| ７． 新原 紗央里は結婚して７年、32歳、夫は大手商社に勤務する38歳、営業部長として毎日忙しく働いていた。 異例の早さで昇進した夫の折原は、国内外を忙しく移動し、最近はほとんど自宅に居なかった。 この日は珍しく週末の金曜日に帰宅すると言っていたので、紗央里は楽しみにして料理を作って待っていた。 『今度のプロジェクトメンバーと飲んで帰るから、多分、夜中になると思う････』 折原からのメールが携帯に入った。 （エッ！････もう、いろいろ楽しみにしてたのに････） 会話も性生活も、前回はいつだったのかと思うほど、ふたりの時間は完全にズレが生じていた。 子どももいなかったので、紗央里はいつもひとりきりの時間を過ごしていたのだ。 紗央里が30歳になるまでは、子どもが出来ないなら楽しむセックスをといろんな形で淫らな悦びを感じあっていたのだが、折原の仕事が激務になると自然消滅的に遠ざかっていった。 たまに時間が空いたとしても、今夜のように飲み会やゴルフなどですれ違っていた。 ひとりで入浴する紗央里は、当然のように自分で慰めたりして今日に至っていた。 （今夜も････自分で････この間のように痴漢に身を任せていたら大変だわ！） 数日前････ ショッピングに出かけた紗央里は、地下鉄の込み合った車内で痴漢に遭ったのだ。 （アッ！････痴漢だわ！） 今まではすぐに身体を移動させたり睨んだりして痴漢の淫猥な行為から身を守っていたのだが、この日は何故か身動きできず淫猥な行為を許してしまっていた。 サラリーマン風のオトコが紗央里の背後にピタリと張り付き、車内の隅に押し付けられた。 混んでるから仕方が無いと思っていた時、オトコの手が紗央里のお尻を弄るように擦り始めたのだ。 （ダメ････） そう思っても何故か身体は動かず、オトコの手の動きは大胆になっていった。 （あふっ････アッ、ダ、ダメって････） オトコの手がスカートの中に入り、パンティの上からお尻の柔肉を揉み、その谷間を滑るようにして淫部に指を圧し付け弄り始めた。 自分で慰めることが多くなっていた紗央里は、久し振りに自分の手以外の刺激を受けた。 （あぁぁぁ、ダメッ、感じちゃう････） 僅か一区間の２〜３分だったが、紗央里は痴漢行為に感じて身動きできなかった。 パンティに端から入ったオトコの指が、淫唇を直接弄り始めた時、駅に着いて人の波がオトコも押し流して終えたのだ。 （早くお風呂して寝ちゃおう！） 浴室の鏡に映った自分の裸体は、どう見ても若々しく、輝くように湯を弾いていた。 （これからよネ！オンナが熟していくのは････） ピンと上向いて膨らんだ乳房を擦り、淡い恥毛の下で熱く息づく淫部を指で擦り、大きな息を吐いた紗央里だった。 浴室から出た紗央里は眠る準備をしていた。 「あら！？」 ドアチャイムが鳴った。 ナイトガウンに身を包み玄関に向かった。 「奥さん、ご主人をお連れしました」 部下の高木が泥酔した折原を担ぐようにして連れ帰った。 「アッ、高木さん、すみません！貴方、しっかりしてください････」 紗央里は夫に声を掛けたが、聞こえてない様子だった。 「部屋に運んだほうがいいと思いますよ」 高木はそのまま部屋に運ぶと言ってくれ、紗央里は寝室に案内した。 「本当にすみません」 「いえ、部長、大きな商談がまとまり上機嫌で････このまま寝かせたほうがいいですよ」 紗央里はリビングに高木を入れた。 「高木さん、何かお飲みになります？」 紗央里はソファに腰を下ろした高木に声を掛けた。 「あ、僕は････酔いも醒めましたので、コーヒーを」 「もう終電も出てるから、泊まっていってくださいネ」 紗央里は急いでコーヒーを淹れ始めた。 高木は33歳、折原の片腕として実績を上げていた。 