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13．

　香の中では童顔とパイパンは大きなコンプレックスだった。
　自分では何でもないように振舞おうとしても、周囲の成熟した人妻たちと比べると、どうしてもオンナじゃない気がしていた。

「それで考えたんだ・・・・。僕は香の童顔もパイパンも、いいほうに考えたらどうかな？」
「いいほうに・・・・？」
「つまり、一度、開き直ってみたらいいんじゃない！セックス大好きの香は、これからの人生をセックスレスじゃ生きられない。かと言って、このままでは、同じことの繰り返しだ。だったら、それら全てを先ず香自身が受け入れて、なりきってみたら？」
「なりきるって？」
「普通にしてても人妻には見えない。と言うより、せいぜい中学生にしか見えない。だったら中学生になりきった上で大好きなセックスを楽しみ、コンプレックスを内包し昇華するんだ」
「でもなりきると言っても・・・・？」
「一応、まだ人妻なんだし、今を忘れるための遊びなら、全く自分を変えて環境も変え、遊びに徹底すればいい」
「そうね。深刻な浮気をするわけじゃないし、別人になってセックスを楽しんだ方がいいわ！」
「別人と言っても、香であることに変わりは無いのだから、コンプレックスを克服し、自分自身に認めさせるんだ」
「うん、分かったわ！それでどうするの？」
　巧は楽しむ方法を香に説明した。

　それから３日後、香は見知らぬ場所の地下鉄のホームに居た。
　チェックのミニスカートにブレザー、白いソックス姿は、まさに中学生そのものだった。
　もうじき朝の通勤・通学ラッシュが始まる時刻だった。

　その香を見守るように帽子を目深に被りサングラスを掛けた巧が、香に気づかれないようにホームの柱の後ろに立っていた。

　まもなく案内アナウンスが流れ、電車がホームに入って来た。

　香は最後尾の車両の隅で手摺りを持って立っていた。
　次々と乗客が詰まり、アッと言う間に香は身動きできなくなった。
（巧、この電車に中学生の制服で乗れって言ったけど・・・・）
　香は巧から渡された制服を身に着け、この電車に乗った。
　下車駅は指示されていたが、それ以上は言われてなかった。
（久し振りの通学ラッシュだけど、相変わらず堪らないわ！）
　香は下車駅までの30分間、この状態が続くと思っただけで嫌気がさした。

　電車が発車してまもなくのことだった。
（エッ！ち、痴漢！？）
　香は車両の角隅で他の乗客に背を向けて立っていた。
　制服のミニスカートの中に手が入り、パンティの上からお尻を弄られた。
（久し振りの痴漢ね。どうしよう？大きな声を出せばいいけど・・・・25歳の女がこの格好じゃ、逆に何を言われるか分からないわ！）

　中学・高校と愛らしい香は、年中のように痴漢に遭っていた。
　最初の頃は触られるだけならと我慢していたが、セックスを経験してからは、拒絶しながらも楽しむようになっていた。

　だが、今は当時とは違う。
（駅員に知られれば、自分から誘ったと思われる・・・・これから巧と初めての浮気をしようとしている時に、こんなことって・・・・中学生だと思われて痴漢されているのかしら？そうならば、巧の言うように自分も徹底して楽しむべき？）
　様々なことが頭の中に浮かび、香はまだ戸惑いの中にいた。

　そんな香の精神状態とは関係なく、痴漢の手は動きを活発にしていた。
　パンティの上から香のお尻全体を弄った痴漢の指は、そのまま柔肉の谷間をすべり、アヌスを擽り、淫壷に達した。

（うっ、わっ！か、感じちゃうぅぅ・・・・）
　香は３ヶ月の間セックスレスだったこともあり、痴漢の指の動きに敏感に反応していた。

「いい尻してるなぁ、とても中学生とは思えない」
　痴漢が背後から香の耳に囁いた。
（何か口の中に含んでるような声だわ・・・・？アッ！ダメッ！）
　痴漢の指は香のパンティの端から中に入り、香の淫壷の縁に直接触れた。
「おっ！濡れてるじゃないか！オマエ、エッチな女の子だな」

　周囲の乗客はこの異変に気がついていなかった。
　痴漢の身体の陰に完全に隠れた香は、存在さえ気づかれてなかった。

（周りの乗客には見えないんだわ・・・・あぁぁ、このままじゃ・・・・）
　香は感じてしまいそうな自分を抑えきれるかどうか、自信が無かった。
　香のクリトリスが擦られ、淫壷の中に指を挿入された。
「あふっ・・・・」
　思わず香の口から小さな喘ぎ声が洩れた。
「ダメだぞ！声を出したら皆に知られるぞ。いいのか？」
　香は洩れそうになる淫声を呑み込み、ジッと身体を硬直させていた。
　我慢すればするほど香の興奮度は高まり、快感も強くなった。

　痴漢の指は淫壷の肉襞を変化をつけて擦った。
（アッ、もう、ダメ・・・・イクッ！イッちゃうぅぅぅ・・・・）
　キュゥ～キュッキュッ！
　痴漢の指が強く締め付けられた。
　香の淫壷から淫らな液が滴り、太股の内側を伝って落ちていった。

（凄い反応だな！いい道具じゃないか・・・・）
　痴漢はそう言うと、信じられないことだが香のパンティを引き下ろし、自分の肉棒を取り出し、この満員の中で挿入してきたのだ。

（う、嘘ぉ～～あっ、いぃぃぃ・・・・）
　信じられないが現実のことだった。
　それが現実の証に、香は痴漢の肉棒の挿入で瞬く間に昇りつめていた。

（あぁぁ、もっと、もっと激しく突いてぇ～～～）
　香がそう思った瞬間、肉棒は淫壷から抜かれ、痴漢は止まった電車のドアからホームに降りていった。

（エッ！ウソ？いいところだったのに・・・・）
　香は周囲の乗客に気づかれないように乱れた衣服を直し、次の停車駅で電車を降りた。

　巧の指定した場所は、駅から５分ほど歩いた場所にあった。
（中学校か・・・・ここで本当にセックスするの？それにしても、あの痴漢、もっとして欲しかったわ・・・・）
　香は巧とのセックスより、今経験した痴漢の方が気になっていた・・・・。

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2008.9.29掲載

［14話］／［12話］

秋水さんの他作品（2008.8/20現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
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『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
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