| . 神野は孤児院で育った。 自分から好んで孤児になった訳ではないのに、幼い頃から偏見と差別を受けた。 （どうして？こんな目に・・・・） 高校を卒業した神野は援助を受け、警察学校に入った。 （弱者を守るんだ！） そして警察官になった神野は、郊外のＨ市の交番勤務に配属された。 親身になって住民に奉仕する神野は、地域に溶け込み評判も良かった。 だが交番巡査の対応範囲も限られ、神野が懸命に頑張っても犯罪は減らなかった。 （結局、警察も役人と同じか！管轄もあれば役割も制限がある。所詮、交番勤務の巡査じゃ知れてる。警察も学歴やキャリアで決まってくる。孤児がいくら頑張っても・・・・先が見えてる！） 26歳になった神野は絶望していたのだ。 （だけど・・・・交番勤務はキライじゃない。お年寄りや子どもの手助けをするのは、天職だと思う・・・・） そんな神野が非番の日に街角で耳にした話しが、神野を大きく変えたのだ。 『あそこの交番の巡査、何か勘違いしてない？』 『うんうん、わたしたちがチョッと挨拶すると、ニヤニヤして嬉しそうな顔してねぇ』 『わたしたちにモテテるとでも思ってるのかしら？』 『確かに顔も体格も悪くはないけど、所詮、ただの交番のオマワリさんだよね』 『警察官だから睨まれたらイヤなだけで、警察手帳に挨拶してあげてるのにねぇ〜？』 『そうそう、権力には逆らえないもんね！』 神野はオンナたちの会話を聞いている間に、血の気が引いていくのを感じた。 （やっぱりな！所詮、その程度のものなんだ。それならそれで、立場を利用すれば・・・・） 表向きはそのままで、裏で権力を利用して生きていこうと思ったのだ。 １． 正反対の２つの顔を持つ神野巡査の、裏の駐在所日誌が始まった。 神野は地域の巡回中にいろんな種蒔きをした。 下着を盗み、空き巣を狙い、無言電話を掛け、ありとあらゆる種を蒔いたのだ。 （刈り取る日が楽しみだ！） 交番に入る様々な犯罪を逆手に取り、自分を侮蔑したオンナたちを懲らしめる。 それが神野の計画だった。 「こんばんは〜」 「あっ、交番の・・・・スミマセン」 「いえ」 神野が訪ねたのはワンルームマンションに住む河合 奈保子、20歳だった。 部屋の中に入った神野は奈保子に状況を聞いた。 「それで無言電話はまだ？」 「はい、毎晩、夜中になっても」 「でも不思議な話ですね」 「何がですか？」 「携帯電話に掛かってくるんですよね？どうして携帯の番号を知ってるんでしょう？」 「そんなこと！それを調べるのが仕事でしょ！」 神野はムッとしたが堪え、ポケットの中の携帯の発信ボタンを押した。 「はい河合です・・・・また、誰なの？今、ここに警察の人が居るのよ！」 奈保子は神野に携帯を渡した。 「もしもし・・・・切れてます」 神野の仕業だった。 （バカな短大オンナ、オトコの電話を待っても掛かってはこないよ！エッチをしたければ、自分で慰めな！） 神野は奈保子の知り合いのオトコたちに、ことごとく脅しをかけていた。 『あのオンナに関わるのなら、覚醒剤の罪で逮捕する。もう未来は無い！』 様々な罪状をあげては脅した。 オトコたちは相手が警察官なので、黙って言うことをきくしかなかったのだ。 （警察という権力は暴力団以上の脅威だな！） ７時、８時、９時・・・・何度も無言電話が掛かる。 「わたし、このままだと怖くて眠れないわ」 「でも、これ以上、ここには・・・・」 「そんなぁ〜お願い！もう少し居てください」 「それじゃ、あと１時間だけ」 そう言うと、神野はトイレを借りた。 「はい、河合です。・・・・あなた変態なの？」 「フフフフッ、襲われたのか？セックスしたくて堪らないだろ？」 「バ、バカな・・・・」 「ほら、アソコが濡れてるじゃないか？ここからよく見えるぜ！ジーンズの股間にエッチな液が滲みてるぜ」 「エッ、・・・・ウ、ウソ言わないで！」 奈保子はドキッとして股間を確かめ、怒鳴って電話を切った。 「どうしたんですか？大きな声を出して」 神野がトイレのドアを開いて出てきた。 「今、また電話が、今度は話しをしたの！」 「何を？」 