| 68. 「結婚ってスタートじゃなくゴールだったみたい・・・・」 ひとり、部屋の中で大きく溜息をついた。 結婚前は優しく何でも言うことを聞いてくれ、食事にプレゼント、勿論、セックスも濃厚に奉仕的にしてくれた。 だが結婚してしまうと、仕事が忙しいとか疲れてるとか言い訳ばかりで、取り残された気分だった。 （きっと新しいオンナを次々に手に入れることに忙しいんだわ！わたしだって、まだまだ現役よ！） 向井 千秋は30歳、子どもは無く自分にまだ自信があった。 身長162cm、Ｂ86Ｗ58Ｈ83の肢体は引き締まり、肌の艶も良かったが、長い間、満たされてなかった。 （人妻って、性的には目に見えない牢獄の住民みたいなもの・・・・） そんな千秋に変化が訪れた。 「親父と弟の家族が来るけど、僕は１ヶ月の出張で・・・・部屋はあるし、皆、自由にしたいだろうから、寝食の心配はしなくていいよ・・・・」 千秋の夫の向井 覚の父親は弟夫婦と暮らしていた。 定年を記念して覚の家を基点として小旅行をするとのことだった。 「お世話になります」 覚が出張した２日後、父親の聡、弟の瞬、その妻の由唯の３人が着いた。 「わたしたち夫婦は３日後には帰りますが、父は小旅行を繰り返してから帰ってくることになりますので・・・・」 瞬は千秋に申し訳なさそうに挨拶をした。 （瞬さんはいつもながら几帳面な感じだわ。お義父さんは定年と言っても若々しくて心配なさそう） 千秋は手が掛かるのがイヤだと思っていたが、全く心配なさそうでホッとしていた。 翌日、義弟の妻の由唯さんが急に帰ることになった。 実家の母親が入院したとの知らせがあったのだ。 瞬も帰ろうとしたが、１日で父親を千秋に押し付けるようなことは失礼だと由唯が言い、予定通り３日後に帰ることにした。 由唯が帰った後、義父と義弟は近隣の名所に出かけ、千秋は気を遣うことなく正常な暮らしを続けた。 「ただいま、お義姉さん」 聡は他を廻ってるとのことで瞬だけが戻って来た。 「お義姉さんはヤメテください。瞬さんの方が年上なのに・・・・」 千秋は瞬に飲み物を出して苦笑いをした。 「そうですね。千秋さんですネ。妻から電話があって義母も大事が無かったとのことでホッとしました」 誠実そうな瞬の人柄を感じさせた。 （生真面目な瞬さんを誘惑しても無理よネ・・・・） 千秋は何も変わらない自分自身を嘆くばかりだった。 夕食は済ませていたので、後は入浴して寝るだけだった。 千秋は広い家で心身の孤独を感じ、電気を点けないでバスタブの湯に浸かり静かに癒していた。 突然、浴室の灯りが点き瞬が入って来た。 「しゅ、瞬さん！」 千秋は驚いて声をあげた。 「エッ！千秋さん、灯りが点いてなかったので誰も居ないと・・・・スミマセン、後にします」 瞬は慌てて視線を反らし浴室から出ようとした。 「アッ、瞬さん、背中流しますよ。今夜はお義父さんもいませんし、ふたりだけ・・・・姉弟じゃないですか！義理ですが・・・・立派なモノも見ちゃいましたし、良ければお背中流しますよ」 千秋は何も隠さずバスタブから出て来た。 「千秋さん・・・・」 瞬は素晴らしい千秋の裸体に目を釘付けにされ生唾を呑んだ。 「ほらほら、そこに座って・・・・今日はお疲れ様でした」 千秋は瞬を浴室用の椅子に座らせ、ボディソープを泡立たせ背中を洗い始めた。 「スミマセン・・・・」 瞬は恐縮して堅くなっていた。 「これも何かの縁よ！偶然に時間を共有するなんて・・・・」 千秋は優しく瞬の首から背中を洗い流した。 「まさか、千秋さんが入ってるなんて夢にも思わなくて・・・・」 瞬はまだ緊張の中にいた。 「わたしの裸はどうだった？瞬さんのオチ●チ●、勃起してないのに立派だったけど・・・・」 千秋の泡だった手が瞬の背中から腰、太腿に回った。 「イヤ、兄貴が羨ましいくらい素敵で・・・・アッ！」 