携帯マル秘人妻サイト

23．

　省吾は『携帯マル秘人妻サイト』の人妻たちに大モテだった。
　２度３度と繰り返し求められ、その肉棒と漢方薬は人妻たちを魅了した。

　美佳は省吾に言われた通り、登録された男たちと淫らに交わり、ウィリアムの肉棒や瞬と翔の双子との３Ｐに夢中になり、アナルセックスという新しい快感にも目覚めた。

　杏子と沙希も省吾との淫交には大きな淫悦を感じた。
「本当に良かったわね！」
「ホント！感じ方が違うのよね～漢方の力て凄いわ！」
「そうそう、身体の芯から快感が込み上げるって感じで・・・・やっぱりもう少し登録者を増やそうかしら？」
「そうね！10組ぐらいまで、どうかな？」
「うん、あまり規模が大きくなってもねぇ・・・・多分、そのうちに欠員も出ると思うから、そうしましょう」
　ふたりは今後の安全な運営を考えてMAXを決め、新たな女性を誘うことにした。

　新たなサイト参加女性は、有坂繭という歯科技工士だった。
　専業主婦ではなく職業を持っている人妻だった。
　繭は28歳、４年前に結婚し子どもはまだ居なかった。
『子どもを授かるまで働きたいわ』
『いいよ！君の好きなようにすればいい』
　繭は夫の了解を得て、独身時代から努めていた片桐歯科医院で、歯科技工士兼施術補助として働いていた。
　しかし、なかなか子宝に恵まれず、最近では排卵予定日だけセックスをするようになっていた。
　しかもお互いに快感を与え合うようなセックスではなく、単に精液を淫壷に放出するだけの行為だった。
（何かが違う・・・・これが愛し合った夫婦生活？セックスが全てじゃないけど、もっと充実したい・・・・）
　そんな不満を抱いていた時、杏子に誘われ即答で承諾した。
　だがセックスを割り切って楽しめる男に心当たりは無かった。

　幾日かが過ぎたある日、繭はいつものように医院で働いていた。
　個人経営の片桐歯科は、先生と受付、歯科衛生士、それと繭で構成されていた。
　医院の中は待合室から施術室に入ると、パーテーションで仕切られた治療ブースがＡ～Ｃの３つあり、先生と補助が順番に治療にあたっていた。
　繭は犬歯の矯正の補助をするために、Ｃのブースで準備をしていた。
「キャッ！」
　繭は素脚に人の手を感じ、小さく驚きの声を上げた。
　治療台に仰向けになっている患者の仕業だった。
「小野寺さん、何を？」
　繭は患者の小野寺を睨み、諫めるような口調で言った。
「繭さんが僕の誘いに応えてくれないから・・・・」
「もぉ～ここは治療するところですよ！わたしが大きな声を上げていたら、どうするんです？」
「先生に見つかったら・・・・繭さんを誘っていると正直に言うだけさ」
　繭は平然と答える小野寺に興味を抱いた。

　繭はこの時、フッと思った。
（そうだわ！小野寺さんを例のサイトの登録男性に・・・・）
　小野寺のどこがいいと言うわけではなかった。
『携帯マル秘人妻サイト』への参加を決めたが、相手探しに困っていた。
　独身時代でも結婚してからも、誘われることは多かったが、真面目に捉えたことは無かった。
　小野寺もそういう類のひとりに過ぎない存在だったが、タイミングが良かった。

　小野寺慎一、32歳、独身。
　某通信会社の企画開発を担当するエリートサラリーマンだった。
　収入も学歴も外観も申し分の無い男だったが、結婚願望は薄く、セックスは遊びであると思っていた。
（セックスが上手かどうかは分からないけど、遊びなれていることは確かだわ！見た目も悪くないし・・・・）
　とにかく繭がサイトに登録する為にはオトコが必要だった。
「ねぇ、わたしのお願いを聞いてくれる？」
「繭さんのお願いなら、無条件で聞きますよ」
「ホント!?じゃあ、治療の順番が来るまで、触っててもいいわよ」
「エッ！ホント？」
「えぇ、その代わり後で電話をするから、絶対にお願いよ！」
「分かりました」
　繭は小野寺が最初に医院に来た日に誘われ、携帯の番号とメアドを書いたメモをもらっていた。

　再び小野寺に背を向け準備を再開していた繭に、小野寺は治療台の上で身体を起こし、繭の素脚に再び手を伸ばした。
（本当にキレイな脚をしてる・・・・長くて太さも均一で・・・・）
　確かに繭の脚は魅力的だった。
　いつも丈の長い薄ピンク色のユニフォームを着て、その上にエプロンを掛けているので目立たなかった。
　身長は161cm、スリーサイズは87・57・86で、プロポーションは申し分なかった。
　中でも股下のサイズは、身長の約半分の80cmだった。
　太股は膝から滑らかに太くなり、引き締まった弾力を感じさせていた。
　小野寺の手は繭の太股をゆっくり擦りながら付け根まで上がり、さらに滑らかにアップしたお尻に達していた。
　小さめのパンティでは覆い切れない繭のお尻の柔肉を、小野寺はその肉感を味わうように擦った。

　時々、繭はピクッと反応したが、大きな動きは見せなかった。

　小野寺は中指を伸ばして繭のパンティの上を移動させ、淫部を覆う股間に向かった。

　指が繭のアヌスから淫壷に達しようとした時、繭はキュッと股間を締め、小野寺の方を振り向いた。
「ダメよ、そこは・・・・それに、ソコもマズイわよ」
　繭は小野寺のズボンの股間が盛り上がり、明らかに肉棒が勃起しているのを指摘した。
（興奮するなと言う方が無理・・・・でも、もう時間がないわ）

　隣のＢブースから患者と医師の声が聞こえていた・・・・。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2008.11.22掲載

［24話］／［22話］

秋水さんの他作品（2008.8/20現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
『性春浪人』	『市役所の人妻たち』	『平成の団地模様part1』
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『引越しサービス』	『犯す！』	『平成の団地模様part2』
『恵子・・・不惑の時』	『撮られた女』	『哀しくも悦びの・・・性（さが）』
『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
『妄想と現実の狭間で』	『遠い日の記憶』