龍 晃一 作
| 第１０章 和也との突然の別れ その１週間後、村川毅とゆかりと柏原和也の３人で食事会をした。柏原和也から、 「私の先輩を紹介したばかりに申し訳ないことをした」 「過去のことは、夢と言うことにしましょう」 毅は、ゆかりの記憶を呼び起こさせたくなかった。和也から渡されたお金は、ゆかりの通帳に入れることにしていた。ゆかりが気絶している時間が長かったことに感謝している。悔やんでも仕方なかった。 「ゆかり、これまで通り毎週木曜日に来てくれる」 「一人暮らしのあなたを捨てることは出来ないわ。これからも私で良かって----」 「今のままのゆかりを愛している------」 「ありがとう。私も和也さんを愛しています。勿論、夫も愛していますが----」 「それでいいのよ----」 そんなゆかりを見届けて、毅は一人で帰宅した。今夜は、ゆかりは和也の妻なのだ。ゆかりは、和也によって露出を体験することで、女が燃え上がることでお互いのセックスが深まり、肉体から得る満足度の深い交わりを実践することができた。愛することは、アヌスを舐めることも精液を飲み干すことに繋がった。そのセックスを毅にもしてくれている。これまでにない堪能できる交わりとなった。 帰宅した毅は、娘が寝ていることを確認して書斎にこもった。残りのＤＶＤを確認するためであった。確認すると破棄する予定にしている。ゆかりに診せたくなかった。 ゆかりは、児玉と格闘していた。児玉の肛門には、指を差し込みたくなかった。指で睾丸と蟻のわたしを懸命に刺激している。長い格闘の末、精液を吸い出していた。最後は、杉下なのだ。ゆかりに同情を寄せてくれている唯一の人であった。杉下を心地よく満足させる為にアナルに人差し指を差し込んでいた。 「ゆかりさん-----気持ちいいです------出します」 １４時半すぎに１０人の精液を飲み干した。胃の中は、嫌な人の精液で満たされていたが最後の杉下の精液は消化しても良いと思っていた------。 「おトイレに行かせてください」 「いいよ----」 杉下の言葉に安堵してトイレに駆け込んだ。歯を磨き出した時に嘔吐した。児玉の臭い精液を早く吐き出したかった。白濁した精液を水に流した。歯を磨き口の中のネバネバも無くなった。嘔吐してしまうとお腹がすいていた。今朝からは何も食べさせてくれていない。 リビングに戻ると男達は、いなかった。杉下が温かいコーヒーとラーメンを作ってくれていた。暖かなもので胃の中を満たすと睡魔に襲われていた。１時間くらい眠っていた。 「ゆかり、起きろ---」 股間の股縄を杉下が解いていてくれた。 「お前は、勝手に股縄を解いたなぁ-----」 「----------」 「罰として、今夜は吊られて眠るがいい-----」 調教室に連れて行かれた。 左右の腕輪に天井からの鎖に繋がれた。つま先で立てる位置で吊るされた。児玉はそのまま１時間ほどソファで寝てしまっていた。 つま先立ちで吊るされているゆかりは、全身にうっすらと汗をかいている。時間の経過とともに足の指が痛くなってくる。吊られた両手も痺れてきている。吊られた姿勢で放置されることはとても苦しいことであるが、股間の股縄は、愛液を吸って膨らんでいる。その縄の膨らみがクリストスを刺激している。肉体は苦しくてもがいているが、愛液が太腿を伝い床にまで流れ落ちていた。 目が覚めた児玉は、スラックスとパンツを脱ぎ去った。吊られて苦しんでいるゆかりに笑みを浮かべながら近づいてきていた。ゆかりのお尻から割れ目を指で弄った。膣は愛液で濡れている。その源泉の中に勃起した肉棒をゆっくりと差し込んでいく。 「うううう----あああああ------」 女は、太いペニスを挿入されると感じてしまう。両手で乳房を揉みながらピストンを始めている。身体が揺れるので吊られた手首が痛んだ。 やがて、乳首を強く捏ねりゆかりの感度を敏感にした。 「ア---ああああ-----感じてしまう------いいわ-----いいわ-----」 「俺のペニスがそんなに気持ちいいか-------もっと、気持ち良くさせてやる」 児玉は、更に乳首を強く捏ねった。股間から愛液が太腿を伝って流れている。嫌な男のペニスでも差し込まれると快感が湧いてくる。感じないようにすればするほど、肉体は逆に疼きを増してくる。 「ホラホラ----感じるだろう-----子宮に精液を掛けてやる----俺の子供を孕めよ」 「ああああ--------」 自然に喘ぎ声が出てしまう。 ピストンを激しくされると吊られている手首が痛い。乳首を揉まれると冷静なゆかりではいられなくなった。 「ああああ-----いいいいい-----いいです」 「俺のペニスがそんなに気持ちいいか。孕めよ」 「イク----イクゥ----イクククッッイクゥ------」 児玉の精液を子宮に注がれた時、ゆかりは余りの気持ちよさに失神していた」 股間から児玉の精液をポタポタと落としながら杉下が戻ってきた１２時頃まで吊られたままであった。