| 12．葉山 瞳（33歳）の場合 瞳は10代前半にして自分の容姿に大きな自信を持っていた。 （わたしは周りの人とは違うんだわ！） その意識が強くオトコからの誘いは無くなり、瞳が処女を喪失したのは、結婚初夜のことだった。 葉山 晃司、自信に満ちた瞳の処女を得た男は、日本で１、２を争うＩＴ企業の社長だった。 晃司35歳、瞳23歳だった。 晃司の会社に入社し秘書室勤務となり、瞬く間のプロポーズを受け承諾したのだ。 身長164cm、B86・W57・H83の瞳の容姿は際立っていた。 艶のある黒髪、長い脚、流れるような曲線美、目鼻立ちはインドの女性を想わせる美麗なつくり・・・・。 子供の頃から自分のことを意識していた瞳は、オトコとの交遊を避け自分を高めることに努め、学力、スポーツ、一般教養まで高めた。 処女だったことも含め夫の晃司は大きく感動し、瞳を何よりも大切にした。 「籠の中に閉じ込めるようだが、社交的な場所以外には君を表に出したくない。僕だけの大切な女性として一緒に生きて欲しい・・・・」 ひと回り年上の晃司は瞳を周囲の目から遠ざけた。 結婚当初、技術力を持っているだけの晃司の会社は、その後、年々、その技術を活かしたインフラを構築した。 （夫が成功していくのは嬉しい。けど・・・・） 数年経過した頃から次第に夫婦の交わりが遠くなり、瞳が30歳になった時には皆無になっていた。 （愛情がなくなったわけではないことは分かってる。だけど、広い屋敷でひとりの時間を過ごすのは・・・・） 子どもに恵まれなかった家は、家政婦と瞳以外に人は居なかった。 その家政婦も夜になると自宅に帰った。 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・あっふぅ、っ・・・・」 バスタブの中で乳房を揉み淫部に指を這わす瞳の肢体は、30歳になっても肌は瑞々しく輝いていた。 （はぁぁっ・・・・ふぅぅ、あっ・・・・虚しいゎ・・・・） 誰もが羨む美貌の瞳は自ら慰めながら嘆いていた。 そんな瞳の元に情報が入った。 『著名人やその関係者だけが利用する派遣会社がある・・・・』 それは淫らに楽しめる好みのオトコを選択し、自宅や指定場所に呼べるシステムだった。 （罪じゃないわよね！・・・・わたしを籠の鳥にして可愛がってくれない、あの人が悪い・・・・そう、わたしは満たされたい１） 瞳は密かな楽しみに踏み出した。 「いいわ〜！そうよ、もっと、もっと・・・・あぅっ、あっ、い、いぃ・・・・」 屋敷の広い部屋の中で、瞳はふたりの若いオトコを相手に淫らな悦びを貪っていた。 白くキメが細かく艶やかな肌に汗が光り、しなやかな肢体が妖しく乱れた。 「もぅダメなの！？それでよく仕事になるわね！さぁ、代わって！ほら、もっと激しく突いてよ」 ひとりがダメになれば別のオトコに代え、瞳は抑えに抑えていた淫欲を発散させた。 「あなたは乳房を擦って・・・・そう、乳首を舐めるのよ！」 ダメになったオトコには舌と手での奉仕を強要し、自分では肉棒を舐めることはしなかった。 （何故わたしがオトコのモノを舐めたり咥えたりするの？有り得ないわ！わたしの身体に触れられるだけでも、世のオトコにとっては幸運なことよ！） 自分の美貌と魅力に絶対的な自信を持つ瞳の淫行は、まるで女王様のようにさえ見えた。 一週間に一度は淫らな時間を思い切り楽しんでいたが、次第にそれだけでは満たされない何かがあった。 そして最近の瞳は、淫交だけでは満たされない何かを百貨店に見い出した。 普段は外商部の社員が屋敷に来ていた。 小物ひとつでさえ多くの種類を用意してくるほどの大得意で、各百貨店のナンバーワン顧客だった。 瞳は店には何も言わずに訪れ、ショッピングするのではなく『万引き』に快感を覚えていた。 （ふぅぅぅ・・・・凄くドキドキしちゃったわ！