国立大でアメフトをしていた高木は体躯堂々として、いつもエネルギッシュな感じがした。 「アッ、もう寝るところだったので、こんな格好でゴメンなさいネ！」 高木はガウンの胸元から垣間見える乳房にドキッとした。 「いえ、もう遅いですし････」 紗央里はコーヒーを出して高木の向かいに座った。 「お風呂に入って汗を流してください。部屋を用意しておきますので････」 紗央里は素肌の脚を隠しながら高木に言った。 「すみません。僕までお手数を掛けて････」 高木は紗央里の肢体を眩しく感じた。 「高木さんは、まだご結婚なさらないの？」 紗央里は女性に人気のありそうな高木がまだ独身なのが不思議だった。 「エッ！いえ、相手が････」 高木は紗央里の言葉に頭を左右に振って否定した。 「まさか！？高木さんのように仕事も出来て、外見も良く優しい男性が？」 紗央里は驚いたように聞き返した。 「イエ、奥さんのように素敵な女性に出会えなくて････」 高木の紗央里を見る目にはいつも好意が感じられた。 「エッ！わたしはもう32歳よ！高木さんじゃ、20代のピチピチした女性が似合うわ！」 紗央里もそんな高木を意識していた。 （わたし、やっぱり欲求不満！？） 自分で気恥ずかしくなった紗央里は、立ち上がって高木の部屋を用意しに向かった。 （本当に魅力的な奥さんだ････こうして見る後姿も堪らないし、顔も好みなんだよな〜） 高木は立ち上がる時の紗央里のヒップラインを見ていた。 （部長の奥さんじゃなければ絶対に申し込むのに････想いを寄せるのも罪かな？） 高木は会う度にドキドキする自分を抑えるのに懸命だった。 しばらくして紗央里が新しい下着とパジャマを持って来た。 「パジャマは少し小さいかもしれないけど、下着は大丈夫だと思うので････」 高木は恐縮して応えた。 「そんなに気を遣わないでください」 紗央里は高木に浴室を案内した。 「主人は酔って眠ったら何があっても起きないから、ゆっくりと身体を休めてくださいネ！」 紗央里は自分の言った言葉に少し戸惑いを感じた。 （わたし、余計なことを････） 高木はリビングに居ると言う紗央里に断り、入浴することにした。 （エッ！？困ったなぁ････ボディシャンプーが空だよ） 高木は紗央里に言おうかどうか迷った。 「すみませ〜ん。奥さん、ボディシャンプーが････」 折原が寝入って起きないと言っていたのを思い出し、大きな声を出しても大丈夫かと思い紗央里に声を掛けた。 「エッ！････」 紗央里は高木の声が聞こえたが、何を言っているのか分からず浴室のドアまで行った。 「どうかしたのですか？」 紗央里は高木に聞き返した。 「あのぉ〜ボディシャンプーが空で････」 ドア越しに高木が紗央里に応えた。 「エッ、すみません！チョッと待っててください。すぐに････」 紗央里は替えのボトルを用意した。 「開けますよ〜」 紗央里が高木に声を掛けドアを開けようとした。 「キャァ〜ッ！」 内側から高木が先にドアを開いたのだ。 紗央里は勢いのまま浴室の中に入ってバランスを失い、高木の身体に受け止められた。 （危ない！エッ、うわっ！凄い････） 目の前には逞しい高木の肉棒があった。 紗央里は夫以外の肉棒を目の当たりにして慌て、自分の乳房が掴まれていることさえ分からなかった。 「奥さん、大丈夫ですか？」 高木は豊かな乳房を掴んで紗央里を抱き起こした。 「はぁぁ、大丈夫よ！ゴメンなさいネ。コレを････」 紗央里は持っていたボディシャンプーを高木に渡した。 「あぁ、奥さん、びしょ濡れですよ」 高木は紗央里が浴室の床や自分の濡れた身体で紗央里のガウンやパジャマが濡れていることに気づいた。 「アッ、本当だわ」 「それにボディシャンプーが････胸の辺りに････」 高木は恥ずかしそうに紗央里の乳房を指差した。 