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11．千鶴ー２
２階の千鶴の部屋の前に立った祐輔は、大きく深呼吸をした。
（落ち着け！起こさないように・・・）
千鶴が目を覚ましていないことを祈りながら、祐輔はそっとドアのノブを回した。
部屋の中はグリーンのカーテンで薄暗く、奥のベッドに千鶴が寝ている姿が目に映った。
（ん〜？祐輔君・・・起こしに来たのね・・・でも、なんで息を殺してるの？少し眠ったフリをして様子をみてみようかしら・・・）
千鶴が目を覚ましていることを知らない祐輔は、静かに千鶴のベッドに寄っていった。
「ふぅ〜大人の女性の匂い・・・あぁ、いい匂い・・・」
部屋はエアコンが効いていて、千鶴は横向きになってタオルケットを掛けていた。
祐輔はそのタオルケットの端をそっと握り、ゆっくりと千鶴の足元に剥がしていった。
（エッ！？な、何を考えてるの？）
千鶴は突然裸同然の肢体を晒し焦ったが、すぐに動くことは出来なかった。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・」
ドキドキと大きく高鳴っていた心臓が飛び出そうになった。
「エッ！」
タオルケットの下の千鶴は、ほとんど全裸に近かったのだ。
深い谷間を作った乳房を申し訳程度に隠したブラジャー、祐輔が女性で初めて興味を持った千鶴のヒップは、腰に紐のようなもので結ばれただけの小さな下着を着けていた。
（凄い！・・・葵や美奈とは全然違う！）
目を反らして部屋を見ると、椅子の上には白いブラウスとクリーム色のパンツがあった。
（そうか・・・）
再び祐輔は千鶴の傍に寄った。
すぐにでも千鶴の身体に触れてみたかったが、目を覚まされるのも困ると思い、どうにも出来なかった。
「素敵だ・・・千鶴さん、どうしようもなく素敵だ・・・これが大人の女性の身体・・・憧れの千鶴さんの身体・・・あぁぁ、どうしよう！我慢ができないよ！」
千鶴の横たわるベッドの縁で、祐輔は股間を熱くしていた。
（祐輔君・・・そんな風に・・・）
祐輔の呟く言葉に千鶴は嬉しいような困った気持ちになった。
「あぁ、もぅ・・・触れないのなら、せめてここで・・・」
祐輔はズボンとパンツを下ろし、昂った肉棒を握った。
千鶴はどうしていいのか迷い、薄目を開けて祐輔を見た。
（エッ！う、ウソ〜ここで〜？）
千鶴は思わず声を上げそうになった。
（祐輔君、本当に大人になってたのね・・・あんなに大きく逞しく・・・）
祐輔がゆっくりと肉棒を握った手を動かし始めた時、千鶴は思わず起き上がり、祐輔のその手を抑え制止させた。
「ち、千鶴さん！アッ、コレは・・・あのぉ、そのぉ・・・」
祐輔は慌てて顔を伏せ言い訳をした。
（ヤバイ！怒られる・・・おふくろに言われたら・・・）
いろんなことが、一瞬にして祐輔の頭の中をグルグル回った。
千鶴は祐輔と正対して言った。
「わたし・・・そんなにセックスアピールあるの？」
祐輔は俯いたまま口を開いた。
「今日、千鶴さんに会った時から、ドキドキしてて・・・」
「だけど、わたしは祐輔君の母親みたいな年齢よ。それなのに、そうしてマスターベーションしたくなるの？」
「い、いや・・・千鶴さんは・・・うちの母親とは比べもんにならないよ。キレイで、スタイルが良くて・・・20代の独身女性みたいで」
「そぅ、いつも若い人たちと一緒に仕事をしているせいかしら？そんな風に言われると嬉しいけど・・・傍でマスターベーションされるのはチョッとぉ・・・」
「ゴメンなさい・・・でも、抑えきれなくて・・・」
「ウフッ、若いから仕方がないわね・・・祐輔君、もぅ経験あるの？」
祐輔は黙って頷いた。
「へぇ〜そうなんだ・・・今時の子は、もぅ大人なんだ・・・わたしと同じくらいのオンナのひとと？」
「うぅん・・・同い年くらいの女の子・・・千鶴さんみたいに素敵な大人の女性の裸は今初めて・・・」
「あ、そうだった！わたし、裸同然だったのね。祐輔君を余計に刺激しちゃったのね、ゴメンなさいね！でも・・・30代半ばの女性より10代の方がピチピチして、わたしなんかより、よっぽど魅力的なんじゃない？」
「そんなこと・・・触ってないから分かんないけど・・・僕の知ってる女の子の肌や身体つきとは、千鶴さん、全然、違う！柔らかそうで・・・滑らかで・・・メリハリがあって・・・大人の女性の匂いに包まれてて・・・」
「うふっ、そうなの？わたしも、もう昔の話だから忘れちゃったけど・・・じゃあ、やっぱり、触ってみたくなるわね？」
「うん・・・」
「でも、触るだけで済むの？そんなに大きく我慢できなくなってるのに・・・」
祐輔の股間の肉棒は相変わらず勢いよく反り返っていた。
「多分・・・ダメ・・・だから、だから我慢しようと・・・」
「そう、そうだったの・・・それで我慢できる？」
千鶴は祐輔の股間から手を放し、小さなブラジャーとスキャンティを脱いで全裸になった。
「ち、千鶴さん・・・」
祐輔の鼓動は再び大きく高まり、昂った肉棒はピクピクと痙攣するように脈打っていた。
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