こんな快感、セックスとは違う興奮を楽しめるわ！） 月のものの時に万引きをしてしまう話しは良く聞くが、瞳の場合は意識的にそのスリルと成功した時の快感が目的で、習慣化しつつあった。 そんな日のことだった。 「すみません、お客様、こちらに来てもらえますか？」 瞳の腕を掴んだオトコの物言いは優しげだったが、その体躯、表情には威嚇的なものがあった。 「な、何なの！あなた」 「ここで大きな声であなたの荷物を調べてもいいですか？」 オトコは瞳を促して店の裏側の通路を通り、一番奥の部屋に連れて行った。 「放しなさい！」 瞳の連れて行かれた部屋は殺風景で何もなかった。 「そんな顔は奥さんには似合わないな。美人が台無しじゃないか！」 オトコは机と椅子、ソファしかない部屋の真ん中で憤慨している瞳に威圧的に言った。 「わたしを誰だと思ってるの！早く店長を呼びなさい！こんなことをしてあなた、ただじゃ済まないわよ！」 瞳は負けじと威圧的に怒鳴りつけた。 「うるさい！」 オトコは瞳を突き飛ばしてソファに圧し付けた。 「分かってないな。自分のことが」 「な、何！？」 瞳はオトコの手を振り払った。 「奥さん、このまま警察を呼ぶのが、このオレの仕事。アンタは犯罪者なんだよ！」 「バカね、何を言ってるの！わたしは葉山 瞳よ。警察だって皆、わたしには逆らえないわ！」 瞳はあくまでも強気だった。 「フッ、分かってないな。ここは完全防音の密室なんだよ。この意味が分かるか？・・・・奥さんを生かすも殺すも・・・・」 オトコの姿が威容に大きく瞳の目に映った。 （本気・・・・なの！？） 瞳の身体に衝撃的な悪寒が走った。 「少しは自分の置かれている状況が分かったようだな。奥さんがどんなに偉い人間の奥さんであっても、この店にとってどれほどの上顧客であろうが、今、ここではオレが絶対的な存在なんだ。アンタはただのオンナ、否、オレに従うしかないんだよ」 オトコはソファに乱れて崩れている瞳の傍にグイッと寄った。 シックなドレスの裾が乱れた瞳の姿態は、現実を認識し怯えているとは思えないほど妖しく艶かしかった。 「奥さん、アンタの私生活は知らないが、こんなことをするようじゃ、かなり欲求不満なんだな」 オトコの目が怪しく光った。 「あ、あなたには関係ないわ。少なくとも、あなたが想像しているより満たされてるわ」 瞳はオトコから１cmでも遠ざかろうとしたが、ソファの背に詰まった。 （逃げられない！まさか・・・・こんなことになるなんて！？） この後の展開を考えた瞳は絶望的な気分だった。 （犯される！？殺される？・・・・強請られて夫に知られる？） 次々と浮かぶのは瞳には想像も出来ないことだった。 「ほら、ボォ〜ッとしてないでオレのモノをしゃぶるんだ！」 「エッ！？」 瞳がハッとしてオトコの方を見ると、そこには逞しいオトコの引き締まった裸体があり、股間には隆々と肉棒が聳え立っていた。 （うぅわっ！・・・・・・・・凄い！エッ！しゃぶるって？ウソ！ダメッ！無理だわ） 瞳はオトコの肉棒に目が留まったが、すぐに視線を反らし首を振った。 「常習犯として証拠の監視カメラの映像と一緒に警察に突き出してもいいんだ！そうなれば奥さん、今の、否、この先の全てを失うんだ」 オトコは瞳のすぐ傍まで迫ってきた。 （どうしよう・・・・？従わなければ全てを失う・・・・でも、アレを舐めるなんて） 自分の淫部は若いオトコたちに舐めさせてきた瞳には、それは想像も出来ないことだった。 奉仕される淫らな悦びだけを貪ってきた瞳には、奉仕する気持ち、悦びなどは皆無だった。 「キャァ〜〜ッ！」 瞳の悲鳴が部屋に響き渡った。 瞳のシックなドレスの裾が大きく捲られ、足掻く瞳の抵抗も虚しくアッと言う間に下着姿にされた。 「シックなドレスにシルクの下着か・・・・その下は他のオンナたちと同じ、淫らな口があるだけだ」 オトコはドレスを投げ捨てブラジャーに手を掛けた。 