15.羞恥の調教報告

　スカートの下には何も身につけず、陰毛の綺麗に生えそろった亜紀の下半身を正之は穴が開くほどじっと見つめた。亜紀は顔を赤らめ恥ずかしそうに顔を背けている。無言だったが二人の間にはみるみる淫らな空気が充満していった。

「奥さん、スカートを脱いでしまいなさい。そしてご主人のほうにお尻を突き出して・・・」

　その空気に割ってはいるかのように調教師の太田は亜紀に言った。まるで亜紀を我が物顔で指示を下す太田・・・自宅に妻が戻ってきたとはいえ、契約上では今日が調教の最終日であることを正之は改めて認識させられた。

「は、はい・・・」

　正之がスカートをまくってくれと言ったときには恥ずかしさからわずかに抵抗を見せたが、亜紀は太田の指示には驚くほど従順に従った。スカートのホックをはずし、床に落とす。丸裸の下半身を晒しながら亜紀は正之に向かって美尻を突き出した。太田は椅子から立ち上がり、亜紀の左右の尻肉を鷲づかみにするとぐいっと左右へ割り開いた。

「ご主人、ご覧ください。これが調教の成果ですよ・・・」

　大田にクチュと粘質な音を立てながら広げられた亜紀のオマ○コは、まるで今すぐにでも何かを咥えたがっているようにパックリと開き、糸を引きながら淫らな汁を膣口の外まで滴らせていた。これほど淫らに興奮を表した女性器を見るのは正之は初めてだった。

「ブラジャーもパンティも身につけずに外出し、それだけで興奮し、さらにこうして見られることによって羞恥を興奮や快楽に変えてしまう・・・どうですか・・・すばらしいでしょう?」

「え、ええ・・・そ、そうですね・・・す、すごいです」

　正之は食い入るように亜紀の股間を見続けた。いつの間にか正之のペニスは激しく勃起し、ズボンの前を大きく盛り上げていた。

「奥さんけっこうですよ。お座りください。」

　太田が言うと、亜紀は恥ずかしそうに顔を赤らめたままだったが、当然のようにスカートを身につけず、下半身裸のまま正之の隣の椅子に腰掛けた。

「それでは調教の報告をさせていただくことにいたします」

　太田はそういうと朝自宅で亜紀と一緒に見たDVDを正之の自宅のデッキにセットし、映像を流し始めた。
　正之も調教初日にインターネットを通じて見た、亜紀が全裸で椅子に縛り付けられ、乳首とオマ○コにローターとバイブで刺激を与えられている映像が流れ始めた。

「これは調教初日ですね。この映像はご主人もご覧になれたと思います。まずは激しい羞恥とともに奥さんの体に快感を与え、羞恥を感じることと快感を感じることが結びつくよう、意識付けを行いました。はじめはかなり抵抗があったようですが・・・これはもうすでに3時間くらい経過しているのかな。何度もイって・・・だいぶいい感じになってきた頃ですよ」

　正之は興奮を隠しきれない様子で画面を見つめた。亜紀は時折画面に視線を送りながら、恥ずかしそうにうつむいている。

　調教師は映像の場面が変わるたび、行為の説明とそのときの亜紀の様子を赤裸々に語り続けた。まるで不倫カップルがしているような情熱的で刺激的な行為の様子が映し出される。

「4日目に入るともう奥さんも従順になってきていましたから・・・ご主人のご希望の調教内容を取り入れることをはじめていきました」

　恥ずかしげにうつむいていた亜紀が「・・・・ご主人のご希望の・・・」と言う言葉に耳を疑うかのように正之を見つめた。調教の内容の希望をしているなんて聞いていない。視線を向けられた正之は亜紀と目が合うと気まずそうに再び画面に視線を向けた。それにあわせるように亜紀も画面に視線を移す。
　ちょうど全裸の亜紀が涙を浮かべながらガラス浣腸器を携える調教師に向かって美尻を差し出しているところだった。

　まさかあの、最も屈辱的で、つらく、恥ずかしい調教行為は、夫が希望したものだったとは・・・。画面の中の亜紀はすぐに限界を迎え、亜紀の美しさとは対称的な汚物を醜い排泄音とともに、カメラの前で洗面器の中に排泄した。これ以降、何度も調教中に施される行為だった。亜紀自身、排泄を見られる羞恥に鳥肌を立て、胸を激しく高鳴らせながら体を熱くすることさえあったが、画面を通してとはいえ夫にははじめて見せる姿・・・亜紀は恥ずかしさのあまり顔を赤らめてうつむいていた。

　その視線の中に横から夫の正之の手が伸びてきた。その手はあらわになった亜紀の太ももや下半身をゆっくりと撫で回した。夫の手は震え、熱く情熱的だった。興奮や自分に対する性的欲望が亜紀にはその手から感じ取れた。少し視線をずらすと、夫のズボンの前は大きく盛り上がっているのがはっきりとわかる。

　もうそれだけで先程感じたショックは亜紀の中で急激に薄れていった。夫婦と言う関係はこれからももちろん続いていく。でもそれ以上に・・・この人をご主人様としてついていこう・・・すべてを委ねる覚悟をし、亜紀は夫の肩にそっと頭をもたれかけた。


続く