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78.

　山崎が瞳の処女穴から肉棒を抜いても、瞳は身体の奥底から感じたいという欲求に包まれていた。

「フフッ、さぁ、仕上げだ」
　山崎は瞳の上半身を抱き起こし、破瓜の血の付いた肉棒を半ば開いた瞳の口に突き付けた。

（わたし・・・・やっぱり処女を喪失したんだわ・・・・）
　瞳は初めてのセックスで快感を感じ、複雑な思いが頭の中を巡っていた。

「今度は自分の意思でしゃぶるんだよ。気持ちが良かった分、僕にもお返しをしてくれなきゃね」
　山崎はすぐにでも射精したい気持ちを抑え、瞳にフェラを促した。

　瞳は山崎の要求を拒否できなかった。
　口唇に感じる山崎の亀頭の先を舌先で舐め、そのまま口を大きく開き、山崎の肉棒を咥え込んだ。

「うっ、いぃ」
　肉棒が瞳に咥えられると、山崎はすぐに瞳の頭を両手で抑え、腰を動かし始めた。
　瞳の未熟なフェラを待ってはいられなかったのだ。

　10秒、20秒・・・・
「あっ、あいっ、出る！」
　僅かな時間だった。

（で、出る？・・・・エッ、ウソ、先生のが、あうっ！）
　瞳の可愛い口の中に、勢い良く山崎の精液が放出されていった。
（ゴボッ、ごぐっ、く、苦しい・・・・）
　精液を吐き出そうにも肉棒で口を塞がれ頭を抑えられ、瞳はどうにも出来なかった。

「あ、ふぅぅぅ・・・・あぁぁ、はぁぁ、そのまま飲み込むんだ」
　瞳は息苦しさから射精された精液を飲み込まざるを得なかった。

　山崎は肉棒をしまいズボンを穿きおえると、洗面所から濡れたタオルを持って来た。
　可愛い瞳の口を拭い、破瓜の血と淫液で濡れた淫部をキレイに拭った。
「どうだ、特別指導、受けて良かっただろ？」
　瞳の身支度を手伝いながら、山崎は優しく接した。

（何て答えればいいの・・・・？無理矢理フェラを強いられ処女を奪われたのに・・・・感じてしまい・・・・）
　瞳は自分の気持ちが整理できず、ただ黙々とセーラー服を着直していた。

「これからはセックスをするたびに気持ちが良くなるんだ。普通の場合は時間が掛かるのだけど、君はどうやら特別のようだ。明日、部活は休みだけど・・・・、明日もしたいだろ？今日の様子じゃ、君は我慢出来ないはずだ。どうだい、もっと感じたいだろ？」
　山崎は瞳の肩を抱き、諭すように囁いていた。

　結局、瞳は何も答えることが出来ないまま帰宅した。

　夜、入浴しながら山崎との初めての淫交を思い出していた。
（わたし・・・・自分の処女喪失の血の付いた先生のオチ●チ●を舐め、先生のザーメンを飲み込んだ・・・・うぅん、そんなことより、このオッパイも感じて、アソコも異常に気持ち良くて・・・・先生も言っていたけど、わたしって他の娘たちと違うみたいだわ。　少し痛かったけど、それ以上に、凄く気持ちが良くて感じちゃって・・・・本当は、もっと感じていたかった・・・・）
　瞳は湯に浸かって自分の乳房を擦り、指をそっと淫唇にあてがった。
（はうっ・・・・あ、あ、違う・・・・はぁぁぁ・・・・）
　自分の部屋に戻った瞳は、なかなか興奮して寝付けなかった。

　翌日の放課後、瞳は自分の意思で音楽準備室に山崎を訪ねていた。
「やっぱり来たね。ほら、ここに来るんだ」
　山崎は椅子に座ったまま瞳の方を向き、股間を開いた。

　この時から瞳は毎日のように山崎と淫交を重ねた。
　フェラを覚え、いろんな形でセックスの悦びを覚えていった。

　だが、瞳が16歳になって間も無い頃、事件が起きた。
（エッ！先生が・・・・）
　山崎が別の女子高生に肉棒を喰い千切られて死んだのだ。

（ウソ・・・・わたし・・・・）
　山崎の死んだ状況を聞かされた瞳は混乱した。
　そして、その混乱は、後悔という大きな傷を瞳に残したのだ。

（先生のオチ●チ●を喰い千切った女子高生は自分を守った・・・・でも、わたしは・・・・あぁああああああ、わたしは・・・・）
　目の前に自分の破瓜の血にまみれた山崎の肉棒がちらつき、払っても払っても、ヌメヌメと光る山崎の肉棒が消えなかった・・・・・・・・。

（回想終了）

　南は瞳に顔を背けられ、自分の行為が恥ずかしくなった。
「す、すまない！僕の勘違いだったようだ」
　南は慌てて露わにした肉棒をしまおうとした。
「ち、違うんです！」
「エッ！？」
　南はズボンを引き上げようとした手を止めた。
「わたし・・・・思い出しただけで、南さんを拒んだわけでは・・・・」
「エッ？」

　瞳は背けていた顔をゆっくりと南の方に戻した。
「ゴメンなさい・・・・南さんの方から誘っていただいたのに」
「イヤ、それは当然の・・・・僕の行為が極端過ぎたから」
「うぅん、そうじゃなくて、わたしの忘れていた過去のせい・・・・」
「じゃ、やっぱり止めた方が・・・・」
「いえ、もう大丈夫です。変にムードがあるより割り切れて」
「ホントに？」
「えぇ」
　瞳は目の前で撥ねるように昂り勃った南の肉棒を手にし、その太い根元から亀頭の括れまで、優しくそっと舌で舐め上げた。

「あふっ、ひ、瞳君・・・・」
　南は瞳の細い両肩に手を置き、腰を震わせて淫声を洩らした。

　瞳はセックスが途絶えてから本当に久し振りの肉棒の感触だった。
（夫はすぐにインポになって・・・・まだ本当の夫婦とは言えない・・・・）

　瞳は高校生の時の山崎の事件が引き金となり、それから長い間セックスを拒絶し、肉棒に対し恐怖を感じるようになった。
　大学に入り、サークルで夫の高林と出会うまで、その期間は続いたのだ。

　だが、高林を愛するようになり、その呪縛から解放されたのだった・・・・。

　

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2009.5.9掲載

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秋水さんの他作品（2009.4/4現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
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『恵子・・・不惑の時』	『撮られた女』	『哀しくも悦びの・・・性（さが）』
『強姦日記』	『続平成団地模様』	『異次元ＰＯＳＴ』
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