「そ、それは・・・・見えてると」 「はい？ここは６階で窓の外はビルも無い。ウソに決まってるじゃないですか。それで、どんな声でしたか？」 「分かりません。声が変わっていて」 「戸締りを確認します」 神野は窓のロックを確認し、カーテンを引いた。 「いいですか？僕が出たら、しっかりロックして、チェーンも忘れずに確認してください。少し、このマンションの周囲を見廻ります。あなた以外の住民からも不審者情報が・・・・それじゃ、おやすみなさい」 「エッ！本当に帰っちゃうんですか？」 「えぇ、あなただけじゃなく、地域全体の安全を守るのが務めですから」 なおも粘る奈保子を振り切り、神野は部屋を出て行った。 （もっと優しくしておけば良かったわ・・・・付き合ってるオトコたちは誰一人として連絡も取れないし・・・・こんな時は、やっぱり警察官が一番なのに） 奈保子は神野の言ったとおりにロックをした。 ひとりになった奈保子は不安で仕方がなかった。 （襲うなんて・・・・大丈夫よね。ここは６階、玄関も窓もロックされてるし） バスタブに湯をセットし始めた時、また携帯が鳴った。 （どうしよう？出る？出ない？もしかして・・・・来てもらって抱かれれば安心） 奈保子は数多いボーイフレンドの誰かなら、すぐに来てもらい淫交に耽れば忘れられる、そう思って電話に出たのだ。 「もしもし・・・・ま、また・・・・」 「そう、まただよ。フハハハハ〜〜〜どうした？セックスフレンドは来てくれたか？日頃、オマエをチヤホヤしてたオトコたちは、肝心な時に役に立たないようだな？」 「大丈夫よ！警察の人が・・・・」 「帰ってしまったよな〜少し前に」 「ど、どうしてそれを？」 「だから、見てると言っただろ。ハハハハ〜〜」 奈保子は電話の相手は本気だと思った。 （あの交番のおまわりさん・・・・あぁ、何故、日頃バカにしてたんだろう・・・・） 切れた携帯電話を見ながら、奈保子は日頃の自分の行動を悔いていた。 （本当に役立たずばかり・・・・） 「誰も入って来れない！そうよ！そう言えば怯えると思って言ってるだけよ」 奈保子は冷静になって入浴した。 11時過ぎ、掛かってこなくなった電話を切り、奈保子はベッドの中に入って眠りに就いた。 １時間後・・・・窓が音もなくスゥ〜と開いた。 奈保子は何も気づかず眠っていた。 （真っ暗でも部屋の中は分かる。半間のドアの右手にトイレと浴室、５歩も進めば右手がキッチン、クローゼットは壁に造りつけ、ベッドは窓際、テレビとソファ・・・・） そう、忍び込んで来たのは神野だった。 窓のロックを確認してカーテンを引いたのは、奈保子にロックを外したのを知られない為だった。 次第に暗さに慣れた神野は、ベッドに寝ている奈保子を見ていた。 （ふっ、馬鹿オンナ！思い知らせてやる！大好きなオトコの味を忘れられないほど） 薄いタオルケットをそっと剥ぐと、意外と可愛いパジャマを着た奈保子が寝ていた。 豊かに膨らんだ乳房がパジャマから零れ見え、静かな寝息を立てていた。 神野はポケットから布袋を取り出した。 黒い布は厚手で透かしても何も見えなかった。 その口には閉じるための紐が通されていた。 神野は奈保子にそっと近寄り、奈保子の頭を持ち上げ黒い布袋を被せ、素早く紐を閉じて首に巻いた。 「な、何！？」 「静かにしてれば良し！騒げば首に巻いた紐を締めて、殺す！」 綿を口に含んだ神野の声は奈保子には分からず、奈保子はただ怯えて首を振って頷いた。 （あの電話のオトコだわ！本当に襲いに来たんだわ！どうしよう？） 神野を例の電話の相手だと思い込んだ奈保子は、それ以上は何も考えられず、恐怖心で固まっていた。 「今まで何人のオトコを咥え込んだんだ？」 「エッ・・・・えぇぇ・・・・」 「オレの言う通りにするか？」 「あ、はい」 「ならば、正直に答えるんだ！オマエのココは何人のオトコを咥え込んだ？」 「ヒィ〜ッ！」 神野は奈保子の股間をパジャマの上から手で覆い、再び訊いた。 「早く答えないと紐が締まるぞ！」 神野は奈保子の首に巻いた紐をキュッと引いた。 「うぅっ・・・・あ、えぇ〜と、３人、３人です」 「何！？