「アッ････」 紗央里は高木に乳房を見られポッと身体を火照らせた。 （だけど････わたしも高木さんのオチ●チ●を････） 「それに、僕の裸も奥さんにしっかり見られちゃいましたネ！奥さんも洗い流した方がいいですよ」 高木は自分の肉棒を紗央里に誇示するように紗央里に言った。 （この空気は････） 紗央里は今までに夫を裏切ることを考えたこともなく、貞操観念は強いほうだと思っていた。 （だけど････この間の地下鉄での痴漢は････） 自分の中で何かが変わっている気がした。 「うふっ、ダメよ！高木さんと一緒なんて････主人に知られたら大変だわ！」 「部長は起きないのでしょう？それに、洗うだけで何もなければ構わないと思いますが････それとも、何かあるのですか？」 紗央里は高木の言葉にさらに身体が火照るのを感じた。 （自意識過剰かな？････） 高木は紗央里を抱き起こして立たせていた。 「僕の後じゃ、ますます寝るのが遅くなりますよ」 高木は紗央里を立たせてシャワーの前に移動した。 （高木さん････わたしって魅力ないみたい････） あまり反応の無い高木に気落ちした紗央里は、脱衣室に出た。 （どうしよう････？このままじゃ、眠れないし････） 紗央里は濡れたガウンやパジャマを脱ぎ、自分の裸体を洗面台の鏡に映して見た。 （もう魅力無いのかな？オンナとしてのわたしはこれからだと思っていたのに････） 紗央里が自分の裸体を見直していた時、浴室から高木の声がした。 「奥さん、風邪引きますよ！」 「エッ、はい〜」 思わず返事をした紗央里は、その勢いで浴室の中に入った。 高木の視線を感じていたが、紗央里は何でもない顔をしてシャワーを浴び始めた。 「本当に奥さんて魅力的ですネ！部長が羨ましいですよ！ 100年経っても奥さんは素敵だと思いますよ」 大袈裟な高木に紗央里は少し気が楽になった。 「もぅ〜高木さん、営業の社交辞令は結構ですよ！」 高木が紗央里の傍まで寄って来た。 「僕に洗わせてください」 高木は手にボディシャンプーを泡立たせた。 「エッ！いいわ、自分で････」 紗央里の視線の先には、さっき見た時より遥かに大きくなった肉棒があった。 （ウワッ！す、凄い！アレって、まだ勃起してなかったの？） 戸惑う紗央里の肩や項を高木は優しく洗い始めた。 「ダメよ」 「洗うだけですよ！後で僕のも洗ってくれればいいですし」 高木の勝手な理屈だった。 紗央里は身体が悦んでいる気がした。 「ほ、本当に洗うだけですよ････」 高木の手は紗央里の背中からお尻の柔肉に移動し、指先が這うように動いた。 「アッ！････ダメッ」 紗央里の身体がピクンと反応した。 「奥さんの身体はさっき見た時、魅力的だと思いましたが、こうして洗っていると、肌の良さや艶が素晴らしいですね」 高木の言葉はお世辞ではなく本音だった。 「そうじゃなくて････洗うんでしょ？」 紗央里は身体を捩って高木に言った。 「あぁ、今度は前ですね！」 身体を捩った紗央里の前面を自分の方に向けた。 「本当に素敵ですね！」 高木は感動したような顔で乳房を優しく揉むように洗い始めた。 「高木さん････」 紗央里は夫より逞しく勃起した肉棒と、アメフトで鍛えた筋肉に目を奪われていた。 高木はそのまま乳首を擦りながら淫部に手を伸ばした。 「奥さんのココ、ボディシャンプーですか？ヌルヌルしてますが････」 紗央里は濡れた淫唇をなぞられ腰を引いた。 「あぁん、ダメよ、ソコは････」 高木は淫部以外の紗央里の身体を擦るように洗い、シャワーを弱くして淫部に掛け始めた。 「じゃぁ、シャワーで洗いましょう」 紗央里は身体を小刻みに震わせた。 「シャワーでもダメなら････」 高木は紗央里の前に屈み、お尻を抱えるようにして紗央里の淫部に顔を埋め舐め始めた。 