携帯マル秘人妻サイト

36．

　杏子は登録者全員にネットで誓約書署名をさせた。
「早々に退会者が出たから仕方がないわ！」
「いいんじゃない！みんな喜んで誓約してたし、今度登録した和さん、登録男性の人たちに凄く評判が良いし」
「それそれ、一緒の松永さんも忙しい人だけど評判いいわね」

　和は初々しくも激しく淫らに肉棒を求め、男達を喜ばせていた。
　勿論、松永との関係も続いていたが、妖艶で魅惑の肢体に加え、日毎に淫らな魅力が開花していった。
　松永もその特徴的な肉棒と優しさで、人妻たちを悦ばせていたのだ。

　新たな登録者は進学塾の教師をしていた。
　高岡沙也香、29歳、結婚５年、子ども無し。
　夫、裕司、36歳、商社勤務。

　沙也香は外見的には少し翳りのある美人だった。
　塾の教師としての評価も上々だった。

　そんな沙也香が、杏子から『携帯マル秘人妻サイト』への誘いを受けた。
「お仕事、ストレス溜るでしょ！？ご主人もお忙しい商社マンだし・・・・」
「いえ、興味がありませんので、せっかくですけど・・・・」
　沙也香は杏子の説明を受けるや否や、即答で断った。
「じゃあ、まだ定数まで２名の枠があるから、気が向いたらご連絡ください、ネッ！」
「えぇ、ありがとうございます。わたしのような女に・・・・」
「そんなぁ～あなたのように女性から見ても素敵な女性が参加してくだされば」
　確かに沙也香は美麗だった。
　４分の１ハーフの血なのか、彫りの深い整った顔立ちは女優以上で、プロポーションもスーツの上から見ても良いことはすぐに分かった。

　何故、即答で断ったのか・・・・？
　それは沙也香が22歳、夫と同じ商社に入社した年の夏に起因していた。

　沙也香22歳の夏・・・・。
　希望の商社に入社し、毎日が充実していた。
　明るくて美人を鼻に掛けない沙也香は、会社でも取引先でも好評だった。
　明るく？そう、今とは正反対で明るく爽やかな美人だった。
　高校の時も大学時代もミスキャンバスに選ばれるほどの沙也香は、男なら誰もが一度は寝てみたいと夢見るオンナだった。

　親元を離れマンション生活を送っていたある日のこと・・・・。
　いつものように一日を過ごし、疲れた身体を入浴して癒した。
　ベッドに入ると地震が起きても目覚めないほど深く寝入っていた。
　部屋の窓ガラスがスゥ～と音も無く開き、すぐに閉じられた。
　身体への締め付け感がキライな沙也香は下着を着けず、入浴した裸体にネグリジェを着け眠っていた。

　そんな沙也香の掛蒲団が剥がされた。
　外の光りが遮断された部屋は真っ暗な闇で、掛布団を剥がした男は、小さなペンライトで沙也香を確認した。
　薄いネグリジェは半透明で、沙也香の見事な裸体を透かして見せていた。
　彫りの深い整った顔、細い首、長い手脚、そしてクッキリと象られた乳房、さらに引き締まった腰と薄く柔らかな恥毛・・・・、滑らかにアップし肉感あるお尻のラインが艶かしく、どこを見ても飽きることの無いブロンズ像のような裸体だった。
　しかも白い肌は滑らかでシットリとしていた。

　男はジックリと沙也香の裸体を鑑賞した後、既に堅く勃起していた肉棒にゼル状の物を塗り付けた。
　深く寝入っていた沙也香のネグリジェの裾を捲り、長い両脚を折り曲げると、いきなり沙也香の淫壷に肉棒を押し込んだ。
　塗り付けていたゼルは濡れていない淫壷への潤滑油の役割で、沙也香の良く締まる淫壷の締め付けは別にして、挿入を容易にした。

　当然、沙也香は目を覚ましたが、真っ暗で何も見えなかった。
　両脚を抱えられて両腕を抑えられ状態で肉棒を挿入され、沙也香は全く身動きできなかった。
　叫び声を上げたが、防音が評判のマンションだったので、沙也香の叫び声は虚しく響くだけだった。
　否、レイプしている男にすれば、最高の効果音だった。
　抵抗虚しく、沙也香は男を受け入れているしかなかった。

　男はコンドームを使わずに激しく腰を繰り出し、その肉棒から大量の精液が沙也香の淫壷に放出されたのだ。
　さらに男は、そのまま沙也香のアヌスにローターを挿入し、自分の肉棒の代わりに、沙也香の処女穴アナルを刺激させた。
　太い肉棒ではなく小さなローターは、沙也香のお尻の中で振動を繰り返した。
　苦痛ではなく、時間を掛けて深い快感を沙也香に与えた。
　そのうちに男の肉棒が復活すると、ローターを沙也香のお尻の中で動かし続けたまま、再び淫壷に肉棒を挿入し責めた。

　最初の射精までは感じることなど無く、恐怖感と恥辱で狂わんばかりの精神状態だったが、ローターでお尻を責められたまま、２度目の肉棒の挿入で、沙也香は前後の穴で快感を感じてしまったのだった。

　男は２度目の射精を果たした後、何も言わず入ってきた窓から立ち去った。
　沙也香のお尻の中に振動を続けるローターを遺したまま・・・・。

　沙也香はレイプされ快感を感じた自分を恥じ許せなかった。
　誰だったのかは分からなかったが、その日から沙也香は男を受け付けなくなったのだ。

　それなのに何故、結婚したのか・・・・？
　それは夫裕司の優しさだった。
　性格が一変した沙也香に、上司だった裕司が声を掛けてきた。
「何があったんだ？何でも力になるから言ってくれ」
「何でも！？フッ、じゃあ、わたしと結婚して！」
「はぁ？何を言ってるんだ！？」
「だって何でも力になるって言ったじゃない！ウソなの？」
「・・・・・・・・あぁ、いいよ、結婚しよう！何があったのか想像出来なくは無いが・・・・話したくなければ聞かない」
　そこで沙也香は少考し、レイプされたことを話した。
「もうセックスはしたくない・・・・と言うより受け付けないの！そんな女であってオンナじゃないようなわたし・・・・それでもいいの？」
「あぁ、いいよ・・・・セックスしたくなければしなければいい。それに結婚すれば、君も妙に男達を意識しなくても済む」
「ホント！？本当にそれでいいの？」

　沙也香は会社を辞め、取得していた教職を生かして塾の教師となり、レイプによる妊娠も無いことを確認し、裕司と結婚した・・・・。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2008.12.29掲載

［37話］／［35話］

秋水さんの他作品（2008.8/20現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
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『引越しサービス』	『犯す！』	『平成の団地模様part2』
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『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
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