オマエのようなオンナがたった３人？」 「あ、えぇ、本当です！高校の時に１人、短大に入って２人・・・・」 神野は意外だったが、なおも質問を続けた。 「毎日でもオトコのモノが欲しいんだろ？今、何日空き家になってるんだ？」 「い、いえ、そんなことは・・・・確かに最近、少しは感じるように・・・・今は特定の人はいないので、３ヶ月以上」 「誰が信じられる。そんな戯言を。どう見ても淫らなことが好きにしか見えない。冗談を言ってると〜」 「ほ、本当です！派手に見えるかも知れないけど、本当に本当なんです」 「よし、それが本当かどうか確かめてやる」 神野は乱暴に奈保子のパジャマを剥ぎ取り、パンティまで引き裂くように剥ぎ取った。 （もうダメだわ・・・・本当に襲いに来るなんて・・・・どんなオトコか分からないけど、殺すと言うのは本気・・・・従うしかないわ！） 奈保子は犯されるのを覚悟し、抵抗はしなかった。 「そうだ。大人しくしてれば死ぬことはない！・・・・ほぉ〜いい身体をしてるじゃないか！」 神野は部屋の灯りを点け、奈保子の裸体を観察していた。 身長160cm、上から84・59・85の肢体は、20歳の若い肌が照明に反射して輝いていた。 恥毛は淫唇の上に集中し周囲は他の肌と同様、色変わりもなく経験豊富には見えなかった。 「割りにキレイなオマ●コじゃないか？３ヶ月もオトコ無しじゃ、ここから淫らな涙が溢れてきそうだ」 「いぃ、イヤッ、濡れてなんかない・・・・」 「犯されようとしている前から濡れてたら、まさしく淫乱だ。でも、どうかな？舐められたりしたら・・・・おっ、乳首はコチコチに堅くなってるぞ」 「エッ、そ、それは、怖いから緊張して」 「ふっ、本当にそうかな？まぁ、どうせ犯されるんだ。素直にして感じた方がオマエの為だよ」 神野は滑らかに膨らんだ乳房の上に、小さく堅くなった乳首を軽く擦り始めた。 「あふぅっ・・・・」 「無理に洩れる声を抑えない方がいいぜ。そのうち、堪えようにも堪え切れなくなる」 遮光の厚手の生地で出来た布袋を被せられ、奈保子には神野の声と肌の感覚しかなかった。 （見えないから？犯されそうだから？ふぅぅ、乳首を触られただけで、身体中に電流が走ったみたいに感じた・・・・そう、拒んでも犯される！だったら、素直に感じたほうが・・・・） 神野は奈保子の乳首を舐め上げ、滑らかに膨らんだ乳房を揉み始めた。 「いい感触だ。形も大きさも丁度いい」 「あぁぁぁぁ・・・・」 自然に奈保子の身体は小刻みに震え、太腿は微妙に擦りあわされ悶え始めていた。 「やっぱり好きそうだな？」 「・・・・・・・・・・・・」 神野は奈保子の返事を待たず、本来の目的である強姦に集中し始めていた。 （楽しみながら姦らないと面白くない！朝までタップリ時間はあるんだ・・・・） 神野は奈保子の身体中に指を立てて這わせた。 淫唇だけは外し、微妙なタッチで動かした。 「ああっ・・・・あふっ、あはぁ・・ん、はぁぁ・・・・」 奈保子は身体を捩らせ淫悦の声を洩らした。 「やっぱり堪え切れないな。触りもしないのにオマ●コが涎を垂らしてる」 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・（うぅん、分かる！はぁ、自分でも、濡れてるのが、分かるゎ）」 奈保子は分かり始めていた絶頂感を求め、神野の愛撫に集中していた。 神野は奈保子の身体を反転させ、背中から柔らかな肉づきのお尻、太腿へと、指と手のひらで味わうように感触を楽しんだ。 「いい尻してるよ。ここも感じるなぁ」 神野は奈保子の尻の柔肉を掴んで揉み、左右に開いて小さく萎んだ尻の穴、菊蕾を舐めた。 「ふぅあああっ・・・・あぁん、あぁん、あふっ・・・・」 「ここにもオトコを咥え込んでるのか？」 奈保子は大きく左右に首を振って否定した。 「オマ●コはまだ分からないが、こっちの穴は舐められて感じてるじゃないか？」 奈保子は否定できなかった。 （初めて舐められた・・・・けど、凄くいい！） 再び仰向けにした奈保子の両脚を開き、神野は淫らな液で濡れた淫唇を舐め上げた。 