「た、高木さん････」 紗央里は高木から離れようとしたが、お尻の柔肉を抱え込まれ身動きできなくなっていた。 「ダメですよ、奥さん。それ以上動いたら、キレイに出来ないじゃないですか！」 高木は紗央里の淫唇を舐め回し、クリトリスを舐めながら紗央里のお尻の柔肉を擦り始めた。 「アッ、アッ、ダ、ダメッ････ハァッ、イッ、イィッ････」 高木は紗央里が喘ぐ顔を時々見遣りながら、舌と指で紗央里の淫部を弄り回した。 「アァッ、あぁ〜あぁ〜アアアッ････あ、はぁぁ、はぁっ････」 紗央里は久し振りの淫悦に無我夢中になっていった。 「あぁ〜あぁ〜アアアッ！」 高木の指が紗央里のお尻の柔肉を這いまわり、谷間の小さく萎んだ淫蕾を擽り、その心地良い快感に身体を震わせ淫声を上げた。 「奥さん、かなりキレイになりましたよ。今度は僕のも洗ってもらえますか？」 紗央里は大きく呼吸を乱しながらも、高木の厚い胸や引き締まった腹部などを順に洗い、股間から勢いを増して昂り起った肉棒や玉袋を優しくボディシャンプーを泡立たせた手と指で洗い続けた。 （うっ････あ、イィッ！奥さん、部長が忙しくて、かなり････） 高木はシャワーの湯を自分の肉棒や玉袋にかけた。 「本当に逞しいのネ！もっとキレイにしたい？」 紗央里の瞳には恥らう色は消え淫らな色が見えた。 「奥さんのしたいように････」 高木の言葉を待っていたように、紗央里は夫より逞しく自分を求めてくれる高木の肉棒を掴み、玉袋から肉茎の裏側を舌先でゆっくり舐め上げた。 （僕のモノを味わってるみたいだ････） 高木は自分の肉棒を舐めあ回す紗央里の表情を見ながら悦び、妖麗な人妻の割り切った淫らな美しさを感じていた。 「お互いのモノを擦り合わせて最後にしませんか？」 紗央里は嬉しそうに微笑み、壁に手を着いて両脚を開き滑らかなラインを描くお尻を突き出し、高木の肉棒を掴んで自分の淫壷に誘った。 高木は紗央里のたわわに膨らんだ乳房を掴み、紗央里の淫壷の深いところまで肉棒をゆっくり圧し込み、サッと素早く淫壷の入口まで引いた。 「アッ！････あぁぁぁ、ハァアッ････」 紗央里は淫壷の中の肉襞を逞しい肉棒で擦られ淫悦に震えた。 さらにお尻を高木の股間に強く圧し付け、肉棒の肉感を淫壷全体で感じているようだった。 高木も紗央里の動きに合わせ淫壷の感触を楽しみ、次第に腰の動きを早め変化をつけていった。 「ああぁ〜〜あぁぁ〜〜あぁぁああああ〜〜〜〜〜〜ハァアッ････アッ、イイッ、イィ〜〜っ、アッ････イッ、イッ、イッ、くぅぅぅぅ〜〜〜〜〜」 紗央里の括約筋が激しく収縮を始めた。 「奥さん、凄くイィ････」 高木は紗央里の淫壷が悦ぶのを肉棒で感じ、しばらくジッとしていたが、挿入の深さと圧し擦る箇所を変え再び腰を繰り出し始めた。 「ぅぁあああっ、高木さん、凄ぃ････アッ、アッ、ダメ、また････アッ、イクッ、イクぅぅぅ〜〜〜」 紗央里は続けざまに昇りつめ淫悦に震えた。 すぐ近くの部屋には夫が眠っていたのだが、紗央里は高木の逞しさに夢中になり淫交を続けた。 高木もいろんな快感を求めてくる紗央里に望外の喜びを感じ、バスタブの中や壁面を使って紗央里を責め続け、淫猥に交わるふたりの姿態を鏡に映し見ながら興奮した。 翌日、休日の遅い朝を迎えた折原ら３人は、リビングで朝食を摂りながら談笑していた。 だがテーブルの下では、紗央里の足先が高木の股間の肉棒を弄り、それに応えて高木の足先が紗央里の淫部を探っていた････。 |
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| 2012.3.3掲載 |
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