21．真由ー２

　真由がワープロに向かって５分ほど経った頃、祐輔は真由の白い薄地のシャツの背中に透けて見えるブラジャーのホックを一瞬で外した。
「せ、先輩！」
　真由は驚いて振り返った。
「ダメダメ、前を向いて、しっかり入力して」
　祐輔は真由の細い肩を掴んで前に向かせた。
「で、でも・・・」
「お返しするって言ったろ！自分でするより、された方がいいと思うけど・・・僕が相手じゃ、不服かい？」
「そんな〜」
（先輩なら・・・でも、今日、ここでなんて・・・それに、すぐにこんなことを・・・どうしよう？）
「つまらない常識や理性に縛られてちゃ、結局、真由が批判している皆と同じだよ！僕の意見に同調したんじゃなかったの？オトコとオンナ・・・素晴らしい関係になるといいね！」
「・・・・・・・・・」
（そうだけど・・・こんなに急に・・・でも、拒絶すると嫌われちゃうだろうし・・・それに・・・興味が無いわけじゃないけど・・・）
　真由は祐輔の言葉に反論できなかった。

　真由は祐輔とならセックスをしてもいいと思った。
（先輩なら抱かれたい・・・そうは思うけど・・・いざとなると、やっぱり少し怖いような・・・）
　日頃の真由からは想像がつかないが、先にも言ったように、毎晩のように自慰をしていた。
　最初に始めたのは、小学生の頃だった。
　何気なく枕を股間に挟んだ時、初めて気持ち良さを感じた。
　それからは誰にも言えず、黙々と繰り返し自慰に耽った。
　身体が成熟してくるにつれ、その行為はエスカレートし、中学生になってセックスを理論的かつ感情的に理解すると、さらなる快感を得ようと毎晩のように淫部を弄った。
（でも・・・身体が感じれば感じるほど、虚しさも増して・・・）
　それでもセックスには踏み切れないでいた。

　だが高校に入り祐輔に出会うと、その思いは変わってきていた。
（祐輔先輩なら・・・初めての男性に・・・）
　そう思うようになると、益々、自慰は激しくなっていた。
　大胆に両脚を開き、指を淫らな穴に挿入し、無我夢中で掻き回すように弄り、その快感に没頭した。
　クリトリスを弄りながら淫壷の中を指で弄ると、甘美で強烈な快感が得られるようになった。
（でも・・・やっぱり自分でするだけじゃ・・・）

　それでも、こうして祐輔と親密になりかけているのに、なかなか、積極的になれない真由だった。
　祐輔は真由の胸元に手を回し、制服の白いシャツのボタンを、ひとつ・・・さらにひとつ・・・ゆっくりと外していった。
「せ、先輩！」
　真由は何とも知れない熱いものが込み上げ、身体が硬直した。
（はぁ、はぁ、はぁあっ・・・もぅ・・・だ、ダメェ〜〜）
　真由のワープロを打つ手が止まった・・・。

（大人の女性と思い切り淫らになる方がいいと思ってたけど、こういうシチュエーションも、興奮しちゃうなぁ〜）
　祐輔は真由の反応が楽しくて仕方がなかった。
「ダメだよ〜ほら、手が止まってるよ・・・」
　ブラが弛み、白く透き通った乳房がハッキリ見えた。
　細い赤い血管が浮き出るように乳房の表面を這い、乳首が硬く尖がるように固まった。
　祐輔はさらにブラの肩紐をずらし、真由の肩越しに祐輔はそんな乳房を両手で掴んだ。
「うああっ！・・・・・・せ、せんぱい・・・」
　祐輔は白く張った乳房全体を優しく揉み、さらに乳首も擽るように掌で擦った。
（ああっ、わたし・・・あはぁ〜っ・・・ぃぃぃ・・・）
　この瞬間、真由の中で、淫欲を制御していた鍵が外れた。
「柔らかくて・・・張りがあって・・・吸い付くような乳房・・・」
「ぁぁ・・・・・・」
「素敵だよ・・・」
　そう真由の耳元に囁き、祐輔はさらに強弱をつけて揉みしだき、硬く尖がった乳首も指で挟んで擦り愛撫した。
「あぁぁぁ・・・ああっ・・・あふぅ〜っ・・・い、ぃぃぃぃ〜〜」
（ん？結構、感じるぞ！セックスは未経験でも、愛撫は経験あるのかな？）
　祐輔は真由の敏感な反応に、さらに淫欲が増した。

