龍 晃一 作
| 第１２章 ゆかりの新たなる旅立ち ゆかりは研一、19歳の青年に恋をしてしまった。あどけない純真な心にほだされていた。 研一のマンションに泊まりに行くと激しいセックスでゆかりを眠らせてくれない。眠らなくても若い精液を飲み干し、膣に注がれるとお肌に、艶と弾力さが蘇って来ている思いがしていた。若いホルモンのお蔭なのかと------。 乳房も小降りになりつつあったが、乳房に張りができ、プリンプリンになっていた。 研一に乳首を吸われるとピンク色の乳首が立つようになっている。妻に先立たれた和也と出会ったときは30歳、３年間の熱愛の末、和也は心筋梗塞で他界した。和也の甥になる研一の筆おろしを遺言で依頼された。その研一は、最初の頃は、初めてのセックスでマゴマゴしていたが、ゆかりと会う度にセックスの上達も早く、ゆかりを完全に乗りこなしていた。 女の性感帯を知り、ゆかりのスポットを知るとゆかりを何度でも逝かせることに快感を感じている。ゆかりの口も膣もアヌスも我がもの顔で精液を注いでいる。ゆかりが失神すると失神するまで続ける積極性に驚いた。3ケ月を過ぎた頃からベッドでの主導権は完全に研一に移った。 雑誌で見た潮を吹かせることに興味を抱いた。毅と３Ｐをする予定で研一のマンションに行ったとき、 「ゆかりの潮吹きを観たい。試させてください」 ゆかりと熱い口付けを交わしながらゆかりを全裸にしていく。ベッドに寝かせるとバスタオルを敷いた。ゆかりの膣内の性感帯は探り当てているようだ。 「ここがゆかりの感じるスポットだね」 秘骨の裏側にある性感スポットを人差し指と中指で刺激していく。 「あああああ-----いいいい----いいいいわ----いいいわ-----」 更にね続けて刺激する。 「ダメダメ-----しないで-----ダメよ------イク逝く-----イクゥ--イクゥー逝っちゃう------」 ゆかりの股間から潮が吹き上がった。６０㎝程、舞い上がってバスタオルを濡らした。 ゆかりは股間を痙攣させながら動かなかった。撮影して於けばよかったと後悔する。 ゆかりをベッドに残して、ビールで乾杯する。 「ゆかりを一晩だけでは物足りなくなった。もっと、長く泊らせてほしいです」 「子供が小学校なので、これ以上は難しい。研一君も昼間は学校だろう」 「大学が休校になったり、休みのときに昼間だけでしたら宜しいですか」 「子供が帰る４時前には、家に帰るようにするならば-----」 「ここを３時過ぎに出れば、間に合いますね」 研一の言う、昼間だけであればと言うことで要望を聞いてしまった。このことが意外な方向に進展するとは思ってもいなかった。研一は、子供と私が出勤すると、ほぼ毎日マンションに呼んでいた。１０時頃から１３時頃まで、時には１５時きりきりまで、ゆかりとセックス三昧の日々を送っていた。 このことを知らなかった。 1ケ月くらい通って、ゆかりが何気なく言った言葉に驚いた。 「研一君って、毎日私としたいのですって----あなたが昼間ならば良いと言ったということで----」 「毎日、行っているのか」 「ほぼ毎日よ----」 「毎日、セックスするのか----」 「うん、行けば---口に出して、お腹に出して、お尻に出すの----彼、強いの、3発するとスッキリするみたい」 「そんなに-------」 私は、絶句した。土日以外は、呼び出されていた。金曜日はそのままお泊りで土曜日の朝、９時には戻っていた。 「泊ったときは------」 「朝までに、最低６発くらいするの-----。朝起きて２発すると帰してくれるの」 「お前は、それで身体、大丈夫か-----」 「その時はクタクタになるが精液を飲まされると元気になるの」 この話を聞いて、興奮するとともに止めさせなければと思った。その口実を如何にするかで悩んだ。 悩んでいる間に、１ケ月が過ぎた。大学が夏休みになるときに研一からメールが届いた。 研一とその夜、街中の喫茶であった。 「夏休みに実家に帰るがその前に、ゆかりと旅行がしたい」 と言うことだった。 「研一君も20歳になる。そろそろ彼女を創る時が来ている。脱ゆかりの時であると説いた」 「子供がいるか-----仕方ないか----」 「ゆかりとは、ここ2ケ月、ほぼ毎日会っているだろう。これもこの夏休みを機会にストップして欲しい」 「-------そんな残酷な------」 「物事には、節度がある。何事もほどほどにすることが肝要なのだ」 「今年いっぱいは、金曜日の夜だけにします」 「理解して貰ってよかった。大学で彼女見つけることがこれからの仕事なのだ」 「そうかも-----」 「来年からは----彼女と頑張って欲しいよ」 「その予定で、頑張ります」 研一の若い肉体は、我慢が出来なかった。ここ2ケ月は好きなだけゆかりと交わり、興奮するとゆかりと交わった。彼女も希望通りには出来なかった。ゆかりと比較してしまった。 ゆかりの成熟した女の色香とペニスを包み込むような膣の締め付けは、若い女にはできないことであった。 失望するとゆかりの携帯に電話していた。ゆかりも習慣になっていた研一のペニスを求めてしまった。浣腸されてアヌスとの交わりにも、最初は恥ずかしさがあったがアヌスが与えてくれる快感は、膣との快感とは異質で、ゆかりの肉体を狂わせていた。