「ヤメテ！」 瞳は身を屈めて抗った。 オトコに背を向け逃げようとする瞳のパンティの端にオトコの手が掛かりスルリと脱がされた。 「フハハハハ〜〜〜いい格好だ！キレイな尻は丸出しでオッパイだけ隠してどうするんだ？」 瞳はお尻の柔肉をオトコに向け胸を隠していた。 （うわっ！わたし、何と言う格好してるの！） 瞳は自分の淫らな姿に慌てた。 「おぉ、掴み心地のいい尻だ！」 オトコは慌てる瞳のお尻の柔肉をガシッと掴んだ。 「あうっ・・・・」 瞳は身体を捩って逃れようとした。 「オヤ？・・・・ふぅ〜ん、高級な奥さんは刺激的なプレイがお好みか。淫らな液が溢れて滴ってるじゃないか！」 オトコは掴んでいた瞳のお尻の柔肉を左右に開いていた。 「エッ！・・・・？」 瞳はジッとして自分自身を確かめていた。 （アッ！ま、まさか？どうして？） 淫欲は満たしていたので欲情などするはずもないと思っていた。 「好きなんだなぁ、そんなにキレイな顔してても、淫らな本性は下の口に正直に出てるか・・・・」 オトコは瞳の淫部を覗き込んでいた。 「あぁぁ、ヤ、ヤメテ・・・・見ないで・・・・」 瞳の身体がカッと熱く火照った。 （いくら若いオトコを買っていたと言っても、絶対に自尊心を傷つけるようなことはしなかったのに・・・・） フェラもせず、恥ずかしい格好もしなかった。 だが今の瞳は今までに経験のない淫態を晒していた。 「はぁあ、うわっ！・・・・あっ、ぃっ・・・・」 大きく開かれた瞳のお尻の小さく萎んだ穴に、瞳の淫液まみれのオトコの指が深く挿入された。 「おおっ、締めるねぇ〜奥さんの尻の穴もエッチにできてるんだ」 瞳は息が詰まる思いの中、確かに淫らな快感を感じていた。 （エッ、お尻、なの？・・・・あふっ、いぃゎ・・・・） 瞳はオトコの指を強く締め付け、淫唇からは滲むというより沸き出でるように、淫液が溢れていた。 オトコの指が瞳のお尻の穴の中で微妙に動き回った。 （あふっ・・・・恥ずかしい！だけど、い、いぃ〜っ・・・・はぁ、はぁ、アナルセックスって聞いていたけど、お尻でセックスなんて・・・・あぁぁ、でも、あっ・・・・） 自分が感じているとは認めたくなかったが、オトコの指の動きに自然と身体が反応していた。 「ふふふっ、こりゃいい！上品で美人な奥さんとは思えない乱れようだ。いつも立派な旦那とどんなセックスしてるのか？ここは使ってるとは思えないが・・・・」 「し、してないゎ。あぁふぅあっ・・・・あっ！」 オトコの指はそのままで瞳の淫唇を長い舌が舐め上げた。 「いい味だ！いい匂いもする・・・・」 「ああっ、あふっ、ぁ・・・・ぃ・・・・ぁっ、っぅぅ・・・・」 瞳は思わず身体を弓なりにして身悶えた。 「あぁああっ、あぁああっ、あうっ、ぅっ・・・・」 オトコの長い舌が瞳の淫唇の中で縦横に動き回り、敏感なクリトリスを舐め回した。 さらにオトコの舌は瞳の淫らな壷の中をも擦り、肉の襞を圧すのと呼応するように指も動かした。 「あぁあああああっ・・・・あふっ、いぃっ、いっ・・・・あっ、イッちゃう、はぁあっ・・・・ぃぃぃぃ、イクッ・・・・」 瞳の身体が撥ねるようにビクンビクンと震え、淫壷とお尻の穴を小刻みに収縮させ昇りつめた。 「凄いなぁ〜奥さん・・・・アンタ、本当にエッチだよ」 オトコの声は耳に入っていたが、今の瞳は身体中が共鳴するような大きな快感に気がいき、さらに先の快感を求めていた。 「おっと、これ以上はサービス過剰になる」 オトコは瞳の身体からサッと離れた。 「ぁ、はぁっ・・・・」 瞳は美味しいものを取り上げられたように顔を上げた。 そこにはオトコの雄雄しく聳える肉棒があった。 （舐めれば・・・・舐めればいいのね！） オトコは何も言わなかったが、最早、瞳にはそうするしかない状態だった。 