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28．

　美也子は稲垣が乳房を愛撫しようとしているのを察し焦った。
（どうしよう・・・・稲垣さんにわたしの小さな胸を・・・・）
　お尻以上に自信の無かった乳房だった。

　だがブラウスのボタンは外され、ブラジャーに包まれた乳房が稲垣の目に映った。
「へぇ～美也ちゃん細いからオッパイはどうかと思ったけど・・・・」
「ごめんなさい、ボリューム無いでしょ！？」
「エッ、美也ちゃんは本当に自分を分かっていないなぁ～確かにバストのサイズは小さいのかもしれないけど、トップとアンダーの差が結構あるし、キュ～ッとアップして揉み甲斐のあるオッパイだよ」

　稲垣はブラジャーのフロントホックを外し、美也子の乳房を下から擦るようにして形をなぞりながら続けた。
「凄く僕好みだよ！
細身の好きな僕にとっては、形の良い乳房、引き締まった腰、グッとアップしたお尻・・・・抱き心地の良さそうな身体は、今までに出逢った女性の中では、美也ちゃんがベストだよ！」
「ほ、本当？」
「あぁ、本当さ！さぁ、もう何も気にしないで・・・・」
　稲垣は美也子の首筋に軽くキスをし、愛撫を始めた。

（そうだった、もう稲垣さんに任せたんだわ・・・・良かった！稲垣さんに頼んで・・・・胸も好きだって、うふっ！）
　美也子は心躍る気分だった。

　稲垣は美也子の乳房を擦るように揉み、併せて乳首も擦り舐め始めた。
「ああっ・・・・あふぅぅ、はぁぁ、ぃぃ、ぃぃ、ぁぁぁ・・・・」

　劣等感を抱いていた美也子は夫にも乳房の愛撫はあまりさせず、稲垣の優しく繊細な愛撫に、心地良い快感を感じていた。
　独身時代から結婚後も仕事中心の生活を続けていた美也子は、贅沢を望んではいなかったが、たったひとつ渇いていた淫欲に、今、潤いに満ちた快感が注ぎ込まれていった。

　美也子は今までに感じたことの無い快感を感じながら、自分の乳房や乳首を優しく愛撫する稲垣の様子を見てみた。
（あぁ、舐められてる・・・・夫じゃなく稲垣さんに・・・・わっ！ほとんど裸で、しかも会社の机の上で・・・・わたし・・・・）
　自分でも信じられない大胆で恥かしい淫猥な姿態と、夫以外の男に愛撫されている現実を目の当たりにした美也子は、快感以外の感覚が全て頭の中から消えていきそうだった。

　稲垣の愛撫は緻密で優しく、乳房や乳首を舐めながら、手は括れた腰や下腹の辺りまで伸びていた。
「美也ちゃん、脚を机の上にあげるよ」
「は、ぇぇ・・・・」
　稲垣の為すがままに、美也子の両脚は机の上で大きく開かれた。
「美也ちゃんのオマ○コ、キレイだね・・・・」
（エッ！？）

　美也子は自分がどんな格好を稲垣に見せているかを知った。
（うわっ！ウソぉ～わたしったら、凄い格好をしてる・・・・こんな格好、夫にも見せたことないわ！あぁぁ、稲垣さんが、わたしのアソコを覗いて・・・・）
　自分でも見たことの無い淫部を稲垣に覗かれている・・・・、美也子の瞳に映った淫部に顔を埋め覗かれている構図は、第三者が想像できないほどの興奮を美也子に与えた。

　稲垣は美也子の淫液で潤んだ淫唇を舌先でソッと舐め上げた。
「あっ！はぁっ・・・・」

　夫とのセックスはマンネリ化して、美也子は淫唇を舐められることは無かった。
　淫唇から頭の先に貫けるような衝撃が走った。
　思わず息を詰め、両手で机を抑えるようにして身体を強張らせた。
「ダメだよ、またぁ～力を抜いて・・・・まだこれからなんだよ」
　稲垣に言われ、大きく息を吐いた美也子だったが、まるで自分が処女のような気がしていた。

　淫唇を左右に開いてクリトリスを弄ろうとした稲垣はハッとした。
（ん！？・・・・？数え切れないほど弄られている人妻のクリトリス・・・・？）
　美也子のクリトリスは、薄い包皮に隠れていたのだ。
（男で言えば、仮性包茎か？これじゃ、あまり感じなかったろうに・・・・）
　稲垣は丁寧に美也子に不快感を与えないように配慮しながら、クリトリスを表に出した。
（多分、美也ちゃんの旦那さんは気づかなかったんだ・・・・優しくしてあげないと・・・・）
　急に愛撫すれば痛がるであろうと思い、稲垣は優しくクリトリスの周囲を舐め回し、指で淫壷の縁を擦った。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
　それでも美也子にとっては充分過ぎるほどの快感だった。
　淫壷の縁から少し中に入った肉壁はザラザラとした襞が重なり、稲垣はその肉襞を強さ、速さに変化を付けて擦った。

「あああっ・・・・あぁ～あぁ～いぃぃぃ・・・・あふぅ、あはぁ・・・・」
　美也子は淫らな声をあげて身を捩った。

　稲垣は意外と開発されていない美也子の淫部に夢中になった。
（偶然だったけど、イイものに出遭ったって感じだな・・・・お尻も、ココも、これからだ！）
　稲垣は快感に悶え始めた美也子を確認し、初めて顔を表に出したクリトリスを優しく舌で舐め回した。

「うああっ！」
　美也子のお尻がパンと宙に浮いた。
　閉じていた瞳の中に白い閃光が光った。
（な、何！？今のは・・・・）

　稲垣はさらに優しくクリトリスの先端部を擽るように舐めてみた。
「あぁぁ、あ、いぃっ・・・・」
　美也子の背中が海老のように反って浮いたのが見えた。
（よし！じゃあ、徹底的に感じさせてやるぞ！）
　稲垣は改めて美也子の未開発のクリトリスを責めた。
「あぁああああ～～～い、いぃ～～っ！はぁ、はぁ、いぃ、いぃぃ・・・・ああああっ、あいっ！」

　美也子はかつてない快感を感じていた。
（な、何かが・・・・あぁぁ、いぃっ・・・・）
　身体中がうねりのような心地良さに包まれ快感が継続した。
　そのさらに奥から得体の知れない何かが、すぐそこまで迫り、自分を飲み込んでしまうそうな気がしていた・・・・。

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2008.12.10掲載

［29話］／［27話］

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『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
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『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
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