千秋の手が瞬の背後から股間に回り肉棒を優しく掴んだのだ。 「まぁ、さっきより数段も立派になってるわ！奥さんの由唯さんが羨ましいわ！」 千秋は乳房で瞬の背中を擦るように動かし、肉棒を掴んだ手をゆっくり扱くように動かした。 「ぅわっ、千秋さん、僕は兄貴が羨ましくて、千秋さんは由唯を羨ましいなんて・・・・ぁぁ、我慢できない！」 瞬は振り向いて千秋の裸体を抱き締め、その肉の良さを味わうようにお尻を揉み、乳房を揉み淫部を弄り始めた。 「あぁ、ダメよ、それ以上は・・・・わたしたち義理とはいえ姉弟なのよ」 千秋は自分が誘いながら瞬を制した。 「姉弟と言っても、全く血の繋がりは無いんだよね・・・・」 瞬はもう抑えようもなかった。 「だったら・・・・そんなに焦ることはないんじゃない？」 千秋は瞬のさらに昂った肉棒を掴み優しく揉み洗った。 「そう、そうですね・・・・この家にはふたりだけで、親父も戻っては来ない」 瞬は千秋の肉棒への愛撫を心地良く受け、千秋の引き締まった裸体を優しく擦り始めた。 千秋の部屋に瞬を招き入れた。 「何も言わないで・・・・」 浴室での淫猥な行為の流れがそのままベッドに移された。 「いえ、千秋さんの身体の素晴らしさだけは、特別ですよ」 瞬は千秋の裸体を隅々まで擦りながら舌を這わせた。 「あぁぁぁ、瞬さん・・・・」 千秋は水を得た魚のようにベッドの上で淫らに悶え、瞬が淫部を舐め淫壷を弄られると飛び跳ねるように絶頂を感じた。 「はぁはぁはぁ、ゴメンなさい。久し振りに感じちゃって・・・・」 千秋は瞬の股間に顔を埋めながら恥ずかしそうに言った。 「千秋さんのように素晴らしい身体を満たせない兄貴は・・・・僕で良ければいつでも、ァアッ・・・・」 千秋は玉袋を口に咥え玉を舌で絶妙の感覚で舐め回すと、瞬は思わず淫声をあげた。 「タマタマって何か感触がイイのよネ〜瞬さん、日頃、由唯さんにしてもらえないこと、してあげるわ！今日はお互いにオープンで楽しみましょうよ」 千秋は玉袋から肉茎を根元から繰り返し舐め上げた。 瞬も日頃の生真面目な殻を破り千秋を強姦するように背後から抑え、流れるようなラインを描くお尻を掴むと、力強く昂った肉棒を挿入した。 「アッ、凄いゎ」 千秋も襲われ願望があったかのように身体を震わせ、瞬の逞しい肉棒の突きに悲鳴のような淫声を繰り返しあげた。 「はぁ、はぁ、瞬さんのオチ●チ●、本当に凄いわ！もう何回イッたのかしら・・・・」 千秋は心地良い疲れの中、瞬の肉棒を擦りながら言った。 「いえいえ、千秋さんの魅力に僕もつい頑張って・・・・こんなにセックスが楽しいものだとは・・・・」 瞬も千秋のお尻の柔肉に舌を這わせ乳房を擦って感触を楽しんでいた。 その後、場所を変え、体位を変えて淫交し、夜の闇を楽しみながら野外セックスも楽しんだ。 遅い朝を同じベッドで迎えた。 千秋は朝の挨拶代わりに瞬の肉棒を口に咥えて舐め回した。 「千秋さん、タフだな〜僕も負けてはいられない」 瞬は千秋の乳首や乳房、クリトリスや淫壷、アナルまで舐め回し、千秋が淫声を上げて悦ぶと肉棒を挿入して絶頂に導いた。 「お義父さんが戻って来るかも・・・・？」 朝食も摂らずに淫らに交わったふたりは、浴室で汗を流し聡が戻って来るのに備えることにした。 「明日、帰りますが、いつでもメールしてください。僕たちの相性は抜群だと思うので・・・・」 瞬は千秋の背中を包んで言った。 「あぁぁぁ、そうネ・・・・すぐに欲しくなりそう・・・・」 千秋はお尻を突く瞬の逞しく復活した肉棒を掴んで言った。 「千秋さん、キリがないけど・・・・」 瞬は千秋のお尻を引き寄せ肉棒をググッと圧し込んだ。 「アアアアッ、コレ、このグッと来る感触が・・・・」 千秋はお尻を突き出し両手で浴室の壁を押さえ淫悦を求めた。 