携帯マル秘人妻サイト

39．

　沙也香が杏子に登録申込みをした返事が来た。
『登録者全員の了解を得て仮登録を許可します』
『エッ！？仮登録って？』
『異例ですが１ヶ月間の試用期間を設けました。その間のおふたりの評判をお聞きし、判断させていただきます』
『じゃあ、とりあえずＯＫと言うことですね！？』
『えぇ、そうです。良かったですね！沙也香さん。先ずは、どなたと楽しまれますか？』
　早速、登録を済ませた沙也香は、登録者のＰＲプロフィールを検討した。

　沙也香が一番目に選んだのは中原省吾だった。
　最後までウィリアムとどちらにしようか迷ったのだが、最初は日本人にしようと単純な思考結果に至った。

　省吾の提案でホテルで会うことにした。
（やっぱり夫とするのとは違って、緊張しちゃうわ！）
　ホテルに向かう沙也香の気持ちは複雑だった。
（あのレイプ・・・・ひょっとしたら・・・・？もし、そうなら、こうしていることはいいこと？）
　沙也香の胸に過ぎるのは自分をレイプした男のことだった。
（ふぅ～でも、ここまで来て、相手の男性にも失礼だし・・・・）
　そう思い直し、迷いを吹っ切って省吾と楽しむことにした。

「はじめまして」
「こちらこそ、本当に素敵な方ですね！」
「エッ、そんなことありませんよ！登録者の女性たちは皆さん凄く魅力的で」
「確かに、皆さん、何度交わっても飽きませんね。でも、沙也香さんの最初のオトコに選ばれて光栄です。どうですか？漢方薬を飲まれますか？」
「うふっ、わたしには必要ありませんわ！準備なら、もうすっかり出来てますから」
「それじゃ」
　ホテルの部屋に入ったふたりは丁寧な挨拶を交わし、早速、それぞれ衣服を脱いで裸になった。

「脱がせてほしかったんじゃ？」
「そんなこと、それより・・・・うわっ！凄い・・・・」
　全裸になった沙也香は省吾の昂った肉棒を見て驚いた。
「他の女性たちの感想も読ませてもらったけど、こんなに凄いなんて・・・・」
「僕の方も驚いてますよ！他の人妻の皆さんも素敵ですけど、沙也香さんは特別ですね！上から下まで全てが魅力的で・・・・」
　省吾の言葉はお世辞では無かった。

　沙也香の裸体を360度ぐるりと見て回り、頷きながら言ったのだ。
　身長は165cm、スリーサイズは87・55・86の身体と美麗な顔は、間近で見れば見るほど素晴らしく、その肌の白さと艶も絶品だった。

「確かに漢方薬も必要ないですね・・・・」
「そうじゃないの！実は・・・・」
　沙也香はあのレイプマンの遺していったローターを、前後の淫穴に入れて来ていたのだ。
「沙也香さん！あ・・・・へぇ～驚いた！あなたのような美麗な女性が前後の穴に・・・・」
「イメージダウンですか？」
「いえ！なおさら味わいが増します！気取った美人より素直に淫らな欲を楽しむ女性の方が、僕は好みです」
「わたしも、早く、そのオチ×チ×を味わいたいわ！」
　ふたりの瞳が淫らに輝き、ベッドの上で絡みあいが始まった。

　先ずはお互いの淫部を舌と手で味わいあった。
　存分に舐めあい、触りあった後、沙也香は省吾の肉棒を受け入れた。
　お尻にローターを入れたまま。
「あぁああああ～～～す、凄ぉ～～ぃ！あ、あ、あ、あっ、いぃぃぃ、イク、イク、イィッ・・・・」
　沙也香は声も出せないほどの淫悦を感じ、何度も昇りつめた。
　さらに淫壷にローターを移し、お尻の穴に省吾の肉棒を迎え入れた。
　淫壷とは違う快感を沙也香はお尻の穴の中で感じた。
　本当のアナルセックスで絶頂感を経験したのだ。

　省吾も前後の淫穴で貪欲に淫悦を求める沙也香に大喜びし、自分の中の淫らな欲望を全てぶつけて満喫した。
「僕は本登録を推薦しますよ！」
「ありがとうございます！」
「また是非、近いうちに」
「えぇ、わたしの方こそお願いします」

　沙也香は省吾と会う前の迷いも忘れ、その後も、他の登録者たちとの淫交に夢中になっていった。
　ウィリアムも松永も、沙也香との淫交に満足し、沙也香は一躍、サイト一番人気の人妻となった・・・・。

　仮登録を認めた杏子も、登録者たちの反応と感想にホッとした。
「良かったわ！ご主人の裕司さんも、週に１回ぐらい皆さんと楽しまれて」
「そうね！でも本当に沙也香さんを２度も犯した男性は？」
「さぁ～？７年も間を置いて犯すなんて・・・・そんなことが出来る男性は限られてくるんじゃない？」
「うふっ、まぁ、良かったわね！それで次の人妻の女性は？もう交渉してるの？」
　沙希は満足そうに微笑む杏子に尋ねた。

『携帯マル秘人妻サイト』を開設して５ヶ月が過ぎていた。
　大きな事故も無く、定員10名まであとひとりとなっていた。

　10人目の人妻は、行橋奈央子、28歳だった。
「奈央子さん、どぉ？サイトに参加しない？」
「面白いわ！クローズだけどオープンにセックスを楽しむなんて」
「じゃあ、登録ＯＫなのね？」
「わたしのようなオンナを相手できるオトコが見つかればね」
「心当たりは無いの？」
「あるわけ無いでしょ！普通の人妻にそんなものあったら変じゃない？」
「まぁ、そうだけど・・・・」
　この時、杏子は奈央子を10人目に選んで少し後悔した・・・・。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2009.1.10掲載

［40話］／［38話］

秋水さんの他作品（2008.8/20現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
『性春浪人』	『市役所の人妻たち』	『平成の団地模様part1』
『ベビーシッター亜季』	『主婦の中に潜むオンナ・・・』	『性少女・・・Ａ』
『引越しサービス』	『犯す！』	『平成の団地模様part2』
『恵子・・・不惑の時』	『撮られた女』	『哀しくも悦びの・・・性（さが）』
『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
『妄想と現実の狭間で』	『遠い日の記憶』