「ぅわぁああっ・・・・」 「感じ始めた割りに感度がいいじゃないか？やっぱり経験不足はウソだな」 奈保子は頭を大きく左右に振った。 神野には経験の大小など本当はどうでもよく、奈保子の淫らな姿を楽しむ、それだけだった。 淫唇の周囲を擦りながら舐め回し、さらに舌を入れてクリトリスを舐め、淫壷の中に指を入れて内壁を擦り、その反応を楽しんだ。 「あぁ〜あぁ〜あぁ〜あぁ〜」 奈保子はイキそうでイカない快感の中に居た。 （本当にまだ絶頂を知らないようだ・・・・ふっ、こりゃ面白い！） 神野は淫壷の中を圧し擦りながら反応を確かめ、イキそうになると動きを止めた。 「あっ、あぁぁぁ・・・・ぅぅぅ・・・・」 「そろそろ・・・・」 神野は既に昂っていた肉棒を、ゆっくりと奈保子の淫壷に挿入していった。 （指の感触じゃ、まぁまぁのオマ●コ、挿入の反応はどうかな？） 神野は肉棒への反応を楽しみながら、淫壷深く挿入し、圧し付けたままジッとした。 （おぉっ、微妙に蠢くねぇ〜） 神野は腰を動かし始めた。 「うぅぅぁああああっ・・・・・・・・はぁ、あぁ〜あぁ〜いぃ〜いぃ〜ああっ・・・・」 神野の肉棒の動きに奈保子は次第に快感が募った。 「あっ、エッ？」 「まだイカさないよ」 神野が肉棒の動きを止めたのだ。 「あぁぁ、もう少しで・・・・」 「欲しいか？」 「・・・・ぇ、えぇ・・・・」 「じゃあ、今度は後ろからだ。四つん這いになって欲しがったら入れてやる」 奈保子は屈辱的な要求に一瞬迷った。 （こんな屈辱・・・・だけど、もう少しで・・・・） 奈保子は神野の言う通りに四つん這いになった。 「お願い・・・・イレテ」 「よく言えた。じゃあ、ほら」 神野は奈保子の尻の柔肉を掴んで引き寄せ、熱く淫らに疼く淫壷に肉棒を挿入していった。 「はぁっ、ああ、あぁぁぁ・・・・」 それからは色んな体位を変えて淫交し、奈保子がイキそうになると肉棒を抜き、体位を変えて楽しんだ。 「もうじき朝になる。オマエの本性は淫乱だよ。絶頂を覚えたら欲しくて夢中になるぞ。それでも欲しいのか？」 「はぁ、はぁ、えぇ、欲しい・・・・」 「タフだね〜何時間、続けてると思うんだ？ふっ、中に出しても文句はないな？」 「エッ！・・・・ダ、ダメッ！今日は危ない」 「じゃあ、絶頂を感じるのも無しだな」 「エッ！で、でも本当に・・・・」 神野は止めていた肉棒を動かし始めた。 ゆっくりと奈保子の快感を増長させ、一気に激しく突き始めた。 「ぅぁああああああ〜〜〜〜あっ、あっ、ああああ、ッアッ！・・・・・・・・ひぃっ、イッ・・・・くぅぅぅ〜〜〜〜」 奈保子は待ちに待った絶頂に昇りつめ、神野の肉棒を強く締め付けた。 （ううっ、いぃ！） 神野はしばらく止めていた肉棒を再び動かした。 「あぁぁあああああ〜〜〜〜」 奈保子が再び昇りつめ始めた時、神野は肉棒をスッと抜き、小さく萎んだ奈保子の処女菊壷に挿入し、奈保子のことは構わずに射精まで肉棒を動かした。 「うっ、イクッ！」 「うぅぁあああああっ、わたしも・・・・イクぅっ！」 神野の射精に併せるように、奈保子は菊蕾に肉棒を挿入された痛みも忘れ、その痛みとは比較にならないほどの淫悦を感じ、激しく身体を捩って悶え昇りつめていった。 「オレが出て行くまでジッとしてるんだ」 神野は奈保子の身体から離れ身支度を整え、窓からじゃなくドアから出て行った・・・・。 外は朝陽が昇り始めていた。 （いい具合だった！前も後ろも・・・・） 神野はモーニングコーヒーを楽しみながら、奈保子の乱れ方や具合の良さを思い出していた。 奈保子は動くなと神野に言われるまでもなく、身体中に行き渡る快感に身動きできなかった。 （今日は全て休講だわ・・・・また電話してくるかなぁ？） あれほど激怒していた悪戯電話だったのに、今は心待ちに思う奈保子だった・・・・・・・・。 |
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| 2009.12.19掲載 |
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