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83.

　沙織の登録を受け付けた沙希は、杏子に電話で報告をした。
『でももっとペースを上げないと、開設予定日までに集まらないわよ』
『そうなの・・・・杏子さん、そっちは順調なんでしょ？だったら、こっちの登録勧誘も手伝って』
『そうね！いいわよ。この間、沙希さんの代わりの登録者も見つかったし』
『新しい登録者って？』
『そちらの沙織さんと、ある意味では共通点が・・・・？』
　沙希の代わりに登録したのは、柴崎環、24歳だった。

　環の夫は柴崎穣、30歳。
　環の実家と穣の家は同じ町内だった。
　幼い頃は６歳も年上ということもあり、ほとんど接点は無かったのだが、環が入社した会社で配属された課の上司が穣で、話しをして幼馴染の実兄だと分かり交際が始まったのだ。

『エッ！準ちゃんのお兄さんの・・・・ゆたかさん？』
『じゃあ、君はあのたまきちゃんか？』
　そんな会話から交際の始まったふたりは、環が24歳になると同時に結婚した。

　長男の穣は、実家の敷地内に新築の家を建ててもらい、そこでふたりの新婚生活が始まったのだ。

　その生活に変化が生じたのは、結婚して３ヶ月後のことだった。
　環の幼馴染だった準が実家に戻ってきたのだ。
『調理師の資格を取ったら店を出したい』
　専門学校を出て就職し、現場経験をして帰って来たのだ。

　兄の穣は子供の頃から真面目で勉強も出来、発展企業のIT関連会社に手堅く就職した。

　弟の準は子供の頃からガキ大将で奔放な日々を送り、机に向かうことより、手に職をつけたいと専門学校に進んだのだ。

　その準が帰ってきたのだ。

　不思議な縁なのだが、環の初経験の相手が実は準だったのだ。
　事の発端は、環と準が小学校５年生の時だった。

・・・・（回想）・・・・

　一人っ子だった環は、同じ町内の同級生だった準と遊ぶことが多かった。
　勿論、女の子と遊ぶことがメインだったのだが、準とは同い年の兄妹のような関係だったのだ。

「準ちゃん、知ってる？男の子と女の子との違い？」
　小学校５年生になったふたりは、いつものように一緒に遊んでいた。
　この日は朝から雨で、家の中でゲームなどをしていた。
「知ってるさ！男は立ったままオシッコするけど、女の子はしゃがんでするんだろ」
「ふっ、そうだけど・・・・子供がどうやったら出来るか知ってる？」
「そりゃ、結婚したらできるんだよ」
「やっぱりね！準ちゃん、いつもお兄さんぶってるけど、まだ子供ね」
「何だよ！じゃあ、環は知ってるのか？」
「うん！」
　環は学校でセックスについて教えられ、さらに友達からも具体的に聞いていたのだ。
　まだ生理も始まっていなかったが、興味は充分にあった。

　この日。家には幼いふたり以外、誰もいなかった。
　そこで環は興味を実際に確認してみたくなったのだ。

「ねぇ、久し振りにお医者さんごっこしない？」
「バカじゃないのか？小学校５年生にもなって」
「じゃ、それが子供ができることに繋がるとしたら興味があるんじゃない？」
「ん？それがお医者さんごっこと本当に関係があるのか？」
「あるから言ってるんじゃない！どうするの？やるの？やらないの？やらないのなら、わたし、他の男の子とするけど」
「何だってそんなに急いでんだよ？おかしいぞ」
「それは・・・・つまり、本当に子供ができないうちに知りたいからよ」
「本当にって？」
　準は環の言っていることが全く理解出来なかった。

　この時、準はセックスという言葉さえ知らなかった。
　だからセックスに関して言えば、兄妹ではなく姉弟だったのだ。

　準は何が何だか分からないうちに環に従った。
　幼稚園の頃のようにお互いに全裸になるところから始まった。
「おっ！環、オッパイが膨らんでるよ」
「当たり前でしょ！いつまでも幼稚園の園児じゃないのよ。大きくなればオッパイも大きくなるのは当たり前でしょ」
「そりゃそうだけど・・・・ここも違うところなんだな」
　準は膨らんだ環の乳房を物珍しげに見つめていた。

「後で触らせてあげるから、先ず、ちゃんと話しを聞いて！」
　そこで環はセックスのことを準に教えた。
　自分の股間を開き、まだ未開拓のキレイなオマ●コを準に見せ、具体的に説明した。
「へぇ～じゃあ、僕のオチ●チ●をそこに入れて、精液が出れば子供ができるのか・・・・」
「必ずじゃないの！女の子の中の卵が受け入れなきゃ出来ないわ！わたしはまだ生理が始まらないから、今は絶対に出来ないの。それにセックスする前にお互いの性器を愛撫しあい、気持ち良くなるの・・・・・・・・・・・・と言うことで、今なら気持ちが良くなるだけで」
　環はだから準と試したいと言ったのだ。

　そんな話しをしている間に、準のオチ●チ●が大きく堅くなってきた。
「ほら、わたしが何もしなくても、男の子は自然とそうなるのよ」
「オシッコが溜まっても大きくなるよ」
「バカ！じゃあ、今、オシッコしたいの？」
「イヤ、そうじゃない・・・・」
「わたしが先にしてあげるから、後でちゃんとしてよ！」
「う、うん」

　蒲団の上に準を仰向けにして、環は興味深く準の幼い肉棒を見ていた。
　大人の肉棒とは比べようもなかったが、準の肉棒は確かに勃起していた。

　環は友達から聞いた知識で準の肉棒を舐め始めた。
「あふうっ・・・・」
　亀頭を剥き出して舐め回すと、準は聞いたことのないような奇声を上げた。

（気持ちがいいんだわ！）
　環は幼いながらも今口の中に咥えているオチ●チ●は、性器なんだと思った・・・・。
　

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2009.6.17掲載

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秋水さんの他作品（2009.4/4現在）
『淫香』	『淫蜜』	『サブリミナル』
『サイコ・・・千年王国』	『ＳＥＸ仕置人　ミカ』	『劇団ＩＮ＝イン』
『青春放浪記』	『淫界大迷宮』	『雨宿り・・・』
『実践結婚相談所』	『プロフェッショナルのオンナたち』	『萠・・・その性』
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