ふたりの淫欲に限りが無いのかと思うほど、瞬と千秋は昼になるまで淫交を続けていた。 ふたりが昼食の支度を終えた時、父親の聡が帰ってきた。 「瞬は明日、帰るんだよな？僕も千秋さんに迷惑掛けたくないから、どこかに出かけるか！」 食卓についた聡はふたりに冗談混じりに言った。 「いえ、お義父さんのお好きなようにしてください。長い間、働かれて時間が出来たのですから、ゆっくり楽しんで」 千秋は淫欲が満たされたせいか、口調も表情も優しく余裕が感じられた。 「優しいなぁ、覚は大したオトコじゃないが嫁は最高だな！」 聡の言葉に瞬も頷き、いい食卓になった。 昼食後、聡と瞬は近隣を散策し、千秋は情事の後片付けや掃除、夕食の買い物などで慌しかった。 その夜は３人とも早く就寝した。 瞬と千秋は激しく長い淫らな時間の疲れを癒す睡眠だった。 翌日、瞬は千秋にメールの件を念押しし帰途に着いた。 「千秋さん、何となく艶やかになった気がするな・・・・」 部屋の中で聡が千秋を見てポツンと言った。 「エェッ、そんなことありませんよ！もう30歳ですし、若い頃のような張りはなくなって・・・・」 千秋は内心ドキッとしていた。 （お義父さん、瞬さんとのエッチでわたしが潤ってるって・・・・） 気づかれたのじゃないかとドキドキした。 「イヤイヤ、千秋さんは肌もキレイでスタイルもいいし、僕は定年して枯れていくだけだ」 聡はお茶を飲みながら淋しげに話していた。 「お義父さん、まだお若いですよ！人生の定年ではないのですから、これからを楽しまないと」 千秋はキッチンで片づけをしながら応えていた。 （お義母さんが亡くなって10年以上・・・・その間、お義父さん、誰ともエッチしなかったのかしら？） 外観はまだ若々しい聡を見ながら、ふと思った。 「金と時間はあるけど・・・・」 聡も何か物足りない様子だった。 「これからの人生に新しく彼女を見つけたら楽しいんじゃ？」 聡の精力があるかなど考えてなかったが、ひとりじゃつまらないだろうと思った。 「イヤァ、今さら、彼女を作るなんて・・・・千秋さんのように優しくて素敵な女性なら毎日が楽しいだろうが・・・・」 冗談ぽく話した聡は部屋に向かった。 （お義父さんの年齢じゃ、彼女を作ってもエッチは無理かも？わたしが60歳になったらって想像したら、とても出来ないし・・・・） 千秋は聡は静かに暮らすのが一番だと思えた。 お昼近くになって千秋は聡に食事はどうするか聞きに行った。 「お義父さん、お昼どうします？」 返事が無いので千秋は襖を開いた。 （出かけるどころじゃないかも？） 聡が蒲団に仰向けに眠っていた。 （忙しかったんだから、いつ眠ってもいいのかもネ・・・・アッ！） 眠っている聡の股間がグッと盛り上がっていた。 （ウソ！・・・・凄く勃起してるわ！） 聡の肉棒が昂っているのが分かると、千秋の淫部がチュンと疼いた。 （エッ！どうしてわたしが疼くの？） 暫く眠っていた淫欲が瞬との淫交で目覚め、それはまだ淫悦を欲していたのだ。 （まさか・・・・いくらなんでも・・・・お義父さんとは・・・・） 夫を裏切り義弟と濃厚で激しい淫交をしただけで後ろめたいのに、自分が否定した60歳の義父ともなんて考えられないと思った。 そうは思いながらも、千秋は惹き付けられるように聡の傍に寄った。 （普通に、否、それ以上に勃起してるわ！） １日前に満たされたはずの淫部が熱く火照るのが自分でも分かった。 「ぅぅぅ、あぁ、千秋さん・・・・眠っていたのか・・・・もう、お昼なんだネ！」 聡は時計を見て千秋が昼食のために来たのだと知った。 「え、えぇ・・・・」 千秋は聡の股間が気になって落ち着かなかった。 「ん！どうしたのかな？千秋さん、顔が赤いが・・・・アッ、コレかぁ〜！イヤ、申し訳ない！こんなモノを・・・・」 聡は千秋が勃起した肉棒を見て困ってるのが分かり恐縮した。 