携帯マル秘人妻サイト

９．

　真由美は日頃からよく顔を合わす高校生の瞬と翔を、まさかオトコとして見ることになろうとは思ってもみなかった。
（高校２年生か・・・・そうか、わたしの頃でも経験者は多かった。わたしもそのひとり・・・・そう思えば、今の高校生はもっと・・・・）
　真由美は改めてふたりに向かい合おうと思い直した。
「難しい問題ね・・・・」
　真由美は真剣な表情でふたりに言った。
「真面目に相談にのってくれる？」
「勿論、高校生だから結婚するとは思わないけど、将来のこともあるから、この機会に真面目に考えるのは大事よね」
「良かった！親には相談できないし、本当に悩んでるいたんだ」
　ふたりはホッとしていた。
　
　この時、真由美はふたりに対する興味が膨らんでいた。
（秘密さえ守れるなら、みんなが興味を抱くかも・・・・まぁ、そうは言っても、瞬君と翔君が興味を持つかどうか？何と言っても若いし、女の子には苦労していないし・・・・）
　真由美はふたりを『携帯マル秘人妻サイト』に登録できないか？
　そう思ったのだ。
　真由美自身、男性２人相手の３Ｐの経験は無かったが、ジャニーズ系の男の子なら、人妻たちも経験したいのではないかと思った。
「ところでふたりは今までに女の子との経験は？」
「う～ん・・・・僕は５～６人かな？」
「僕もそのくらい」
「へぇ～やっぱり多いのね！悩みに水を差すようで悪いけど、今回の女の子もそのうちのひとり、将来を考える付き合いじゃなければ、もっと気楽に考えたら？」
「気楽にって言われても、なぁ～」
「うん、現実的に考えても、２対１だし」
「その子、処女なの？３人で付き合ってるってことは、女の子も遊びと思ってるのね？」
「うん、まぁ、そうだとは思うけど・・・・結構人気のある女の子だから、多分、今までに何人かとは・・・・」
「そう、じゃあ、ひとつ提案があるわ！」
「エッ！？」
　真由美は瞬と翔に自分の相手をさせようと決めた。
　興味津々といった表情のふたりを見て、真由美は益々淫らな気持ちが高まっていった。
「簡単なことよ！２対１なら２対１で楽しめばいいのよ」
「エッ！・・・・つまり、ぼくらふたりをひとりで相手するの？」
「そうよ。でも考え方を変えた方が良さそうね。セックスはお互いに悦びを与えあい感じあうもの。彼女がひとりであなたたちふたりを相手にするっていうのは変よ。彼女にふたりで悦びを与えてあげ、あなたたちも感じ、３人で悦びを分かち合えばいいのよ」
「上手くいくのかな・・・・？経験したこと無いから・・・・」
「彼女は承知しそう？」
「うん、まぁ、今も３人で遊んでいるから違和感は無いと思うけど、多分、彼女も初めての経験になるから・・・・」
「不安なのね？・・・・・・・・。じゃあ、わたしの方も相談があるんだけど、聞いてくれる？」
「エッ、真由美さんが僕らに？」
「えぇ、実は・・・・・・・・・・・・」
　真由美は口外しないと約束させてから話しを始め、
『携帯マル秘人妻サイト』の構想があることを話した。
「真由美さんも参加してるんですか？」
「ううん、まだよ。今まで浮気なんかしたことないし、相手も・・・・」
　瞬と翔は思わず顔を見合わせて頷いた。
「僕らじゃダメですか？」
「エッ！」
「僕らが真由美さんの相手じゃダメですか？」
「だって、あなたたちから見れば、わたしなんかオバサンでしょ？」
「とんでもない！真由美さんは僕らの憧れですよ」
「エッ、ウソォ～！？他の人妻の女性たちは20歳代みたいだけど、わたしが参加すれば30歳で一番年上みたい。個性的な女性たちだけど、あなたたち秘密を守って相手できる？」
「勿論！他の人たちに知られれば自分たちもヤバイから」
　ふたりは真顔で真由美に答えた。
　真由美も本当は不安な気持ちがあった。
（今まで年下の男性との経験は無い・・・・いつも経験豊富な年上の男性しか経験の無いわたしに、一回りも年下を相手に上手くリードできるのかしら？自分が快感を感じて満足するのは無理かもしれないわ・・・・）
　それでも１歩踏み出すことが大事だと思い、相手としては不満も残る気がしたが、ふたりを相手にしようと決めた。
「じゃあ、あなたたちの登録は、あなたたちの不安を拭ってからね」
「本当に真由美さんが僕らの相手になってくれるんですか？」
「イヤなの？わたしの気が変わらないうちにしないと・・・・」
「分かりました！で、ここで？」
「ここじゃ、誰に見つかるか分からないわ！そうね・・・・じゃぁ、２階のわたしの部屋で・・・・」
　真由美は少し気持ちが高揚していた。
（いいのかしら？こんな若い子たちを・・・・でも、もう後戻りできないわ）
　真由美はふたりを従えるように２階に上がっていった。

　真由美の部屋は整然と片付けられ、大人の女性の雰囲気に包まれていた。
「素敵な部屋ですね・・・・」
　ふたりは口を揃えて言い、セミダブルのベッドに視線が止まった。
　遮光カーテンを閉めると、部屋の中は外の自然光とカーテンの色で、暖かく優しい色に染まった。
「じゃあ、始める？」
「あ、はい！でも、その前に、ひとつお願いが・・・・」
「あら！何？」
「僕ら本当に真由美さんを理想の女性だと思っていたんだ。だから・・・・その真由美さんの裸を１度ジックリと見たいんです」
「エッ！そう言われると、急に恥かしくなっちゃうわ！そうね・・・・じゃあ、同時に裸になるんだったら・・・・」
「あぁ、いいです！そうしましょう」
　３人は手際よく衣服を脱ぎ、アッと言う間に全裸姿になった・・・・。

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2008.9.17掲載

［10話］／［8話］

秋水さんの他作品（2008.8/20現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
『性春浪人』	『市役所の人妻たち』	『平成の団地模様part1』
『ベビーシッター亜季』	『主婦の中に潜むオンナ・・・』	『性少女・・・Ａ』
『引越しサービス』	『犯す！』	『平成の団地模様part2』
『恵子・・・不惑の時』	『撮られた女』	『哀しくも悦びの・・・性（さが）』
『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
『妄想と現実の狭間で』	『遠い日の記憶』