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72.

　裸になった藁科をベッドの上から見上げ、紫は思わず声を上げそうになった。
（凄～ぃ！筋肉の塊みたいな腹筋と胸・・・・その上、反り返ったオチ●チ●の逞しさは、もぅ絶句！）
　その通り、紫は思わず上げそうになった声を絶句してしまうほど、藁科の鍛えられた鋼のような身体と肉棒は稀有なモノだった。

　紫は自分が藁科より15歳も年上であることも忘れ、まるで初めて経験するような気持ちで緊張していた。
（こんな男性、初めて・・・・どんな気持ちになるのかしら？）

　藁科は１年前に淫交を重ねていた管理人の人妻を思い出した。
（全く違うタイプだけど、濃厚にした方が悦ぶかな？）
　先ず藁科は、静かに目を閉じている紫の裸体を優しく擦り始めた。
　首、腕、鎖骨、乳房、下腹部、恥骨、太腿、足・・・・、どこを重点的にと言うより、隅々まで満遍なく指を這わした。

「あぁぁ、あ、あっ・・・・あふっ、あいっ、ああっ・・・・」
　藁科の指先が微妙に這わされ、紫は身体を震わせ淫らな悦びの声を洩らした。

　時間を掛けて愛撫する藁科の前戯は紫の背面にも及んだ。
　優しく紫の身体を反転させた藁科は、項、肩甲骨、背骨、腰、お尻、太腿の裏、膝裏と指を這わせた。

　紫は狂ったような淫声を上げ始めていた。
「あふっ、ダ、ダメ、そこは・・・・ああっ、いぃっ！」
　それでも藁科の愛撫は続き、紫は足の指を咥え舐め回され全身を震わせていた。

　指を身体中に這わしただけで淫悦に震えていた紫の身体を、藁科は再び仰向けにした。

　特別どこかに集中して愛撫されなかったのだが、紫の身体中には緊張と快感があった。
　藁科の指が這うのに神経を集中していた紫は、両手でシーツを掴み、身体中に走る快感に悶え震えた。
　仰向けにされた紫の身体は熱く火照り、藁科の次の愛撫を待っていた。

　その期待に応えるように藁科は間を置かず愛撫を再開した。
　柔らかに膨らんだ乳房と、その柔らかさとは対照的に堅くなった乳首、今度は長くネットリとした舌で、藁科は乳房と乳首を舐め回し始めた。

「あぁいいっ・・・・」
　紫の神経はその愛撫にすぐに埋没していった。
　まるで生きているように藁科の舌を感じていた。
（そこってところに微妙な刺激を与えてくれる・・・・本当に20歳の若者なの？まるで老獪なオトコに愛撫されているみたい・・・・）
　淫らに這う舌と小さな虫のように這う指が同時に動き始め、紫の柔らかく膨らんだ乳房や乳首、へそから下腹部、太腿へと移動した。
「あぁあふっ・・・・あぁ、あぁ、あいっ・・・・ああっ・・・・」
　柔らかな恥毛の下の紫の淫部は避け、藁科の愛撫は続いた。
「ああっ、もぅ、あいっ・・・・」
　紫は早く肉棒を挿入して欲しくなり、身体を捩って悶えた。

　紫の悶え方を見て藁科は紫の背面を舐め回すことを止め、そのまま紫の両脚を開き、淫らな液の溢れる淫部への愛撫を始めた。

（は、早く弄って！）
　紫は藁科の視線を淫らに開いた淫唇に感じた。
（あぁぁ、ダメッ！そんなにそこを見つめないで・・・・）
　紫の淫唇は、藁科の視線だけで淫らな液が次々に溢れ出た。

　藁科の長く生き物のような舌が、紫の淫らに溢れる液を掬った。
「あぁああああっ・・・・あぁ～あぁ～あぁいぃ～～っ・・・・」

　それからの紫は、何を自分が言ったのかさえ覚えていなかった。
　長い舌で淫壷の中の肉襞まで舐められた瞬間から、紫はずっと昇りつめてしまっていたのだ。
「あぁあああああ～～～イ、イッちゃうぅぅぅ～～ああっ、イクッ！・・・・」
　紫は藁科の頭を淫部に抑え付け、激しく悶え昇りつめていた・・・・。

　藁科は紫の両脚を抱え、肉棒を挿入する体勢に入った。
「アッ！ま、待って！」
「エッ！どうしたんですか？入れるのはダメなんですか？」
　藁科は紫の意外な拒絶に戸惑った。

　紫は快感で気だるくなった身体を起こした。
「チョ、チョッと待って・・・・このまま、その逞しいモノを受け入れたら、どうにかなっちゃいそう。だから、少しの間、今度はわたしの好きにさせて」

「え、あ、はい」
　藁科は紫の気持ちを量りかねたが、紫に従うことにした。

（このままあの逞しいオチ●チ●を入れられたら、本当にどうにかなっちゃうわ！それに、あの逞しい筋肉とオチ●チ●を先ず確かめて・・・・）
　紫は自分の手と舌で味わってから受け入れたかったのだ。
　紫は目の前で逞しく反り返っていた藁科の肉棒にそっと触れた、

「チョッと仰向けに寝てもらえます？」
「あ、はい」
　藁科は紫の手の感触にピクッと反応したが、過剰ではなかった。

（結構、我慢強そうだわ・・・・若いからすぐにイクと思ったけど・・・・）
　紫は藁科の肉棒の反応に気を良くしていた。

　仰向けになった藁科は静かに目を閉じていた。
（やっぱり経験豊富な人妻は女性上位が好きなのかな・・・・？）
　藁科は積極的に自分をリードしていた管理人の人妻を思い出し、紫も同じように自分の肉棒を弄びたいのだと思った。

　紫は藁科の厚く逞しい胸板を指先でそっと擦り始めた。
　次第に手のひら全体でその厚い筋肉の感触を確かめるように触り、さらに口唇を寄せ、その肉感を舌でも味わい始めた。
（凄いわ・・・・堅いのかと思ったけど、弾力があって・・・・）
　紫は続いて幾つかの塊に分割された腹筋も同じように味わった。
　反り返っていた肉棒を間直に感じながら、感触を味わっていた。
（凄いわ、これでオチ●チ●も逞しいのが頷けるわ・・・・）

　藁科は時々、小刻みに身体を震わせていたがジッとしていた。

（本当に逞しいわぁ～オチ●チ●・・・・もう夫のモノもよく覚えていないけど、若い時に経験した記憶も含め、こんなに逞しいのは初めてだわ！）
　紫は藁科の肉棒を手にし、その逞しさに淫欲を膨らませていた・・・・。
　

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2009.4.15掲載

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秋水さんの他作品（2009.4/4現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
『性春浪人』	『市役所の人妻たち』	『平成の団地模様part1』
『ベビーシッター亜季』	『主婦の中に潜むオンナ・・・』	『性少女・・・Ａ』
『引越しサービス』	『犯す！』	『平成の団地模様part2』
『恵子・・・不惑の時』	『撮られた女』	『哀しくも悦びの・・・性（さが）』
『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
『妄想と現実の狭間で』	『遠い日の記憶』	『ＳＥＸ仕置き人チェリー』