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秋水 作

21.


 一旦解き放った美佳の淫欲は、美佳自身が驚くほど強かった。
 省吾との淫交を決めてから、身体の奥から疼く欲求を抑えるのが苦痛で、一日でも一刻でも早く淫らに交わりたかった。

 省吾は省吾で、以前から美佳に淫らな欲望を感じていたので、淫交の日を心待ちにし、強壮薬や媚薬を漢方調合していた。
 あどけなさと妖しさを併せ持つ美佳の乱れる姿を想像し、より効果のある薬を調合した。

 省吾の来る日、美佳の夫は2泊3日の観光バスの運転で留守だった。
 美佳は朝から2度も3度も身体を洗い、衣服もあれこれ迷っていた。
 ピンポ〜ン!
(あっ!来ちゃったわ)
 美佳は慌てて玄関に行き、来客が省吾であることを確認した。
(ふぅ〜〜ハッ!落ち着いて・・・・)
 美佳は大きく深呼吸をしてドアを開けた。
「いらっしゃい!」
 省吾は辺りを見渡し、人目の無いことを確認して素早く中に入った。

「奥さん、その制服は?」
 省吾は美佳の着ている制服を尋ねた。
「エッ、あぁ、これね。これはバスガイドの時の制服よ。2年前までは現役だったの」
「あっ、そう言えば、ガイドさんだったと聞いたことが・・・・でも、どうして今?」
「あれこれと着替えをしてたの。それで懐かしくなって着た時に、あなたが丁度・・・・今、着替えるわ!」
「イヤ、よく似合ってるから、そのままでいいんじゃない」
「そぅ、でも・・・・」
「個性的で、どこか艶があって・・・・そうだ!チョッとこれをみてくれないかな」
「なぁに?」
 美佳は省吾から漢方の袋を受け取り、リビングのソファに腰を下ろした。

 その美佳の隣に省吾も腰を下ろした。
「これは僕が奥さんの為に調合した薬なんだ」
「何に効くの?」
「セックスの悦びが大きくなる漢方さ。多分、奥さんは敏感な方だと思うけど、より感じて欲しくて」
「へぇ〜すぐに効くの?」
「えぇ、漢方でも即効性がある調合もあるんだよ。どぉ?」
「えぇ、じゃあ、試しに」
 美佳はキッチンで水をグラスに注いで戻り、袋に詰められた薬を飲んだ。
「ところで今日はどんな風に?」
「そうね・・・・省吾さんの好きなように・・・・時間は明日までタップリあるから、慌てなくてもいいのよ」
 美佳はそう言いながらも、省吾に早く抱かれたかった。

 省吾は片腕を美佳の肩に回し、美佳の身体を引き寄せた。
(あっ!何か、変・・・・あぁ、アソコが・・・・疼く・・・・はぁぁ・・・・)
 省吾は少し頬を紅潮させてきた美佳の変化を感じた。
(効いてきた・・・・もう我慢が出来なくなる)
 省吾は空いている手で美佳の着ている制服のボタンを外し始めた。

 上からひとつふたつとボタンを外すと、美佳の白く柔らかそうな乳房が姿を現した。
「奥さん・・・・制服の下は裸だったんですね」
「エッ、えぇ・・・・シャワーを浴びて、そのまま着替えを・・・・」
「なかなか卑猥な感じで欲情しますよ。それより、奥さんの乳房は素敵ですね」
 省吾は片方の乳房を下から掬うように揉み上げ、すでに固くなっていた乳首を指の間に挟んで揉み続けた。

「あふっ・・・・あ、ぁぁぁ・・・・」
 美佳はソファの上で身体を投げ出すようにし、目を閉じた。
(凄いゎ・・・・感じ方が鋭いと言うか、堪えきれないと言うか・・・・きっと省吾さんの持ってきた漢方薬のせいね)

 省吾は美佳の身体を跨ぐようにして正面に回り、両手で乳首、乳房を揉み始めた。
(奥さんて本当に不思議な魅力がある・・・・無邪気な感じの愛らしさと、妖しげな艶・・・・今は、何とも言えない。そろそろ自分から要求してくるはずだが・・・・)
 省吾は美佳の乳房と乳首を揉み弄りながら、美佳の方から堪えきれずに求めてくるのを待っていた。

 美佳は小さく小刻みに太股を擦り合わせていた。
(あぁぁ、早く・・・・早く、アソコを・・・・)
 美佳は無意識に省吾の股間に手を伸ばし、堅くなっている省吾の肉棒をズボンの上から弄り始めた。
「お、奥さん」
「あぁ、ねぇ、欲しい・・・・あっ、もぅ・・・・」
「エッ、どうして欲しいんですか?」
「う〜ん、もぅ、分かってるくせに〜はっ、はっ、ねぇ、コレを・・・・」
 美佳は省吾の肉棒をズボンの上から掴んで欲しがった。

(良かった!今日はタフだぞ)
 省吾は出かける前に自分も漢方薬を飲んでいた。
 効用は肉棒の勃起の強さと持続性だった。
 省吾は両手で美佳の足首から膝まで擦り上げ、制服のスカートの中の太股から付け根まで擦り上げた。
「あっ、ふぅっ・・・・」
「ここも下着を着けてないんですね。次の機会には、この格好で外出し、人ごみの中でエッチしましょうか?」
「エッ、えぇ、いいわ!」
 省吾は淫らな疼きを早く何とかして欲しいと思っている美佳に、喜びを感じていた。
 省吾は美佳のスカートを捲り上げて両脚を開き、その間に入って太股を擦り、熱く潤んだ美佳の淫部の両脇を指で擦った。

「ハッ、ハッ、ハッ・・・・あ、いぃっ・・・・」
 美佳の意識は淫悦を感じることだけに集中していた・・・・。
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2008.11.8掲載
秋水さんの他作品(2008.8/20現在)
『淫 香』 『淫 蜜』 『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』 『SEX仕置人 ミカ』 『劇団 IN=イン』
『淫界大迷宮』 『雨宿り・・・』
『実践 結婚相談所』 『プロフェッショナルのオンナたち』 『萠・・・その性』
『性春浪人』 『市役所の人妻たち』 『平成の団地模様part1』
『ベビーシッター亜季』 『主婦の中に潜むオンナ・・・』 『性少女・・・A』
『引越しサービス』 『犯す!』 『平成の団地模様part2』
『恵子・・・不惑の時』 『撮られた女』 『哀しくも悦びの・・・性(さが)』
『強姦日記』 『続 平成団地模様』 『異次元POST』
『妄想と現実の狭間で』 『遠い日の記憶』
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