「お義父さん、現役ですネ！でも、相手は・・・・」 千秋は聡の雰囲気で救われる気がして明るく返せた。 「相手は・・・・もう10年以上、ひとりだから・・・・いつもこんなに発情してるわけじゃないんだ。午前中に千秋さんのような魅力的な女性を見たからかな？」 聡はジャージのズボンの上から勃起した肉棒を掴んで冗談を言った。 「お義父さん、わたしは嫁ですよ！」 千秋は自分を見て義父が発情したということを冗談とは思えず、聡の傍で戸惑っていた。 「千秋さんは本当に優しい女性だね・・・・」 聡は千秋の手を取って優しく言った。 「アッ、お義父さん、ダメッ、ダメです」 千秋は過剰に反応して動き、結果、聡の身体の上に倒れた。 「千秋さん・・・・」 千秋のオンナの匂い、柔らかさが、聡のオトコを奮い立たせた。 千秋のスカートが乱れ白く艶やかな太腿が聡の目の前にあった。 聡は思わず千秋の太腿を掴みお尻までスカートを捲った。 小さなパンティに包まれた千秋のお尻は、その肉付き、流れるようなライン、どれもが刺激的だった。 聡のより昂りを増した肉棒が千秋の眼前にあった。 （瞬さんより大きいかも・・・・） そう感じた瞬間、太腿を聡に掴まれ、反射的に目の前の聡の肉棒を掴んでいた。 「うぅっ」 聡は千秋のパンティを引き下ろし、淫部を自分の顔の上に被せるように千秋の下半身を動かし、お尻の柔肉を掴み淫唇やクリトリスを舐め始めた。 千秋も聡の淫行に応えるように聡のジャージを脱がし、剥き出しになった肉棒を取り出した。 （うわっ！・・・・これが60歳のオトコのモノ・・・・） 昨日、淫交した瞬の肉棒以上に大きく堅くなった聡の肉棒だった。 聡にお尻や淫部を舐められ弄られ、千秋は聡の昂った肉棒を口に咥えて舐め回し肉茎を手で扱いた。 無言で禁断の時間が淫猥に流れていた。 千秋は聡のクンニや巧妙な指使いに淫らな欲望が噴出し、自分で裸になり舐めていた聡の肉棒を跨いで淫壷に沈めていった。 「あぁぁぁ・・・・」 千秋はそのまま身体をゆっくり上下させ淫声を洩らした。 「ぅぅ、千秋さん・・・・」 聡は上体を起こして千秋の形良くアップした乳房を揉み、乳首を口に含んで舐め回し、そのまま対面座位で肉棒を突き上げた。 「アアアッ！・・・・アッ、イッ、イイッ、イクッ！」 昨日、瞬とあれだけ淫交したのに、一度火の点いた千秋の身体は淫悦を欲しがり昇りつめた。 快感で弓なりになって倒れそうになった千秋の身体を抱き、そのまま正常位で聡は激しく千秋の淫壷を突いた。 「あぁ〜〜アッ、イィ〜〜ッ、はぁ、はぁ、アッ、また・・・・あぁぁああああ〜〜〜〜イッくぅぅぅ〜〜〜〜」 スタイル良く締まった身体が淫らに火照り、聡はそんな千秋に久し振りにオトコに燃えた。 乳房や乳首を荒々しく舐め、淫部をむしゃぶり、反転させて形良くアップしたお尻の柔肉を舐め回し、その柔肉をグッと開いて小さく萎んだ千秋のアヌスを舐め、舌先をアヌスの中に入れた。 「うぅぁぁああああああっ、アッ、お義父さん、イ、イッ・・・・」 それは60歳のオトコとは思えない逞しさと巧妙なテクニック、さらに荒々しい責めは千秋の眠っていたＭを目覚めさせ狂喜させた。 １時間、２時間、聡のどこにそんな体力があるのかと思うほど、淫らな交わりは際限なく続いた。 それは千秋の渇いていた淫欲を満たすための序章だった・・・・。 |
| あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。 |
| 2013.2.27掲載 |
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68話（2013．2/27時点）
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