脳にまで痺れるような快感と淫靡な恍惚感にのめり込んでいた。 昼間の公園で浣腸され、アヌスで交わった快感が恥ずかしさと観られたら困るという不安感が交差して、子宮を興奮させ脳まで色香に誘い、研一のペースに翻弄された。この日以来、研一に逆らえなくなってきた。研一からの携帯が鳴ることを心待ちにし、携帯が鳴ると膣を濡らせていた。 近くの丘陵にある公園に行くと研一が待っていた。激しくキスを交わし、ショーツを抜かれて浣腸された。野外で脱糞することの破廉恥さがゆかりを燃え上がらせていく。燃え上がってしまうと公園で全裸になることも厭わなかった。公園の外れにある薄畑の中にシートとタオルを敷いて全裸で交わったいた。 二人だけの秘密基地と思っていたが観られていた。そこに一人が加わり、二人目が加わってきた。 1週間も過ぎると4人目が加わった。４人の男達の精液がゆかりに注がれた。口に、膣に、肛門に注がれることが破廉恥な快感になっている。ゆかりにはこんなことはしてはいけないと頭では解っているが、子宮が求めてしまっていた。 この日も４回通り、１２発の精液を肉体に注がれた。ゆかりは何度も潮を吹き、何度も失神してしまっていた。連日の疲労もあった。男達の行為の後、誰もが睡魔に襲われていた。全裸のまま男達は、鼾をかいて眠っていた。 娘と夫に対して申し訳ないと詫びる気持ちとフシダラニなったゆかりを後悔することも夢の中だった。 目が覚めると両手は後手に緊縛され、両脚も縛られていた。意識が朦朧としていたここがどこなのか思い出せなかった。 この間から牧田と言う男が持ってきていたコーヒーの中に睡眠薬を入れたのだった。 牧田が全員を眠らせて、ゆかりを拉致したのだった。男達を眠らせておいて、ゆかりを車に乗せて連れ去っていた。研一も図に乗っていた。誰かも解らないままに仲間に加えていた。牧田が連れ去ったことは明白であったが、牧田がどこに住んでいるかも誰も知らなかった。 研一は、取り返しのつかないことをしまった。研一と毅とゆかりファンの仲間とが必死で探した。 警察にも行方不明で捜索願を提出した。ゆかりの足取りが雲を掴む様で見当もつかなかった。 音信不通が1ケ月、2ケ月と過ぎ去った。時間の経過がゆかりを見殺しにすることになることも明白である。焦っても、足取りが皆無だった。ゆかりの身を案じていた。 ゆかりは、拉致され幽閉されていた。蔵の中で柱に縛られ立ち姿で緊縛されていた。丸二日間何も食べさせてくれなかった。 「ゆかり、俺の妻になるか」 「帰してください-----子供が待っています」 「お前は、二度とお日様の下を歩けなくなるのだ」 「どう---して----そんなの嫌です」 「お前は、ストリップの女王として、白黒ショーの女王として裏の世界の女になるのだ」 「そんなの死んでも嫌です。それならば、殺してください」 「ゆかりは、ストリップの世界で生きるのだ。忘れるために身体に刺青をしてやる」 「お願い、そんなことしないで-----」 牧田は、ゆかりの口に強制剤と栄養剤を口移しで飲ませた。鼻を摘ままれたので仕方なく口を開けると口付けされ、液体が流れ込んできた。一度飲まされると空腹に耐えられなく、何度も飲まされた。 床は、ゆかりのおしっこで濡れている。牧田は、ゆかりを立ち姿を解いた。ゆかりは、ヒョロヒョロと濡れた床に座り込んだ。牧田に担がれて、風呂場に連れて行かれ、暖かなお湯で身体を洗われた。 身体が温かくなるとお腹がグーグーと何度も鳴っている。 「ゆかりに美味しい食事をさせてあげる」 浴衣を羽織った姿で食堂に連れて行かれた。そこには暖かなご飯と暖かなお味噌汁、トロの刺身や馬刺しが並んでいた。食べまいと覚悟していたが、自然に右手は箸を握っていた。 トロの刺身を食べ、味噌汁を飲むと生きた心地になった。自然に食が進んでいた。満腹ではないがお腹が起きると睡魔が襲っていた。立ったままで、二日間も過ごした。自然に身体が横たわっていた。 ゆかりが目覚めたのは、二日後であった。 背中と股間に痛みが走った。股間の陰毛は剃られ、下腹部に刺青が彫られていた。臍の廻りに蜷局を巻いた蛇がクリストスに向って口を開け舌を伸ばしていた。 余りのことに涙が零れた。娘と夫の元に戻ることを許されなくなされていた。背中には、裸の弁天さんを彫られていた。眠っている間に肉体に掘られた刺青のショックで氣を失った。 ゆかりは夢の中で泣いていた。娘と毅に引き離される夢を観ていた。何ものかに拉致され、離れ離れになる我が娘を追って行こうとするが引き離されてしまった。夢の中でも泣いていた。ゆかりを襲った突然のことに気も錯乱していた。夢が夢で終わることを願った。 意識を回復すると己の実に起こった悲劇を泣き悲しんだ。 |
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| 2012.12.22掲載 |
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12話（2012.12/22時点）
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