携帯マル秘人妻サイト

52.

　裸にエプロン姿の久美子の姿態は、自分が見ても艶っぽかった。
（これじゃ、小長井さんが我慢出来ないのも・・・・）
　久美子は小長井が早く射精したことが分かる気がした。
「エッ！！」
　もう終りだと思っていた写真は、まだまだ続きがあった。
　小長井にお尻を舐められて悦んでいる自分・・・・
　肉棒を挿入され快感に淫声を上げて悶えている自分・・・・
　そして小長井の肉棒を舐め、玉袋を咥え、お尻の穴を舐め、最後には激しく頭を振って小長井の精液を呑み込む自分・・・・
（小長井さんの顔もオチ×チ×も、わたしのアソコもアップで・・・・ふぅ～でも、どうしてかな～いやらしく感じないわ！と言うより、本当の自分を見たような気がする・・・・）
　久美子はすぐに小長井に電話をした。

『ありがとう！一生の宝物にさせてもらうわ！』
『じゃぁ、もぅ』
『うぅん！小長井さん、いつならもっと悦ばせてくれる？』
『エッ！ホントに？じゃぁ・・・・明日！明日の仕事はキャンセル、朝からでもタップリと久美さんを・・・・』
『本当に？すぐにイッちゃうんじゃない？』
『もう勘弁してくださいよ！明日は久美さんが逃げ出したくなるぐらい感じてもらいますよ』
『うふっ、じゃあ、明日ネッ！』
　久美子は電話を切った後、もう一度、自分の淫らな姿を見ていた。

　翌日、久美子は出掛ける前に小長井に到着時刻を知らせた。
　到着後、淫交する前に、あの日の礼を言い、自分が初めて浮気したこと、初めて新しい自分に出遭ったこと、小長井によってセックスの本当の良さに目覚めたことなどを告げた。

　それから夕方まで、久美子は狂ったように小長井と淫らに交わり、快感に震える時間を過ごした。
「久美さんのお尻も最高だね！」
「あら！そこは処女だったのよ！もぉ～責任を取ってぇ～」
「じゃあ、一生、面倒みさせてもらおうかな？」
「う～ん・・・・それもいいけど、ひとつ相談があるの！」
　久美子は小長井に『携帯マル秘人妻サイト』に誘われていることを告げ、どうしようかと相談を持ちかけた。
「久美さんが、もっと経験したかったら申し込めばいいよ！勿論、僕が相手のオトコとして登録に応じるから」
「小長井さん、いいの？」
「あぁ、久美さんがもっと艶っぽくなってくれれば嬉しいし、僕は他の人妻たちとセックスしても、久美さんを離さないよ！それでもいいかな？」
「えぇ・・・・」
　久美子は再び小長井の股間に顔を埋め、肉棒をしゃぶり始めた・・・・。

　杏子は久美子の登録と男性たちの評判に満足していた。
「ねぇ、沙希、久美子さんは良かったわね！？」
「えぇ、評判いいわよね！」
「特別に何がいいという際立ったところが無かったから、本当は誘った時にどうかなって思ったんだけど」
「そうね、だけど、登録してからの方がマスコミでも評判いいし、何かひと皮剥けたって感じ」
「やっぱり女はオンナでなければダメということかしらね？」
「ふふっ、わたしもサイトの登録者の男性と乱れた後の方が、気持ちにゆとりのようなものがあって夫にも喜ばれてるわ！」
「まぁ、わたしも同じ！次の登録者選びも上手く運ぶといいけど・・・・」
「そうね！その前に、わたし小長井さんに写真撮ってもらいたいわ」
「エッ！わたしもそう思って今・・・・」
　そう言いながら、杏子は自分の淫交予定を登録していた。

　まさにひと皮剥けた久美子は、大胆で貪欲に快感を求めた。
　淫らな欲望を隠したり、自分の立場を考えたりせず、登録者のオトコと逢った時は、ひたすら淫らに楽しんだのだ。

　小長井は沙希や杏子がそうであるように、人妻たちは挙って小長井に自分の写真を撮ってもらおうとした。
　小長井はその要求には応えたが、決して淫らな写真は撮らなかった。

　淫らな写真を撮るのは久美子との淫交だけにし、ふたりはその後も、それを日記のようにして繰り返し楽しんだ。
　ふたりだけの「淫交日記」と題して、逢瀬を充実させていた・・・・。

　そこには爽やかな風が吹いていた。
　都会の喧騒から隔離されたその地は、まるで別世界のようだった。
　そこで生き生きと汗を流していたのが、杏子が次に勧誘する人妻、浅丘稀美恵、34歳だった。

　稀美恵は沙希の遠縁にあたり、沙希と何処か似ている感じがした。
「沙希さんから聞きました？」
「えぇ、でも・・・・」
「稀美恵さんは、お名前どおりの美しい方ですね」
「エッ、そんなことは」
「いえ、稀な美しさに恵まれた女性・・・・勿体ないですね」
「エッ！？」
「その美しさで男性の皆さんを癒してあげなくては・・・・女性として成熟された魅力、それをご主人は独り占めですか？まぁ、わたしが稀美恵さんのご主人なら、毎晩のように稀美恵さんを愛して、外にも出さないかも・・・・このサイトは無理強いするものではありません。ですが、沙希さんは、このサイトに参加されてから、ご主人との関係も充実し、生き生きとしていますよ！そんなお気持ちになられた時は、ご連絡下さい」
　稀美恵は即答できなかった。

　杏子が稀美恵にサイト参加を勧めたのは、沙希から言われたからだった。
『稀美恵さん、最近、元気が無くなって・・・・ご主人は40歳で男盛り、だけど、その精力は仕事に注がれてる。子どもは１人、もう手が離れているのに・・・・』
『でも、稀美恵さんて、凄くキレイな女性なんでしょ？』
『えぇ、そりゃぁ、女のわたしから見ても素敵よ！』
『じゃあ、ご主人に愛されて満足してるんじゃない？』
『わたしもそう思っていたけど、現実はそうじゃないの！美しくて身体が良くても、いつも食べていれば有難味は薄れる。それよりも仕事の方が・・・・そういうタイプの男っているじゃない』
『ふ～ん、勿体ない！仕事なんかより、オンナの方がいいのに・・・・』

　そんな会話を経ての勧誘だったのだが、この日、稀美恵からはいい返事は聞くことが出来なかった・・・・。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2009.2.21掲載

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秋水さんの他作品（2009.2/2現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
『性春浪人』	『市役所の人妻たち』	『平成の団地模様part1』
『ベビーシッター亜季』	『主婦の中に潜むオンナ・・・』	『性少女・・・Ａ』
『引越しサービス』	『犯す！』	『平成の団地模様part2』
『恵子・・・不惑の時』	『撮られた女』	『哀しくも悦びの・・・性（さが）』
『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
『妄想と現実の狭間で』	『遠い日の記憶』