　祐輔は真由の前に回り白いシャツを脱がせブラを外すと、目の前に真由の快感の汗に輝く白い肌が映し出された。
（キレイだ・・・ふっくらと盛り上がった乳房・・・引き締まってるけど肉感溢れる腹部と腰・・・ふぅ〜）
　真由は瞬間的に前屈みになった。
「恥かしければ、シャツは掛けておこうか？」
　誰かに見られる心配は無かったが、真由がどの程度の気持ちなのか分からなかったので、祐輔は一応気を遣い、再びシャツをかけてやった。
「さぁ、このままワープロ続けて」
　真由はどうにも出来ず、祐輔の言われるがままにした。
（こんな風に・・・あぁぁ、どうなるの？わたし・・・）
「本当にキレイな肌だね！それにシットリとしてる・・・オッパイも形が良くてキレイだし・・・」
　祐輔はその乳房を正面から揉み直し、乳首を舐め回した。
「あ、あっ・・・あぁふぅ〜はぁ、はぁ、ぃぃ・・・ぅぁ、ぁ・・・」
　真由は瞳を閉じ祐輔の愛撫に気持ちを集中した。
　全身に痺れるような快感が走った。
（自分でするのとしてもらうのじゃ・・・全然、違う、ゎ・・・舌で舐められるのって・・・あぁ、いぃぃ・・・）
　自然と真由の身体は反っていった。
　祐輔は早く真由の淫部を見たかったが、丁寧に何度も繰り返し、真由のキレイな乳房を愛撫した。
　真由の身体が火照り始め、白い肌が朱に染まった。
（本当にキレイだ・・・そして何とも艶かしい・・・）
　祐輔は今まで経験した誰よりも、真由の肌はキレイだと思った。

　真由は妖しくキレイな顔を後ろに反らせ、瞳を閉じていた。
　次第に両脚の力が抜け、だんだん開き気味になっていった。
　祐輔は、その白い太股の内側を指で擦り、付け根の近くまで行っては膝まで戻り、戻っては這いあがる動きを繰り返し行なった。
「うああっ・・・だ、ダメ・・・あはぁ、はぁ、そこは・・・」
（何かが・・・何か生き物が這ってるみたいに・・・あうっ！）
　真由は膝頭を合わせようとしたが、祐輔の身体が間にあり、どうにも身動きが取れなかった。
　小刻みに両脚が震え、真由の股間を刺激した。
（あぁぁ・・・アソコが・・・あふぅっ、熱い・・・）
　指先が真由の太股の付け根、股間に触れた。
「せ、先輩！だ、だ、ダメ・・・あはぁ、はぁ・・・」
「そんなことを言っても・・・ほら、こんなに濡れてるよ！」
　祐輔は人差し指を真由に見せて言った。
「そ、それは・・・」
　祐輔の指先は真由の淫らな液で光っていた。
「真由、素直になろうよ！その方が、絶対に素敵だよ！身体は、もっと感じたいって言ってるのに・・・」
「・・・・・・・・・」
　真由は再び瞳を閉じた・・・。
（そうだわ・・・憧れの先輩だもん！今、やめたら・・・そう！絶対に後悔するわ・・・）
　真由は股間から全身を駆け抜ける快感に震えていた。
　夥しい淫らな熱い液を溢れさせ・・・。