　ちっちゃくなってる　どうしたの？」
　　　　「極太バイブショックだったの？　かわいい♪♪」
　　　　「だってぇ　健ちゃんの味わったら癖になっちゃって」
　　　　「どうしても無理だった　あれ入るような気がしてきたんだもん」
　　　　「一度も使えてないのよ　勿体ない」
健一　「そんなぁ　全く・・・・・」
　　　　「僕のが良いに決まってるよ　そんな作り物」
玲奈　「うふふ　それは分かっているわよ」
　　　　「じゃ　健ちゃんの子供産むまで我慢する　うふふ」
健一　「えっ・・・・・まあ良いけど」

　僕はその時に、まだ僕の知らない玲奈さんの顔があることに気がつかされました。
　僕より８歳も年上と言うことと既婚者であるから、経験豊富なのは当たり前なのだが、不意に玲奈さんが見せた素顔に一抹の不安を覚えたのは事実です。
　その答えを知るのは、いつのことになるのかは今の僕には分かりません。

　それから僕と玲奈さんの秘密の関係は１年近く続いて、表面上はパソコン教師と生徒という普通の関係を演じることを余儀なくされたのです。
　特に玲奈さんの離婚交渉が始まってからが試練の連続でした。
　先方の旦那さんが離婚に難色を示し、結局裁判沙汰になって弁護士のお世話になる状態でした。
　やっとそちらの方が決着して心落ち着いてきたので、こんな告白投稿していますが、まだ試練は続いています。
　なんと女性には、法律で離婚してから再婚禁止期間が６ヶ月間もあるのです。
　今はその真っ最中でありますが、もう誰にも隠れず玲奈さんと愛し合うことが出来るようになりました。
　既に今は僕のマンションで同棲しています。
　玲奈さんは、結局全てを捨てて、まさに身ひとつで僕の元に来てくれました。
　なので、今は、僕は精一杯抱きしめて、彼女を幸せにすることに邁進するだけだと思っています。


******************　「個人授業で・・・　〜Refine〜」　完　******************