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６．

　菊地はフッと不思議な気がした。
（いくら僕のことを安全な男だと思っているとしても、こんな風に大事な股間まで露わに晒すかな？もしかすると・・・・）
　菊地は沙希に浮気願望があるのではないかと思った。
（知的で清楚なイメージの人妻・・・・だが、その下には淫らな欲望が？本当に・・・・？）
　菊地は視線を沙希の顔に向けた。

　沙希は安心しているのか覚悟を決めているのか、静かに端整な表情のまま瞳を閉じていた。
（分からない・・・・だけど、あの乳房、太股、ウエスト・・・・普段は感じなかったオンナを感じる！あぁ、堪らない、裸にしたい！）
　菊地は沙希の股間近くに手を入れ、太股の付け根の方を掴むようにした。
　沙希の身体が思わずピクッと震えるのが見えた。
（やっぱり意識はしてるんだ！だけど、騒がないということは・・・・）
　菊地は沙希の浮気願望を確信した。

　菊地はほとんど露わになった下着姿の沙希の下半身を眺め、ゴクッと生唾を呑み込み、指で太股の付け根を擦った。
「ぅっ・・・・」
　沙希の小さな呻き声が洩れ肢体がピクッと震え、呼吸が次第に乱れて荒くなっているのが分かった。
　菊地は沙希に声を掛けようとして止め、そのまま愛撫することにした。
（もう痛みのチェックじゃない！このまま奥さんと・・・・）
　菊地の指が沙希の太股を微妙なタッチで移動した。

（うあっ、あふっ・・・・まるで小さな虫か何かが動き回っているみたい・・・・）
　沙希は自然と菊地の愛撫を受け入れていた。

　菊地の指は沙希のシルクのパンティの中心に移動し、上下に擦るように何度も動いた。
「あふっ・・・・あっ・・・・ぃぃっ・・・・」
　沙希の脚に力が入り突っ張るようにして少し開くのが菊地の目に映った。
　菊地は沙希の淫唇の亀裂を繰り返しパンティの上から擦った。
　その中心部は自然と淫らな液が溢れ、淫らな口唇の形をくっきりと浮かび上がらせていた。
「奥さん、ジッとしててください。悪い箇所が分かりました」
　菊地はベッドの上にあがり、ゆっくりと沙希のパンティを脱がせた。

　一瞬両脚を閉じて固くなったが、沙希の抵抗は無かった。
　すぐに弛ませた沙希の両脚を菊地は大きく左右に開き、その間に自分の身を置いた。
　余分な贅肉の無い引き締まった下腹の下には淡い恥毛があり、その下には淫らな液で濡れ光った淫唇が見えていた。
　菊地は躊躇うことなく濡れた淫唇を指で直接上下に擦った。

「あはぁっ・・・・あ、あ、あいっ・・・・」
「ここが一番治療の必要がありそうですね」
「・・・・・・・・・・・・」
　沙希は瞳を閉じたまま黙っていた。

「治療の必要がありそうだけど、とてもキレイですね・・・・せっかくだから、全身をケアしませんか？」
　菊地は沙希を抱き起こし、ワンピースを頭から抜いて脱がせた。
　続いて残ったブラジャーも素早く外し、沙希を全裸にした。
「凄く素敵な裸ですね！こんなに素敵な身体をいつも隠していたんですね。今までは着痩せして分からなかっただけで・・・・このまま僕に全てを愛撫させてもらえます？」
「え、えぇ・・・・本当に魅力があります？細くて肉感が足りないんじゃ？」
「そんなぁ～確かにもっと肉付きのある身体を好む人もいますが、奥さんのように、細いのにボリューム感のある身体は最高ですよ！少なくとも僕にとっては・・・・今までで最高の女性ですね！」
「じゃあ、菊地さんも・・・・」
　ぎこちない手つきで菊地のズボンを脱がせ始めた沙希に、菊地は愛しさを感じて言った。
「慣れていないのがまた素敵です。でも自分で脱ぎますよ」
　菊地は沙希の不慣れな手つきに喜びながら、自分で裸になった。

　菊地の身体は柔和な雰囲気や表情とは不似合いなほど逞しかった。
「菊地さん、スポーツか何か？」
「エッ、えぇ、学生の頃は・・・・今はジムで筋力トレーニングを」
「なるほど・・・・凄く引き締まって逞しいわ」
　沙希は立ち上がって菊地の厚い胸板や腹筋を指でなぞりながら、反り返って昂っていた肉棒にも驚いた。
　沙希が今までに経験の無い太さと長さを感じた。
（す、凄い！・・・・こんなのが入るの？）
　確かに菊地の肉棒は標準より太く大きかったが、驚くほどではなかった。
　ただ、沙希の男性経験は夫を含めて２人と少なく、菊地の逞しい肉棒は沙希にとっては驚異的だったのだ。
「わたし・・・・こういうこと初めてで・・・・セックスもあまり・・・・」
「大丈夫ですよ。普通にしててくれれば、後は僕に任せて」
　沙希は経験豊富そうな菊地を頼もしく感じ、ベッドに仰向けになった。

　菊地は沙希の身体を隅々まで味わうように愛撫し始めた。
　細い首から浮き出た鎖骨、細い身体には不釣合いなほど形良く膨らんだ乳房、滑らかに括れた腰、長く均一に伸びた長い脚、そしてキレイな曲線を描いてアップしたお尻のラインは見事だった。
　菊地は丁寧に優しく時間を掛けて沙希の身体を愛撫した。

（はぁ、ぁぁぁ・・・・こんな前戯、初めてだわ）
　沙希は菊地の前戯だけで何度も昇りつめそうになった。
　頭の先から足の指まで愛撫され、沙希は身体中が蕩けそうだった。
「こんなに素敵な身体、何度でも味わいたいですね」
　沙希はうつ伏せになったまま、菊地の甘い囁きを心地良く聞いていた。

　菊地は最後に沙希の淫部を残し、その前のお尻に向かっていた。
（本当にいいお尻だな・・・・形といい大きさといい）
　菊地は沙希のアップしたお尻を両手で味わうように擦り始めた。
「あっ、はぁあっ・・・・」
　沙希も敏感な反応を示し、菊地をさらに喜ばせた。
　続けて菊地は舌でお尻全体を舐め、谷間を広げて舌を這わせ始めた。

「ぅああっ！・・・・あふっ、あいっ、ぃぃぃぃ・・・・」
　菊地の舌が沙希のお尻の萎んだ穴を舐めた瞬間、沙希は身体を弾ませるように反応し、その快感に痺れた。

「奥さんのお尻、凄く素敵ですね。ここも快感の性器ですか？」
「エッ！い、いえ！そうじゃなくて・・・・そこ、初めてで」
「エッ、そうなんですか！舐められたこと無かったんですか？」
「えぇ・・・・」
　菊地は沙希の身体に益々魅力を感じていた・・・・。

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2008.9.6掲載

［7話］／［5話］

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