「ぅぅぅ、ふぅ〜っ・・・・いい顔だ・・・・美人の奥さんがオチ●チ●をしゃぶる顔は、普通にしてる時より、もっと妖艶で魅惑的だよ」 瞳は33歳にして初めてオトコの肉棒を舐めていた。 つい何秒か前に味わった淫悦の続きが欲しくて、瞳は何かに憑かれたように夢中になってオトコの肉棒を舐め、手で扱いていた。 「奥さん・・・・」 オトコは太く張った亀頭を咥え舌を絡めてくる瞳の頭を抑え、込み上げてくる射精感を伝えたが、瞳はフェラに夢中になって気がつかなかった。 「うぅっ・・・・ゴボッ・・・・グフッ」 突然のように瞳の口の中に精液が放出され、オトコは喉に詰めて咽る瞳の頭を抑えつけたまま、射精した粘液を無理矢理、瞳に呑み込ませた。 「ふぅぅ・・・・良かったよ、奥さん」 オトコは射精後の余韻に浸った後、瞳の口からゆっくりと肉棒を抜いた。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」 瞳は初めてのフェラ、初めての口内射精を経験し、呼吸を荒くしていた。 「ほら、口を拭けよ。まぁ、その顔も色っぽいと思うが・・・・」 瞳の口唇の端から呑み残したオトコの精液が滴っていた。 瞳はオトコからティッシュを受け取り口を拭った。 （嫌だと思ってたけど、これはこれで快感だわ！） 「どうだ！？こういうセックスの仕方もあるんだよ。と言っても、これからが本番だが・・・・」 オトコは再び瞳の背後に回り、お尻の柔肉を掴んで肉棒を挿入れ始めた。 「うぅぁぁあああああっ！・・・・・・・・」 瞳は予期してなかった肉棒の挿入に驚き、その圧迫感と太い亀頭で擦られる肉壁の快感に、思わず大きな淫声を上げて肢体を反らした。 （今、射精したのに・・・・全然、萎えてない！？） 縦横前後に肉棒を繰り出され、瞳は僅かな時間で昇りつめていった。 「はぁ、はぁ、はぁぅああっ！・・・・いっ、いっ・・・・あ、また、イッ、くぅぅぅ〜〜〜〜〜」 肉棒を繰り出されながらオトコの指をお尻の穴に受けた瞳は、その衝撃的な快感に一気に昇りつめた。 さらにオトコの責めは続いた。 瞳の身体を反転させて前から激しく責め、長く均一に伸びた瞳の脚を高く抱えて突き続けた。 「あぁあああ〜〜〜ダメッ、イィッ、あっ、また・・・・」 連続して昇りつめる瞳を責め続けるオトコは、胡坐をかいて瞳を抱きかかえ下からも突き上げた。 「キレイなオッパイしてるな」 流れるように上向いた瞳の乳房の弛やかに曲線を描いた膨らみを持ち上げるように揉み、乳首を口に含んで舌先で転がしながら、肉棒を突き上げ続けた。 「ああぁぁぁああああああ〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・」 瞳はオトコの肩に掴まったまま昇りつめ、そのまま意識が遠くなっていった・・・・。 どこをどうやって自宅に戻ったのか・・・・気づいた時はベッドの上だった。 （エッ！・・・・？ここは、わたしの部屋・・・・あれは夢だったの？・・・・いえ、確かに現実だわ） 瞳は自分の淫部に残る快感を確かめ頷いていた。 『アッ、はい、わたしですが・・・・』 ベッドの脇の携帯に電話が掛かってきた。 『どうして？この番号を？』 日中、自分を犯して淫悦に夢中にさせたオトコだった。 『奥さんが電話をしてくれと教えたんだよ。迷惑なら二度と掛けないが・・・・』 オトコは自信に溢れた口調だった。 『そう、そうよ！わたしが頼んだんだわ。また・・・・また逢える？』 瞳は自然とオトコを誘っていた。 自分から誘うのは初めてのことだった・・・・。 |
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| 2010.4.17掲載 |
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