111. マリアは鼻歌混じりに身体を洗っていた。 (良かったわぁ、小泉さんて本当にいい人。修一郎がわたしの為にちゃんと頼んでいてくれたなんて) マリアはスポンジにボディシャンプーを泡立たせた。 その時だった。 浴室のドアが開き、裸の小泉が中に入ってきた。 「キャッ!こ、小泉さん、何を?」 マリアは突然の出来事に驚き、身を硬くした。 「何をそんなに驚いてるんです?僕は修一郎君の代わりをしているだけですよ」 平然としている小泉に、マリアは首を傾げた。 (わたしは何を怯えてるの?小泉さんが変な人なら、すぐに襲ってきてるはず。落ち着いて、修一郎が頼んでくれた人なんだから・・・・) マリアは自分に言い聞かせた。 小泉が平然としてマリアの傍まで来た。 「いつも修一郎君とお風呂に入っているのと同じように、僕は修一郎君の代わりなんだから」 「でも・・・・小泉さんは修一郎じゃないから」 「奥さんは日本人の風習や友情などを知らないみたいだね」 「エッ!?」 マリアは小泉の言ってる意味が分からなかった。 「日本では友人に自分の代わりを頼むと言われ引き受けたら、全くその友人と同じように務めを果たさなければならない。修一郎君は奥さんに説明して行かなかったのかな?」 マリアは再び修一郎の言っていた言葉を思い出していた。 (確かに修一郎は、同僚に頼んであるからと言っていたけど、日本人の風習?まだ良く分からない・・・・そうすることが日本人の友情なら、修一郎の気持ち?わたしを心配した修一郎の愛情・・・・そうだわ!だって小泉さんは細かいことまで知ってるし、優しくて面白い人・・・・言う通りにすることが修一郎の愛情に応えること・・・・) マリアは小泉の言う通りにしようと思った。 小泉はマリアの顔から警戒心が解けたのを確認し、マリアから泡立ったスポンジを受け取った。 「修一郎君は優しい男だね。奥さんに不自由させないよう、僕に頼んで行くなんて」 小泉はマリアの細い肩から長い腕を洗い始めた。 「小泉さんに迷惑をかけて・・・・」 「言ってくださいね!修一郎君の代わりなんだから、何でも。こうして全身を洗えばいいのかな?」 小泉はマリアの項から背中、滑らかに括れた腰、そしてキレイにアップして曲線を描くお尻、太腿と洗った。 「さぁ、こっちを向いて」 マリアは小泉の言う通りに反転し、小泉の方を向いた。 細い肩からは想像できないほどキレイに膨らみアップした乳房、浮き出た肋骨、贅肉の無い腰周りに、小泉は興奮を覚えた。 (ダメだ!まだ早い。ここでガツガツしたら元も子もない) 小泉は襲い掛かりたい衝動を抑え、マリアに接した。 「キレイなオッパイだね。ここからは手で洗うのかな?」 「あ、はい。いつも優しく手で洗ってくれるんです」 マリアの言葉に小泉は内心大喜びしていた。 (こんなにいい身体を堂々と弄れるんだ!堪らないなぁ) 小泉は見事に膨らみ象られた乳房を揉むように洗い始めた。 (男だったら、必ず感じさせようとする。例外じゃない!) 小泉は自分の計画に間違いはないと確信した。 小泉と名乗った男は、吉岡 修一郎とは無縁の男だった。 1ヶ月前にマンションに住み始めたマリアを見て、仲間と相談して今回の計画を立てたのだ。 夫の吉岡を調査し、マリアの日本に対する知識なども調べ、アメリカ出張の話しもいち早くキャッチして利用したのだ。 そして小泉の目論見どおり、マリアに信用させた。 柔らかく、張りがあり、弾力に富んだマリアの乳房の感触は、小泉の予想以上のものだった。 (日本人とは根本的に構造も感触も違うのか・・・・) 硬くなってきた乳首も何気なく愛撫した。 「はぁぁぁ・・・・」 マリアの大きな瞳が閉じられ、バランスの良い口からは感じている悦びの声が洩れていた。 (小泉さん、修一郎の代わりだと言ってたけど、修一郎より洗い方が上手だわ・・・・) マリアは無意識のうちに感じ始めていた。 小泉の眼下には透けるような金髪の恥毛が濡れ、淫唇の盛り上がりがあった。 小泉は充分にマリアの乳房から腰を愛撫し、身を屈めた。 引き締まって長く伸びたマリアの太腿を両手で擦り、目の前で息づく淫唇を指でなぞるように洗い始めた。 「あふぅぅっ、ぁぁっ・・・・修一郎」 マリアは修一郎から愛撫されているようだった。 (ふっ、修一郎、か・・・・そうだ、そのまま感じてればいい!) 小泉は1ヶ月間、待ちに待ったマリアの身体を味わっていた。 ゆっくり淫唇をなぞっていた指を中に入れ、クリトリスを優しく擦り始めた。 「あっ、あぁ〜ん、あぁ、いぃ〜はっ、はぁぁ・・・・」 マリアはいつも修一郎がしてくれてる愛撫だと思っているように、甘美な悦びに喘いだ・・・・。 |
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2009.9.12掲載 |
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