杉下はゆかりを吊りから降ろして、入浴させてくれた。朝までは杉下の寝室で杉下に抱かれて眠った。６時間も吊られたまま放置され、脚が痙攣し、腕も痺れていた。 明け方に杉下のペニスを受けていた。杉下の感謝の意味もあった。児玉から小僧のように漕ぎ使われているが文句も言わずに撮影することとゆかりの面倒を細やかに見てくれた杉下には感謝していた。杉下が満足できるように膣の筋肉を収縮させて締め付けた。杉下は心地よい満足の精液をゆかりの中に放出していた。 朝食の後、ゆかりはもう一度児玉から犯された。ゆかりの口の中と膣に精液を注いで満足する児玉がいた。10時頃車に乗せられて、柏原の屋敷に向かった。 吊られていた時は早送りで観ていたのでゆかりが苦しさに耐えていたことしか記憶にないが児玉の件は、終わったと思った。５枚のＤＶＤを細かく切り刻んだ。 金曜日の子供が帰宅するまでにゆかりは帰宅していた。和也が１２時過ぎに苦しみだした。救急車に来て貰って入院してしまった。柏原和也は、肥満ではないが肥満体に近い体格になっていた。コレステロール値が高くなり、高血圧になっていた。ゆかりとエッチをしたい為に、バイアグラを木曜日に飲み、金曜日の朝にも服用していた。 朝になり、ゆかりと行う朝の一発が快感になると聞いたことがある。バイアグラが心臓に負担を掛けたのだ。土曜日は朝から病院に行ってくると飛び出していった。この日は絶対安静でベッドの椅子に座っていただけで、１４時過ぎには帰宅した。 「和也、もう駄目かも知れない」 「駄目と言うことは、死ぬということか」 「医者から親族の人に知らせてくださいと言われたが誰も知らなかった」 奥さんに先立たれ、子供はいないことしか知らなかった。 日曜日にもゆかりは、病院に行った。少し会話ができた。 「書斎の机の引き出しに遺言を書いてある。それを読んでくれ」 ということで、私は病院に迎えに行き、和也の屋敷に行った。人家から少し離れたに小高い丘の上にある一軒家なのだ。ゆかりが鍵を持っていたので、中に入り書斎に行った。 「遺言」 と墨で書いた巻紙があった。弁護士の前で開けようかと迷ったが和也のことである。読まれて拙いことを書いてある気がした。 「私は、先輩の児玉のことで迷惑を掛けた。このことで怒ってしまった。先輩と電話で喧嘩した。そのことも心臓に負担を掛けた要因の一つである。多分、私は余り長くないと思っている。万が一のことを考えて書いて遺言を書いている。私が入院したり、亡くなった時に遺言として処理して欲しいし、ゆかりに最後のお願いを託したい。 この屋敷は、ゆかりに譲渡する。売ってくれて構わない。私に、甥が一人する。この春にＫ大に入学した。彼は、女を知らないのだ。未だ童貞なのだ。研一と言って、三人兄弟の末の妹の子供である。携帯番号は、090-0000-0000である。 葬式は、妹と研一と村川君夫婦だけで密葬にしてくれていい。研一のことをゆかりにお願いしたい。童貞を卒業させて貰いたい。研一が大学を卒業するまでの期間でいいから研一にセックスを教えて欲しい。研一と話し合って貰いたい。このことは研一にはすでに話してある」 研一に携帯した。 「すぐに行きます」 と返事してくれた。 「村川ゆかりさんですね。伯父から聞いていた以上に美しい人なので嬉しいです。ゆかりさんで良かった。宜しくお願いします」 その夜は、研一が泊ってくれるということで帰宅した。 翌朝、６時に研一から和也が亡くなったことを知らせてきた。和也６３歳、ゆかり３３歳の秋のことであった。遺言通り研一の母と村川夫妻の４人で密葬を行った。 密葬の後、研一から、 「伯父さんの屋敷の処分は、村川様に一任します。私の住んでいるマンションは伯父さんが買ってくれたものです。それだけで私は満足しています。もう一つの遺言もお願いします。毎週、木曜日に来て一泊して下さいね。これがマンションの鍵と地図です。来週の木曜日にお待ちしています。宜しくお願いします」 研一は、一週間前に和也に呼ばれていた。ゆかりの写真を診せられて快諾していた。研一は、早く童貞を卒業したかったが大学の学生同士では恥かしくて、童貞と言えなかった。和也伯父の言葉は、驚きであったが彼の悩みを救ってくれる渡り船となると喜んでいた。ゆかりを見て、写真以上にスタイルも良く、美人であることに満足していた。和也伯父のお古ではあるが綺麗な人と筆おろしをしたいと願っていた。ゆかりとできることで満足して帰って行った。 |
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| 2012.12.12掲載 |
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10話（2012.12/12時点）
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